異世界転生に特典としてギャグ補正持ってったら最強だった件 作:のろとり
「......なぁピンカ。この城には王様はいないのか?」
俺が城で生活し始めてから一週間程の時がたった。
そんなとき、ふと思ったことをピンカに聞いてみた。
「王様なら山籠りしてるはずだ」
......え?や、山籠り?
山籠りって、あのYAMAGOMORIか?
『やまご もり』なんほど、人の名前か。
ってなるわけないだろ。
「なんで山なんかにいるんだ?」
「王様は体を鍛えて、モンスターを撃退するために特訓をしてるんだ。
本来なら私は王様の側近なのだが、不在の間ナチェの面倒を見てるんだ。
それより、急にどうした? 王様の話なんて」
「ん? あぁ、少し気になってな『この城には王様はいないのか?』って」
「そうなのか。それより、私は雷鳴が何処から来たのか気になるのだが......」
げ、面倒な話になってきたな。
適当に誤魔化すか。
「え、えっと......じゃあな!」
とりあえず俺は自室に逃げた。
何一つ誤魔化せてねぇ!
「おいま......グフッ!」
ピンカは俺を追おうとしたが、地面に転がっていたバナナの皮で頭を強打した。
これも能力か?兎に角、今のうちに逃げるか。
「それにしても......俺の能力の発動条件はどうなってんだか」
俺は自分の部屋のベッドに転がりながら能力について考えていた。
確か、能力が発動したのが......『斬られても痛いだけですむ』『困ると盥が降ってくる』とかだったな。
これに共通する事......思い付かない!
いや、何処かに共通点があるはずだ。そう考えていたら......
『警告! 警告!』
頭の中にその言葉が聞こえると同時に、
外から笛の音が聞こえた。な、なんだ!
『現在モンスターの大軍が城に攻めてきています! 気をつけて下さい!』
モンスターだと!?......そういや、この世界に来てからモンスターを一度も見てなかったな。
どんな姿をしているか気になるから見に行ってみるか。
だが怖いな......まぁ能力があるから少しは安心できるな。
それに窓から見るだけなら大丈夫だろう。
俺は廊下に出て、無駄に大きい窓を目指して歩いていった。
「えっと......あそこで戦ってるのがそうか?」
俺は窓越しから外を見ると戦っているのが見えた。
へぇ、モンスターって普通にゴブリンとかなんだ。
気持ち悪い奴等がうじゃうじゃいるかと思ってた。ってあれ......マジか。
「倒せ倒せ! 倒したものは一匹ごとに報酬が貰えるぞ!」
「ヒヤッハァァァァァ!! 報酬を貰うぞ貴様らぁぁぁぁぁ!!!」
......なんだコイツら。窓から見たら、城の兵士達がモンスターを倒していた。
キ○ガイにしか思えないが。
まぁモンスター見れたし、部屋に戻るか。
そうして部屋に戻ろうとしたが、
『緊急事態発生! 城の中にモンスターが一匹侵入!
繰り返す、城の中にモンスターが一匹侵入! それはそうと、ピンカは何処に行った!?』
ピンカがいない?アイツ、何やって......あ、気絶してたんだ。
それはそうと、モンスターが城に侵入しただと!
能力があるから少しは大丈夫だろうが、モンスターがどのくらい強いか分からないからな。
部屋にこもるか。それに、城の構造を覚えてないから迷子になるだろうし。
「部屋でゆっくりしとこ......あ」
俺は部屋のドアを開けるとそこには、
緑色の体をしており木造の武器を持ったモンスター......ゴブリンがいた。
こうなったら......やるしかない!
「逃げろ!」
俺は全力で逃げることを選択した。
俺の戦闘力は皆無だから逃げた方が良いからなぁ!
【王様】
一話の後書きでピンカは王様の側近とか書いた気がしたから付け足した設定。
行き当たりばったりで書くと、設定を後で拾わないといけなくなる。
【放送】
警告と言っていたあれ。
魔法で脳内に声が聞こえてる設定。
後できちんと解説が入っ......たらいいな。
【城の兵士】
はたらく○胞を見ていて思い付いた。
白○球のようだ。