魔法少女リリカルなのは 運命を変える者   作:レイブラスト

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第2話ですが、途中で出てくる住所については、某機動隊と某ライダーから取りました。

それでは、どうぞ。



第2話

俺は今、高町という女性が所属してる組織、機動六課という施設の廊下を歩いている。

高町さんに案内される形だけどな。ちなみに彼女の服装は、ちゃんとした制服になっている。

さっき話を聞いたのだが、どうやらここは魔法が存在してる世界らしく、出会った時の服装はバリアジャケットと呼ばれる、一種の防護服だとか。俺のデスティニーもそうじゃないかと訪ねられたな。

後々面倒だったので、そうだと答えたが。え?今デスティニーはどうなってるかって?

ブレスレットみたいな形になっていて、六課の人に預けてあるよ。この形態のことを待機状態というらしい。念じるだけでこうなったのには、正直驚いた。

 

しばらく歩いていくと、高町さんがある一室のドアをノックする。「どうぞ」と声が掛かるので、一緒に入る。

 

その部屋では1人の女性が椅子に座っていた。

 

「失礼します。高町なのは一等空尉、任務の報告に参りました」

 

「とりあえずご苦労さん。で、そこにいる人がなのはちゃんが言っていた人やな?」

 

「はい、次元震が起きたと思われる場所に彼がいたので同行願いました」

 

「はじめまして。私が機動六課の責任者、部隊長の八神はやてです」

 

「!?」

 

俺は目の前の人物に対して驚いた。おそらく、俺と同年代の女性が、一部署を任されているのだ。個人的な先入観かもしれないが、こういうのは厳ついおじさんとか、年上の人がなるもんだと思っていた。驚くなっていうのは無理だろう。

 

「さてとまあ、堅っ苦しいはこの辺にして、ゆっくりしたってや。ごめんな。うち堅っ苦しいの苦手やねん。気楽にしててええよ」

 

「ああ、ありがと―――って、関西弁? まさか、あんた日本人?」

 

魔法の世界で関西弁を聞くことになるとは思わなかった。

 

「あれ? もしかして地球の、しかも日本出身なん? そんなら話が早いわ。ウチの六課では第97管理外世界・地球に関係しとるもんが多いから早ければ2・3日でも帰れるで」

 

「それは本当か!?」

 

「ああ、本当や。それで早く帰るために、君の名前とここに来る前のこと少し話してもらえんかな?」

 

「わかりました。まず、俺の名前は平田望で―――」

 

俺は自分がどういった経緯でここに来たのかを全て話した。

 

「ふむ…アニメのキャラが描かれてた紙、か。確かに端から見れば宣伝に見えるな。ちなみに、なのはちゃん個人の意見としてはどう思う?」

 

「私はロストロギアとかの可能性は低いと思うな。なんで、そんなことが起きたかはわからないけど……」

 

「そうやな、うちも同じ意見やな……。まぁ、平田君を送り届けた時に少し調査してみよ」

 

「それがいいね」

 

「で、どうなんだ?」

 

「ああ、ごめんごめん。さて、平田君。君の住んでる町がどこにあるか教えてもらってもええかな?今から調べてみるわ」

 

「はい。確か、東京の新浜市の夢見町ってところだけど…」

 

「新浜市の夢見町やな。今、探してあげるさかい…ん?……あれ?」

 

「どうかしたのか?」

 

「どうしたの、はやてちゃん?」

 

「……ないんよ」

 

「え?」

 

「残念やけど、私らが知っている地球に夢見町っていうのは存在せぇへんのや」

 

「な、何だと!?」

 

「おそらくやけど、他の管理外世界で独自の星のことを地球と呼んでいるか、私らの知っている地球のパラレルワールドのどちらかやと思うねん」

 

「だけどはやてちゃん、平田君は関西弁と日本人ってことを知ってたよ。なら他の管理外世界であることはほぼないと思うけど…」

 

「うーん、そうやなぁ。でもそうなると、やっかいやなぁ」

 

「どういうことだ?」

 

「いくら時空管理局でも平行世界への干渉はできんのや」

 

「ま、マジかよ……」

 

このままでは下手したら一生帰れないかもしれないと考えていた時、八神さんが提案してきた。

 

「なぁ、平田君。六課に入ってみぃへん?」

 

「「えっ?」」

 

俺はもちろん、高町さんも驚いていた。

 

「いや、だから。帰る方法が見つかるまでうちで働くんよ。確かにここで暮らすとしたらそれなりの支援が出るやろうけど、やっぱり元いた世界、町に戻りたいやろ?」

 

「そりゃあそうだが……」

 

帰りたくないって奴はいないだろう。

 

「それなら、うちで働きながら帰れる方法についての情報を集める。うちはそれなりに大きい組織や、もしかしたら見つかるかもしれんで」

 

なるほど、一理あるな。確かに何もせずにいるよりはいいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

だが、はやての腹の中はそれだけではなかった。

実は先ほど預けてもらった待機状態のデスティニーガンダムをシャーリーに調べてもらった結果、かなり高性能なデバイスだということがわかったのだ。

 

まだ本人を検査してみないとわからないが、もし魔力反応が高ければ協力してもらいたいという思惑があったりする。それに、もしも六課に入った場合は民間協力者という形となる。つまり管理局が各組織に保有できる上限の魔導士ランクに影響しない。

よって制限ラインに触れることなく部隊の戦力アップが可能となるわけだ。

 

 

 

「ところで聞きたいことがある。機動六課はどんな組織なんだ?」

 

「言っとらんかったっけ?うちら軍事防衛組織なんよ」

 

「…………マジで?」

 

「マジや」

 

「一応格闘術は習ってるから、大丈夫だよな……?」

 

合気道はマスターしたし、剣道とかもやったし……なんとかなる、よな?

 

「……よし。俺は機動六課に入るぞ」

 

「そうこなくっちゃ。ほな、この書類にサインしてくれればええで」

 

八神さんから受けとった書類にサインをしていく。

 

「よし、これで平田君もうちらの一員や。これからもよろしく頼むで」

 

「まあ、そういうわけだから、これからよろしくね平田君」

 

「こちらこそよろしく」

 

「で、この後一度、平田君の身体を検査するけどええよな?」

 

「構わない」

 

だが検査って何をするんだ?

 

「そういえば、平田君って歳いくつなん?」

 

「俺か? 今年に入って20歳になったぞ」

 

「私らより1つ年上やな」

 

「てことは19歳か。同年代とは思ってたけど、こんなに近いとはな」

 

「そうやな。あと私の事を呼ぶときは、はやてでええよ。苗字で呼ばれるのは昔から苦手やねん。それに家族も同じ職場で働いとるから紛らわしいし。その代わりといっちゃあなんやけど、平田君のこと望君って呼ぶようにするから」

 

「私も名前のなのはでいいよ。改めて、これからよろしくね望君」

 

「ああ、よろしくな。なのは、はやて」

 

「じゃあ、検査しに行こか」

 

「わかった」

 

俺は2人の後に続いて行った。

 

 




何か、六課の裏事情が見え隠れするような……

望「いろいろと苦労してるんじゃないのか?」

あれ、望さん? 何でここに?

望「暇だから顔出しに来たんだ。これからもちょくちょく来るからな」

なるほど……あ、でしたら、来た時でいいんで次回予告お願いできます?

望「構わないが……」

では、どうぞ。

望「って言われても、次回はこれと言って目立つことはないんだよな……。強いて言うなら、六課の縁の下の力持ち的なキャラの登場と、デスティニーに関する説明があるってことかな?」

ありがとうございます。では、次回もよろしく!

望「果たして、どれだけの人が続けて読んでくれるのだろうか?」

……それは言わないで下さい。
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