一夏がグラウンドに穴をあけた、後はスムーズに午前の授業が終わり。お昼は刀奈の手作り弁当を食べ、午後の授業も終了。そして、今は刀奈とアリーナで模擬戦をしている。ちなみに装備はエールだ。
刀奈「ヤアアアッ!!」
刀奈は自分の専用機である
刀奈「なっ!?」
刀奈「だったら、これでどう!」
刀奈は蛇腹剣を自分の頭上でグルグルと回し始めた
雷真「ん?あれは……渦潮か!?」
刀奈「そうよ。
蛇腹剣のよりグルグルと回転をさせたアクア・ナノマシンの渦潮を独楽のように飛ばしてくる。
雷真「エールじゃ分が悪い。あまり人に向けて使いたくないが仕方ない」
エールのスラスターで距離取り、バックパックをエールからランチャーに換装し、アグニの照準をギリギリ刀奈に当たらないようにして渦潮に合わせ、放つ。威力は二割。
刀奈「……」ニヤリ
雷真「ッ!?」
アグニで渦潮を霧散させたことで刀奈がニヤリと笑った気がした。
刀奈「ねえ、雷真」
雷真「なんだ?」
刀奈「少し空気が熱くないかしら?」
雷真「そんなことは…………ッ!?。まさか!」
雷真の頭には3つの単語が浮かんだ。水、熱、空気。
普通はその3つが浮かべは水蒸気と考える人が大半だろうが。IS戦闘はダメージを与えることが当たり前なので、水蒸気で相手にダメージを与えられるとしたら、一つだけだ。それは『水蒸気爆発』。
刀奈「喰らいなさい、
アリーナ内に【ドガーン!】と盛大な爆発と爆煙が舞う。次第に爆煙か止んで行く。しかし、刀奈が
刀奈「い、いない!?」
刀奈は雷真がいないことに驚き辺りを見渡すが雷真の姿は見えない。すると直ぐにハイパーセンサーにより、ロックオンをされている危険アラームが鳴る
刀奈「何処から!?」
再度、辺り見渡す。すると上の方で何かがキラリと光るのが見えた。それを頼りに頭上を見ると右手でビームライフルのメイングリプを持ち、左手でフォアグリプを横にして照準を安定させて、こちらを狙らう、雷真が駆るエールストライクがいた。
刀奈「でも、どうやって
刀奈は今だに雷真が
刀奈「なるほど、シールドで防いでその勢いで私の上に…………。やるわね」
雷真の策のタネがわかると雷真はビームライフルを撃ってくる。刀奈はそれを回避する。回避できないものはアクア・ナノマシンで威力を軽減させて、またアクア・ナノマシンを纏わせた蛇腹剣で弾いていく。(ビーム兵器は威力を落としてます)
雷真「流石は刀奈。やるな、けど!」
雷真はバックパックをエールから、まさかのオオトリに換装する。そのまま、小型ミサイルを放つ
刀奈「次はミサイル!?」
しかし雷真は刀奈のアクア・ナノマシンに当たる直前にビームライフルで誘爆させ、煙幕を張る。
刀奈「ミサイルを煙幕に?」
刀奈が雷真がミサイルで煙幕を張ったことに疑問を抱いた。次の瞬間、煙幕の向こう側からビームとレールガンの嵐が刀奈を襲う。
あまりの砲撃の数に刀奈は対象しきれずに被弾する。
刀奈「きゃああああ!!」
これにより、
▽▲▽
模擬戦が終了した後。雷真と刀奈は隣合わせで座り、スポーツドリンクを飲みながら、さっきほどの模擬戦の反省会をしている。
刀奈「あああああ、悔しいいいい!」
雷真「そう言うなよ」
刀奈「だって、私は一応生徒会長よ?なのに、負けるだなんて」
雷真「ビーム兵器に換装システムを扱う俺に、初戦であそこまで攻めたんだ。誇ってもいい気がするけどな?」
刀奈「それでも、悔しいものは悔しいの!!」
雷真「はいはい。刀奈は昔から負けず嫌いだもんな」
刀奈「なによ!」プクー
雷真「膨れても可愛いのは変わらないぞ?」
刀奈「…………バカ。//////」
反省会も終えて更衣室で交互に着替えて、アリーナを出ると本音がこちらに向かってきた
本音「お嬢様にライライ」フリフリ
雷真「どうした?」
本音「この後クラスの皆で、おりむ~のクラス代表就任のお祝いをするんだけど、二人も参加するでしょ?」
刀奈「そうね……。なら、参加しようかしら」
雷真「俺も腹が減ったし少し参加しようかな」
本音「少し?」
雷真「ああ。ある程度、食べ物を食べたら整備室に行こうと思ってな。ストライクの武装を少しいじろうと思ってるんだ」
刀奈「ねぇ、雷真」
雷真「なんだ?」
刀奈「なんで、貴方はクラス代表に成らなかったの?」
雷真「そんなの決まってるだろ?俺は刀奈の居る生徒会に入るからだよ」
刀奈「そんなこと言って。本当は面倒だからじゃ、ないわね?」
雷真「な、ナンノコトデセウカ」
刀奈「まあ、今回は生徒会に入ることで見逃してあげるわ」
雷真「サンキュー」
刀奈「ただし、雷真には副会長に就任してもらうわよ?」
雷真「はあ!?書記とか庶務じゃないのか?」
刀奈「だって、私の未来の旦那様なら副会長くらいやってもらわないとね♪」
雷真「はぁ~。まあ、クラス代表よりかはましか」
模擬戦が終わり一度部屋に戻った後、一年一組の生徒で一夏のクラス代表のお祝いパーティーをするために食堂に来ている。
「織斑くん。クラス代表決定、おめでとう!」
それを合図にクラスの女子たちがクラッカーを鳴らす。
「「「「おめでとう!」」」」
一夏「なんで、俺がクラス代表なんだよ?」
セシリア「それは、わたくしが辞退したからですわ」
一夏「なら、雷真!お前はどうなんだよ?お前は俺とセシリアに勝ったじゃないか!」
一夏は食堂の端っこで刀奈、本音と適当に料理を取り、今まさにフライドチキンを口にしようとしていた雷真に近づいて問い詰めた。
雷真「あ?そんなの辞退するに決まってるだろ?あの時、言い忘れてたが俺のISである、ストライクは実弾や実剣の攻撃を無効化できる装甲だぞ?そんなのでクラス対抗に出てみろ。如何様だ、何だと言われかねないぞ?」
一夏「そ、それは……」
雷真「それに、お前は『守る』んじゃないのか?」
一夏「ッ!?」
雷真「なら、クラス代表になって強い奴と刀を交えて強くなるしかないだろう。そうだろう、一夏?」
一夏「そうだな……。うん!雷真のおかげで目が覚めた。サンキュー、雷真」
雷真「気にするな。友達だろ?それに俺も守りたい者があるからな」
そう言って雷真は隣に座ってスイーツを美味しそうに食べている刀奈を見つめた。
一夏「なるほど、雷真にも守りたいものがあるんだな」
一夏は強い意思を宿した雷真の瞳を見て。自分も今よりも、もっと強くならないと、と思い雷真にある提案をする。
一夏「なあ、雷真」
雷真「今度はなんだ?」
一夏「明日から俺を鍛えてくれないか?」
雷真「はあ?」
一夏「なあ、頼むよ!」
一夏は頭を下げて、頭の上で両手を合わせお願いのポーズを取る。
雷真「刀奈、どうする?」
刀奈「
刀奈は雷真お手製のシュークリームを口一杯に頬張りながら喋っているため、雷真と同じ幼馴染である本音でさえ刀奈の言っていることが分からなかった。
本音「ライライ、お嬢様は何て?」
雷真「俺に任せるってさ。それと刀奈、喋るなら口に入ってる物を呑み込んでからにしろよ」
刀奈「ごめんなさいね。だって雷真の作ったシュークリームがあんまりにも美味しいんだもの」
雷真「材料さえ、用意してくれれば暇な時に作って置くから。あっ、ほら刀奈、こっち向いて」
刀奈「んっ」
雷真は刀奈の口回りと頬っぺたについた生クリームとカスタードクリームを合わせたミックスクリームをナフキンで拭き取る。
雷真「はい、取れた」
刀奈「ありがとう、雷真」
雷真「いつものことだ。気にするな」
この光景を見ていたクラスの女子たちはブラックコーヒーを頼んだそうな。その中で、ブラックコーヒーを飲まずに済んだのは箒とセシリア、そして本音の友達である、四十院神楽と鏡ナギだけである。また箒とセシリアは、いつか一夏にやってもらいたいと心の中で思っていたそうだ。
鏡「ねぇ、本音」
本音「なあ~に、ナギ」
鏡「黒牙くんと更識さんって、いつもあ~なの?」
本音「ん~?いつもより、控えめだと思うよ。ライライが行方不明になる二年前はかっちゃんはライライに口で取るよう、おねだりした時があったからね。今は人がいるからしてないけど」
四十院「なに、それ……」
鏡「甘い、甘過ぎるわ」
本音「あはははは」
しかし、本音の話しでやはり二人もブラックコーヒーを飲むことになった。
そして、一夏を鍛える話しに戻り。
一夏「ダメか?」
雷真「ん~。弱音を吐いても止めないからな?」
一夏「おっしゃ!」
雷真「明日の朝からやるからな」
一夏「わかった」
早朝特訓の話しを終えると一夏は箒とセシリアがいるところに戻る。そして、何やら二人と一夏は揉めているようだ。
刀奈「いいの、雷真?」
雷真「何が?」
刀奈「貴方の特訓って、普通の特訓じゃないじゃない」
雷真「そうだな。行方不明から帰ってきてからは、皆から言われるな」
それもそのはず。雷真の特訓は100m走を重さ40キロを超える重りで10秒切る走りを往復10セット。他には40キロの重りをつけた状態で片手腕立て伏せ、片手逆立ち腕立て伏せ、片手懸垂をやるのだ。
端からみたら、何処のボディービルダーだと言われても可笑しくない。
刀奈「まあ、彼を潰さない程度に鍛えてあげなさい」
雷真「そうする」
それからは普通に雷真は夕飯としてパーティーの料理を食べる。あらかた、腹が満たされたところで雷真は刀奈と本音に一言言ってから整備室に向かった。
▽▲▽
雷真が整備室に向かって、直ぐに首からカメラをかけた女子生徒が刀奈たちのところへやってきた。
???「どうも、新聞部で~す。二人目の男性IS操縦者の黒牙雷真くんは居るかしら?」
刀奈「彼なら、もう居ないわよ?」
???「そんな~」
刀奈「確か、貴女は虚の友人で……」
黛「黛薫子よ。虚には、いつもよくしてもらってるわ。だから、刀奈ちゃん。貴女は私のことを薫子でいいわよ」
刀奈「なら、私のことも刀奈でいいわ」
黛「了解。ところで刀奈」
刀奈「何かしら?」
黛「刀奈が黒牙くんと婚約してるって本当?」
刀奈「ええ、本当よ」
黛「そんで、そんで、二人の馴れ初めはいつ?」
刀奈「そうね………もう五年も前になるかしら」
黛「そんなに……」
刀奈「私と双子の妹が学校の帰り道に知らない大人たちに誘拐されてしまったことがあるの。そんな私たちを額から血を流しながら傷だらけで助けに来てくれたのが幼馴染の雷真だったの」
黛「まさにお姫様たちを救い出す王子様ね」
刀奈「その後は私の両親がその大人たちに制裁を下してからお父さんが雷真に『何で自分一人で刀奈たちを助けに言ったんだ』って聞いたの」
刀奈「そしたら雷真は、『自分の手が届くのに、手を伸ばさないで諦めるなんて嫌だし。それに刀奈と簪が心配だったから』って言ったのよ。その時、私は、この人と共に人生を歩みたいと思ったの」
黛「なんとも王道なラブロマンスね」
刀奈「そうね。けれど、これが私と彼の馴れ初めよ」
私たちは小学校の帰り道で知らない黒服の大人たちに布を顔に当てられて誘拐されてしまった。今、自分たちが何処に居るのかすら分からない。
簪「お姉ちゃん、怖いよ……」グスグス
刀奈「大丈夫よ、簪ちゃん。お姉ちゃんがついてるから」
簪「う、うん」
それから何時間経ったろ?そんな時、外が騒がしくなり始めた。
『なんだこの、クソガキ、どこから!?』
『ガッ!?』
『野郎共、ガキだと思って手加減なんかするな!殺す気で殺れ!』
『『『おおおおお!!』』』
『グギッ!?』
『グボワッ!?』
『グギャッ!?』
大人たちの苦しむ声が私たちのところまで響いてくる。その声に私も怖くなる。
簪「おねぇちゃん……」ポロポロ
刀奈「大丈夫、大丈夫だ…から」ガタガタ
私たちが恐怖していると外から聞きなれた人物の声が届く。
雷真『助けに来たぞぉぉぉぉお!!』
その声は幼馴染の男の子。名前は黒牙雷真。彼は三歳の頃に両親が彼のことを捨てて居なくなってからは、うちで引き取り家族同然の付き合いだ。そんな彼がなぜ一人で?
ふと、あることを思い出した。前に私たちの誕生日に私と簪ちゃんに月と太陽のお守りをくれたことを。
雷真『誕生日にこれを渡すのは何だけど、お守り。二人を必ず守ってくれるから』
まさか、彼はあのお守りに私たちの居場所が分かるように細工がしてあった。そういうことなの?
そんな考えが頭のグルグルと巡る中、私たちを閉じ込めいた重い扉が開き、眩し光が私たちの目に入る
簪「ま、まぶしい!」
刀奈「うっ!」
雷真「やっと、見つけた」
刀奈「えっ?」
簪「えっ?」
雷真「助けに来たぞ。刀奈、簪」
光に慣れるとそこには、木刀を右手に持ち、額から血を流してボロボロの雷真がいた。
刀奈「なん……で?」
雷真「あ?助けたいから助けに来たに決まってんだろ?」
刀奈「でも、外には大人たちが」
雷真「そんなの全員、叩きのめした。ちょっとミスったけど」
刀奈「バカよ……貴方は本当のバカよ。そんなボロボロになって」ポロポロ
今までの我慢していた恐怖が今になって解放される。それに合わせて、雷真が助けに来てくれたことに嬉しくなる。
雷真「取り敢えず、今から縄を解くからじっとしてろよ」
雷真は大人たちから奪ったであろうナイフで私たちを拘束している縄を切り、解放してくれる。
雷真「よし。そんじゃ、かえ……」グラッ
雷真は私たちを助けたことにより、緊張状態が解けてアドレナリンの分泌が急激に低下したのか足が縺れ倒れそうになる。
「「雷真!」」ガシッ
雷真「わり……。気が抜けて転けそうになったわ」
刀奈「全く……。簪ちゃん、そっちの腕をよろしくね」
簪「うん!」
それからは私たちが雷真の両腕を首にかけて、彼を引き摺りながら外に出て、公衆電話で家族に連絡すると30分ほどで来てくれた。
これが私たちを魔の手から救い出してくれた。正義のヒーローのお話である。
刀奈「本当、貴方は私たちにとって唯一無二の正義のヒーローなんだからね。雷真」
私は久しぶりに彼に惚れた時のことを思い出して胸が熱くなるのが分かった。また、刀奈の首には過去に雷真からもらった、太陽のお守りがかかっている。
刀奈「さて、私も整備室に行こうかしらね」
刀奈が作りだした渦潮ですがイメージとしては
ポケモンのポッチャマが作りだした渦潮です
アヴァロン・フリーダムのビーム兵器を実技演習の授業でも使用するかについて
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アヴァロン・フリーダムの使用禁止
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アヴァロン・フリーダム ビーム兵器の禁止
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別機体のビーム兵器を使用
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別の機体を使う
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雷真は見学