戦姫絶唱シンフォギア 〜王と歌姫の協奏曲〜   《凍結》   作:ガンダムファフニール

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前回の設定は無印編のです。
レーヴァテインの聖詠と他のところを追加しました。
G編の設定は無印編が終わってからにします。

それでは本編をどうぞ!!


無印編 王と歌姫のルナアタック
第1話 王と歌姫の再会の日


ライブから2年…

 

ある高速道路に1台の白い車と引っ越しトラック、真紅のバイクに乗った青年がいた。

 

数分後、青年達は海沿いにある大きな一軒家にたどり着き、車から一組の男女が出て来て青年はヘルメットを外した。

 

「着きましたね、名護さん」

 

「そうだな零人くん(・・・・)

 

そこには2年前のライブで行方不明になっていた紅 零人と1ヶ月前に結婚式した名護 啓介と名護 恵がいた。

 

「零人くんがこの街に住んでいてよかったわ」

 

「いえ、お役に立てて嬉しいです」

 

「荷物の整理は私達がやるから久しぶりに家に帰ってもいいぞ」

 

「いいんですか?」

 

「ええ、2年ぶりに帰って来たんでしょ?」

 

「私達のことはいいから、行きなさい」

 

「ありがとうございます!名護さん、恵さん!」

 

そう言って、零人はバイクに乗って自分の家に向かった。

 

「さあ、荷物を片付けようか」

 

「ええそうね名護くん」

 

「君も名護だろう?」

 

「そうだったわ、啓介くん」

 

2人はイチャラブしながら新居へ入っていった。

 

 

 

〜零人said〜

十数分後。

 

零人は名護達と別れて、自分の家兼バイオリン工房にたどり着いた。

 

この家は元々、零人の父である音也の家で15人ぐらい余裕で住める洋館で個人風呂の他に何故か男女別の風呂がある。

 

一階から工房がある二階へ上った後、鞄を開けた。

 

「二人とも、出て来ていいよ」

 

鞄の中に声を掛け、二匹のモンスターを呼んだ。

 

「へぇ、ここが零人の家か。うんうん、いいねえ!こういう古風的な家好きだぞ!」

 

一匹は黒と金のコウモリ。

 

「キバットさんのおっしゃる通りです~。こういう所って落ち着きますよね~」

 

もう一匹は金色の竜。

 

キバットバットⅢ世ことキバットとタツロット。

 

零人に力を貸してくれる仲間であり、新しい家族でもある。

 

二匹は家の中を飛び回っていて、零人は出かける準備をしている。

 

「ん?どっか行くのか?」

 

「うん、新しいCDが今日発売するから買いに行こうかなって」

 

キバットの質問に嬉しそうに答えた。

 

「確か幼馴染の風鳴 翼のだろ?俺も行く行く」

 

「私も行きたいです~」

 

「じゃあ皆で行こうか」

 

二匹は鞄の中に入って、バイクで家を出た。

 

 

 

バイクでCD屋に向かっていると、公園に人が集まっていた。

 

「何だろう、あの人盛り?」

 

念のためサングラスをかけて行ってみると、リディアンの制服を着た女の子が猫を助けるために木に登っていた。

 

(あの子、どっかで見たことがあるような?)

 

女の子が猫を抱いた瞬間、枝が折れて女の子が落ちてきた。

 

「危ない!」

 

ギリギリ女の子を抱き抱え、怪我を回避した。

 

「あ、ありがとうございます」

 

猫が女の子の腕から離れていった。

 

「次からは気を付けるんだよ~」

 

猫は返事をするかのように「にゃー」と鳴いて、走り去った。

 

「君、怪我ない?」

 

「はい、大丈夫です!」

 

女の子は元気いっぱいに答えたが急に血相を変えて、

 

「って、早くCDを買いに行かないと売り切れちゃう!!」

 

「CD?」

 

「は、はい!翼さんのCDなんです!!」

 

「だったら、バイクに乗って行かない?僕も買いに行く予定なんだ」

 

「いいんですか!?」

 

「うん。じゃあ急ごう」

 

バイクの椅子の下から予備のヘルメットを渡してCD屋に向かった。

 

 

数分後。

あと数個で売り切れるところでなんとかCDを買えた。

 

「今日はありがとうございました!」

 

「どういたしまして。気を付けて帰るんだよ」

 

「はい!」

 

そう言って、バイクに乗って別れた。

 

人通りの少ないところに行って、キバット達を鞄から出す。

 

「CD買えてよかったな零人!」

 

「うん、これから帰るけど何か欲しいものある?」

 

「私、唐揚げが食べたいです~」

 

「おっ、いいな唐揚げ!」

 

「じゃあ、唐揚げを買ってかえ」

 

帰ろうかな。と、言いかけた瞬間、避難警告のアラートが鳴り響き、家から『ブラッディ・ローズ』が鳴った。

 

「なんだこのアラート!?」

 

「まさか、ノイズ!?しかも、ファンガイアまで出てくるなんて!?」

 

「ノイズって確か、カラフルの変な生き物ですよね?」

 

タツロットが質問してきた。なぜならキバット達はノイズにまだ遭遇したことがないのだから。

 

「被害がでる前になんとかしないと、いくよキバット!!」

 

「OK!この街での初仕事だな!ガブッ!!」

 

キバットが零人の手に噛みつき、『アクティブフォース』を流し込まれ、零人の顔にステンドグラスの模様が浮かび上がり、腰に鎖が巻かれ、左右に3つずつフエッスルが納められている赤いベルトが現れ…

 

「変身!!」

 

変身する言葉を叫び、キバットをベルトに逆さまに付ける。そして、零人の体に鎧が覆われていく。

 

胸部が紅く染まった、黒と銀の鎧を身に纏い、仮面ライダーキバに変身した!

 

「タツロット、マシンキバー行ってくる!」

 

「気を付けてくださいね~」

 

タツロットは返事しながらマシンキバーに渡してある鞄の中に入り、マシンキバーは返事をするかのように「ブロンッ」とエンジンを鳴らした。

 

 

〜零人sideout〜

 

〜響side〜

ノイズに襲われて、小さい女の子と一緒に逃げていたけど追い詰められちゃった。

 

「お姉ちゃん、私たち死んじゃうのかな?」

 

女の子が見つめてくる。

 

「大丈夫、絶対に死なせないから!」

 

すると、胸に歌が浮かんできた。

 

「Balwisyall Nescell Gungnir tron」

 

歌を歌い終わった後、体が光りだした。

 

光が止むと黄色を基準とした黒い鎧のようなものを着ていた。

 

「え、えええー!?!?!?」

 

「お姉ちゃん、かっこいい!」

 

次の瞬間、ノイズが攻撃してきたので思うがまま殴ったらノイズが灰になった。

 

「こ、これなら戦える!」

 

そう思い、ノイズを攻撃しながら逃げていく。

〜響sideout〜

 

 

〜零人side〜

ノイズを倒しながら進んでいたら光の柱が見えた。

 

「何あの光?とりあえず行ってみよう!」

 

全速力で光の柱が見えた所に向かった。

〜零人sideout〜

 

 

〜翼side〜

ノイズが発生したと聞いて出撃しようとしたら、アラートが鳴り響いた。

 

「ノイズ発生地にアウフヴァッヘン派が出ました!これは!」

 

藤尭 朔也が叫び解析を始めた。

 

するとスクリーンに『GUNGNIR』とでた。

 

「ガングニールだとう!?」

 

「なんで!?ガングニールはここにあるのに!?」

 

奏は驚きながら、胸元にあるペンダントを取り出した。

 

「しかも、その近くに未確認のエネルギー源を確認!」

 

「なにぃ!?」

 

「とりあえず、出撃します!」

 

奏と一緒にバイクで2課を出た。

〜翼sideout~

 

 

〜零人side~

光の柱が見えた所に着くと、さっきCD屋で別れた子が女の子を抱えてノイズと戦っていた。

 

(なんであの子がシンフォギアを纏っているの!?)

 

とりあえず、あの子達を助けるために戦い始めた。

 

「だ、誰!?」

 

「かっこいい!!」

 

響は戸惑っていたが悪い人ではないと確信し、一緒に戦い始めた。

 

しかし、大型ノイズが現れた。

 

「ど、どうしよう!?」

 

右腰にあるウェイクアップフエッスルを取ろうとしたら2つのバイク音が聞こえた。

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

 

翼と奏が目の前にやって来た。

 

「気を付けなさい、死ぬわよ」

 

「翼、その言い方はダメだろ」

 

そう言って大型ノイズに向かって奏は貫き、翼はアームドギアを大きくして、ノイズを切り裂いた。

 

「ノイズの撃退終わりました」

 

「おーい、大丈夫か~?」

 

大型ノイズを倒し終わり奏たちがこちらに向かってきた。

 

「は、はい!」

 

「うん!」

 

響と女の子は元気に答えた。

 

奏は響たちと話していたが翼だけはこちらを向いていた。

 

「…あなたは一体何者「見つけたぞ!キバ!!」っ!?」

 

ですか?、と言いかけたが何者かに阻止された。

 

「か、怪物!?」

 

そこには馬の形をした、ホースファンガイアがいた。

 

「反対派のファンガイアだね…」

 

「あぁそうだ!貴様を殺し、人間との共存なんて掟を無くしてやる!」

 

ホースは怒りをぶつけるように叫ぶ。

 

「人間は我々にとってライフエナジーを食われるただの食料だ!何故、人間と共存しなければならない!?」

 

響たち3人は怒りが込み上げてくるのを感じた。

 

だが、誰も何も言えない。なぜなら、零人が殺気を強く放っているからだ。

 

 

「………そうか。なら、貴方を裁く!」

 

低い声で零人は攻撃の体勢になり、ホースも構えた。

 

どこかで水が落ちる音がした瞬間、2人同時に殴り始めた。

 

だが、キバの方が強く、ホースがふっとばされた。

 

たった一発でかなりのダメージを負ったホースは叫んだ。

 

「なぜだ…なぜ、他のファンガイアは、もう1人の王は共存を選んだ!?」

 

「それは、できると思ったから、人間の心を知ったからだ。人間と生きたいと思ったからだ!その夢を絶対に壊させない!!」

 

その瞬間、零人は赤い笛…ウェイクアップフエッスルを取り出し、キバットに吹かせた。

 

 

「ウェイク・アップ!」

 

 

キバットの声とフエッスルの音が響き渡り、零人が身を屈めポーズを取ると周りが暗くなり、三日月が浮かぶ。

 

「よ、夜!?」

「どうなってるんだ!?」

「さっきまで明るかったのに!」

響、奏、翼の順に叫ぶ。

 

キバットが右の脚にある鎖…カテナを断ち切り『ヘルズゲート』が開き、3つの翡翠色の宝石『魔皇石』が露出する。

 

次の瞬間、キバは高く飛び上がり、右足を伸ばしてキックの体制になる。そして、真っ直ぐホースに向かい命中。

 

そのまま引きずり、近くのシャッターに激突すると右足から魔皇力が注がれると、ホースの体がガラスのように砕け、シャッターにキバの紋章が刻み込んだ。

 

そして、ライフエナジーが空高く飛んだが、体が城になってる巨大な竜が現れライフエナジーを食べた。

 

 

「「「……………」」」

 

翼たちは呆然としていたが、すぐにキバの方を見た。キバは紋章の前に立っていた。

 

 

 

 

 

数分後…

黒服の人達や警察の人達が来た。

 

響と一緒にいた女の子は無事に親と再会したそうだ。

 

響はギアを解き、帰ろうとした瞬間、キバと一緒に黒服の人達に囲まれた。

 

「貴方達は私達と一緒に来てもらいます。」

 

翼が代表者として言う。

 

緒川が響に手錠を掛けようとしたら、

 

「まあ、待て」

 

キバットがベルトから離れて言った。

 

「こ、コウモリがしゃべった!?」

 

「おう、俺はキバット、こいつは仮面ライダーキバだ!」

 

「仮面ライダー?」

 

「まあそれは後にして…、お前らに着いていってもいいが手錠は無しだ。そこの女の子にもな」

 

「…わかりました」

 

そう言って緒川は響から離れ、響や翼達を車に乗せ、本部へ車を走らせた。

 

キバはその後ろをマシンキバーで着いていった。

 

 

数分後…

2課の基地であるリディアンに到着した。

 

リディアンの中に入り、エレベーターに乗った。

 

「危険ですので、手すりに掴まってくださいね」

 

「へっ?」

 

響が?を浮かべた瞬間、エレベーターが急に下がった。

 

「いぃぃぃやぁぁぁ!?!?!?」

 

響の声がエレベーターの中に響き渡った。

 

下に着いた後、響はへとへとになっていた。

 

しばらく歩いていると、目の前に大きな扉が現れた。

 

扉を開くと、クラッカーが鳴り、

 

「ようこそ、2課へ!」

 

と弦十郎が言い、全員に歓迎され、天井から

「ようこそ!立花 響様、キバ!」と書かれた布が下がっていた。

 

 

次の瞬間、

 

 

キバが弦十郎に殴りかかったが弦十郎は片手で受け止める。

 

「「「「「ッ!?」」」」」

 

翼たちは対応が遅れ、呆然としていた。

 

少しの間、静寂が訪れたがキバが弦十郎から手を引いた。

 

「はぁ、やっぱり叔父さんは強いや」

 

「まさか、この声!?」

 

キバは呆れたように言い、変身を解いた。

 

「う、うそ!?」

 

「マジかよ!?」

 

「やっぱりな…」

 

翼、奏、弦十郎の順に言い、

 

 

 

「ただいま、みんな」

 

 

 

そこには2年前、行方不明になった紅 零人がいた。

 

 

 

「「れ、零人ー!!!!!!」

 

 

翼と奏は泣き叫びながら零人に抱きついた。

 

「ただいま、翼、奏」

 

2人の頭を撫でながら謝るように言った。

 

そんな中を響と弦十郎たちは静かに見ていた。




フ「気づいたら、4000字越えていた。」
零「結構、書いたね」
フ「8時間も書いていた」
零「お疲れ様」
フ「多分、2日ぐらい書けないと思う」
零「よくやったね」
フ「それより次回!」

「第2話 零人と響の力の真実」

フ「それでは次回も!」

「「お楽しみに!!」」

無印編の後、G編に入るのですがここでFateを入れたいのですがどんなサーヴァントがいいですか?(敵です)

  • 山の翁
  • ハサン達
  • エミヤ (アサシン)
  • 李書文 (アサシン)
  • その他

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