問題児たちと狂気が異世界から来るそうですよ   作:KaeiA2

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きちんと出来てるか不安満載です。
最後まで読んでくれたら感謝感激です。
それではどうぞ


問題児たちが来ます
始まりの幕


 

さて、まずは自己紹介からは始めようか。僕は白崎 銀斗だ。

何から話そうか…まず、僕の過去を少し話そうか。「わからない」これが僕の過去だ。僕は昔の記憶が無いというより思い出が思い出せない。つまり、僕は記憶喪失だ。周りから聞くことのできる過去は知ることができたが自分が過去にやったという気持ちになれない。何より周りの目が恐ろしかった。待っているのは『今の僕』でなく『記憶を失う前の僕』であるからだった。そして、そこにいることが辛くなって逃げ出した。

ただ、それだけでは無かったのだけれど。

今はどうしてるかというと、優しい人達に住ませてもらってる。その人達は詳しく詮索はしなかった。そして、家族のように扱ってくれた。それがとても嬉しかった。ただ、それも長くは続かなかった。

さて、次は僕の性格を話そうか。自分の性格を自分で言うのは恥ずかしく、変であるけど、僕はお人好しだ。誰かが困っていたら迷わず手をかしてしまうくらいに。例えば、落し物捜索から人助けまで、そうのため死にかけた事は一度や二度はない。怪奇な事件にも関わった事もある。話すと長くなるから話さないけど。

さて僕の事はこれくらいにして物語に戻ろうか。それでは拙い物語をお読み下さい。

 

 

 

 

 

 

 

〜とある学校の玄関

僕は困っていた。今日学校での出来事を終えて変えるところだった。帰ったところで誰もいないのけれど。別に帰りたくないのではない、下駄箱に封筒が入っているのだ。宛名には僕の名前が書かれていた。普通の男子なら古風なラブレターが届いたと思うのだろうか。僕はそんな幸せな思考回路は持ち合わせて無かった。昔に、これでひどい目にあったからだ。開けたら二度と戻れない、そんな気がした。それがどうした。そんな事は前からたくさんあった、けれどこれは今迄のと違う。

どうしたものか、と悩んだがここでは何もできないと思い、家に帰る事にした。家に帰ってからしばらく考え思い至った。

 

銀斗「よし、開けよう」

 

誰もいない家に一人で言い、その封筒を開けた。

 

封筒の中身には一枚の紙が入っていた。そこに、こう書かれていた。

『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。その才能(ギフト)を試すことを望むならば、

己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、

我らの"箱庭"に来られたし』

 

読み終えた瞬間、放り出された感覚がした。いや放り出されたのだ。見えた景色はまるで神々が自ら創り出した世界、全てが幻想のような世界だった。ただ思った事は『これは儚い幻想ではなく紛れもなく現実である』という事だった。

考えたのはこれからの事ではなくて、さっきいた世界の事だった。

そして、自然に口からこぼれ出た

 

銀斗「ああ、今思うとやり残した事がたくさんあったんだな。でも、さよなら元いた世界。そして、よろしく今、訪ねるこの世界よ‼︎」

 

周りに三人程放り出された者がいた。気づいたのは泉に落ちてからだった。

 

???「ありえないわ!無理やり引き込んだあげく、水の中に落とすなんて!」

 

見た感じは昭和の服を着ていて、喋り方はお嬢様みたいだった、いやお嬢様なのか?

 

???「くそったれ、右に同んなじだ。場所によってはそのままゲームオーバーだぜ。それなら石の中に呼び出された方がまだ親切だ。」

 

こっちは襟の入った学ランを着崩していて、不良の様に見える。

 

銀斗「いやいや、石の中に呼び出されたら出て来れないでしょ」

???「俺は大丈夫だ」

 

口には出さないけど、なんて自分勝手な奴だ。

他に三毛猫を抱えた現代の私服を着た大人しそうな少女がいた。

 

銀斗「まぁ、今は呼び出された場所の事は置いといて、ここで集まってるのも何かの縁だ。せっかくだし互いに自己紹介しようよ。

僕は白崎 銀斗 よろしく」

 

???「そうね、私は久遠 飛鳥よ。そこの猫を抱えてる貴女は?」

???「…春日部 耀」

 

警戒心バリバリだった。

 

飛鳥「そうよろしく春日部さん、白崎さん。最後に、野蛮で凶暴そうな貴方は?」

???「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」

 

売り言葉に買い言葉か。僕はここにいて大丈夫だろうか、なんだか胃が痛くなってきた。

 

飛鳥「そう。取扱説明書でも書いてくれたら考えてあげるわ、十六夜君」

十六夜「ハハ、マジかよ。じゃあ今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」

 

下手したらこのまま喧嘩するんじゃないんだろうか。春日部さんは全く違う方に目を向けてるし…。

ただ、こっちの様子を見ている者がいる。このやり取りを見ていたのだろうか。恥ずかしさと胃の痛みが強くなってきた。

 

銀斗「そこのお二人さん、話し合いはそこまでにして、こっちを覗き見してる者がいるんだけど」

 

〜?side

 

ついさっき召喚された少年少女を覗き見してる者がいた。というより出るタイミングを逃したというのが適切なのかもしれない。

 

???「(いくらなんでも落ち着き過ぎです。もう少し慌ててくれれば出方というものがありますのに

それにしても問題児そうですね。)」

 

陰鬱そうにため息を吐くと

 

銀斗「そこのお二人さん、話し合いはそこまでにして、こっちを覗き見してる者がいるんだけど」

 

〜ourside

 

十六夜「へぇー。お前も気づいてたのか」

飛鳥「なんだ、あなた達も気づいていたの?」

十六夜「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ?そっちの猫を抱いてる奴も気づいていたんだろ?」

耀「風下に立たれたら嫌でもわかる」

 

皆気づいていたらしい、別に僕が言わなくても誰かは言うつもりだったのだろう。まあ、いつ言おうと変わらなかっただろうけど。

でも、春日部さん どんな事をしたら風上に立たれただけで分かるのだろうか、きっと素晴らしい嗅覚の持ち主なのだろう。

 

十六夜「.......へえ?面白いなお前」

 

目が笑ってない。たぶん怒っていて、その理由もわかるけどそんな目で睨みつけ泣きても

この威圧に耐えきれなくなったのか、うさ耳の女性が茂みから出てきた。

 

???「や、やだなあ御三人様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ? ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」

十六夜「断る」

飛鳥「却下」

耀「お断りします」

銀斗「いいだろう。だが断る‼︎」

黒ウサギ「あっは、取りつくシマもないですね♪」

 

降参のポーズをしながらおそらく値踏みしてる。少し気に食わないけど、ここは静かに待とうかなと思った矢先、春日部さんがいつの間にかうさ耳(黒ウサギ)の隣にいる。何をするかと思ったら、うさ耳の根元を掴み、そのままうさ耳を引っ張った。

 

耀「えい」

黒ウサギ「フギャ! ちょ、ちょっとお待ちを! 触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」

耀「好奇心の為せる業」

 

好奇心でやれる度胸がすごいと心から思った。僕は少なくとも出来ないな

 

黒ウサギ「自由にも程があります!」

十六夜「へえ? このウサ耳って本物なのか?」

飛鳥「………。じゃあ私も」

 

今は弄らない事にして、落ち着いてから触ることにした。触るだけなら文句は言わないって言っていたから後で触るとしよう。

 

黒ウサギ「ちょっと!そこの殿方様!黙って見ていいないで、黒ウサギの事を助けて下さい!」

銀斗「無理です。(笑)」

 

次の瞬間、黒ウサギの絶叫が聞こえたけど、どうにもこうにもできないことは明白だったので知らなぬ存ぜぬを貫くことにした。南無三

 

 

 

 

 

 

 

 

黒ウサギ「うう、説明するだけなのに1時間もかかってしまうなんて、学級崩壊とはこの事を言うのですよ」

 

すぐに聞いてくれると思っていたのだろう。けれど、ここにいるのは明らかに問題児だけなのだから、無理に決まってる。

 

銀斗「まあまあ、今はみんな聞こうと思ってるんだし、早くしないとまた学級崩壊が起きるかもよ」

 

僕が正論(?)を言うとその事を予想したらしく、少し焦っているように見える。

 

黒ウサギ「うっ、それではいいですか、御四人様。定例文で言いますよ? 言いますよ? さあ、言います!

『ようこそ“箱庭の世界”へ! 我々は皆様にギフトを与えられた者だけが参加できる『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼンさせていただこうかと召喚いたしました!』」

 

銀斗「ギフトゲーム?」

 

黒ウサギ「そうです! 既に気づいてらっしゃるでしょうが、御四人様は皆、普通の人間ではございません! その特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵でございます。『ギフトゲーム』はその恩恵を用いて競い合うためのゲーム。そしてこの箱庭の世界は強大な力をもつギフト保持者がオモシロオカシク生活できる為に造られたステージなのでございますよ!」

 

 

◯黒ウサギ説明中…

 

・ここには様々な種族がいる

 

・ここで生活するにあたって《コミュニティ》に所属もしくは、作る必要がある

 

・《ギフトゲーム》は法律のようなものである。(箱庭限りで)しかし、普通の法律も存在してはいる

 

・《ギフトゲーム》は制約がない限り参加は自由

 

・《ギフトゲーム》には自分のあるとあらゆるものをかけることができる

 

こんなところかな、ただこれだけでは無いような気がするけど...。わからない事が出てきたら聞けばいいか。

そんな事を考えていた十六夜が呆れたかの様に言い放った。

 

十六夜「そんなのはどうでもいい.......。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。ここでお前に向かってルールを問いただしたところで何かが変わるわけじゃねえんだ。世界のルールを変えようとするのは革命家の仕事であって、プレイヤーの仕事じゃねえ。俺が聞きたいのは、ただひとつ。あの手紙に書いてあったことだけ」

 

皆を見回して、巨大な天幕の様なものにに覆われた都市(?)に向けて何もかも見下したように言った

 

十六夜「この世界は……面白いか?」

 

そうだった、あまりにもいろいろな事が起きすぎたせいで忘れていたけれど、手紙にはこう書かれていた———

『己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、

我らの"箱庭"に来られたし』

僕たちは確かに元の世界に何かしらのモノは捨てて、ここに来た。それに見合うだけの価値があるのか、ここに来た僕たちにとって一番重要で大切なことであった。

黒ウサギは少し間を空けてから微笑を浮かべて、自信満々にそんな事は当たり前であるかのように言った。

 

黒ウサギ「───YES! ギフトゲームは人を越えた者達だけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より面白いと、黒ウサギは保証いたいます♪」

 




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