異世界転生に特典としてギャグ補正持ってったら最強だった件 作:のろとり
なお、もうネタ切れになりました。
「雷鳴、お前に勉強を教えてやる」
今日は城の復興が休みで、なにをしようかを考えていたらピンカに襟を掴まれながら、そう言われた。
勉強か......この世界と前の世界だと常識が違うだろうから、勉強しといた方が特だな。だが……
「一体どういう風の吹き回しだ? 俺に勉強を教えるなんて」
上半身裸にされたり、処刑されそうになったりしたからな。
何か裏があるかもしれない。
「それはナチェが『雷鳴は勝手に私の部屋に入ったり、常識が無いので一から勉強しましょう』
とのことだ。ざまぁ」
酷い。まぁ、丁度いいか。
だけど、勝手に部屋に入ってるのはピンカも一緒だろ。
「……分かった。今から行けばいいのか?」
「あぁ、私について来い」
「今から私が勉強を教えてあげますね」
ナチェから教わるのかよ。
てっきりメイに教えてもらうのかと……
「まずはここにある本を読んでからにしてください。話はそれからです」
ナチェは国語辞典位ある厚さの本を机に置いた。
その本が重すぎるのか、机が悲鳴をあげている。
この厚さの物を覚えるのか……それにしても『自称・国の全てが分かる本』って……
自称とか付くのに国についての本とかどうなってんだよ。
「では、初めて下さい」
「……よし、読んでいくぞ」
俺は適当にページをめくって読み始めようとしたが……文字が分からなかった。
しまった、よくある転生物だと神が文字を読めるようにしてくれたり、勝手に読めたりしてるから読めるかと思ってた。
てっきり言葉が通じるから大丈夫かと思ってた。
「……雷鳴、どうしたんですか?」
あ、ヤバい。ナチェに怪しまれてる。一回落ち着つくか。俺は目を閉じて考え事を始めた。
どうしようか……このままだとナチェに怪しまれる。
だが、ここで勉強しないとこの世界について学べない……よし、勉強は諦めるか。
俺は閉じていた目を開けると何故か字が分かるようになった。
だが、『文字を読んで理解』するのではなく『頭で日本語に翻訳』されている。
これも能力か?『何故か外国語が読める』って言う。
「ふむふむ……」
勉強を始めてから数時間程がたった。
まだなるほど、理解した。
けど、この国は大丈夫か?と思うほどおかしいな。
「なぁ、ナチェ」
「どうしました? 雷鳴」
「国の名前が『ああああ国(こく)』って誰が決めたんだ?」
どう考えても適当に感じる。これは気になるな。
「それは略称で正式名称は
『【ア】ーモンド国民主権の祭りの
【ア】イデアが出てこないので
【あ】したになったら考えましょう
【あ】っ今までの嘘』です。
まぁ、正式名称を国民のほとんどが長すぎて知りませんけど」
正式名称おかしすぎるだろ!?
まぁ、その名前よりはいいか。略称にも問題があるけど。
「それって国として大丈夫かなのか?」
「だから略称で書いてあるのか」
「さぁ、まだまだ勉強しますよ」
「えっ、少し休憩したい」
俺の言葉も聞かずに、そのまま次の日の朝まで勉強させられた。あぁ、折角の休みが……
【自称・国の全てが分かる本】
適当に付けた名前。
武器としては使えそう。
【文字】
普通に読めても面白くないため、少し能力を使った。
自分でも何を書いてるか分からなくなってきた。
『文字が勝手に頭の中で翻訳されてる』ことが分かればいい話だったのに……よく分かんなくなった。
【ああああ国】
最初は城の名前だった。
『【ア】ーモンド国民主権の祭りの【ア】イデアが出てこないので【あ】したになったら考えましょう【あ】っ今までの嘘』は適当。二度と出ないだろ。