もしかしたらあったかもしれない、そんな未来 作:サクサクフェイはや幻想入り
長い半監禁生活、と言っても周りはいい人ばかりで全然苦じゃなかったけど。 も終わりを告げ、今日からIS学園に通うこととなった。 一応黒服さんたちにはお礼を言ったが、仕事なのでというプロフェッショナルな言葉をもらった。 いや、本当に感心する。 そんなわけで、黒服さんたちに連れられやってきたIS学園。 クラス担任の先生に連れられて、廊下を歩いていた。 すでにHRというか、顔合わせは始まっているらしく廊下にはだれもいない。 先生と二人きりで歩いているが、空気が悪いことこの上ない。 それもこれも、見れば不機嫌と分かるほど顔をしかめた担任のせいだ。 初めて顔を合わせた時、挨拶をしたら舌打ちをされた。 まぁ、女尊男卑思考に見事に染まった先生のようだ。 これは、何か問題を起こそうものならすぐに処罰されそうだ。 いや、問題を起こさなくてもそう言う可能性はある。 最初の一日目から割と人生がハードモードなのだが、大丈夫だろうか? 案内された教室は一年三組。 どうやらここが俺が所属するクラスのようだが、いいクラスであることを願う。 先生に待っていろと言われたので、扉の前で待つこと数分、許しが出たので中に入れば集まる視線。 好奇の視線は、すぐに侮蔑の視線に変わった。 あぁ、どうやら日常もハードモードが決定したようだ。 一つ言わせてもらうなら、勝手に期待しておいて勝手に失望しているだけ、なのだが。 自己紹介するように促され、一応自己紹介をしておく。 と言っても、聞いている奴らなんてほぼいないが
「白石黒夜です。 男でISを動かした二人目としてこの学校に通うことになりました、よろしくお願いいたします」
頭を軽く下げ、顔を上げれば侮蔑の視線はそのままだが、クラスの全員が興味がなさそうだった。 まぁ、興味を持たれても面倒なので、そちらのほうが楽なのだが。 席は、窓際の一番後ろ。 それはそれでありがたいのだが、脇を通るときに嫌そうな顔をするのはやめてほしい。 通らなければ、席までつけないし。 席につけば、廊下側の一番前から自己紹介が始まる。 興味はないが、覚えていないだけで何か言われたら面倒なので一応覚える。 クラス全員の自己紹介が終われば、軽い学園の説明だ。 IS学園は普通の学校と違い、ISを扱っている学園だ。 色々と規則やチェックなどが厳しい。 聞き逃せば、いらぬいさかいを生む。 なので、聞いておく。 説明が終われば、そのまま授業のようだ。 少し驚きはするが、IS学園は偏差値も高い。 しかもISも扱って、普通の公立高校のような一般科目も扱っているのだ、時間がいくらあっても足りないか。 まぁ、今回は授業ではなく、クラスの役員決め等なのだが
「それでは、クラスの代表をやりたい人は......」
誰も手をあげない。 まぁ、普通の学校でのクラス委員長みたいなものだ、面倒この上ない。 そんなものを進んでやる人はあまりいない。 だが
「あー、白石君でいいんじゃないですかー?」
「あ、そうだよね。 だって、クラス唯一の男子だし」
こうやってまつり上げられる。 明らかに半笑いでの推薦だし、唯一の男子で笑っている。 それに対して俺は特に反応することはない。 まぁ、分かっていたことだしね。 都合のいい時はこうやって使い、都合が悪くなれば逆切れ。 今の女尊男卑の世の中の女性の風潮だ
「クラスのみんなからの推薦だし、白石君どうかしら?」
言葉は柔らかいものだったが、表情は語ってますよ先生。 断ったらどうなるかわかってるんだろうな、みたいな顔してますよ。 教師にあるまじき行為だが、女性が偉いし仕方ないね
「・・・・・・皆さんからの推薦ですし、皆さんの期待を裏切らないように頑張りたいです」
「よかったー」
「さっすが男の子」
調子のいいこと。 明らかに笑いをこらえてないあたり、このクラスの者たちは性格が悪いらしい。 先生もそんなクラスに大満足なのか、笑いながらうんうん頷いていた。 そんなわけでクラス代表になった俺だが、直近でやることは特にない。 あると言えば、クラス対抗戦だろうか。 ISを使って、戦う。 という催しだ。 入ってすぐにやることでもないと思うのだが、国家代表候補もいるくらいだし、そう言う人から刺激を受けて、というのが本来の目的なのだろう
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「はぁ~い」
「更識会長」
クラスメイト達からの地味な嫌がらせと、先生による集中的に問題を指されるという地味に面倒なことをされ、ようやくの昼休み。 購買で食べるものを買いどこか食べる所を探していると、更識会長に声をかけられた。 あの嵌められて戦った時以来会っていないのだが、何か用なのだろうか?
「もう、更識会長なんて他人行儀じゃなくて、楯無さんとかたっちゃんとかたーちゃんとかいろいろあるでしょ?」
「・・・・・・」
なんというか、面倒な人に捕まった。 それが正直な感想だった。 こんな容姿の俺だ、進んで関わってくる人はないかった。 しかも、こんなふうに馴れ馴れしく。 どう対応するか困ったものだが、まぁ普通に対応しようか
「それで、何か御用ですかたーちゃん」
「うん、自分で言ったけどなんか複雑ね」
溜息を吐いているところを見ると、お気に召さなかったらしい。 まぁ、俺もたーちゃんとかないわとか思っていたけど。 何ならもう面倒だから、タラちゃんでいいんじゃないか? 一見関係あるようで関係ないことを考えていると、俺の持っているものに気が付いたのか、声をかけてくる
「あら? それはお昼?」
「そうですよ。 どこかで食べる所ないかな、と探していたもので」
「ならついていらっしゃい」
俺の返事も聞かず、さっさと歩きだしてしまう更識会長。 なんというか、自由な人だ。 ため息をつきたかったが、つくことはせずにそのまま更識会長の後ろをついていく。 しばらく歩けば、とある教室の前で止まる。 生徒会室、と書かれていた
「さ、どうぞ」
更識会長はドアを開けると俺に入るように促す。 中に入れば、
「そんなわけで、一名様ごあんなーい!」
「どういうわけですか!!」
秘書のような人が更識会長に詰め寄っているが、俺はそれを気にせずにおにぎりとお茶を出す。 何か言い合いをしているようだが、俺はおにぎりの包装をはがし食べ始める。 言い合いが一方的に秘書のような人が注意にシフトしたころ、俺はおにぎりをすべて食べ終えお茶を飲んでいた
「それで、彼は?」
「うぅ、虚ちゃんが怒った......」
「お嬢様?」
よよよとウソ泣きをしていた更識会長だったが、秘書のような人の怒気に沈黙。 真面目にするようだ。 というか、美人がマジ切れすると本当に怖いのな。 一つ勉強になった
「彼があの、白い閃光よ。 というよりも、男子が二人しかいないんだもの、虚ちゃんだって予想ついていたんじゃないの?」
「・・・・・・」
沈黙する秘書のような人。 だが、多分予想はついていたのか特に驚くことはなかった。 というか、また白い閃光が...... 何度も元だっていう話しているのに、毎回これだ。 いい加減修正する気もなくなる。 チラリと秘書のような人を見てみれば、真剣な表情でこちらを見ていた。 一応更識会長から紹介はあったが、自己紹介はしないとな
「さっき更識会長が言っていましたが、
「私は布仏虚です」