誰か声が聞こえる、辺りは真っ暗なのに……。
『卑怯だ、あなたたちは! そして、この艦には
『気持ちだけで…… いったい何が守れるっていうんだっ!!』
『僕は……僕は……! 殺したくなんかないのにィィィ!』
『力だけが僕の全てじゃない!』
今度は違う声が聞こえる。
『言ったはずだぞ! 戦争に明確な終わりのルールなどないと!!』
『戦うしかなかろう!お互いに敵である限り!どちらが滅びるまでなァ!!』
まただ、今度違う人の声だ……。
『なんでこんなことを……。また戦争がしたいのか、あんた達は!?』
『どうしてこんな事を……そんなに殺したいのか!?』
『アンタは俺が撃つ、今日……ここで!!』
雷真「ん、ん~。今の夢の声は確か……」
俺は今さっき見ていた夢の声が昔の戦友たちの声に似ていたことで考えていた。すると……。
???「雷真、起きてる?入るわよ?」
雷真「おい、刀奈。俺が返事をする前に部屋に入ってくるな」
刀奈「今さら何を言ってるのよ。それに簪ちゃんの美味しい朝ごはんが待ってるわよ」
雷真「今日は簪の当番か……」
刀奈「そうよ。だから早く制服に着替えて朝ごはんを食べるわよ」
雷真「へ~い」
そう返事をすると刀奈は部屋を出ていき下に降りる。
雷真「もう、あれから半年か……」
そう、俺は過去に行方不明と言うより異世界転移をしたらしく、こっちでは俺は二年間も行方不明になっていたらしい。実際のところ俺は、戦争のある世界でデカイロボットに乗って四年間も戦っていたのだ。
雷真「よし、行きますか」
俺はとある学園の制服に着替えて刀奈とその双子の妹の簪がいるリビングに向かう。
「「いただきます!」」
三人でごはん前の挨拶をして、簪特製の朝食を食べる。
刀奈「ああ、そうそう。雷真」
雷真「ん、なんだ刀奈?」
刀奈「アナタのIS学園への入学はイレギュラーだから、最初に職員室に来てほしいって担当の人から通知が来てるわよ?」
雷真「はぁ?俺、それ知らないんだけど?」
簪「だって雷真……部屋に籠って機械を弄ってたじゃん」
雷真「いや簪、あれはパソコンの調子が悪くてだな……」
刀奈「そんなことは、どうでもいいから。私は
ちゃんと伝えたわよ」
雷真「わかったよ……」
刀奈「それと、綺麗な先生に手を出したらわかってるわよね?」クロイエガオ
雷真「わ、わかってるから。そんな目をしないでくれよ刀奈……」ダラダラ
「「ご馳走さまでした!」」
俺たちは朝食を食べ終わったあと、それぞれの食器を流しに持っていき洗ってから、最後の準備をして、玄関に向かう。
更識父「ああ、雷真君。ちょっと待ってくれ」
雷真「なんですかお義父さん」
俺は刀奈と婚約しているので現当主の楯無さんは、俺の義理の父親になる。
更識父「何、刀奈と簪のことを頼んだよ、と言いたかっただけだよ」
雷真「わかってます」
「「それじゃあ、行ってきます!」」
更識父「気をつけて行ってくるんだよ」
俺たちはお義父さんに見送られ、玄関を出るとすぐにあるバトルが勃発した。
刀奈「さぁ、簪ちゃん。今回もやるわよ」
簪「うん。今回は負けないよ、お姉ちゃん」
「「最初は、グー、ジャンケン、ポン!」」
刀奈「やったー、またお姉ちゃんの勝ち!」
簪「また負けた……」
二人は俺のバイクの後部座席をかけた勝負をしていたみたいだ。
雷真「ドンマイ、簪。また今度、乗っけてやるから、な?」
簪「うん……」
刀奈「あっ、ズルい!私も私もー!!」
雷真「わかったから、わかったから、それよかホレ!」
俺は刀奈にバイクのヘルメットを投げ渡した。
刀奈「ありがとう、雷真」
それを受け取った刀奈はヘルメットをかぶり、バイクの後部座席に座る。
雷真「それじゃ、簪。先に行ってるからな?」
簪「うん、私もすぐに行くから」
雷真「了解。刀奈、しっかりと掴まってろよ?」
刀奈「わかったわ」
俺は自分のバイクである。【ビートチェイサー2000】のエンジンを入れて、IS学園に向かう。それと俺のバイクが何故、ビートチェイサーなのかは、子供のころに借りて見た、仮面ライダーのアニメのバイクで一番こいつがカッコいいからである、また子供のころにお義父さんにねだったらそれを複製させるのと改造で約三年かけて作ってくれたらしい。マジで感謝しても仕切れないぜ……。
雷真「着いたぞ、刀奈」
刀奈「ありがとう、雷真。私は先に行ってるから、また後でね」
雷真「ああ、また後でな。(早く、俺も職員室に行こう。周りの女子から見られてるし)」
俺は刀奈をバイクから降ろして、とっとと職員室に向かうことにした。
雷真「失礼しまーす。今回、二人目の男性IS操縦者になった。黒牙雷真です。担当の方はいらっしゃいますか?」
俺が職員室の中でそう尋ねると一人の女性が俺の前にきた。
???「その担当者は私だ。名前は織斑千冬。お前の
担任だ」
へぇ~、織斑先生ね。……って、ええええ!?
あの最強のブリュンヒルデ!?それにこの人の立ち位置は……
雷真「織斑先生。失礼ですが、過去に軍か何かにいましたか?」
千冬「ああ、一年ほどドイツにな。それにしても、よくわかったな」
雷真「いえ、ただ軍人独特の立ち位置と立ち方をしていたので」
千冬「ほう、黒牙の両親は軍人なのか?」
雷真「いえ、自分の両親は、自分が3歳のころに自分を捨て消息を断ったので……」
千冬「すまない。辛い話しをさせた」
雷真「大丈夫です。今は新しい家族と婚約者もいますから」
千冬「そうか。それと私も弟とともに実の両親に捨てられた人間だ」
雷真「そうですか……」
千冬「それでは、教室に向かうぞ」
雷真「は、はい!」
それからは、織斑先生に付いていき教室前になると。
千冬「お前は少しここで待っていろ、私が呼んだら入ってこい」
雷真「わかりました」
俺の返事を聞いた織斑先生は教室に入っていくと
もう一人の男性IS操縦者が自己紹介をしている最中らしい。それとここからでも聞こえるが多分、黒板の近くにいる女性が副担任の先生だ。
???「織斑一夏です。よろしくお願いします。以上です」
すると女子たちは何かを期待してたのかズッコける音がこちらまで聞こえた。
一夏「えっ?駄目でした?」
織斑とか言う男子が残念な自己紹介をしたら織斑先生がそいつに拳骨をおとした。
一夏「痛ってえええ、げっ!千冬姉!」
織斑が先生をそう呼ぶとまた拳骨が降りおりた。
千冬「学校では織斑先生だ」
山田「先生、もう会議は終わられたんですか?」
千冬「ああ、山田君。クラスへの挨拶を押し付けて悪かったな」
千冬「諸君、私が担任の織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物にするのが仕事だ」
織斑先生がクラスの中で、そう自己紹介をすると
女子たちの黄色い歓声が響く。
女子「「キャアアアアア!!」」
女子「千冬様、本物の千冬様よ!!」
女子「私、お姉様に憧れて、この学園に来たんです。北九州から」
俺は教室の外から、こう思った。
雷真「……。(おい、マジか……。こいつらはISが兵器だと言うことを理解しているのか?)」
千冬「はぁ~、よくもまぁ毎年、これだけバカどもが集まることだ。私のところだけに集まるようにしているのか?」
女子「千冬様、私をもっと叱って罵って!」
女子「時には優しくして!」
最後の女子の話を聞いて…………。
雷真「変態しか、ここにはいないのかよ?」
千冬「で、まともに挨拶も満足に出来んのか、お前は?」
一夏「いや、千冬姉、俺は……」
織斑が先生のことを千冬姉と呼ぶと、また凄い音が聞こえてきた。
雷真「やはり、姉弟か」
千冬「織斑先生と呼べ」
一夏「はい、織斑先生……」
千冬「あっ、それともう一人、このクラスに男子が入る」
みんな「えええええ!!」
千冬「入ってこい!」
俺は呼ばれたので教室に入り自己紹介をする、
雷真「え~、黒牙雷真です。趣味は機械弄りと青空と海の観察、他には多少ですがピアノができます。それと、そこの更識刀奈さんと自分は婚約しています。三年間、よろしく」
千冬「多少いらない部分もあったが自己紹介とは、ああやってするものだ。わかったな、織斑」
一夏「は、はい」
千冬「それでは、これから授業を始めるぞ」
それからは山田先生が主体の授業が始まった。
山田「皆さんも知っている通り、ISの正式名称は『インフィニット・ストラトス』、日本で開発されたマルチフォームスーツです。10年前に開発された。当初は宇宙空間での活動が想定されていましたが、現在は停滞中です。アラスカ条約によって軍事利用は禁止されているので、今ではもっぱら競技種目、スポーツとして利用されていますね。そして、このIS学園は世界で唯一のIS操縦者育成を目的とした教育機関です。」
山田「世界中から大勢の生徒が集まって操縦者になるために日々努力しています。様々な国の若者たちが自分たちの技術向上をさせようとしているんです。では、今日から三年間、しっかり勉強をしましょうね」
「「「「「はい!」」」」
雷真「俺はただ、のんびりとした戦争の無い世界であれば構わないよ」ボソッ
休み時間になると、やはりと言うべきか周りが五月蝿いのである。なので、俺はスマホでメモデフをやっていた。すると織斑がこちらにやってきた。
一夏「なあ、黒牙。お互いにこの学園で数少ない男子同士だから仲良くしてくれないか?」
雷真「いいぜ。それと俺は雷真で構わない。代わりに一夏と呼ばせてもらう」
一夏「ああ。よろしくな雷真」
雷真「ああ、よろしくな一夏」
俺と一夏は互いに握手をした。それを見ていたのか一人の女子がこちらに寄ってきた。
???「すまない、一夏を借りていいか?」
雷真「えっ?一夏、こちらさんは?」
一夏「ああ、俺の幼馴染で篠ノ之箒だ」
雷真「そうか、俺は黒牙雷真だ。よろしくな篠ノ之」
箒「箒でいい。名字で呼ばれるのは、あまり好かないんだ」
雷真「そうだな、姉がISの産みの親でも、妹のお前さんには関係ないもんな。よし、わかった箒。俺も雷真で構わないぜ」
箒「そうか、ならそう呼ばせてもらう」
雷真「ああ、よろしくな箒」
俺は箒と握手する。
雷真「それと一夏に用があるんだろ?」
箒「ああ、一夏、付いてきてくれ」
一夏「わかった。雷真、また後でな」
雷真「おう、また後でな」
俺は一夏に手を振り見送る。
???「ライライは相変わらず、すぐに友達をつくるね。それも男女構わず」
???「本当にね」
雷真「そうか?俺はそんなこと考えたこともないぞ?本音、刀奈」
刀奈「そうよ。行方不明からたった半年で足らずで友達とか普通はできないわよ」
本音「まあ~、ライライだからね~」
雷真「おい、本音。それは褒め言葉なのか?」
本音「誉めてるよ~」
本音「一応は」ボソッ
雷真「本音、最後の言葉は聞こえてるからな。お前のお菓子を簪に頼んで没収してもいいし。俺の手作りお菓子を無くしてもいいんだぞ?」
本音「そんな殺生な~!」
雷真「そろそろ次の授業が始まるぞ、戻れ」
二限の授業が始まると一夏は、なんか頭を抱えていた。
山田「では、ここまでで質問がある人?」
一夏「…………」
雷真「大丈夫か?一夏の奴」
山田「織斑君、何かありますか?」
一夏「グアッ!!え、えっと……」
山田「質問があったら聞いてくださいね、何せ私先生ですから」ニコ
すると一夏は手をあげた。
一夏「先生……」
山田「はい、織斑君」
一夏「ほとんど全部わかりません」
山田「えっ、全部ですか……」
山田先生は一夏の言葉を聞いて困惑していた。
山田「今の段階でわからないっていう人はどのくらい居ますか?」
俺も含めて誰も手をあげない。
千冬「黒牙、お前は理解しているのか?」
黒牙「多少はわかりませんが、今のところは配布された参考本に載っていたので理解できています。また刀奈さんに手伝ってもらい。3日で半分暗記しました」
千冬「そうか、わかった。織斑、入学前の参考書は読んだか?」
一夏「え~、あっ!あの分厚いやつですか?」
千冬「そうだ。必読と書いてあったはずだが」
一夏「あ……間違えて捨てました」
一夏がそう答えると織斑先生は手に持っていた。
出席簿で顔面をぶっ叩いた。
千冬「あとで再発行してやるから一週間以内に覚えろ」
雷真「一週間も猶予を与えるなんて、織斑先生は優しいな」
雷真の考えはコーディネイターたちによって変化しているため異常である。
一夏「いや、一週間であの厚さはちょっと……」
千冬「やれと言っている。それと黒牙、貴様の中では私は何日間猶予を与えると思っていた」
雷真「はい、最低でも1日、長くても4日です」
千冬「貴様はそれができるのか?」
雷真「暗記をするに関しては1日あれば」
千冬「更識、こいつが言っているのは本当か?」
刀奈「それが事実なので、私も困っています」
千冬「そうか」
それなら滞りなく授業は進み休み時間になる。
雷真「一夏、大丈夫か?特に頭」
一夏「大丈夫じゃ……ない」
雷真「だろうな」
???「ちょっとよろしくて?」
一夏「あ?」
雷真「ん?」
???「まー!何ですの、そのお返事!私に話かけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるのではないかしら?」
一夏「悪いな。俺、君が誰だか知らないし」
雷真「同じく、なんせ行方不明からまだ半年しか経ってないんでね」
一夏「えっ、雷真、お前、行方不明になってたのか!?」
雷真「ああ、約二年ほどな。気づいたら刀奈の家の庭に倒れてたらしいしな」
???「そちらの方は仕方ないですが。貴方はこの私セシリア・オルコットを知らない?イギリス代表候補生で、入試主席のこの私を!?」
一夏「あっ、質問いいか?」
セシリア「フンッ、下々者の要求に応えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」
一夏「代表候補生ってなに?」
それを聞いた俺を含めた生徒はギャグマンガのようにズッコけた。
一夏「あ?」
セシリア「信じられませんわ!日本の男性というのはこれほど知識が乏しい者なのかしら、常識ですわよ、常識」
雷真「すまない、オルコット。多分、こいつだけだと思う。それにさっき一限の時に織斑先生から参考書を捨てて鉄拳をくらうほどだ」
セシリア「そうでしたわね。はぁ……」
一夏「で、代表候補生って?」
雷真「一夏。代表候補生とは字の如くだ。簡単に言えばオリンピック選手のIS版でエリートってことだよ」
セシリア「そう、エリートなのですわ!本来なら私のような選ばれた人間とクラスを同じくするというだけでも奇跡、幸運なのよ。その現実をもっと理解していただける?」
一夏「そうか、それはラッキーだ」
セシリア「バカにしていますの?」
一夏「お前が幸運だって言ったんじゃないか」
セシリア「それに何も知らない癖によくこの学園に入れましたわね。ただ男性でISを操縦できると聞いていましたが期待外れですわね」
一夏「俺に何か期待されても困るんだが」
セシリア「まー、でも、私は優秀ですから貴殿方のような人間にも優しくしてあげますわよ?わからないことがあれば……。まぁ、泣いて頼まれれば教えて差し上げてもよくってよ?何せ、私は入試で唯一教官を倒した、エリート中のエリートですから!」
一夏「あれ?俺も倒したぞ教官」
セシリア「はぁぁあ!?」
一夏「倒したっていうか……。いきなり突っ込んで来たのを躱わしたら、壁にぶつかってそのまま動かなくなったんだけど」
セシリア「私だけと聞きましたわ」
一夏「女子ではってオチじゃないのか?」
セシリア「貴方!貴方も教官を倒したって言うの!!」
オルコットはあまりのことに勢いよく一夏に詰め寄る
一夏「えっと……落ち着けよ、なあ?」
セシリア「こ、これが落ち着いてなんていられま……」
オルコットが言い切る前にチャイムが鳴った。
セシリア「話しの続きは、また改めて。よろしいですわね」
とオルコットは一夏に指差しをしてから自分の席に戻っていった。
雷真「途中から空気になってたな……俺」
それから授業は終わり、俺はこの学園でどこか落ち着ける場所を探していると屋上にきていた。
雷真「これくらいなら登れそうだな」
俺はすこし助走をつけて屋上への入り口の上に登り寝転がる。
雷真「風が気持ちいいなあ~」
俺はその気持ち良さに、うつらうつらしているとケータイが震えたためケータイを確認すると刀奈からメールだ。
『雷真へ
今どこにいるの?山田先生から雷真の部屋のこと説明を代わりに受けたから、◯◯◯◯室に来なさい。そこで簡単に説明するから。
刀奈より』
雷真「なんか呼ばれたし行くか」
すぐに屋上の入り口から飛び降りて刀奈のいる学生寮の指定された部屋に向かう。
雷真「お~い、刀奈。着いたから開けてくれ~」
俺が部屋の前でそう叫ぶがドアが開く気配がない。
雷真「はぁ……、またあれをやる気か……。仕方がない。刀奈、勝手にはいるぞ!」
俺は部屋のドアを開け中に入ると……。
刀奈「わたしにします?わたしにします?それともわ・た・し?」
雷真「いいから服を着ろい!!」
俺は部屋の前で上着を脱いでから部屋に入ったので裸エプロンならぬ下着エプロンをしているであろうバカに上着を投げ付ける。
刀奈「きゃっ!?いきなり何をするのよ!」
雷真「アホか!お前は、そんな格好で何をしてんだよ!!」
刀奈「ナニなんて、雷真のエッチ♥️」
雷真「あ“あ“あ“あ“あ“!!そうじゃなくて、そんな格好を一夏に見られたらどうすんだよ!!」
刀奈「ああ、それなら大丈夫よ。なんせ彼の部屋は私と貴方の相部屋から離れているもの」
雷真「そうか……ん?今、聞き捨てならないことを聞いたが?」
刀奈「あっ、そうそう山田先生から私と雷真でこの部屋を使うようにだって」
雷真「普通は俺と一夏が相部屋じゃないのか?」
刀奈「元々、二人ともイレギュラーだから部屋割りが決まってなかった雷真は生徒会長権限で私のルームメートにしたのよ」
雷真「話は理解した。それと、早々に生徒会長になったのかよ」
刀奈「えっへん!」
刀奈は扇子を出して口元を隠しなから、バッと開くと扇子には『強靭!無敵!最強!』と書かれていた。
おい。お前はどこぞの社長か?刀奈よ……。
雷真「とりあえずは服を着ろ、それから簪に本音、あと虚を呼んで飯にしようぜ」
刀奈「そうね、入学祝いだからパーティーでもしましょうか」
雷真「そうだな」
それから俺たちは簪、本音、虚と合流して夕食を食べて各自の部屋に戻ったのだが、なにやら一夏と箒の様子が険悪ムードであった。
▽▲▽
翌日の授業になると……。
千冬「これより、再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決める。クラス代表者とは、対抗戦だけでなく、生徒会の会議や委員会への出席など、まぁクラス主と考えてもらっていい。自薦他薦は問わない。誰かいないか?」
それを聞いた女子たちは……。
女子1「はい、織斑君を推薦します」
女子2「私もそれがいいと思います」
一夏「え!!」
女子3「なら私は黒牙君を推薦します」
女子4「私も」
雷真「はぁ~、また厄介なことに巻き込まれた」
千冬「他にはいないのか?いないなら織斑と黒牙の内の一人に絞るが?」
一夏「ちょ、ちょっと待った!俺はそんなのやら「納得がいきませんわ!」……」
セシリア「そのような選出に認められません!男がクラス代表だなんていい恥晒しですわ!この、セシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間も味わえと、そうおっしゃるのですか?だいたい、文化として後進的な国で暮らさなければならないことじたい、私にとっては耐え難い苦痛で」
一夏「イギリスだってたいしたお国自慢ないだろ!世界一不味い料理で何年覇者だよ!」
セシリア「フンッ、美味しい料理は沢山ありますわ!貴方、私の祖国を侮辱しますの!」
雷真「お前等、すこし落ち着けよ」
一夏「雷真……」
セシリア「貴方……」
雷真「今回は互いに悪い。こんな子供みたいなケンカをして、二人は高校生になっても恥ずかしくないのかよ?」
一夏「くっ!」
セシリア「五月蝿いですわ!貴方のようにそこの女とヘラヘラとこの学園にいることすら腹立たしいのに!」
オルコットは刀奈を指で示しながら言い切った。
その時、俺の頭の中でスイッチが入った気がした
雷真「ふざけるのもいい加減にしやがれ小娘が。お前はイギリス代表候補だったな」
セシリア「それがなんですの?」
雷真「さっきの発言を全てボイスレコーダーに録音してある。それをイギリス政府と日本政府に渡したらどうなるんだろうな?」
セシリア「貴方、何を……」
雷真「まぁ、100%代表候補からの除名だな。それと悪く行けば、イギリスと日本の戦争だな、こりゃ」
それを聞いたオルコットは顔が青ざめる。
雷真「さあ、どうする?セシリア・オルコット」
それを聞いたオルコットは頭にきたのか、こう発言した。
セシリア「決闘ですわ!」
一夏「ああ、いいぜ四の五の言うよりはいいぜ!」
雷真「いいだろ。オルコット、お前に戦争の恐怖を教えてやるよ」
セシリア「わざと負けたりしたら私の小間使い。いえ、奴隷にしますわよ」
一夏「ハンデはどのくらいつける?」
セシリア「は?あら、さっそくお願いかしら?」
一夏「いや、俺がどのくらいハンデをつけたらいいのかな~と」
それを聞いた、刀奈と本音と箒以外の女子が笑いはじめる。
女子「男が女より強かったのはISができる前の話だよ」
雷真「そんなにおかしいか?」
女子「え?」
雷真「だってそうだろ、今はもう女子だけじゃない。現に俺と一夏がISを使えるのがいい例だ。それにISの絶対防御は、あれは完全に全てを防げる訳じゃないぞ。対物ライフルや核なんかだったら数発撃ってシールドエネルギーを完全に削り切れば操縦者は確実に死ぬぞ?他にはISが起動する前に操縦者を殺せばいいだけの話だ?間違ってないだろ?」
女子「それは……」
女子はそれを聞いて何も言えなくなった。そんな中、オルコットが口を開く。
セシリア「むしろ、私がハンデを付けなくていいのか迷うくらいですわ?」
雷真「俺はいらない。なんせ戦争で敵に情けをかければ、こちらが命取りだ」
一夏「俺もなくていい」
千冬「話は纏まったな。それでは、勝負は次の月曜、第三アリーナで行う。織斑、黒牙、オルコットはそれぞれ準備をしておくように」
こうして、俺のこっちでの初戦闘が決まった。
アヴァロン・フリーダムのビーム兵器を実技演習の授業でも使用するかについて
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アヴァロン・フリーダムの使用禁止
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アヴァロン・フリーダム ビーム兵器の禁止
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別機体のビーム兵器を使用
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別の機体を使う
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雷真は見学