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《side雷真》
千冬「結論から言う。アヴァロン・フリーダムに搭載されているビーム兵器の使用を学園では完全禁止だ。日本のIS委員会以外の連中はフリーダムの解体も提案してきた」
雷真「まぁ、そうですよね。自分でも
千冬「それだけではない。前のフリーダムに対抗するに当たって篠ノ乃の紅椿でさえスペック上ギリギリだと言うのに、今度は既存のISを軽く凌駕するスペックを持つ進化したフリーダムに対抗出来ないことに恐れているのだ」
雷真「あー、なるほど」
外国のIS委員は俺とソラが自分たちの国に攻めて来ないか怖がっているようだ。そりゃそうか、ビーム兵器開発に対ビーム兵器、マルチロックオン・システムを作り上げた俺だものね。加えて、メルカバーの戦力と合わせれば世界征服が出来てしまう。
雷真「ですが、それだと実技の授業はどうしますか?」
千冬「なに、連中はビーム兵器の使用を禁止してきたのだ。実体武器を禁止にしてはいまいよ」
雷真「それって、ビーム兵器以外なら使っていいってことですよねぇ。教師的にいいんですか?」
千冬「そんなもの知るか。決めたのは連中だ。私ではない」
雷真「織斑先生がそういうならそうしますが、万が一にフリーダムの使用も禁止されたら俺専用に造られているシルバーアストレアを使いますので言ってくださいね」
千冬「名前からするに基本スペックは、二年の布仏虚のM2アストレアと同じか?」
雷真「はい。基本的にはカラーリングが違うだけなので、差程大差はないですが、そこから色々といじったりするのでフリーダムよりかは大人しいスペックになりますね」
千冬「了解した」
織斑先生から万が一、フリーダムが使えないの場合に備えてのシルバーアストレアの使用許可を得られたので仮設の職員室を出てから空を仰ぎながら息を吐くとあることに気付く。
雷真「あっ…‥…飛行機雲だ。ハハハ‥…こうやって空を見上げるなんて何ヵ月ぶりだろう」
見上げた空は、透き通るように青くて、飛行機雲以外の雲は見当たらない。綺麗な空だった。
雷真「予定変更だな」
織斑先生にフリーダムの報告書を渡したらアストレイ隊の瓦礫撤去作業の手伝いをしようと思っていたが、最近色々なことがあってゆっくりと休む時間もなかったので皆には申し訳ないが何処かで寝転んで久々に空の観察をすることにした。
雷真「芝生の上で寝るのは気持ちいいなぁ‥…‥…」
視界一杯に何処までも広がる青空を見ていると身体の感覚が少しずつ変になっていき、目の前に広がる大空に落ちて行っているような感覚に襲われ始める。
大空を眺めていると心地良い潮風に優しく撫でられているうちに瞼が重たくなってきたので、ソラもいるからと思い目を閉じる。その時、僅かに芝生の上を誰が踏みしめる音が聞こえた気がするが今の俺には、その音に反応するだけの余裕もなく夢心地へと旅立った。
◇◆◇
《sideシャルロット》
シノブ「いやー、シャルロットお嬢様の方からお越しいただいて有難い限りです」
シャル「いえ、僕もガイアのことでシノブさんにお願いしたいことがありましたから」
昨日、ラウラと虚さんに相談してメルカバーの整備班であり、雷真の側近であるシノブさんの下でガイアのカラーリングの変更してもらうためにメルカバーの格納庫に訪れている。
シャル「今日、ここに来たのはガイアのカラーリングについてで‥…‥…」
シノブ「ガイアのカラーリングというと
シャル「そうなんです。雷真からもらったデータにレッドオレンジカラーのガイアのデータがあったので、僕のガイアも配色を変更しようと思ったですが自分だけの力じゃあどうにも分からないことがあって‥…‥…」
シノブ「分かりました。装甲のカラーリングはこちらでやりますので、カラーリングの色彩について詳しい教えてください」
シャル「分かりました」
シノブさんの指導の下、ガイアに搭載されているVPS装甲の電圧や機能について色々と勉強しながら僕の要望する配色へと
シャル「‥…じゃあ、白兵戦に特化させた配色は織斑先生のセイバーと同じ、赤色になるんですね」
シノブ「ええ。若様の資料にはそう記載されていますからね。また逆に強度と引き換えにバッテリーを長持ちさせる色は黒になるんです」
シャル「へぇ‥…‥なら、オレンジはどうなるんだろう」
シノブ「オレンジは赤と黄色を混ぜているので、理論上的に中の上と言ったところではないでしょか」
シャル「中の上か‥…‥バランスが取れていて良いかもしれないな。あっ、あとはビームライフルとシールドの配色もお願いできますか?」
シノブ「大丈夫ですよ。ガイアのビームライフルとシールドを配色を変えている間はインパルスのビームライフルとシールドを使ってください。いつなん時、奴らが攻めてくるか分かりませんからね」
シャル「ありがとうございます!」
ガイアの配色を説明して、調節してもらっている間は手持ち無沙汰になってしまったので直ぐ側に置いてある椅子に座って待ちながら、滅多に観察出来ないであろう宇宙戦艦を観察することにした。
格納庫内は、整備場になっているようで機体の補給をするために廊下から雷真が使っているパイロットスーツとは色が違うが同じデザインのスーツを聞いた男性が出たり入ったり、僕の知らない
シャル「雷真や一夏を見てるからそこまでじゃないだろうと何処かで思っていたけど、実際に目にしてみると驚くなぁ‥…‥」
シノブ「やはり、若様も織斑くん以外にISを使うのは驚きますか?」
シャル「ええ、まぁ‥…」
シノブ「それは仕方ありませんよ。ISは女性にしか使えないという常識が、若様や織斑くんが現れるまでは年単位で定着していたのですから。しかし、今はもうそうではありません。若様が異世界から持ってきた資料と撃墜、回収してきたセイバーたちによって何十年と掛かるはずの研究期間が図りしれないほど短縮されたことによって実現したのです」
シノブ「ですが、それによる危険性も生まれ初めています。我々の中にはそういった輩は居ませんが、クルーゼや学園祭の時に現れた
シノブさんの説明を聞いて、僕の頭に一番強く浮かんだのは、ISと
シャル「(なら、フランス代表候補生の僕はどうなる? いずれ僕は雷真たちに殺意のある銃を向けなくちゃいけないの? 逆に僕は雷真たちから殺意のある銃を向けられることになるの?)」
大切な友人たちと切磋琢磨するためにルールが設けられた中での戦闘ではなく。本当に敵を殺すためにだけ放たれる銃を向けたり、向けられたりすることを考えると物凄い恐怖に襲われる。
昨日まで笑顔を交わしていた相手が数分、数時間後は親の敵を睨むかのごとく。鋭く、冷たい殺意が銃口から自分に放たれるのなんて絶対に受けたくない。
シノブ「そうならないためにも、我々がクルーゼたちの情報をかき集めています。若様が経験なされた戦争を起こさないためにも、今は我々がやれることを精一杯やるだけです」
シャル「そうですね。僕も、僕がやれることをします!」
アヴァロン・フリーダムのビーム兵器を実技演習の授業でも使用するかについて
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アヴァロン・フリーダムの使用禁止
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アヴァロン・フリーダム ビーム兵器の禁止
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別機体のビーム兵器を使用
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別の機体を使う
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雷真は見学