ザフトの
そして、現在、俺、刀奈、簪、シャルロット、本音、姉さんでボロボロの生徒会室から重要書類をサルベージしようと頑張っている。しかし、生徒会室も余波でかなり荒れている。
雷真「刀奈、これでどうだ?」
刀奈「ええ。そのままで少し居てくれるかしら」
雷真「了解」
アヴァロン・フリーダムを両腕部だけ部分展開して、倒れた棚を持ち上げ、その下にある書類やファイルを刀奈が回収する。
刀奈「もう良いわよ」
雷真「わかった」
刀奈から棚の下にあった書類やファイルを集め終わった合図が来たので棚をゆっくりと襲撃を受ける前の位置に戻す。
雷真「しっかし、クルーゼの奴。IS学園とはいえ、校舎にまで対要塞攻略用の兵器を使ってくるなんて………」
刀奈「そうね。昨日、雷真からそれを聞かされたときは驚いたわ。でも、雷真が教師陣に対ビームシールドを提供してくれたお陰でこのくらいで済んだじゃない」
雷真「まぁ、そうなんだが………」
刀奈「欲を言えば、ソラの単一仕様能力がISや
雷真「そんなことを言ったら、建造物の修理を生業にしてる御者に失礼だぞ」
刀奈が無い物ねだりを口から溢しているとシャルロットから、それはとても良い笑顔なのに額に青筋を立てながら注意の声が掛かる。デジャブを感じるなぁ。
シャル「二人とも、イチャコラしてないで働いて。でないとミーティングの時間に遅れるよ」ピキピキ
雷真「は、はい……」
刀奈「ご、ごめんなさい……」
シャルロットに注意されてからはキビキビと書類をかき集める。かき集め終わったら、生徒会室の家具を粗方ではあるが廊下に出してから生徒会室の中に飛散しているガラスの破片を掃除していく。
今更だが、昨日、一昨日と雨が降らなくて良かったと思う。雨が降っていたら書類は全滅していただろうから………。ガラスの破片の掃除が終わったら、家具を戻して、集めた書類の整理と確認。爆発などの衝撃で何枚か飛ばされて抜けていないかを確認する。
雷真「こっちは………大丈夫だな」
刀奈「私の方はバックアップがあるから何とかなるわね」
本音「うわ~ん! 先々月の予算議案の書類が燃えて無くちゃってる!?」
雷真「マジか………」
簪「こっちの方は、来月に控えてた体育祭の予算書が黒焦げ………」
シャル「本音の方はどうしようもないもして、簪の方はまだ良かったよ……」
虚「そうですね。幸いと言って良いのか分かりませんが、先日の襲撃で体育祭を出来る状況ではありませんから」
シャルロットや姉さんの言う通りで、先日の襲撃の所為で学校行事の一つである体育祭は出来る状況ではない。もっといえば、学業を普通に行えるのかすら不安だ。
正直、今のIS学園の校舎棟を見ていると一から建て直した方が安全ではないのかと考えてしまう。まぁ、そのことも踏まえてこの後、メルカバーで行われるミーティングで色々と決めるのだ。
雷真「そろそろ、ミーティングの時間に迫っているし。書類の回収作業はここまでにしよう」
「「「「はーい」」」」
俺の号令で各自、手を止めて、回収した書類を入れた段ボール箱を抱えながら慎重に外へと出る。外に出たら、奇跡的に無事であった寮に向かい。俺の部屋へ、一時的に回収した書類を置いておく。
雷真「悪いが俺はちょっと着替えるから全員、他のメンバーに声をかけて、エントランスで待っていてくれ」
刀奈「なるほど。あの服に着替えるのね」
シャル「あの服?」
簪「シャルロットは見るのは初めてだから驚くと思うよ」
シャル「ちょっと気になるかも」
本音「まぁ、あとでライライが来れば好きなだけ見れるよ」
虚「そうですね」
俺の着替える服装が気になっているシャルロットの背を本音が押しながら、皆は他のメンバーを呼びに向かった。俺もとっと、制服から軍服に着替えて、皆が待っていてるエントランスに向かう。
すると、刀奈、簪、本音、姉さん、織斑先生、山田先生以外は俺の姿を見て、驚いた表情を見せる。
一夏「ら、雷真!?」
箒「その服装は………」
セシリア「本当に雷真さん、あなた………」
鈴「本当に軍人だったんだ………」
シャル「それが刀奈たちが言ってた服なんだね」
ラウラ「うむ。様になっているな」
皆、己の感想を口に出す。
雷真「まぁ、訳あって階級は中尉止まりだけどな」
ラウラ「訳?」
雷真「俺は元々、こっち側に還ってくる気満々だったからあまり役職に付けないでくれって軍の上層部に頼み込んで置いたんだよ」
鈴「なら、その訳がなかったら。アンタの階級は何処まで上がってたのよ?」
雷真「んー、そうだな。今までの業績から考えると、ラウラと同じ少佐か中佐辺りまでには成ってたんじゃないか?」
ラウラ「私と同じか中佐だと?」
雷真「“
そう。“
雷真「さて、面倒くさい話はこのあともあるんだ。行くぞ」
皆を先導してメルカバーへと向かう。メルカバーに入る際に見張りの部下に俺、刀奈、簪、シャルロット、本音、姉さんの顔を見せるとハルバートンさんやシノブから聞いていたのか直ぐに中に入れてくれた。
メルカバーの中へ入ると、皆、戦艦の中が物珍しいようであちらこちらに視線を向けていた。そして、ある程度に中に入り、上と向かう取っ手付きのベルトコンベアについて説明する。
雷真「見て分かると思うが、目の前にあるベルトコンベアに、ゆっくりと一人ずつ上がってきてくれ。階は三階だ」
雷真「まずは、お手本を見せるから」
皆に実演を見せるために随時、下から上と上がってくるベルトコンベアの取っ手を自分のタイミング掴み、下にある取っ手に足をかける。
雷真「こんな感じで、上がってきてくれ。それと、次は一夏な」
一夏「なんで、俺なんだ?」
雷真「制服の構造を考えろ。天然スケベ」
そう言い残して、一人ベルトコンベアで三階に上がると下から一夏ハーレムズの一夏を罵倒する叫びが聞こえてきた。最終的には織斑先生の拳骨が落ちた音が聞こえてきた。
一夏「り、理不尽だろ………」
一悶着あって、下から上がって来た一夏は頭を痛そうに擦っていた。まぁ、女というのは理不尽が多いモノだ。覚えておいて損はない。一夏の次に上がってくる刀奈たちにベルトコンベアから降りる際に手を貸してやると、またもや一夏ハーレムズが一夏に愚痴を溢す。
セシリア「一夏さんも雷真さんを見習って欲しいですわ」
鈴「本当、乙女心が分かってないわね」
ラウラ「それでも、私の嫁か」
箒「まったくだ」
そんな箒たちを何時ものごとく、シャルロットたち宥める。しかし、本音の一言で台無しになってしまう。
シャル「ま、まぁ、これから一夏も雷真を見習っていけばいいんじゃないかな?」
刀奈「そうね。今後に期待ということで」
本音「でも、ライライは小学校に上がる時にはもうかっちゃんとかんちゃんをエスコートしてたよね? ライライ、いつおぼえたの?」
雷真「小学校に上がる時だな。家の仕事を手伝うために武術を習い始めた辺りからお義母さんから教わった。更識の人間である前に男である以上、女性には紳士であれと」
虚「流石は、小母様ですね」
鈴「だってよ、一夏。男である以上、女性には紳士であれってさ」
一夏「うぐっ!?」
懐かしい話をしつつ、ブリーフィングルームに到着すると中にはハルバートンさん、ナタルさん、シノブ、アキトがコーヒーを飲みながら話していた。
雷真「遅くなって、すみません」
ハルバートン「いや、まだ時間ではないから心配はいらんよ」
雷真「分かりました。皆、好きな席に座ってくれ」
そう伝えると皆、それぞれ好きな席に座るとシノブが皆へコーヒー、紅茶、緑茶などを聞いてドリンクサーバーでインサートカップに飲み物を入れ運んで来る。
雷真「それでは、今後のIS学園ならびにクルーゼ勢力について話合いをしたいと思います。まずは、先日、ハルバートンさんたちIS委員会日本支部側と我々で予定している策について見てもらいます」
皆が座っているテーブルから全員が話合いの内容を確認できるように、シノブたちが新たに導入した空間ウィンドウが一人ずつ表示される。
雷真「まずは、知っているとは思うが二人の紹介をしようと思う。ハルバートンさん、ナタルさん、お願いします」
ハルバートン「フム。元地球連合軍、第8艦隊所属のデュエイン・ハルバートン。階級は准将だ」
ナタル「同じく、元地球連合軍、アークエンジェル級2番艦ドミニオン艦長、ナタル・バジルールだ。階級は少佐」
二人の自己紹介が終えると二人が何者なのかを俺が皆に説明する。
雷真「二人は、クルーゼたち同じ世界の住人だ。何故、この世界にいるのかは原理は不明だが俺と同じだと思う。それから、二人は俺が一時的所属して軍の上官でもある」
雷真「クルーゼたちと戦いなら、二人の協力を必要だと思っている」
そう話と全員が深く頷いてくれた。なので、次に進むことにした。
雷真「次の話に進む。目の前の空間ウィンドウを見てくれ。空間ウィンドウに表示されている通りIS委員会日本支部から世界へ、IS学園襲撃ならびにクルーゼ勢力の情報を流してもらいます」
千冬「IS学園側としても、奴らにこれ以上好きにさせる訳には行かない。亡国企業の動きも分からんしな」
雷真「そうです。ですので、当分の間はメルカバーをIS学園で停泊させて、アストレイ隊を学園の修繕工事に尽力させようと考えています」
雷真「それから、これはここにいるメンバーだけで他言無用でお願いします。修繕工事を行う際に、学園の外壁には対ビームコーティングとラミネート装甲を採用しようと思います」
千冬「いいのか!? こちらとしては、黒牙たちの技術でより強固な守りを学園側に施してもらい、生徒たちの安全が以前よりも保証出来るのなら是非、頼みたいが」
確かに織斑先生の言うとおり、本来ならこんなことは俺としてもしない。しかし、今回と前回の襲撃は俺の所為でもある。ならば、今後少しでも他の生徒たちに被害が行かないように努力をするのは当然だ。
雷真「構いません。今後、クルーゼたちが攻めて来ないと限りませんし。また、自分たちが学校行事で学園から離れている隙を狙ってくる場合も考えられますから」
真耶「そうですね。ラウ・ル・クルーゼの目的が黒牙くんの殺害ならびにIS学園の破壊ですから」
千冬「では、この件は私から轡木さんに話を通しておく。予算案も出来上がり次第、黒牙に渡そう」
雷真「分かりました」
これで今後のIS学園の守りは少しくらいは硬くなったろう。本音をいえば、学園敷地内に陽電子ビームシールド発生機を何台か設置した方が安全なのだろうが………流石にそれをこの世界で何台も作るのには費用や時間、リスクが伴う。
雷真「他になければ、ミーティングは終了になります」
ハルバートン「黒牙中尉、私から一つあるのだが」
雷真「なんでしょう?」
ハルバートン「君の新しい機体。【 ZGMF-X40AIS アヴァロン・フリーダム】こと、ソラくんについてだ。私たちはIS委員会の人間として彼女の性能と生態を調べる義務があるのだよ」
ハルバートンさんの言うとおり、ソラの性能や生態はISに関わる人間ならば喉から手が出るほど欲しいだろう。あの、篠ノ之束でさえ。
しかし、生態に関しては展開しても理解は出来なかった。けれど、性能の方は正直言って、俺が知っている最強の
雷真「正直、生態に関しては持ち主である自分でも分かりせん。性能の方は、クルーゼのディザスター・プロヴィデンス以外の既存するISならびに
「「「「!?」」」」」
俺のその言葉に、皆が戦慄する。
ハルバートン「では明日、アヴァロン・フリーダムの性能テストをしよう」
雷真「分かりました。ソラも頼む」
ソラ『任せて!』
ソラの声に専用機持ち以外の皆が、またもや驚いたのは言うまでもないだろう。
アヴァロン・フリーダムのビーム兵器を実技演習の授業でも使用するかについて
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アヴァロン・フリーダムの使用禁止
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アヴァロン・フリーダム ビーム兵器の禁止
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別機体のビーム兵器を使用
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別の機体を使う
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雷真は見学