望「同時に本編の最終回でもあるがな」
今回はコラボ先の銅鑼さん以外に、スペシャルゲストが飛び入り参戦します!!
望「マジでか!?」
感想をよく見ている方だったら、すぐわかる筈です。どうぞ。
各ダークライダーを倒した一同は、その先で合流することになった。
「あ、望さん」
「あれ? ここにいるということは、結局どれを選んでも同じだったのか」
「ところで、望さんはライダーと戦ったか?」
「ああ。てことは、ジャイアンも?」
「僕も戦いましたよ」
「のび太もか。……つまりこれは、ダークキバ以外のダークライダーを全て倒したってことでいいのかな?」
(そういうことだな)
「ということは、残りはダークキバただ1人ですね」
「だが油断するな。奴にはツインマキシマムすら効かなかったからな」
苦い顔をしながら、望が言う。
「大丈夫ですって。僕達の力を合わせれば、どんな敵が相手でも負けませんよ!!」
「そういうことだ! 大船に乗ったつもりでいてくれ!」
「君が言うと、本気で頼りになるんだよね……」
「ははは……」
みんなのやりとりに望は笑い、階段の先を見つめた。
「よし、最後の戦いだ。気合いを入れていくぞ!!」
「「「(おう!!)」」」
(任せといてくれ、レールスター君!)
「だから! 俺は望だって言ってるだろうがぁぁぁぁ!! ていうかさっきから全部新幹線ネタじゃねぇかぁぁぁぁああああああ!!」
もはや文字数すら合っていないキマイラの間違いに、望はツッコミを入れた。
その後、階段を上った望達は、一際大きな扉の前に来ていた。
「開けるぞ……」
ガチャリと、その扉を開けていく。すると―――
「よくここまで辿り着くことができたな。祝福の言葉を送ろう」
紅音也がいた。
「……アンタの仲間は全て倒した。世界の滅亡も終わりだ」
「それはどうかな? 少なくとも、お前達が俺に勝てる見込みがあるとは思えないな」
「この野郎! 言わせておけば―――!」
「ジャイアン、落ち着いて! 冷静さを失わせるのがあいつの狙いだ!!」
「ほう。気づいていたのか、魔法使いの少年」
「この程度の挑発は、慣れてるからね」
「そういうことだ。小細工なんて無用だからな。さっさと変身しろ」
「……いいだろう。ただし、あくまでフェアにな」
そこで音也は、望の足下にエターナルメモリを投げた。
「……何のつもりだ?」
「お前から最強の力を奪った状態で勝っても、フェアじゃない。あくまで全力を出し切ったお前達を、正面から倒すのが真の勝利だ」
「……後で後悔しても知らないからな。行くぞ、のび太、ジャイアン!」
「はい!」
「おう!」
『ETERNAL!』
『ドライバーオン!! プリーズ!!』
『ドライバーオン!!』
望はエターナルメモリを起動し、のび太とジャイアンはウィザードライバーとビーストドライバーを実体化させる。
「「「変身!」」」
掛け声と同時に、望はエターナルメモリをセットし、のび太はウィザードリングを翳し、ジャイアンはビーストリングを差し込んだ。
『ETERNAL!』
『シャバドゥビタッチヘンシーン!! シャバドゥ――ランド!! プリーズ!! ドッドッ!! ド・ド・ド・ドンッドンッ!! ドッドッドンッ!!』
『セット!! オープン!! L・I・O・N!! ライオーン!!』
鳴り響く3つの音声と共に、望はエターナルに、のび太はウィザードランドスタイル(以降、ウィザードLS)に、ジャイアンはビーストに変身した。
「では、こちらも戦う準備をしよう。……変身」
音也はキバットⅡ世をベルトに装着し、仮面ライダーダークキバに変身した。
「ドラえもん、頼むよ」
「待ってました!」
『ドラゴラーイズ!! プリーズ!!』
ウィザードLSがドラゴライズリングを使うと、ジャンボガンを装備したドラえもんが姿を変え、ウィザードラゴンドラえもんスペシャル(以降、ウィザードラゴンDSP)になった。
(さあて、本気で行くよ!)
「ああ。俺達の力、見せてやるぜ!」
「「「(うおおおおおおおおおおおお!!)」」」
力強い叫びと共に、ライダー達が突撃する。
「フン、やはり甘いな」
対するダークキバは全くの直立不動状態だ。
「はぁっ!」
「おらぁっ!」
エターナルとビーストが同時にパンチを放つが、
「この程度か?」
それぞれ片手ずつ受け止められた。が、その手をエターナルとビーストは逆に掴んだ。
「今だ、やれ!」
「何?」
『キャモナ!! スラッシュ!! シェイクハンド!! キャモナ!!スラッ―――ランド!! スラッシュストライク!! ドッドッド!!』
ダークキバが訝しんでいると突然音声が流れ、
「でやああああああああ!!」
ジャンプしたウィザードLSが、ダークキバに向けてウィザーソードガンSを振りかぶった。
それは間違いなくダークキバに直撃した……のだが。
「いい作戦だが、その程度の威力ではな」
「嘘だろ……効いてないのか?」
攻撃力が最も高いランドスタイルでのスラッシュストライクを、まともに受けて平然としているダークキバに、ウィザードLSは愕然とする。
(だったら、これはどうだ!!)
「ん?」
そこへ、ウィザードラゴンDSPがジャンボガンの力を宿した強力な火球を、連続で発射した。
「うおっ!? 危ない!」
「ば、バカ! 僕達まで攻撃するつもりか!?」
「間一髪で助かったけど、あんなの食らってたら俺達だってやられてたぞ!!」
巻き込まれそうになったのび太とジャイアンが文句を言う。
(ごめん、こうでもしないと防がれると思って)
(だが、これで奴もさすがにくたばっただろう。何せ一発が戦車を破壊するほどだからな)
そう、ジャンボガンの弾を連続で受けて無事でいられる筈はない。が……
「……少しは効いたな」
「「「んなっ!?」」」
(ほとんど無傷!?)
(嘘じゃろ……)
現れたダークキバは、全くの無傷だった。
「今度はこちらから行くぞ」
「ウェイクアップ、2!」
キバットⅡ世にウェイクアップフエッスルを吹かせると大きく飛び上がり、両足に緑色のエネルギーを纏って急降下キックを放った。
「やばい、避けろ!!」
「遅いぞ!!」
エターナルが避けるよう促すが時既に遅く、必殺技キングスバーストエンドが地面に直撃。それによって発生した衝撃波でエターナル達を吹き飛ばした。
「「「(ぐああああああああ!?)」」」
(大丈夫か、少年! どら猫! 望!)
(しっかりするのじゃ、武君!)
ドラゴンとキマイラが心配して声を掛ける。特にキマイラはジャイアンの名前を間違えずに言えている程だ。
「クソ、まだまだだ……!」
「これくらいで、やられる訳がない!」
「俺様を、誰だと思ってやがるんだ!?」
「無駄なあがきを。所詮戦いは、全てを破壊する方が勝つのだ。誰かの為に戦ってるお前等に、勝てる訳など―――」
「ある!!」
ダークキバの言葉に、エターナルが割り込んだ。
「俺達は、誰かを護るのと同時に、誰かに支えてもらっている! それで生まれた力は、どんなものよりも強い!」
「そうだ……お前のような破壊衝動の塊にはわからないかもしれないけど、僕達は互いに支え合って戦っているんだ! その力が、破壊の力に負ける筈がない!!」
「俺だって、魔理沙に支えてもらっているから、これまで戦ってこれたんだ! 負ける訳には、いかねぇんだよぉぉぉ!!」
(3人の力が高まっている……これはもしや―――)
ドラゴンが何かを悟った時だった。
突然エターナル、ウィザードFS、ビーストの体が光りだし、何かが飛び出した。
そして、ウィザードFSとビーストから出た光はエターナルに、エターナルから出た光はウィザードFSとビーストに渡り、それぞれいくつかのガイアメモリとウィザードリングに変化した。
「な、何これ!?」
「これは……あの時と同じだ! ユートピアを倒した、あの時と……!」
「どうなってるんだ!?」
(少年達の中にあるライダーとしての魂が、応えてくれたのだ)
「ライダーの、魂?」
(決して見返りを求めず、誰かを助け、また誰かに支えてもらい戦い続ける、平和を守る戦士としての心……それこそが、ライダーの魂―――ライダースピリットだ!)
「ライダースピリット……これがそうなのか」
2本のガイアメモリを見つめ、エターナルが呟く。
「何を始めるかと思ったら、ライダーの魂だ? ふざけたことを。次は完全に消してやる……!」
ダークキバは再び、ウェイクアップフエッスルを構える。
「悩んでる時間はない! 使わせてもらうぞ、この力を!!」
「うん!」
「おうよ!」
そう言うと、エターナルはガイアメモリを、ウィザードFSとビーストはリングを発動させた。
『SHUTO! MAXIMUM DRIVE!!』 『YUUKI! MAXIMUM DRIVE!!』
『TETSUJIN! MAXIMUM DRIVE!!』 『TAKADA! MAXIMUM DRIVE!!』
『チョーイイネ!! ユキナ!! サイコー!!』
『ミサキ!! ゴー!!』
発動と同時にメモリと指輪から光が溢れると、それらは6つの人の形を取った。
「っ!? き、君達は!?」
驚く望に6人は振り向く。
「俺はシュウト! 仮面ライダーブレイド・キングフォームだ!!」
「俺はユウキ! 仮面ライダーワイルドカリス!!」
「私はユキナ。仮面ライダーギャレン・キングフォームよ♪」
「私はミサキ♪ 仮面ライダーレンゲル・キングフォームよ」
「俺は鉄人……またの名を、仮面ライダーコーカサス!」
「高田だ。そしてこの姿は、仮面ライダーヘラクス!」
現れた6人のライダーは、それぞれ名乗った。
「な、何っ!? 俺の知らない、ライダーだと!?」
予想だにしてないイレギュラー達の登場に、ダークキバは狼狽した。
(少年達のライダースピリットが、彼らを呼んだのだ!)
ドラゴンが叫ぶ。
「な、何だかよくわからないけど……皆さん!」
「「「「「「ん?」」」」」」
「僕達はアイツを……ダークキバを倒さなければいけません」
「だが俺達だけじゃ勝てない。君達にも手伝ってほしいんだが、いいか?」
「「「「「「もちろんだ(よ)!」」」」」」
「よっしゃあ!!」
6人のライダーを含めた全員が、ダークキバに向き直る。
「クッ、人数が増えたところで、俺に勝てる筈などない!!」
「それはどうかな!?」
「皆さん、行きますよ!!」
『『『おう(ええ)!!』』』
エターナルはメモリを、ウィザードFSとビーストは指輪を再び発動させ、6人のライダーはそれぞれ構えた。
『WIZARD! MAXIMUM DRIVE!!』 『BEAST! MAXIMUM DRIVE!!』
『チョーイイネ!! ヘルレイドブレイク!! サイコー!!』
『ヘルレイドブレイク!! ゴー!!』
『『『はぁっ!』』』
技の発動と同時に、全員が一斉にジャンプした。
「そうはさせるか!」
「ウェイクアップ、2!」
ダークキバは再度キングスバーストエンドを発動させると、ジャンプしながらキックを放った。
「食らえ! ツインマジックストライカー!!」
「「ダブルヘルレイドブレイク!!」」
「これで最後だぁぁぁぁあああああ!!」
「「俺(私)とユキナ(シュウト君)の力を、受けてみろ(みなさい)!!」」
「「俺(私)達の必殺技、その身で味わえ(いなさい)!!」」
「「これが俺達の……力だぁぁぁぁぁぁあああああああ!!」」
9人の必殺技とダークキバの必殺技がぶつかり合う。最初は数の差をものともせず、ダークキバが押し切ろうとしていた。
しかし、
「バ、バカな……俺が、押されているだと!? たかが、ライダーの魂なんかに……!」
「「いっけえええええええええええええええええええ!!」」
「終わりだあああああああああああああああああああ!!」
「「「「「「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!」」」」」」
キングスバーストエンドを突き破り、9人の必殺技がダークキバに直撃した。
「ぐ、ぐおおおおおおおおおおお!? ま、まさか…お、俺が敗北する日が来るとは……! だが、たとえ俺が倒れても、新たなダークライダーが現れて、全ての世界を滅ぼすだろう!!」
「そんなことは!」
「僕達仮面ライダーがさせない!」
「何度現れても、その度に倒してやる!」
「い、威勢のいいことだ……だが、そのダークライダーがかつての仲間だったらお前等は倒せるのか? 見物だな……ははははははは! はははははははははは…………ぐおぁぁぁぁぁぁああああああ!?」
凄まじい叫びと共に、ダークキバは爆散した。同時に、爆発地点に巨大な黒い穴が発生した。
「まずい、吸い込まれる!」
「ドラえもん! 手を貸して!」
(む、無理だよ! 僕だって耐えるのが精一杯なんだ!!)
「どうにかなんねぇのかよ!?」
「し、シュウト君!」
「ユキナ、手を!」
「ユウキ!」
「大丈夫、絶対お前を離さない!!」
「それはいいが、このままだと確実に吸い込まれるぞ!?」
「だ、ダメだ……体が言うことを聞かねぇ!!」
やがて、ライダー達(と猫)を穴が飲み込んだ。
『『『(うわあああああああああああ!?)』』』
(くっ、我達は、どうなるのだ!?)
(こ、今回ばかりはどうにもならんわい!)
全てを飲み込み、穴は消えた。
「うーん、ここは……」
「目が覚めた? のび太君」
「ど、ドラえもん!?」
のび太が飛び起きると、そこは魔界星の穴を感知した場所だった。
「あれ、ジャイアンは?」
「ここにいるぜ!」
左を見ると、先に起きていたのか、胡座をかいているジャイアンがいた。
「僕達、戻って来れたの?」
(そうらしいな。一時はどうなるかと思ったが……)
(結果オーライでいいではないか、ピグモン君)
(どこの友好珍獣だ!? 我はドラゴンだ!!)
早速名前を間違えたキマイラに、キレるドラゴン。
「ドラえもん……」
「ん?」
「また、望さん達と会えるかな?」
「……きっと会えるよ。同じ仮面ライダーなんだからさ」
「……そうだね」
右手にあるエターナルリングを見て、互いに笑みを浮かべるのび太とドラえもん。この後、スネ夫達が彼らを見つけて一悶着あるのだが、それはまた別の話。
「う…」
「気がついたかしら?」
「プレシア……それに、リインフォース……」
目を開けると、俺は最初に穴を通った道に出ていた。
「ケガはありませんか?」
「何とかな」
起き上がりながら言う。
「ダークライダー達は、どうなったの?」
「全滅させたよ。もう攻めてくることはないだろう」
「そう……なら、のび太君達は?」
「……わからない。ダークキバを倒した後、穴に吸い込まれて…目が覚めたらここにいた」
「そう、ですか……もう一度会いたかったのですが……」
「きっと、会えるさ」
「え?」
「同じ仮面ライダーなら、必ずな」
手元のウィザードメモリとビーストメモリを見て、呟く。
その力が必要になった時、ライダーは次元を超えて再び集まり、戦うだろう。
世界に真の平和が来る、その日まで。
『そのダークライダーがかつての仲間だったらお前等は倒せるのか?』
(アレは
空を見上げ、俺は思った。
確かにエターナルは本来ダークライダーの部類に入る存在だ。その事実は変わらない。でも、俺はこの力を悪いことには使わない。この力は、みんなを護る為にあるのだから。
今までも、そしてこれからもだ。
望「9対1とか、いじめじゃね?」
いじめというよりリンチの方があってるような。
望「こうでもしなきゃ勝てない相手だった……と解釈すればいいか」
それでお願いします(土下座)
望「描写がないが、シュウト達はその後どうなった?」
ちゃんと元の世界に帰りましたよ。
望「ところで、この話でホントにお終いか?」
いえ、もう2話くらい更新します。すると言っても、設定とかですけど。
望「そうか」