異世界転生に特典としてギャグ補正持ってったら最強だった件 作:のろとり
……あぁ、作った私が言うのもあれだが、これからつまんなくなりそうだ。
城の復旧が始まってから一週間。俺達はとうとう……
『終わったぞぉぉぉぉぉ!!!』
城を直すことが出来た。ここまで長かった……
だけど城の兵士の話だと『二ヶ月に一回は半壊してる』って聞いたんだよな。
ナチェよ……城を直すのが大変だからこれ以上は壊すのを止めてくれ。
「よし、ならば毎回恒例の『あれ』をするか」
あれ?あれって何だろ。
俺は近くにいた兵士に聞いてみた。
「すいません『あれ』って何ですか?」
「あぁ、あれって言うのはタッグ試合だよ。
ここの兵士は戦闘狂の奴らが多いから、そいつらが戦えるように。そしてもしものときに備えるための修行みたいなものだな」
へぇ、なら出なくても良いか。
一瞬でやられる未来しか見えないし。
「それと、優勝すれば何でも願いを叶えてくれるそうだ……まぁ、出来る範囲だけどな」
……何でも、かぁ。だけど特に願いたいことはないから出なくていいか。
俺はそのまま自分の部屋に戻ろうとしたが……
「雷鳴、少し話がある」
ピンカに止められた。なんだ?
もしかしてナチェに勝手に部屋に入ってることがバレたのか?
「どうした?」
「今度やる試合に一緒に出ろ」
「断る」
俺は即答で断った。
「……ナチェの部屋にあるあの本を雷鳴が見てたって言うぞ」
ぐっ、汚いぞコイツ!事実だから覆せないけど
。もし、このままナチェにバレたら城から追い出されそうだな
。しょうがない、試合に出るか。そして、すぐにでも負ければ良いか。
「分かった、出るよ」
「そうか。試合は三日後。場所は城の近くに闘技場がある。ルールは―――」
俺は半強制的に試合に出ることになった。
「皆さ『ワァァァァァ!!!』にちわぁぁぁぁぁ!!」
そうして三日後。この五月蝿い実況者の声すらかき消される程の盛り上がりである。
止めてやれよ、実況者きっと涙目だろ。
「せいs『ワァァァァァ!!』せi『ワァァァァァ!!』
静粛にってんだろうが、ぶっ潰すぞ!!!」
流石に実況者もキレ始めてやっと静かになった。
「……では、ルール説明と行きます」
「ルールは簡単! 敵タッグを戦闘不能、または降参させれば勝ち。
だが、相手を殺したら敗けだ。それ以外は物を使おうが何だろうがありだ!
なお、試合は一タッグ同士で戦ってもらう『一回戦~五回戦』までやるからな。
あ、五回戦は決勝だから間違えるなよ! あとは適当に戦え!
そして、今言ってないことは全てありにするからな、よ~く覚えておけ!」
ピンカから言ってたルールと同じか。それにしてもかなりルールが適当だな。
「では、最初の組み合わせはこれだ!」
【雷鳴&ピンカVSヘー&シー】
「誰だコイツら……」
城の復旧で少し兵士達と話はしていたけど、名前までは聞いてなかったからなぁ。
「雷鳴、足を引っ張るなよ」
「分かってる。俺は出来るだけ隅にいるよ」
「それでは、試合を始めてください!」
そうして、やりたくない試合が始まってしまった。
【タッグ試合】
前々回、兵士達が人外であることを言いたかった。
そのことで考えてたら、戦った方がいいような気がした。
本来なら、大将角の兵士と雷鳴が一話のみで戦う予定だった。
【ヘー&シー】
モブキャラ。
くっつくけると、ヘーシー。兵士である。
【ルール確認】
勝利条件
敵タッグを戦闘不能、降参させる
敗北条件
自分と仲間が戦闘不能、降参。
相手を死亡させる。
・何を使ってもあり
・一回戦~五回戦(決勝)まである。
・トーナメント式
・以下のルールに載ってないものは全てあり。
・優勝したら出来る限りの願いを叶えてもらえる。