Fate/Apocrypha - Romancia -   作:己道丸

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ご無沙汰しております。
FGO第2部にてブリュンヒルデのエピソードが実装されましたこの頃、いかがお過ごしでしょうか。遅筆に恥じ入ることしきりでありますが、続話を投稿いたします。


02:彼と彼女について a

     ***

 

 

 

 

 

 煉瓦造りの一室は光を通さない。

 褐色や暗褐色、時には象牙色に似た、数多の直方体が互い違いに積み上げられた一室。煉瓦と煉瓦を繋ぐ接合剤は幾何学模様で広がり、ともすれば格子であるかと思われた。

 扉を閉ざされている。

 空隙は一つだけ。

 縦に細長い、採光と換気のみを求めた、窓代わりの隙間が一つだけ。

 覗かれる空は蒼く。

 差し込む光は白い。

 空隙から注ぐ陽光は斜線を描き、向かいの壁にある扉へ道をつけている。

 そんな一室に、青白い輝き。

 

「…………」

 

 火ではない。

 電気でもない。

 人界にはない異端の光。

 神代の業の残り滓。

 魔術の輝き。

 

「……は」

 

 簡易な図形、その線自体が発光していた。

 右肩下がりの縦長な矩形。底辺の一線は無く、右の縦線は短い。

 引き裂くものの象りだ。

 鎌。

 爪。

 いいや野牛の角。

 そういったものが、小さな体に描かれている。

 空気を下す細首の先。

 鼓動もあらわな薄い胸。

 心の臓のその上に。

 

「あ、ぅ」

 

 熱のある呼気が唇を割った。

 少しだけ、濡らして。

 

「ん」

 

 臓器の躍動に矮躯が踊る。

 青白い肌が朱を帯びて、痩せ細った手足はふくよかに。

 火照るように、芽吹くように、枯れ枝の花が咲くように。

 瞳、開いて。

 

「ここ、は」

 

 錆びた鉄の緋色だ。虚弱な視線が虚ろに迷う。

 己の体の在り処さえ判然としない、放浪する心。

 だが、それでも、

 

「あなたは」

 

 眼前の人は分かる。

 

「あなたが」

 

 施しを得たと理解出来る。

 この人の救いがあったから、胸の鼓動があるのだと。

 手足に鎧ある彼女が。

 

「お気付きになりましたか」

 

 覚束ない視線、それを受けた彼女の瞳。

 ほんの僅かに、細めた瞼の向こうに隠して。

 

「マスター」

 

 微笑み。

 

 

 

 

 

     ***

 

 

 

 

 

「どうか。どうか、そのままでいてください」

 

 眉尻を下げて、不安げに。

 案じるように、白い長髪を揺らして。

 危ぶむように、黒衣の胸元を抑えて。

 翼を模した冠は高くにある。

 しなやかな脚より、細やかな肩より高く掲げられた、美貌の上に。

 

「活力のルーンを施しました。ですがそれでも、貴方の体は弱っています」

 

 斜線を描いた陽光は長身の笑みは含まない。

 陰りの中の微笑み。しかし双眸には憂いがあった。

 迷っているようだった。

 だがそれは、どうすればいいか、ではない。

 どうしたら傷つけないか、と苦慮するような。

 叶えてあまりある己の力の、適切な加減を模索するような。

 自らを疑い、誇るところが削れてしまったような、覚束なさ。

 

「――どうか、健やかのための安静を」

 

 だのに彼女は笑む。

 眉尻を下げて、不安げに。

 案じ、危惧し、強張ってしまっても。

 吹きさらしの下でも花が咲くように。

 微笑んで。

 

「おれ、を」

 

 案じているのか。問おうとして、

 

「……っ?」

 

 喉が抑えられた。

 

「――申し訳ありません」

 

 それを見た彼女の、その時の。

 本当に本当に、泣き出してしまいそうな。

 ああ決して、そんな顔をさせたかった訳ではないのに。

 

「貴方の安全を得る上で、受け入れざるをえない状況でした」

 

 それは、声を取り押さえる首輪のことか。

 それとも、左手を肘掛けごと食う巌のことか。

 

――立てない……

 

 この身は座していた。

 両脇に車輪を備える、鉄の骨子で組まれた椅子だ。黒塗りの布が背や尻を受け止めている。合理と快適の折り合うところを成したそれだけに、左の肘掛けにあるものはあまりに異質だ。

 岩塊。

 腫瘍にも似た巌が、肘掛けと手首の先を包んでいる。

 これは第三者が付け加えた、

 

「拘束」

「はい。……ここが敵地、“黒”の陣営の治める城なれば」

 

 瞠目するだけの力はあったらしい。

 知らずと表情が動き、受けた彼女は首肯した。

 

「全くの慮外だったのです。この城にいる方達にとって。勿論、私達にとっても。

 まさか“黒”の陣営の陣地において、“赤”の陣営側の召喚が為されるなど」

 

 だが、

 

「だからこそあの方達は、マスターを懐柔しようとしています。

 マスターのお召し物も、あの方達から差し出されたものです」

 

 そうだ。火照る肌を包むものがある。

 襟は頰、袖は手首まで届く白い服。袖の無い胴着と穿き物は黒い色。か細い身には些か以上に大きなそれら、布の弛みで袖元は膨らみ、皺が多く刻まれている。

 そして悟った。

 袖を穿つ腕、岩に埋まる左の手、その手の甲には力が刺さっている。

 自らのものではない魔力と術式だ。それが身の内の魔力を司る、魔術回路に食い込んでいる。

 そうか。

 

「これが、令呪か」

 

 今度は彼女が瞠目する番だった。そして、覚悟するように眉間を詰めて、

 

「――はい。御手に刻まれたものこそ、マスターがマスターであることの証。

 契約したサーヴァント、即ち私に対する三度の絶対命令権」

 

 しかし、

 

「しかし今は、その発動を悟って爆ぜる首の輪があります。どうか御自愛を」

 

 そして、彼女は跪いた。

 座した眼下、流れ落ちる長髪の合間から、白い首筋。

 

「御身が虜囚の辱めを被る事、従属として不徳の限り。

 ですが。ですが必ず、聖上たる御身に解放と勝利、そして聖杯を捧げましょう」

 

 床に拳が突きつけられ、そのたもとで輝く粒子が溢れ出た。

 魔力の輝きだ。

 彼女の拳を起点に光は左右へ走り、その波はある物を現す。

 即ち、

 

「――我が槍に誓って」

 

 巨大な穂を誇る紫紺の槍。

 彼女が司るもの。

 

「“赤”のランサー、ブリュンヒルデ。召喚の招きに推参いたしました。

 これなる槍は貴方に先駆け敵を絶ち、沸き立つ焔が障る全てを払いましょう」

 

 彼女の名前。

 ブリュンヒルデ。

 それが貴女の名前。

 

「ブリュン、ヒルデ」

「はい」

 

 見下ろす瞳を彼女は見た。

 瑪瑙の煌めきに映る自分。

 ブリュンヒルデが、俺を見ている。

 

「――強いられた眠りより目覚めた貴方に、悲嘆のない結末を」

 

 

 

 

 

     ***

 

 

 

 

 

「マスターは、現状をどこまでご存知でしょうか」

 

 傅く彼女の見上げる瞳。

 帳の前髪、覗く碧眼に憂慮の陰り。

 立って日の光の外にあり、跪いてこちらの影に落ちた彼女。

 鬼胎の問いかけ。

 

――応えたい

 

 この身を案じるこの人に。

 この思いに。

 考えよう。

 今、何が起きているのか。

 巡らせる。

 何故ここにいて、何があったのか。

 

「俺、は」

 

 喉の縛りを超えて、

 

「聖杯大戦で使われるホムンクルス」

 

 彼女の堪える瞳。

 

「――だった」

 

 そうだ。

 もう、それらではいられない。

 

「俺は聖杯大戦に参加する、貴女のマスターだ」

 

 せめて俺にできる精一杯を返そう。

 全知全能の矮小、ホムンクルス。

 何もかもを知っているだけの。

 何一つとして分からない俺を。

 それでも救った彼女の瞳が、せめて濡れないように。

 

「はい」

 

 溢れた息、震えて。

 肩の力が、緩んで。

 

――よかった

 

 彼女が望んだ答えだっただろうか。

 そうであれば、良いのだが。

 

「貴方の招き、契約があればこそ、私の体はエーテル塊として再現されました」

 

 感じ入るような瞑目。しかし、

 

「貴方にルーンを施すため実体化していましたが、これは貴方の魔力を費やすこと。

 ご快癒の暁には、霊体化をもってご負担が減らせるよう……」

「いい」

 

 それだけは即答できた。

 

「そのままが、良い」

 

 貴女の瞳と姿を側にしたい。

 それがあれば、支えはあると信じられるから。

 世界に何の貢献もできない俺でも。

 それでも生まれたいと願った俺を。

 救った貴女が側にいれば、肯定できると思うから。

 

「――はい」

 

 彼女はどう思っただろうか。

 合理より願望を優先する、分別の無い主と思っただろうか。

 分からない。だから、分かる事ぐらいは示さなければ。

 

「聖杯大戦」

 

 閉じていた瞼が、垂れた頭とともにあげられて。

 怜悧の瞳、堅固の覚悟を示す瑪瑙の眼睛、捧げられた双眸の熱量。

 聖杯大戦。

 その一語が彼女の、ブリュンヒルデの内蔵する覚悟を放熱させた。

 

「俺たちの関わる、これは、本来のそれと、大分違う、らしい」

「そうです」

 

 声が掠れてしまったからだろうか。

 ブリュンヒルデは言葉を引き継いだ。

 

「私に宛てがわれたランサークラスの他に6騎。それぞれを従えるマスターを含めて7組。

 最終勝利者の願いを叶える願望機、聖杯の使用権を巡る殺し合いの魔術儀式」

 

 それが、

 

「聖杯戦争」

 

 だが、

 

「私達の関わる聖杯大戦は“黒”と“赤”の二勢力、双方に7騎ずつ召喚された上での集団戦。

 まずは反する陣営を滅ぼし、その上で生き残った者達が争う。……それこそが」

 

 この、

 

「聖杯大戦」

 

 彼女の言葉は、脳裏に刻まれた知識と相違ない。

 頭の中、忘れることのないよう固く彫り込まれた情報。

 

「やはり貴方は」

 

 言い終えて、一拍おいて。

 確信するこちらに、ブリュンヒルデは納得を得たという風に、

 

「私達と同様に、マスターは聖杯大戦について、前もって知識を与えられているのですね」

「ホムンクルス、だから」

 

 神秘学の産物、ホムンクルス。

 定められた命題のため、魔術によって生み出された生命体。

 多くは短命で、想定された用途以外の運用はありえないとされて。

 故に、その範疇において知識と能力が約束されている存在。

 自分に課せられた命題は、

 

「俺は、魔力を与えるための、ホムンクルス」

 

 魔力。

 神秘に根ざす業の源。

 人の身で編む者を魔術師と呼び。

 編むため宿すものを魔術回路と言う。

 

「分かります。

 マスターから頂く魔力は、神霊である私が十全に力を振るって余りある量です。

 神秘の薄い当世に置いて、こと魔力を生み出すことにかけて、マスターは破格であらせられる」

 

 魔力を編み出す量は、個の技量と才に因るところもあるが、基本として魔術回路に準ずる。そして魔術回路の性能は、原則として経た年月と継承の回数に比例して高められていく。

 然るに、運用こそ持ち主の実力だが、基幹となる魔力生産量は血筋の歴史に由来する。

 優れた魔力編纂能力を得るには時間がかかる。

 本来ならば。

 

「………………」

 

 ブリュンヒルデは喉を硬くした。

 何かとても、辛いものが塞いだように。

 

「……しかしマスターは、ご自身がマスターになることは想定されていなかった」

「あぁ」

 

 理解した。彼女はそれを察したのだと。

 目覚める前のおぼろげな記憶。

 灯る水に満ちた柱、そこに封じられた自分、同様の同種個体。

 知っている筈だ。彼女は、あの部屋で召喚されたのだから。

 

「本来サーヴァントが要する魔力は、マスターが与えます。しかし、“黒”の陣営は――」

「そうだ。指揮権と、魔力供給を、分担する術を、編み出した」

 

 指揮権、即ち令呪と魔力供給のパスを分かつ術。

 

「サーヴァントの維持に要する魔力量は膨大です。戦うとなれば、尚のこと。

 優れた者でさえ維持しながら戦うことは難しく、並みの者では自滅さえあり得る」

 

 利益と危険の分割。

 権利の享受、義務の放棄。

 それさえ出来るなら、やりようはあるという事だ。

 

「俺は、消耗品、だった」

 

 優れた魔術回路を持つ生命体の量産。

 引き換えは、個々の寿命と身体機能。

 本来なら人間数代の年月を要する魔術回路を、僅かな寿命と虚弱な肉体を代償に、数年で造る。

 

「――きっと俺は、5年も保たない」

 

 ブリュンヒルデは、何かを言おうとした。

 胸の内の空気を、言葉にしようとした。

 舌と唇に、その機能を果たせ、と。

 だが、

 

「――ぁ」

 

 音のみが零れる。

 

「いいんだ」

 

 過去は変わらない。

 貴女が変えてくれた宿命。だが変わるには、かつてそうであったという事実は変えられない。

 短命。

 虚弱。

 不自由。

 しかしだからこそ得られた能力が自分を救い、救った彼女の存在を支えているというのなら。

 だから、

 

「いいんだ、ブリュンヒルデ」

 

 ぐ、と。彼女は俯いてしまって。

 床の上の拳は、より硬くなって。

 それでも、頷いてくれて。

 

「――マスターは」

 

 揺らぎのある呼びかけ。

 床に落ち、転がって。

 

「此度の聖杯大戦、いかなる願いがありましょう」

 

 願い。

 聖杯に関わるならば、マスターもサーヴァントも持つだろう、それ。

 今は無いものを得たいと思う、激情の傾き。

 

「……分からない。持ち得ない。でも――」

 

 ここから出たい、消費されたくない、生まれたい。

 そう願ったことは確かで、しかしそれは、ブリュンヒルデによって果たされた。

 だとしたら、

 

「願いを、持ちたい」

 

 彼女の救いで繋がった生を、失いたくない。

 いつか願いを得るかもしれない生を、続けたい。

 

「生きていたい」

「――叶えましょう」

 

 彼女は立ち上がった。

 金属が鉱物を撫でる音、槍の穂先が浅い爪痕を床に刻む。

 槍を携えたブリュンヒルデがその背を伸ばす。

 

「聖上たる御身の願いを叶えることこそ我らの大原則。

 何故なら我らは歴史の影法師、今を生きる者のために身を費やす者」

 

 何より、

 

「終ぞ勇者の命を狩り取ることしかできなかった、この霊基。

 死した後、無辜の命を助くために使えると言うのなら、これに勝る本懐がありません」

 

 具足の踵が床を打ち、白銀の長髪が弧を描き。

 振り向く彼女が背を見せて。

 

「マスター。今は名も無きマスター。

 貴方に命ある明日を。いつか貴方の名を呼ぶ人がいる明日を、必ず」

 そのために、

 

「――姿をお見せください」

 

 

 

 

 

     ***

 

 

 

 

 

 こちらに背を向けたブリュンヒルデが向かうもの。

 この一室の扉。

 

「不肖この身を許したもうた聖上は、姿ある者をこそ好いと仰った。

 どうか、拝謁賜ること望むならば、どうか……お姿を」

 

 音を薙いで槍は構えられた。

 精錬にして自然、高みの水が流れ落ちる道理のように。

 知覚を免れ果たす戦闘準備。

 無を前にして彼女は武を調える。

 

「ブリュ……」

「バーサーカー」

 

 どうしたというのか。

 問いの呼びかけは、第三者が遮った。

 

「いいぞバーサーカー。霊体化を解いてくれ」

 

 扉越しに響く、くぐもった声。

 年若い男の声だ。それを契機に生じたものがある。

 光だ。

 

「……ゥ」

 

 突如として光の粒子が溢れ出す。

 それはブリュンヒルデが槍を現したのと同じ現象。

 サーヴァントとそれに付随する物が実体化する現象。

 

「ウ、グゥ」

 

 鉄を釘打たれた女だった。

 獣じみた固い赤髪、双眸を隠すざんばら髪は、しかし額から伸びる金属の角が割り開いている。鞣したような黄金色のそれ。同じ色は、左右の耳元から生えた筒形の排気口と、首を囲う首輪にもあった。瞳の色定かならぬ面立ちは、しかしブリュンヒルデと同じ目線の高さだ。

 痩身に鋼を加えた異形。しかし衣装はそれに反し、白く柔らかな花嫁衣装のものだった。黄金の球を下げた腰回りは細いまま、波打つスカートは朗らかに大きく膨らみ、芙蓉の花を思わせる可憐さだ。

 しかし手には長柄の鉄槌。

 先端に銅色の鉄球を備えた戦鎚。

 

「グル、ル、ルル」

 

 およそ女の出す声ではなかった。

 墓穴の陰りから立ち昇る唸り声。

 物狂いの激情。

 

「“黒”の、バーサーカー」

 

 かくも獰猛な精神が適するのは、7つのクラスにあって一つだけ。

 狂戦士、バーサーカーのクラス。

 “黒”の陣営の拠点に現れるこれこそ、他ならぬ“黒”のバーサーカー。

 そして扉は開かれた。

 

「――マスター。“黒”の陣営のマスター達です」

 

 開かれる扉をバーサーカーが守るように。

 ブリュンヒルデも背にするこちらへ囁いた。

 

「敵、なのか」

 

 “黒”の陣営。

 それは自分を消費するために鋳造した者たち。

 

「……或いは、同盟者となりうる方々、です」

 

 喉奥の渇き、肘掛けを握る右手の痛みを解くように。

 恐怖を鎮める彼女の励まし。

 そして、槍の一閃。

 自分と扉の間を断ち切って、

 

「大丈夫です、マスター。――貴方は私が守ります」

 

 

 

 

 




ブリュンヒルデさんは、英雄欠乏症の発作さえなければいい人なんだろうなぁ、という印象。ジーク君(現時点では無名)も、救い主&判断の指針になる相手がいるとまたムーブが変わってくるだろうなぁ、という話。
原作では、自力で脱出+援助にそこそこ限度を設けているアストルフォ+自己判断を促すケイローンのトリプルコンボで、「自分の考えありきで他人のため」に動けたという解釈ですが、初手から自分を助け続ける人に出会ってしまった彼はどんな道を選ぶのか、という感じで本編は始まります。

もうちょいジーク組の身辺整理が続きます。
次はせめて一月以内に出したいと思います。

p.s.
忘れてましたが、冒頭で登場するルーン文字は「ウル」というものです。
野牛の角という意味で、魔術的には肉体・精神面での補強、病床からの快癒に効果があるものなんだとか。生命力の弱い初期状態のジークを助けるものとして登場させました。
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