それを打ち破る事態が発生する。
18話です、どうぞ。
部隊内での揉め事から数日後。なのはとティアナは仲直りをし、すっかりいつも通りになっていた。
最近は訓練の難易度が上がっており、少し苦労してるが割と楽しく過ごしている。
「はい。今朝の訓練と模擬戦も無事終了。お疲れ様!」
訓練場で整列して座り込んだ俺達に、なのはが笑いかける。その両隣りにはヴィータ副隊長とフェイトがいる。3対5と数では押してるものの、結構きつかった。ちなみに対戦カードはスバル対ヴィータ、エリオ、キャロ(フリード)対フェイト、ティアナ対なのはという感じで、俺は状況を判断し劣勢になり始めたところに援護に入るというものだった。
割と地味だと思うかもしれないが、意外に重要な役割なんだ。ただ終盤になると、ほぼ全員が劣勢になってくるから全員の援護に回らなければならないという、鬼みたいなことをしなきゃならんかった。おかげで軽く死にかけた。
「実は何気に、今日の模擬戦が第二段階クリアの見極めテストだったんだけど」
え、マジですか、なのはさん? 知らんかった……
「どうでした?」
「合格」
「「はやっ!?」」
しかも即答て。普通これは間を開けるもんだろ。
「ま、こんだけみっちりやって、問題あるようなら大変だってこった」
「確かに…」
むしろあったら困るよな。
「デバイスリミッターも一段階解除するから、後でシャーリーのところに行ってきてね」
「明日からはセカンドモードを基本形にして訓練するからなー」
つっても、俺のデスティニーには第二形態も何もないが。リミッターはあるけど。
…………あれ? そういえばさっき明日と言ったが、午後からじゃないのか?
「今日は皆、一日お休みです」
さいでっか……
少し時は流れ、街中。
「あむ…おいしい~!」
「ちょっと、食べ過ぎよスバル」
俺はスバル、ティアナと一緒に街へと出かけていた。今スバルはアイスクリームを食べているが、驚くことなかれ、大量買いしてるんだ。あまり買いすぎると金がなくなるぞ……まぁ全部俺の奢りだけどな! お陰で財布が随分軽くなった(泣)。
『以上、芸能ニュースでした。続いて政治経済―――昨日、ミッドチルダ管理局、地上中央本部において来年度の予算会議が行われました。当日は首都防衛隊の代表、レジアス・ゲイズ中将による、管理局の防衛思想に関しての表明も行われました』
ふと近くのテレビを見ると、1人の厳つい男性―――レジアス・ゲイズ中将が映し出されていた。
『魔法と技術の進歩と進化。素晴らしいものではあるが、しかし! それがゆえに我々を襲う危機や災害も、10年前とは比べ物にならないほど危険度を増している! 兵器運用の強化は進化する世界の平和を守るためである!』
随分と威厳に満ちているな。
『首都防衛の手は未だ足りん。地上戦力においても我々の要請さえ通りさえすれば、地上の犯罪も発生率20%、検挙率においては35%以上の増加を初年度から見込むことができる!』
「本当にそうなるのかな?」
「難しいんじゃない? 魔法は『安全でクリーンなエネルギー』だし」
「だが全員が使える訳じゃあない。自分の身は自分で護らないといけないから、いつかは必要になるだろう」
実際地球では護身用の質量兵器を大量生産してるし。ていうか、ミッドの常識持ち込んだら地球の軍隊全否定だろ。
そう考えてたとき、ティアナに通信が入った。
「あれ? キャロから全体通信?」
どういうことだ? ただごとじゃないのは確かだが。
『こちら、ライトニング4。緊急事態につき、現場状況を報告します。サードアベニューF23の路地裏にて、レリックと思しきケースを発見。ケースを持っていたらしい小さな女の子が1人』
『女の子は意識不明です』
「F23……」
急いで座標を確認する。ふむ、案外近いな。
俺達は現場へ急行した。
望「最後の通信に出てきたのが、重要人物らしいな」
そうです。そして次回は、彼女を狙う敵組織との戦闘になります。
望「ちなみにディエンドの変身者とも戦闘するらしい。どんな結果になるのやら」
次回も、よろしくお願いします!