魔法少女リリカルなのは 運命を変える者   作:レイブラスト

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いよいよ戦闘シーンです。

望「と言っても、対ガジェット戦だけどな」

どうぞ。





第6話

5時半ごろに、朝練が行われる場所に着いたが誰もいなかった。少し早かったか?

にしても、こんな何もないところでどうやって訓練するんだ?

 

「平田さーん」

 

疑問に思ってると声が聞こえたので振り向くと、フォワード陣4人組がやってきていた。

 

「おはようございます、平田さん」

 

「おはよう平田」

 

「「おはようございます」」

 

「おはよう、エリオ、スバル、ティアナ、キャロ」

 

昨日仲良くなった戦闘メンバーの中で唯一男子であるエリオや人懐っこそうなスバルは元気にあいさつしてくれたが、ティアナとキャロはまだ打ち解けていなかった。

会ったばかりだから仕方ないか。

 

「皆すごいな、朝早くに」

 

「平田さんの方が早いじゃないですか」

 

「俺は偶然目が覚めてな。いつもだったらまだ寝てるさ」

 

それから俺は適当に準備運動をしていた。

 

「みんな、おはよう」

 

そうしていたらなのは達が来た。

 

「「「「「おはようございます」」」」」

 

「おはよう」

 

「おはようさん」

 

「あれ? はやて部隊長達も来たんですか」

 

「まあ、今日初めての子もおるから言う事あるしね」

 

「それと望さんの実力を見に来たんですよ」

 

どうやらはやてとリインは普段は来ないらしい。部隊長だから仕方ないか。

 

「はーい、詳しいことは後で聞くからまずは整列して」

 

「「「「はい!」」」」

 

全員が返事をして横一列に並ぶ。俺も続くように並んだ。

 

「それじゃあ訓練の前に望君の配属を言うね」

 

「ああ」

 

俺の配属は、どこになるんだろう?

 

「望君には六課にいる間ライトニング05として所属してもらいたいんや」

 

「ライトニングって言うと……、確かフェイトの部隊か?」

 

「うん、そうだよ。望君のポジションはスバルと同じフロントアタッカーだからね。ライトニングはフェイトちゃん、シグナムさん、エリオはガードウイング、キャロはフルバックというポジションだからどうしても火力が足りないんだよね」

 

「わかった。できる範囲でやるさ」

 

「んじゃ、次や。皆、望君の実力を知らへんから、今から望君に腕試しをやってもらいます。皆、それを見学するように」

 

「は?」

 

突然のことに気の抜けた声が出てしまった。てか、昨日魔法について知ったばかりなのに、早くないか? それに―――

 

「何も無いんだが、どうやってやるんだ?」

 

目の前には広大な海が広がるだけで、訓練が出来そうなものは何も見あたらない。

 

海に潜る訳でもあるまいし。

すると、はやてが軽く笑ってからなのはに向けて視線を送る。何が始まるんだ?

 

「なのはちゃん、お願い」

 

「うん、はやてちゃん」

 

なのはは空中に複数のモニターを出現させてパネルを叩き始めた。

 

「これは機動六課自慢の訓練スペース。陸戦用空間シュミレーター……ステージは廃ビルでいいよね」

 

最後にパネルを押すと…………あれ? 何か色々でてきたんですけど!?

 

「なんじゃこりゃああああああああ!?」

 

驚きのあまり叫ぶ俺。海上が光ったと思ったら巨大なプレートからビルが現れたんだ、驚くだろう。

 

「望君には、ここで腕試ししてもらうからね。頑張ってね」

 

「あ、ああ……頑張るよ」

 

頷いた後、俺は少し体を動かす。

 

『あ~、準備はええか望君?』

 

「ぬおっ!? ってモニターか、びっくりした。いつでもいいぜ」

 

『よし。ほななのはちゃん、準備よろしく』

 

『うん……動作レベルC、攻撃精度D、Ⅰ型を5機』

 

通信機の向こう側からなのはの声が聞こるのと同時に魔法陣から5体のカプセル型ロボット……【ガジェット・ドローン】が現れた。

 

「俺の相手はこいつらか?」

 

『見た目はともかく、攻撃はなかなか鋭いよ』

 

「ほぉ」

 

関心しつつ、ガジェット・ドローンをじっと見つめる。

 

『第1回模擬戦闘訓練、ミッション目的は逃走するターゲットの捕獲か又は破壊。制限時間は30分、それじゃあ……』

 

はやての声が聞こえたので俺は距離を取り、デスティニーを起動させる。

 

『スタート!!』

 

「食らえっ!」

 

合図と共にビームライフルを構え、目の前の敵に連射する。

一発目は外れたが、二発目以降は全弾命中し、ガジェット・ドローンを破壊した。

 

「次はこいつだぁ!」

 

距離を取りつつフラッシュエッジ2ブーメランを投げつけ、2体目を破壊する。

 

「ここまでは順調。だが、あくまで油断はしない!」

 

 

 

 

 

 

 

なのはSIDE

 

『あれが望君のデバイスの力なんだね』

 

モニター越しに望君の戦闘を見ていた私はそんな言葉がもれる。

 

『機動力が高い……僕の全力と同じ、いやそれ以上かもしれません』

 

『武器の種類が多いね』

 

『なあ、はやて。アイツの武器ってどれだけあるんだ?』

 

『望君の武器は、調べた限り7種類もあるんや』

 

『さっき使ってたのはその中の2つだったのか』

 

『そうや、一番最初に使ったのはビームライフル。主に中距離戦で使われるもんや。次に使ったのがフラッシュエッジ。これは出力を変えることで中距離用のブーメランや近距離用の剣にすることができるんや。他にも牽制用のバルカン砲や長距離ビーム砲、近距離武器のアロンダイトに、隠し武器としてあるところにビーム砲を持ってるらしいんや』

 

『隠し武器って、どこにあるんですか?』

 

『それは見てのお楽しみというものや』

 

『あっ、平田さん。もう1体倒しましたよ』

 

はやてちゃんが他のメンバーに望君のデバイスについて話している間に3体目のガジェットドローンを破壊していた。戦闘は初めてなはずなのにあんなに動けるなんて凄いや……

 

 

 

 

 

 

「ほぅ…意外とやるではないか…」

 

はやて達が望の戦闘を見ているとき、別の場所でとある騎士が1人見学している事には誰も気づいていなかった。

 

 

 

 

 

 

「一気に決めてやるっ!」

 

スラスターを全開にし、離れたところからガジェットの背後をとり、ビーム砲を薙ぎ払うように撃つ。ビームを止めた時、全てのガジェットは破壊されていた。

 

『残り時間10分……望君ミッション成功だよ』

 

ここでなのはから通信が入った。

 

「ふぃ~、思ったより時間かかったな……」

 

壁にもたれかかりながら一息つく。デスティニーのスペックについてはゲームとかで知ってるが、いざ使うとなると話は別だ。俺はまだまだ未熟といったところだ。おそらく本来の性能は引き出されていないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

『望君の戦闘を見てどうやった?』

 

『そうだね。正直なところガジェットⅠ型だけど全部倒すなんて思ってなかったよ。ちょっと手合わせしてみたいな……』

 

『今回はやめてあげてねフェイトちゃん。確かに望君は凄いけど、まだ初心者なんだから動きがぎこちないし、危しいところがあったからね』

 

『初心者であの動きなら凄いほうじゃねぇか?』

 

『そうやな。それに最後の攻撃は見事やったわ。さて、じゃあ疲れてる望君を迎えに行こうか』

 

これで、望の腕試しは終了するかと誰もが思っていたが……

 

 

 

 

 

「今回は疲れたな……早いとこ休憩したいな。ん? どうしたんですか、シグナムさん?」

 

俺の前には、笑みを浮かべながら剣を携えるシグナムさんがいた。




今回は、ここで終わりです。次回は―――

望「待て作者。明らかに戦う気配がしているんだが」

え? 戦いますけど?

望「やっぱりか! 俺今の状態で勝てる気しないんだけど!!」

だ、大丈夫。何とかなる……筈です。

望「不安しかない……」

じ、次回もよろしくお願いします。
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