eat   作:神に叛く者《ザ・レジスタンス》

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正直自信はないけど、読んでくれると幸いです。


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………静寂の中時計の針の音が静かに響いていた。辺りは血のせいで真っ赤に染まっていた。その中に一人、少女を抱きしめながら嘆く少年がいた座っている。

 

「…どうして………」

 

その少年は、他人に興味がなかった。

 

「一緒にいようって…」

 

自分以外はどうでもよかった。

 

「俺が…俺のせいで………」

 

そんな少年が唯一心を許した人

 

「……小春………小春…」

 

ゆっくりと、しかし着実に温度が下がっていく少女の体を少年はいつまでも抱きしめつづけた。

 

*****

 

「ジリジリジリジリ」

 

俺は目覚ましによってたたき起こされた。

 

「夢……か…」

 

はたまた奇妙な夢を見るものだ。見たことのない男が死にかけの女を抱き抱えている夢とか誰得だよ。

 

「んっ」

 

少し背伸びをしてみる。まだ、少々体がダルい気がするが……

 

「着替えるか」

 

俺【桐島 木葉(きりしま このは)】はピッカピカの高校一年生。今日も元気いっぱいです(大嘘)。

 

「面倒くさい」

 

カッターシャツのボタンをとめながら俺は、ひたすら愚痴っていた。俺の両親は両方とも高学歴である。そのため俺にかかる両親からの期待がすごくてすごくて、まぁ最も俺はいい学校にいこうだとかそんな気はもうとうないからこうして中から下の学校に通っているわけなのだが、大体親のせいて木葉なんてアニメで出てきそう名前になってしまった訳で、俺には反抗する権利があると思うのだよ。………本来ならばこんなところで使いたくはないが、やむ終えん。

 

「俺の特権魔術、仮病!」

 

ゴツン!

俺の叫んだと同時に、親父のげんこつが俺の頭蓋骨を襲った。

 

「なに馬鹿なこと言っているんだ木葉!」

 

「親父!?」

 

おかしい!親父は今の時間ならまだ新聞を読んでるはずだ!何故…はっ!

 

~昨日の夜~

 

親父はコーヒーを飲みながらお袋に向かってこう言った。

 

「明日は大切な会議があるから速く出ようと思う」

 

「あら、そうなんですか。でわ、少しいつもより速くしておきますね」

 

「頼んだ」

 

~現在に至る~

 

くそ!俺としたことが!

 

「さっさと学校に行かんか!お前には私の後取りになってもらうんだぞ!しっかりと自覚を持て!!」

 

「……はい」

 

これである。別に俺は後を継ぐ気はないのだが、親父は継がせる気満々なのだ。

 

「はぁー」

 

俺は早々に飯を食って、玄関にある学校指定の黒い靴を履き、玄関を出た。学校へと向かうその足はとても重かった。ふと、空を見上げてみると、たくさんの鳥達が飛んでいた。

 

「鳥ですらこんなに自由に大空を羽ばたいていると言うのに……」

 

俺の足取りは更におもくなっていった。

 

 

学校につき、俺は上から二番目と言う比較的取り出しやすい位置にある自分のロッカーの前に立ち、上履きを取り出した。俺の教室は二階のBクラスだからそこそこの距離がある。早足で俺は教室に向かった。教室につくと、中から騒がしい声が聞こえてくる。絡まれると面倒だからなるべく静かに机に向かおう。俺は静かにドアをあけ、素早く自分の席の前に立った。そこまでは良かったが、(ギー)やらかした。椅子を引くときに音がなってしまった。うっわーめっちゃ見てるよ、俺は面倒だなと思いつつ、自前のライトノベルを読む作業に没頭した。俺はファンタジー系が好きでよく読んでいる。【異世界】とても素晴らしい響きだと思う。俺もどうせ生まれるのならば異世界がよかった。こんなイベントもない。ヒロインもいないようなつまらない世界には生まれたくはなかった。もし本当に神様とやらがいるなら一発かましてやりたいもんだ。……まぁ、いるわけないけど。

こんなくだらないことを考えながら自前のライトノベルを読んでいると……

 

「おいw、お前なに読んでんだよw」

 

クラスメイトの一人が俺の方によってた。こうなるのが嫌だから極力音を立てずに行動したのだが……恨むぞ、椅子!

 

「おーい!!またキモオタがエロ本読んでっぞーw」

 

そいつは後ろを向き、先程話していた奴等に手を振っていた。それを聞いて仲間、もとい一部のクラスメイトは爆笑した。

 

「学校にもってくんなよーwww」

 

「キッモw」

 

よくいるだろう、高校生になったからといって調子に乗ってる奴ら、俺はこいつらのことを心の中でイキリ軍団と言う。あー…面倒くさい。面倒くさいが、ただ言われるだけと言うのも間にさわる。少し反撃をすることにした。

 

「どんな本を読もうが俺の勝手だろ?、大体何で表紙を見ただけでエロ本だってわかんだよ、これエロ本じゃないし。ちゃんとした本だし」

 

俺はこういう奴が嫌いだ、人を見た目で判断してはいけない。皆この言葉を知っているだろう。これと同様、ライトノベルも表紙、題名で判断してはいけないと思う。例を出すのならエロ◯ンガ先生、これが最も分かりやすいだろう。まぁ、俺はそう思うわけで、エロ本ではないとはっきり言ってやったが、どうだ…

 

「うっせーんだよキモオタがw」

 

そいつらの勢いはおさまることなく、むしろヒートアップした。

 

「あーあお前のせいで空気が汚れたわーw」

 

「うけるーwww」

 

だめだったかー。

てか、俺の呼吸ひとつで空気が汚れる分けないだろーよ、あー、駄目だ。やらかしてしまった。おそらく一週間、いや下手したら何ヵ月は色々な手でいじられるだう。現実がこんな風に腐ってるから俺は二次元。アニメの世界に引き込まれていったのかもしれない。俺がアニメの話をすると、他人は嘲笑い、口を揃えていうだろう「現実を見ろ」見てどうなる?「もう少し大人になったらどうだ?」大人ってんだよ…。問題、大人になるってどう言うことでしょう?

正解、社会にとって都合のいい人間になること。

俺はごめんだ、こんな腐った世界を見て、都合のいい人間になることが大人になるってことならば、俺は子供のままでいい。

 

《あははは、いやー、君の思考回路は実に面白いね。聞いてて飽きないよ》

 

「!?」

 

幻聴か俺の脳内に声が聞こえた。

 

《いや、別に馬鹿にしてる訳じゃないんだよ?僕もそのとうりだと思うんだ。こんなつまらない世界生きてく意味無いよね、はっきり言って時間の無駄だよ。人間はたったの数十年しか生きれないのに何を考えてるんだろうね?だから変えるんだよ、僕がこの手で、この世界を》

 

そう聞こえて、数秒後にいきり軍団のリーダー的位置にいる一人が笑いながら言い出した。

 

「おいおいwだれだよwww」

 

そいつが指さした先には黒板があった。黒板には奇妙な文字が書いてあった。(十秒いないに座れ)

 

「誰がかいたのーwww」

 

ほとんどの人間が、黒板の前に群がっていく。

 

「何だよ十秒以内ってwだれ?こんなつまらないこと書いっ………」

 

そいつの言葉が最後まで発せられることは無かった。そいつだけではない、席をたっていた36名の生徒全員の声が途切れた。教室を見渡すと、全体が血の色に染まっていた。

 

「……え?」

 

本当に一瞬の出来事で、何が起きたのか俺には分からなかった。こんな状況だが、いや、こんな状況だからこそ、俺は落ち着いていた。血がベタベタするなぁーとかどうでもいいことを考えていた。もともと他人に興味がないと言うのもあるかもしれないな。生き残ったのはいきり軍団のリーダーと女子。そして運良く席に座っていた男女二人の俺を含めて5人が生き残っていた。皆状況を理解できないのか、しばらくの間沈黙が続いた。すると、 黒板に書いてあった文字が消え、新たな文字が浮きあがって来た(久保 隆之介・くぼりゅうのすけ、笹木 洋子・ささきようこ、小田 幸田・おだこうた、木戸 恵・きどめぐみ、桐島 木葉・きりしまこのは、クリア)クリアって、これはゲームか何かか?

 

「ふっ…ふざけんな!何がクリアだ!」

 

やっと状況が理解出来たらしい、いきり軍団のリーダーが叫んだ。て言うかお前隆之介っていう名前だったんだな、その他のやつも興味がないから全然わからなかった。

 

「うっ……」

 

席に座っていた女子が嘔吐した。無理もないだろう。こんな光景を見て気持ち悪くないわけがない。むしろよくここまでたえたものだ。

 

「馬鹿なこと言うなよ!!!」

 

「イヤー!!!!!!」

 

他の二人は泣き叫びながら訴えていた。(ぎゅいん)俺たちの足元に光輝く、六等星が出てきた。

 

「何だこれ!」

 

シュイン!

 

「なにこれ!!!」

 

シュイン!

 

「帰せよ!!!」

 

シュイン!

 

「うっ、何で……」

 

シュイン!

 

一人ずつ光の粒子に包まれて消えていき、教室には俺一人になった。すると、目の前にドアが現れた。

 

《お邪魔しまーす》

 

ドアの中からは小学生くらいの身長の少年が出てきた。ドアは音もなく消え、少年は俺の前に立った。

 

「えーと、小学生は立入禁止だぞ?」

 

俺の返しに少年は顔をひきつらせた。

 

《きっ、君は僕を小学生だと言うのかい?》

 

少年は笑顔を保っているが、押さえきれてない殺気が漏れていた。

小学生(仮)はコホンッと咳払いを一回し、本題に戻した。

 

《君の願いは叶えたよ、君がどんな風に僕を楽しませてくれるのか、僕は楽しみでしょうがないよ。面倒くさがりの僕にここまでさせたんだ、お願いだから………僕を飽きさせないでおくれよ》

 

間を開けて放たれた。「飽きさせないでおくれよ」この一言で背筋が凍る感覚がした。俺には、「せいぜい楽しませろよ、つまらなかったら許さないからね♪」と、そう言ったように聞こえたのだ。上等だこれが俺の望んだシナリオだと言うのならば、楽しませてやろうではないか。

 

「いいぜ、やってやるよ。あきさせてやるもんか、そんな暇なんて与えてやんねーよ。ところで……ところでお前の名前は何て言うんだ?」

 

《僕の名前なんて聞いてどうするんだい?》

 

「俺の願いを叶えてくれた神様の名前を覚えてちゃダメなのかい?」

 

俺は嫌らしい笑みをして、少し皮肉混じりの言葉でそう問う

 

《神ってのは人々の願いから生まれるものだからね色々な名前があるけど、しいて名乗るなら一番気に入ってるのを名乗るよ、創造神コールドクレスト。気軽にクレスって呼んでね♪》

 

創造神か、とうとうバグったよ…

 

「礼を言うよ神様。俺の退屈を壊してくれてありがとう」

 

《どういたしましてー、じゃあ頑張ってね》

 

神がてを振ったと同時に、俺は光の粒子に包まれ、とてつもない浮遊感に襲われたのだ……

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