魔法少女リリカルなのは 運命を変える者   作:レイブラスト

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第8話

『『の、望君!?』』

 

突然倒れた望を見て、なのは、フェイト、はやての3人はバリアジャケットを纏い望のもとへと向かう。

 

 

 

なのはSIDE

 

「だ、大丈夫!? 望君!!」

 

「ああ、高町か……平田なら大丈夫だ。気絶しているだけだ。私との戦いで疲れたせいだろう」

 

「よ、良かった……」

 

私はシグナムさんの言葉を聞いてほっとした。まさか初日で、しかも朝練の段階からこんなことになるとは思っていなかった。もし何かあったとしたら望君に申し訳がたたなくなってしまう。

 

「なのは、望はどう?」

 

「なのはちゃん、望君の容態は?」

 

少し遅れて、フェイトちゃんとはやてちゃんがこっちに来る。望君を心配してくれたみたい。

 

「大丈夫、命に別状はないよ。今は気絶しているだけ」

 

「そうなんだ。良かった」

 

「いきなり倒れたさかい驚いてしもうたやん」

 

「望をこのままにしてるのも悪いから、一度皆のところに戻ろう」

 

「そうだね」

 

私たちはフォワード陣の皆がいる場所へ移動した。望君はシグナムさんが責任を持ってメディカルルームに連れて行ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………あいててて、ここは?」

 

気がつくと、俺はどこかの部屋にいた。

 

「俺は……どうなったんだ? 確か、シグナムさんに勝負を挑まれて……」

 

「あっ、もう目ぇ覚めたんや。ホンマに心配したんやで」

 

「望君大丈夫?」

 

俺が目を覚ましたことに気づいたなのはとはやてが声をかけてくる。

 

「少し体が痛いが、特に問題はない。それより、勝負はどうなった? 俺の知る限りではシグナムさんにダメージを与えた筈だが……」

 

「それは間違っとらんよ。結果は望君の勝ちや」

 

「そうか……」

 

ふぅ、と小さくため息をつく。結構鍛えてたと思ってたが、今回はまぐれに近い勝利だった。まだまだ甘かったようだな。

 

「そ、その……平田、すまなかった。やりすぎてしまったようだ。少し熱くなりすぎた。反省している」

 

「ごめんな。シグナムを止められなかったウチにも責任があるわ」

 

「いいさ。もう気にしていない。お陰で自分自身の弱さを実感できたし」

 

ただ、当分はシグナムさんと戦いたくないな。

 

「そう言ってもらえると助かる。次回からは気をつけよう」

 

「だけどシグナムさん。今回の事は少しは反省してくださいよ」

 

「そうやな。これを期にシグナムの暴走癖を止められたらって思うとるんよ。流石に今回の件は見過ごせへんから、シグナムにも良い薬になるやろ」

 

「それじゃあ、皆で朝ご飯食べに行こうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後俺達は食堂へ赴き、フォワード陣、隊長陣に分かれて座り、テーブルをくっつけて食事をしながら会話をしていた。ちなみに、スバルの食事量に絶句したのは秘密だ。

 

「それにしても平田さん。さっきは凄かったですね」

 

「ただのまぐれさ。シグナムさんはあの場からほとんど動いてないからな」

 

実はあの模擬戦でシグナムさんは殆ど最初に立っていた場所から動いていなかった。

せいぜい動いたと言えば、長距離ビーム砲を躱す時と、『紫電一閃』の攻撃を繰り出す時、俺が心配になって近づいた時の3回しか動いてない。後は全くと言っていい程移動していない。

 

「それでも凄いですよ」

 

「そうだよね。平田さんって魔法使って今日でまだ2日目なんでしょ? それでシグナム副隊長に一撃入れたんですよ。凄いに決まってますって」

 

「……まぁ、褒められて悪い気はしないな」

 

少し嬉しくなってくる。

 

「そうだ。スバルや皆もだけど、もっと自由な呼び方で呼んでほしい。俺としてはそっちの方が気が楽でいい」

 

「じゃあ…私は望って呼ぶけど、いい?」

 

「ああ、スバルみたいな感じで構わない。エリオとキャロもそこまでかしこまらなくていいから。ここでは、2人の方が俺より先輩なんだからさ」

 

「「あっ、はい」」

 

やっぱフレンドリーが一番だな。溶け込むのが楽でいい。

 

 

この後、俺達はしばらく話を続けていた。




今回はここまでとなります。

次回の内容は、フォワード陣VSなのはの、模擬戦です。

お楽しみに。
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