魔法少女リリカルなのは 運命を変える者   作:レイブラスト

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第二部、無印編開始!

望「無事に進むと……いいなぁ」



無印編
第25話


魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 前回の3つの出来事は―――

 

1つ! 謎の男の仕業によって機動六課は全滅してしまった。

 

2つ! 突如発生した次元の穴によって俺は別の場所に飛ばされてしまった。

 

そして3つ! 飛ばされた先で襲ってきたのは、仲間である筈のアルフと何故か子供の姿になっているフェイトであった。

 

 

 

…………すまん。混乱のあまりオー○風のあらすじを言ってしまった。だってよ、フェイトの見た目が子供になってるんだぜ? おかしいったらありゃしないだろ。

まるで時が戻ったみたい……ってまさか、俺はタイムスリップしたんじゃあるまいな!?

いやいや、いくらなんでもそれは―――

 

「あの……」

 

「ん?」

 

フェイト(?)が話しかけてきた。

 

「ジュエルシードを渡して下さい。そうすればもう危害は加えませんから」

 

「………………え?」

 

今、なんと言った? ジュエルシード? この子はジュエルシードを集めているのか? つまり、あれか。かの有名な『ジュエルシード事件』が始まってると、そういう訳ですか。ふーん……

 

(えぇぇぇぇぇぇぇええええええ!?!? やっぱ俺タイムスリップしちゃったのか!? 一体何が原因で……はっ。あの穴かぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!)

 

表面は冷静ながらも、心の中では大いにシャウトしていた。が、そうしていても埒があかないので質問に答えることにした。もちろん、ジュエルシードは知らないことにする。

 

「……ジュエルシードって何だ?」

 

「え?」

 

「青い宝石だよ! 持ってんだろ!」

 

「ちょっと待ってくれ。えーっと……」

 

ポケットの中をまさぐり、それらしきものを探す。すると、どういう訳かズボンの左ケツのポケットに入っていた。

 

「これのこと?」

 

「あ、はい」

 

「じゃあ……はい」

 

俺はフェイト(?)にジュエルシードを渡し、握らせる。下手に戦闘になるのも困るので、こうしたのだ。

 

「え? え?」

 

見事に戸惑ってるな、おい……アルフもポカンとしてないで助けてやれよ。

 

「さて、他に用事は「あの」ん?」

 

「あなたは…管理局の人じゃないんですか?」

 

……はて、困ったぞ。俺は元いた場所では管理局に入っていたが、ここが過去だとすると俺は存在していないからな。やはり知らないことにしておくか。

 

「管理局? 何のことだ?」

 

答えると、2人は何やら話し始めた。

 

「アルフ……さっきの反応の事も考えると………」

 

「そうみたいだね…………悪いことしちゃったなあ」

 

相談しているところを悪いが、こちらからも質問させてもらうぜ。

 

「ちょっといいか」

 

「あ、はい。何ですか?」

 

「ここはなんて街なんだ?」

 

「ここは……海鳴市ですけど」

 

以前任務で訪れた場所と同じ地名か。いや、ジュエルシード事件が起こった場所を考えると当然と言えば当然か。

 

「……今は西暦何年だ?」

 

「へ? 2004年ですけど……」

 

「2004年……」

 

10年前の年号……これで確信した。俺は過去に飛んでしまったのだ。となると、本格的にまずいぞ。ここには家がない。毎日を野宿して過ごさなければならないだろう。

 

「ねえ、アルフ。やっぱりこの人……」

 

「そうだね……」

 

「どうしたんだ?」

 

またもや話し合ってるので、思わず声を掛けた。

 

「あの、ちょっと突拍子もない話になるんですけど……」

 

「構わない。遠慮なく言ってくれ」

 

まあどんな内容かは予想してるがな。

 

「簡単に言いますと……ここはあなたがいた世界とは別の異世界です」

 

「異世界……?」

 

予想通りの質問がきたことに逆に驚きつつ、わざと知らないように返す。

 

「あなたは次元漂流者で、分かりやすく言うと次元規模の迷子であって…………」

 

「わかった。皆まで言わなくていい。ようするに俺は異世界に飛ばされたと、そういうことか?」

 

「はい」

 

実際には過去を遡っているんだが。それより家をどうするかだな。金なんざ持ってないし、第一泊まるあてもないし―――

 

「あ、あの……」

 

「ん?」

 

「もしよければ……家に来ませんか?」

 

え!?

 

「家って……いいのか?」

 

「はい。このままほっとくわけにもいきませんし、いきなり襲ってしまったお詫びもしたいですし……アルフもいいよね?」

 

「まあ、そうだね。悪い奴じゃなさそうだしね。アタシは構わないよ」

 

な、なんかとんとん拍子に話が進んでいくが……まあいい、渡りに船とはこのことだ。

 

「どうですか?」

 

「……行くあてもないし、お願いするよ」

 

これで住居は確保だ。

 

「はい」

 

「それじゃあ、よろしく。えっと……」

 

「あ、自己紹介してなかったですね。私はフェイト・テスタロッサです」

 

「アタシはアルフだよ」

 

「俺は…望。平田望だ」

 

もう1つの方にも確信を持てた。彼女はフェイト・テスタロッサで間違いない。10年前のな。……はぁ、これからマジでどうするかな。過去を知ってる身としては、放っておけないが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???SIDE

 

「ほほう……あいつも中々やるな」

 

物陰から除いていた人物―――ゆりかご事件の真の黒幕は、そう呟いた。

 

「しかし、まさか過去に飛ばされるとは思ってなかったな。お蔭で長い時間を掛けた仕込みがパァになってしまったが、これも一興だ。しばらくは様子を見ておこう。そして、あいつ等が歓喜している最高のポイントで……絶望させてやる」

 

醜悪な笑みを浮かべ、男は姿を消した。





望「アイツも飛ばされてたのかよ。予想はしていたけど」

StrikerSの時のような大規模な暗躍はできませんので、安心して下さい。
問題は話数ですね。

望「話数がどうかしたのか?」

構成予定だと、無印編とA's編はStrikerS編より話数が少ないんです。
それぞれ半分程度といったところでしょうか。

望「どうしてそうなったんだ?」

短期間で解決できるようにしたら、必然的にこうなりました。同時に戦闘描写も激減してしまいました……

望「まぁ、仕方ないんじゃないか? ストーリー上の都合なんだから。それより次回は?」

次回はエターナルの設定を書きます。原作とは異なったオリジナル部分があるので。

望「だそうだ。よろしく!」
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