《side一夏》
偽物の俺が鈴のパンツを脱がすのを阻止して、偽物を倒したあと、扉がある場所に戻って鈴にパンツを穿かせるよう言われた。なので、仕方なしに穿かせようとすると雷真とシャルロットに見られて、一悶着あったものの、鈴は自分でパンツを穿いてくれた。
そして、雷真たちが現実世界に戻ろうとした時、雷真が鈴とシャルロットを左右に突き飛ばし、突如として現れた未確認の赤いISが雷真を捕らえて、連れ去ってしまう。
雷真「イージス!?」
雷真「来い、フリーダム!」
雷真「なっ!?」
雷真がフリーダムを展開しようとするが何故か展開されなかった。
雷真「ぐっ!?」
シャル「雷真!」
鈴「
一夏「クソッ、待ちやがれ!」
走って雷真を追おうとするが、あっという間に雷真の姿が遠ざかってしまった。すると、シャルロットの叫びかあるいは雷真の反応が遠ざかっていることに現実世界にいる簪が気付いたのか、簪の声が聞こえてきた。
簪『皆、何があったの!? 雷真の反応が皆から急速で離れてるけど!』
一夏「雷真が赤い
簪『えっ!?』
簪『そいつの名前か姿形は分かる?』
簪のその問いにシャルロットが答える。
シャル「イージス……。雷真は捕まる前にそう言ってた」
簪『イージス!?』
刀奈『GAT-X303 イージス。そいつが、雷真を拐った
鈴「GATって………雷真のストライクと同じ、識別番号じゃない!?」
一夏「なんで、そのイージスが雷真を………」
刀奈『それは分からないわ。それに、雷真の反応も途絶えてる。これじゃあ、探しようがないわ』
シャル「雷真………」
一夏「………」グッ
会長から雷真の反応が途絶えたと聞いて、シャルロットはその場にへたり込み、俯いてしまう。こんな時、どんな言葉をかけていいか、俺には分からなかった。
そんな状況が暫く続くと今度は現実世界にいる簪たちの悲鳴と何が爆発する轟音が俺たちに聞こえてきた。
『『『『きゃああああ!?』』』』
「「「!?」」」
一夏「会長、簪?! どうしたんだよ!?」
俺が会長と簪にそう問うと二人ではなく、山田先生が俺の問いに答えてくれた。
真耶『
「「「
一夏「なら、この襲撃の全ての元凶は………」
鈴「ラウ・ル・クルーゼ!?」
俺と鈴は電脳世界と現実世界に現れた
IS学園のコントロールをハッキングして、箒たちを電脳世界に閉じ込めて、イージスで雷真を現実世界に戻れなくして、現実世界で
一夏「どこまで、雷真を殺したいんだ。あの野郎……!」
あの時、クルーゼは雷真のことが憎いと言っていた。ならば、今回の襲撃は雷真を苦しめ、殺すことにあると分かった途端に怒りが腹の奥底から沸いてきた。
すると、千冬姉の指示が飛んで来る。
千冬『織斑は、そのまま他の者の救出を最優先。凰はその場で待機。山田先生が黒牙の現在位置を何とかして探知する。デュノアは、現実世界に帰還し我々と共に
一夏「なっ!ちょっ、千冬姉!おい、千冬姉!」
千冬姉の名前を何度も呼ぶが返答はない。
シャル「いいよ、一夏。僕は、僕たちは大丈夫だから」
一夏「でも!」
シャル「雷真は生きてる」
一夏「!!」
シャル「雷真は生きてるから大丈夫。僕たちは助けに行けないけど、一夏。雷真をお願い」
一夏「シャルロット………分かった!俺たちが必ず、雷真を助けだす!」
シャル「頼んだよ。織斑先生、僕を現実世界に戻してください」
千冬『すまない、デュノア』
刀奈『一夏くん、雷真をお願い』
簪『一夏、雷真を頼んだよ』
千冬姉の声が聞こえるとシャルロットの身体が量子変化の様に現実世界へと戻って行き、そのあとに会長と簪からのお願いの声を聞いた。
一夏「………」
鈴「一夏」
一夏「分かってる。速攻で、偽物を倒してくる」
俺は、シャルロットだけじゃない。会長や簪だって、雷真を救いに行きたかったはずだ。でも、三人は俺たちに託してくれたんだ。
その思いを胸に、いつもよりも冷静な思考と雷真の特訓のお陰かあっという間に箒、セシリア、ラウラを救い出すことが出来た。
一夏「山田先生、全員救出しました」
真耶『此方も黒牙くんの座標を探知できました』
箒「どういう状況なのだ、一夏」
一夏「今、現実世界のIS学園は無人の
「「「なっ!?」」」
一夏「それだけじゃない。雷真も、この世界の
セシリア「雷真さんが
ラウラ「それで、どうやって雷真を助けだすのだ?」
一夏「俺たちで、この世界の
一夏「それに千冬姉、会長、簪、シャルロット、布仏先輩は五人で現実世界の
俺が皆にそう言うと、鈴が専用機を展開して口を開く。
鈴「ほら、ちんたらしてないで早く行くわよ。山田先生、雷真の座標を送ってください」
真耶『分かりました。皆さん、十分注意してください。相手は、
「「「「了解!」」」」
山田先生の声を合図に俺たちも専用機を展開して、雷真がいると思われる座標ポイントに急ぐ。そして、座標ポイントにたどり着くとそこにはスカイブルー色の扉があった。
鈴「これって、私たちと同じ………」
セシリア「ですが、色が違いますわ」
一夏「行くぞ!」
扉を開き、中へと突入するとそこは………箒たちのような部屋や風呂場、ダイニング、道場とは全く異なる、大空よりも上にある宇宙だった。
一夏「なっ、宇宙!?」
鈴「どうして、あいつの部屋は宇宙に繋がっているのよ!?」
セシリア「もしや、これは雷真さんの記憶から………」
ラウラ「だとすると、雷真は宇宙で二度の戦争を………」
箒「雷真、お前は………」
それぞれ、スカイブルーの扉に突入して、突入した先が宇宙だったことに驚きながら、このエリアが雷真の記憶から再現されたものではないかと推測を立てていた。
そんな推測の感想を言い合っているとハイパーセンサーに熱源探知され、山田先生から送られてきたデータによって照合された。
一夏「GAT-X105 ストライク」
鈴「GAT-X102 デュエル」
セシリア「GAT-X103 バスター」
ラウラ「GAT-X207 ブリッツ」
箒「GAT-X303 イージス」
照合されたのは、イージスだけではなく。雷真のストライクと同じ汎用機である、デュエル、バスター、ブリッツまでもが俺たちの前に現れた。
一夏「なんで、イージスだけじゃなくてストライクや他のGATシリーズまで………」
他のGATシリーズが現れたことに驚きを隠せないでいるといきなり、ストライクたちはビームライフルを撃ってきた。それにいち早く気付いた、ラウラの指示で散開する。
ラウラ「散開!」
ラウラの指示で散開すると、ストライクたちは事前に決めていたかのように一機ずつ、一対一の形で動き出す。その形は、俺にストライク、箒にイージス、セシリアにバスター、鈴にデュエル、ラウラにブリッツという形で動かれた。
それらと対峙すると、ストライクたちは俺たちをバラバラにしようと動き、皆と合流しようとするとビームライフルやイーゲルシュテルンで牽制されて、うまく合流できないでいる。
一夏「クソッ、こんな時間がない時にッッ!」
とにかく早く、雷真を助けて千冬姉たちに加勢しないと!という思いが頭の中でグルグルと回っていると、ストライクから雷真とは違う、若い男性の声が聞こえてきた。
???「それじゃあ、そろそろ試練を始めようか」
一夏「試練?」
???「君たちが、彼の………雷真の背中を預けられるかどうかを試す試練だよ」
声の主が雷真でないとするれば、雷真と同じストライクのパイロットかよりも前のパイロット。だとすると、山田先生からのデータを参照しながら目の前にいるストライクのパイロットを導きだす。
一夏「まさか、あんたは………キラ・ヤマト!」
キラ「………」
◇◆◇
《side刀奈》
新たに
千冬「すまない、デュノア。現状況で、最善策はこの五人で
シャル「分かっています。ですが、僕たちの専用機はまだ………」
千冬「安心しろ。黒牙から受け取っているお守りは
シャル「えっ?」
簪「えっ?」
虚「えっ?」
私を除いた三人は織斑先生の説明に戸惑いを隠せない。簪ちゃんと虚は私に視線を向けるが、それを私は舌をチロリと出して誤魔化す。
織斑先生の話が終わり。三人からジトーとした視線を受けながら歩いていると、私も知らない区画に到着した。
千冬「ここは黒牙がセイバーたちの整備に使っていた区画だ。我々は、ここから出撃するぞ」
刀奈「もしかして、夏休みの………」
簪「なるほど。だから、あの時は部屋にいなかったんだ」
シャル「このことも含めて、雷真とはお話をしないとね」
千冬「時間がない。即座に機体を展開しろ!」
「「「「了解!」」」」
千冬「セイバー!」
刀奈「アビス!」
虚「アストレア!」
私たちが機体を展開し終わると、簪ちゃんとシャルロットちゃんは雷真のお守りに触れて意識を集中していた。それから5秒ほどで、どの機体なのか理解したようだ。
簪「来て、カオス」
シャル「お願い、ガイア」
二人が機体を展開し終わると織斑先生の指示が飛んでくる。
千冬「各自、機体を展開したな。これよりIS学園防衛戦を開始する。作戦内容は、学園の防衛を最優先に、敵機の排除。それと、お前たちに一つだけ聞いておく」
刀奈「なんですか?」
千冬「………人を殺す覚悟はあるか?」
織斑先生からその言葉を来た瞬間、驚きはしたが私は直ぐに臨海学校の時や先日のクルーゼ襲撃の時を思い出し、意図的に殺気を放つ。
すると、織斑先生は私を見て、ニヤりと笑った。
千冬「更識刀奈は覚悟があるようだ。他三名は、まだのようだな。ならば、言っておく。敵が無人機だらけだとしても中には有人機が出てくる可能性がある」
千冬「その際は、敵の武装、スラスター、マニピュレータを狙え。そうすれば、人を殺さずに済む」
「「「………分かりました」」」
千冬「それでは、修理用カタパルトから出撃する。真耶!」
真耶『了解です!』
山田先生の声が聞こえると修理用カタパルトの上がスライド式で開き、そこから外へ出られるようになっているようだ。
そして、織斑先生はカタパルトに足を固定せずに立つと雷真と同じように言葉を放った。
千冬「織斑千冬。セイバー、出るぞ!」
織斑先生がそう言い放つと織斑先生は膝を曲げ、勢いを乗せて一気に飛翔した。
簪「今のって………」
シャル「雷真の………」
刀奈「私たちも行くわよ。更識刀奈。アビス、行くわよ!」
今度は、私が言い放つと虚が続いて言い放ち、飛翔する。
虚「布仏虚。M2アストレア、行きます!」
簪「なら、私も!更識簪。カオス、行きます!」
シャル「ぼ、僕も!シャルロット・デュノア。ガイア、出ます!」
それぞれ、雷真と似た台詞を言い放ち機密区画から外へと飛翔する。そのあと、
刀奈「簪ちゃん、敵機の識別は分かるかしら?」
簪「ちょっと待ってね………なにこれ?こんな数、どうやって!?」
千冬「どうした、更識簪」
簪「敵機の数が優に60を超えています!」
「「「なっ!?」」」
刀奈「学園際の時の105ダガーよりも多いなんて!?」
千冬「クルーゼめ、黒牙を封じたのはこのためかッ!」
私たちは最初、敵機の数は5や10そこらと考えていたが予想よりも桁外れの数が襲いかかっていた。オペレーションルームでの最初の襲撃で回線が断線したのならレーダーは使えるが、数までは識別出来なかった。
千冬「それで、敵機の種類は?」
簪「【ZGMF-1017 ジン】、【ZGMF-600 ゲイツ】、【ZGMF-515 シグー】、【AMF-101 ディン】、【UMF-4A グーン】、【UTA/TE-6P ジオグーン】、【UMF/SSO-3 アッシュ】の七種です」
刀奈「ジオグーンとアッシュ以外は全て、ファーストステージの
千冬「更識刀奈は水中用
千冬「では各機、作戦開始!」
「「「「了解!」」」」
アヴァロン・フリーダムのビーム兵器を実技演習の授業でも使用するかについて
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アヴァロン・フリーダムの使用禁止
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アヴァロン・フリーダム ビーム兵器の禁止
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別機体のビーム兵器を使用
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別の機体を使う
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雷真は見学