もしかしたらあったかもしれない、そんな未来   作:サクサクフェイはや幻想入り

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えー、この場を借りてお礼を。 とるべりあ様、ほぼ全話にわたり、誤字報告ありがとうございました!(土下座 

いや本当に、感謝してます。 なのでこの場を借りて感謝を。

さて、本編ですが一言

主人公、鬼かよ(おまいう


第九話

午後の授業も集中的に当てられ、全部答えるというなんでもない日常を送り放課後。 クラス対抗戦もあるということで、俺は担任の元を訪れていた。 アリーナの使用許可がどうなっているのか、そこらへんが知りたくて聞きに来たのだが、自分で確認しろとのこと。 仕事が忙しいとか言っていたが、職員室に入るまで暇そうにしてたんですがね。 別にそれで目くじら立てるほどでもないので、素直にアリーナに確認しに行くことに。 アリーナの方に確認しに行けば、一週間空きがないとのことだった。 受付の人は申し訳なさそうに謝っていたが、そこは仕方ないと思う。 さて、練習をと思ったが時間が空いてしまった。 これからどうしようか考えつつ受付を出ようとすると

 

「あら?」

 

「更識会長」

 

見知った姿にあった。 更識会長が、受付に来たのだ

 

「すみません」

 

「予約よね、貸し切りになってるから安心して」

 

特に興味のない俺は、そのまま行こうとしたが何故か更識会長に腕をつかまれそのまま連行。 隣で会話を聞かされているというわけだ。 そしてアリーナに向かっているのだが、何故か腕をつかまれたまま

 

「あの?」

 

「それで、どうしてあそこに居たの? ISの練習とか?」

 

「まぁ、クラス代表になったので、一応練習でもしようかなと」

 

腕を離されたが、別にこれから何をしようとも思っていなかったので、そのまま更識会長についていくことにした。 強いてやろうとしたことと言えば、走り込みと木刀でも振ろうかと考えていたのだが、それは夜でも構わないしな

 

「クラス代表? 貴方が?」

 

「先生とクラスメイトから()()()()()()もので」

 

「あー、そう言うことね」

 

意図を納得したのか、更識会長は苦い表情になる。 どうも昼の話を聞いた限りじゃ、俺をどうしてもモルモットにしたいみたいだしな、多分これもその一環なのだろう。 適当なところまで進んだら、適当に負けるつもりだ

 

「貴方も難儀なものね」

 

「今の世の中の男性なんて、みんなこんなものでしょう? 俺は普通よりハードですけど」

 

更識会長と歩いていたが、段々アリーナが見えてきたので、俺は帰ろうと更識会長に声をかけようとする

 

「更識会長」

 

「何かしら?」

 

「それじゃあ俺はこれで」

 

「え? 練習していくんじゃないの?」

 

「はい?」

 

思わず聞き返してしまったが、何を言っているんだろうかこの人は。 アリーナの予約は一週間後まで埋まっていて、空きがないのにどうやって練習するのだろうか。 もしかして更識会長と一緒に? なんて思ったが、それはそれで面倒になるので御免こうむりたい

 

「だから、練習」

 

「いや、アリーナの予約は」

 

「ここ、私の貸切」

 

「誰かに見られたら、厄介なことに.......」

 

「ここ私の貸切、私以外こない」

 

「・・・・・・」

 

これはアレだ、意地でも帰さないつもりだ。 俺が呆れてものが言えない状態になれば、チャンスと思ったのか腕をつかんで引きずっていく

 

「はぁ......」

 

「ほーら、ため息つかないつかない。 こんなきれいなお姉さんと一緒に訓練できるのに、何がそんなに不満なのかしら」

 

「いらない軋轢を生みたくないだけですよ」

 

「それならお姉さんに任せなさい。 それに、貴方との模擬戦で修理後初稼働なのよ、ちょっとばかし手伝ってもらってもばちは当たらないでしょ?」

 

振り払おうと思えば振り払えるが、面倒なので引きずられたまま溜息を吐くと不満そうな更識会長。 俺が理由を言えば、あっけらかんと言い返してきた。 そして、最後の駄目押しとばかりに、いたずらっぽい顔をしながら俺が断り辛くなる理由を持ってきた。 その言葉に俺は、諦めるしかなかった

 

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着替えを行い、カタパルトからアリーナに向かえば誰もいなかった。 今回は打鉄で出撃しているため、まずは慣らしからだ。 スピードもかなり速くなっているが、問題なく操れる

 

『おぉー!もはや、スピード的に打鉄の皮を被った、別機体だね!』

 

白ははしゃいでいるようだが、全くその通りだった。 しかも、今回リミッターを解除しても壊れることはそうそうないらしい。 それに耐えうるパーツになっているらしい。 もちろん、戦闘が激化すればどうなるかは分かったものではないが。 ハード面は白がアップしてくれたらしく、ホワイトグリントを使っている時と遜色ない。 なんと驚いたことに、この改修布仏先輩が一人でやったらしい。 かなり優秀な人だったようだ。 お礼だけでは物足りないので、今度生徒会室に差し入れに行こう。 そんな風に試験飛行をしていると、逆側から更識会長が出てきた

 

「待たせたかしら?」

 

「いえ、こちらも試験飛行とかしてましたので、大丈夫です」

 

二人で地面に降り立つと、更識会長は満足そうな顔だ。 そこから、二人で更識会長のIS、ミステリアス・レイディの試験を始める。 と言っても、動きを確認するだけで、すぐ終わってしまうのだが

 

「それじゃあ、最後に試験、始めましょうか」

 

『まぁ、こうなるよね~』

 

白の暢気な声とは裏腹に、目の前の更識会長は武器を構えて臨戦態勢だ。 薄々そんな気はしていたが、本当に面倒だ。 だが試験ということで、俺はやらなければならないわけで

 

「はぁ、俺は面倒が嫌いなんだがな」

 

「ん? 何か言ったかしら?」

 

「いえ、別に」

 

武器を展開しながらつぶやいた言葉は、更識会長に聞こえなかったようだ。 まぁ聞こえていようがいまいが、どっちでもいいのだが

 

『システム、戦闘モード!』

 

『ちょこちょこ思ったんだけどさ、なんで主任?』

 

『え、だって最高じゃない?』

 

左様で。 今回の武装は右腕にX000KARASAWA、左腕にAM/GGA-206、どちらも重量はあるが、この機体の速さと装甲なら十分やれる。 そしてもう一つ候補があるが、それは右腕のKARASAWAが切れたときに展開しよう。 この装備に更識会長は

 

「なに、それ?」

 

「気にせず始めましょう」

 

俺はスラスターを吹かし、一気に距離を離す。 この際、右腕のKARASAWAのチャージを忘れない。 この武器の難点は、最大チャージまで行くと、そこからのチャージはシールドエネルギー喰うことなのだが、それまでに発射すればいい。 そして俺が離れると同時に、更識会長も槍についているガトリングガンを発射する。 だが、超小型スラスターにより、それを避けていく。 さながら気分はQBだが、速度が遅すぎる。 後小型にしている関係上、連続使用があまりできないのが難点だ

 

『これなんて、ネクスト?』

 

『俺もそう思う』

 

白と軽口を言い合いながら、左腕のガトリングガンを発射する。 かなりの弾幕に防げないと思ったのか、フェイントをいれつつ避ける更識会長。 避けきれないのは、水の防御に頼っているようだが、それじゃあだめだな。 ある程度の動きを見切り、最大までチャージしたKARASAWAを発射する

 

「なっ!?」

 

「ほらほら、次も行きますよ」

 

直撃は免れたようだが、被弾したようだ。 動きが止まったところにガトリングを撃ち続ける。 水の防御でもAM/GGA-206の弾幕は防げないのか、被弾を重ねる。 このまま削り終わりでもいいと思うが、更識会長はイグニッションブーストを使い、一気にアリーナの端まで行く。 このAM/GGA-206、

威力保証距離内で使えば強いが、それ以降は威力が格段に落ちる。 それを見切り動いたようだが、イグニッションブーストは悪手だと思う。 俺は無慈悲にも、半分くらいチャージしたKARASAWAを発射する。 見事イグニッションブースト中の更識会長に当たり、ISの展開は解除され戦闘不能になった

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