戦姫絶唱シンフォギア 〜王と歌姫の協奏曲〜   《凍結》   作:ガンダムファフニール

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それでは本編をどうぞ!!


第6話 落涙

数日後……

今日は流れ星が見れる日だ。

しかし、ノイズが出現したせいで見ることができない。

今、零人は奏達と一緒に逃げたぶどうノイズを追っている。

 

「「これで最後!」」

《蒼ノ一閃》《紅刃一閃》

 

零人と翼はアームドギアを大きくし、斬撃を飛ばした。

ノイズは光に呑まれると消滅した。

 

「お疲れ様~」

 

「倒した倒した~」

 

「今日は少なかったね」

 

零人と奏、翼が話していると響だけ自分の手を見て黙り込んでいた。

 

「?どうしたの響ちゃん?」

 

「……どうして、わたしにはアームドギアがないんだろう?って思ってたんです」

 

零人は剣、翼は刀、奏は槍を持っているのに響だけ武器を持っていないことを気にしていたんだろう。

 

「1つ聞くよ、響ちゃんの戦う理由は何?」

 

「戦う……理由…?」

 

「響ちゃんはどうして戦うの?」

 

「わたしは…守りたいです。未来(みく)を、わたし達の日常を…!だからッ!」

 

???「『だから』?で、どうすんだよ?」

 

森の方から声が聞こえた。

 

「え……?」

 

「誰だ……ッ!……ッ!?」

 

月明かりに照らされ、声の主が姿を現した。

白銀の鎧を身に着け、肩から紫色の鞭を付けており、顔の上半分をバイザーで隠した少女がいた。

 

「ネフシュタンの鎧……?」

 

「なんでネフシュタンがッ!?」

 

「へえ……あんたら、この鎧の出自を知ってんだ?」

 

「2年前……私達の不始末で奪われたものを忘れるものか」

 

そう言いながら、自分達の武器を構える。

 

「やめてくださいッ!相手は人ですッ!同じ人間ですッ!」

 

響が止めようとしたが、

 

「「「「戦場で何をバカな事を!」」」」

 

以外とハモった。

 

「なんか、おまえとは気が合いそうだな」

 

「だったら仲良くじゃれあうかい?」

 

奏が挑発し、少女がその挑発にのった。

 

「ああ……いくよッ!」

 

零人の掛け声によって、バトルが始まった。

 

「はあああッ!」

 

「ふッ!」

 

翼が最初に攻撃を仕掛けたが相手の鞭で弾かれてしまった。

 

「なっ!?」

 

「なら、これで!」

 

零人と奏が同時に仕掛けたがまた防がれてしまった。

 

「翼さんッ!」

 

「お呼びではないんだよ。こいつらでも相手にしてな」

 

そう言い、少女は腰から杖を取り出しノイズを召喚する。

 

「え……ノイズが操られてる。どうしてッ!?」「それがこの『ソロモンの杖』の力なんだよ。雑魚は雑魚らしく、ノイズとでも戯れてなッ!」

 

「聖遺物……しかも、完全聖遺物かよ……」

 

「奏は響ちゃんを!」

 

奏を響のところに向かわせ、零人達はネフシュタンの少女に攻撃し続けた。

いくら攻撃してもあまりダメージが入らず、逆にこっちがダメージが入ってくる。

 

「きゃッ!」

 

「くっ、このままじゃ……」

 

奏達の方を見てみると、響が変な網に絡まっていて奏が助けようとしている。

なんか莢膜(きょうまく)みたい。

 

「よそ見すんな!」

 

「ぐっ!?」

 

気づいたら目の前にいて、腹を蹴られ10メートルぐらい飛ばされた。

 

「こんなもんなのか、シンフォギア装者は?特に青いのはまるで出来損ないだな……」

 

「確かにわたしは出来損ないだ……だが、それでもネフシュタンの鎧だけは取り戻して見せる!」

 

「そうかい。脱がせるものなら脱がして――ッ!?

な、動けない……ッ!?」

 

少女の影にいつの間にか小刀が刺さっていて、《影縫い》の役割をしていた。

 

「月が出ているうちに、決着を付けましょう……」

 

「……まさか、唄うのか!?『絶唱』を!?」

 

「駄目だ!いくら翼でもただでは済まない!」

 

「下手したら死ぬんだぞ!」

 

「大丈夫だよ奏、零人。……防人の覚悟見せてあげる!その胸に、焼き付けなさい!」

 

「やらせるかよ……好き勝手に……!」

 

警告したが、翼はそれを無視し刀を上に向け、『唄い』始めた。

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl」

 

少しずつ少女に近づいていて行き、キスをするような距離まで顔を近づけていた。

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl――」

 

翼を中心に爆発が起き、その余波で回りにいたノイズは炭素化し、零人達は飛ばされてしまった。

 

「「「翼(さん)!」」」

 

「無事か!翼!」

 

ちょうど弦十郎達が着いたようだ。

翼の足下には血だまりができていて、ギアはひび割れ、目と口からは血が流れていた。

 

 

「ごめん……なさ……い……」

 

 

その一言をいい、翼は倒れた。




フ「投稿が遅れてしまってすみません……
2学期が始まってすぐに学園祭があるので夏休み中はクラスと部活の準備で忙しくなりそうなので更新は遅れそうです……
ですが、いろいろとネタは考えてあります!(多分)
次ぐらいにFateなどのネタがくる(?)と思います!
楽しみに待っていてください!」

奏「説明長ーよ!」飛び蹴り
フ「ぐふッ!?」
奏「なんで遅くなった?」
フ「さっき説明したよね!?」
奏「うるせー!」
フ「逆ギレ!?」
奏「そんなことより早く次回予告しろ!」
フ「理不尽!まあいいけど……」

翼が絶唱の反動で入院
響と奏は弦十郎と特訓
零人は名護と特訓(強制)

次回 「第7話 特訓と地獄の特訓」

「「お楽しみに!!」」
(気づいたら、お気に入りが40近くになっていたことと最近、FGOで三枚ぐらい星四がきたのは後日談)

無印編の後、G編に入るのですがここでFateを入れたいのですがどんなサーヴァントがいいですか?(敵です)

  • 山の翁
  • ハサン達
  • エミヤ (アサシン)
  • 李書文 (アサシン)
  • その他

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