異世界転生に特典としてギャグ補正持ってったら最強だった件   作:のろとり

4 / 21
タグに不定期更新とついてるけど、実際は気分も含まれるな......よし、それも書いとこ。

今回の話の注意点

主人公はロリコンではないです。

お金の単位を『エヴァ』から『ヴァレン』に変更しました。
理由 エヴァって言ったら、あの有名なやつの略称で「あ、やべ」と思ったので、変えました。


魔王討伐なんてしたくねぇ!

「そこをなんとか! え、えっと......」

 

「自己紹介してなかったな。雷鳴だ。後、魔王討伐なんてしないぞ」

 

冗談じゃない。さっきは偶々偽勇者に能力を使って勝つことが出来たが、

能力の使い方をよく知らないしモンスターって強い奴しかいないと思うからな。

 

「あ、私は『ナチェ』です。で、此方の騎士が『ピンカ』です」

 

ふむ、王女の名前がナチェで、女騎士がピンカねぇ。ってそこじゃない!!

 

「貴様、何故魔王を討伐しようとしない!!」

 

「だって勝てる気がしないし、俺はのんびり暮らしたいんだ」

 

「......お願い、雷鳴お兄ちゃん」

 

「よし任せろ」

 

俺は王女の返事に即答した。ってつい魔王討伐するって言っちまったよ!!

 

「おぉ、行ってくれるのか。ならこれを持ってけ」

 

そうして俺は、地図と金......と思わしきものを渡された。

 

「それは金で、『1000ヴァレン』入ってる、大事に使えよ。それと、地図だ」

 

ヴァレンって単位何だ、案の定聞いたことないな。

それに言いづらい。

 

「頑張ってきてくださいね、もし何かあったなら戻ってきてくださいね」

 

「よし、じゃあさっさと行ってこい」

 

女騎士......ピンカだっけ?に城から追い出されて、門の前まで来てしまった。

そして天気はもうオレンジ色である......おい。

 

「あの野郎ぉぉぉぉぉ!!」

 

もう夕方になりやがったのに、城から追い出しやがったよ!

......取り敢えずは取り乱すな!!こういうのは、近くに村とか街とかあるもんだろ。

 

「えっと......」

 

うん、気のせいだ。地図から現在地と思わしき場所を見つけて、

その周りを見たが村などが一切ないなんてあり得ないな。よし、もう一回見てみよう。

 

「............」

 

やっぱり無かった。

さっきいた村が一番近いようだ。

 

「糞がぁぁぁぁぁ!!!」

 

どうすればいいんだよ、俺は、どうすれば、いいんだよ!!!そうして俺は走った。

現実逃避をするかのごとく走った。

途中で禍々しいヤバそうな城が見えたりしたが、スルーして走った。そうして俺は気づいた。

 

「......朝だ」

 

そう、いつの間にか朝になっていた。

それに一睡もせず、何も飲まず食わずに走ってたので疲労が......何でこんなときに能力が発動しない。てかここどこだよ。

そうして周りを見ると......

 

「あ、ここか~うん、そうかそうか......こんなときに能力発動すんなぁぁぁぁぁ!!!」

 

何処かで見たことある城。というより、俺が昨日の夕方辺りまでいたナチェの城である。

あぁ、ギャグ補正は発動してたのか。『進んでもいつの間にか同じ場所に戻ってくる』というのが。

 

「あぁ、疲れた......」

 

そうして俺は気絶した。




【雷鳴お兄ちゃん】

はい、完璧にふざけました。
頭にラブラ○ブ!の、○とりの台詞が聞こえたので、つい書きたくなりました。


【多分重要な単語】

王女の名前【ナチェ】
女騎士の名前【ピンカ】
この世界のお金の単位【ヴァレン】

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。