戦姫絶唱シンフォギア 〜王と歌姫の協奏曲〜   《凍結》   作:ガンダムファフニール

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どうもファフニールです。
セリフの部分ですが人数が多いときは
「「「 」」」 ・ 『『『 』』』 ・ ((( )))
など、かっこが最大3つになりますので気を付けてください。
ご迷惑かけますがよろしくお願いします。

それでは本編をどうぞ!!


第5話 久しぶりの学校と……

翌日……

〜翼side~

わたしは今自分のクラスにいる。

 

共学になったばかりで男子がほんの数人いるクラスだ。

 

今日から零人が学校に来ると言っていたけど、どこのクラスになるんだろう?

 

「皆さん、おはようございまーす」

 

『『『おはようございまーす』』』

 

ちょうど担任が来たようだ。

 

「今日は皆さんにいいお知らせがあります!!」

「このクラスに編入生が来ます!」

 

『『『えええーー!?』』』

 

もしかして……

 

「では、入ってきてください」

 

「はい」

 

扉が開くと、よく知っている男子が入ってきた。

 

しばらく歩き、教壇の前に立つと、

 

「えーと、初めての人もいると思いますが、お久しぶりです。2年ぶりに復学しました、紅 零人です。これからも仲良くしてくれると嬉しいです」

 

『『『え、えええーー!?!?』』』

 

『まじかッ!』

 

『今まで何してたの?』

 

『大丈夫だった?』

 

クラスメイトから色々な質問をされ、1つずつ答えている零人がいた。

 

「はいはい、質問をあとにして、紅君の席は風鳴さんの隣ね」

 

「はい」

 

先生が強引に話を止めて、零人に席を教えた。

そして、零人が隣に来ると、

 

「これからよろしくね、翼」

 

零人が笑顔でこっちを見てきた。

すると急に顔が熱くなった。

 

「う、うん!!」

 

たぶん顔が赤くなってると思うけど、そんなことは気にせず、零人に笑顔で返した。

 

「えー、まず今日の予定ですが……」

 

先生が話を始めた。

 

零人が来てくれたおかげで今日から学校が楽しくなりそう♪

〜翼sideout~

 

 

〜響side~

今は昼休みで寝ている。

 

「ねえ、響聞いた?3年生に新しい人が来たんだって」

 

わたしの親友の「小日向 未来」が話しかけてきた。

 

「んー?誰その人?」

 

さっきまで寝てたから寝ぼけいる。

 

「わかんない。見に行って見ようよ」

 

「いいよ~」

 

未来に手を引かれ、3年の教室に向かった。

 

3年の教室に着くと、結構人が集まっていた。

 

「うわー、結構人がいるねー」

 

「一体誰なんだろう?」

 

なんとか人の間を通り抜け、教室の中を見てみると……

 

「零人さん!?」

 

「あれ、響ちゃん?」

 

わたしに気づいて、零人さんが近づいてきた。

 

「どうしたの響ちゃん」

 

「いえ、3年に新しい人が来たって聞いたんで見に来たんですよ」

 

「そうなんだ。そうだ、響ちゃんもうお昼御飯食べた?」

 

「いえ、まだですけど?」

 

「だったら一緒に食べない?」

 

「いいんですか!」

「もう一人呼んでもいいですか?」

 

「いいよ。翼も呼んであるから後で中庭でね」

 

「はい!」

 

そう言って、零人さんは教室に戻っていった。

 

わたしはすぐさま未来のところに行き、

 

「未来~、ご飯誘われたよ~」

 

「響あの人と知り合いだったの?」

 

「ちょっと前にね。とりあえず行こ!」

 

未来の手を引き、中庭に向かった。

 

なんか周りの人がこっちを睨んでいたり、ハンカチを噛んだりしていたけどどうしたんだろう?

〜響sideout~

 

 

~零人side~

サンドイッチの入ったバスケットを持って中庭に向かっている。

 

中庭に着くと翼がビニールシートを敷いて響ちゃん達と話して待っていたようだ。

 

「お待たせ~」

 

話しかけるとこちらに気付き、

 

「「あ、零人(さん)!」」

 

「こんにちは」

 

翼と響ちゃん、響ちゃんと一緒にいた子の順に言った。

 

「こんにちは。僕は紅 零人、君は?」

 

「小日向 未来です。未来って呼んでください」

 

「よろしくね未来ちゃん」

 

「はい、よろしくお願いします零人さん」

 

握手をして、シートに座った。

 

「はいこれ、サンドイッチ」

 

一緒に持ってきたフタ付きのバスケットを取り出し、フタを開けた。

 

「もしかして手作りですか?」

 

未来ちゃんが質問してきた。

 

「うん、具材は卵とハム、レタスとチーズを使っているよ」

 

「食べてみてもいいですか?」

 

「どうぞ」

 

3人ともサンドイッチを食べ始めた。

 

「「おいしい!」」

 

「やっぱり零人のはおいしいね」

 

「ありがとう、作ったかいがあってよかったよ」

 

「これってどうやって作っているですか?」

 

未来ちゃんがペンとメモを取り出し聞いてきた。

 

「ああ、これはね…………」

 

食べながら説明して、終わるとちょうどサンドイッチがなくなった。

 

「ありがとうございました」

 

「どういたしまして」

 

サンドイッチを食べ終え、少し世間話をしていると響ちゃんが、

 

「ふらわーっていうお好み焼き屋があるんですけど今度行きませんか?」

 

「ふらわー?いいよ、行ってみようか。そうだ、奏も誘ってもいい?」

 

「はい!ご飯は皆で食べるとおいしいですから」

 

「奏?もしかして天羽 奏さんのことですか?」

 

未来ちゃんが首を傾げて言ってきた。

 

「そうだよ。奏と翼と幼馴染なんだ」

 

「そうだったんですか」

 

「今度紹介するね」

 

そんな話をしていると昼休みの終わりを表すチャイムが鳴り、自分達の教室に戻った。

 

 

放課後……

 

 

授業が終わり、翼と校門をくぐろうとしたら後ろから響ちゃんの声がした。

 

「零人さーん、一緒に帰りましょー」

 

「あ、響ちゃん、未来ちゃんお疲れ様」

 

響ちゃん達と合流し、商店街を通り、人気(ひとけ)の少ない道を通っていると家からブラッディローズが鳴っているのが聞こえた。

 

次の瞬間、モスファンガイアが現れた。

 

「「ファンガイア!?」」

 

「響何あれ!?」

 

翼と響ちゃんは二度目だが、未来ちゃんは初めてなのですごく動揺している。

 

「見つけた…キバ…!」

 

「反対派のファンガイアだね?」

 

「ああ…貴様を殺して、掟なんて無くしてやる…!」

 

「そう……だったら貴方を裁く。翼達は離れていて……キバット!!」

 

「おう!キバっていくぜ!ガブッ!!」

 

キバットが手に噛みつき、顔にステンドグラスの模様が浮かび上がり、キバットを腰に付けると鎧を身に纏い仮面ライダーキバに変身した。

 

モスは剣を取り出して攻撃を仕掛けてきた。

 

おおざっぱな攻撃だが一撃一撃が重くダメージを負っていく。

 

「くっ!やっぱり剣には」

 

「剣だな!」

 

左腰から青いフエッスルを取り出し、キバットに吹かせた。

 

「ガルルセイバー!!」

 

 

キャッスルドラン内……

次狼、ラモン、(りき)がポーカーをしていた。

 

「僕、1ペア~」

 

「……2ペア」

 

ラモン、力の順に言い、

 

「残念だったな、フルハウスだ」

 

テーブルにカードを置き、次狼が勝っていた。

 

「また次狼の勝ちー?イカサマじゃないの?」

 

「俺がするわけないだろ」

 

「本当ー?」

 

そんなことをしていると部屋が青く光った。

 

「お、やっと呼ばれたか」

 

「いってらしゃーい」

 

「……いってらしゃい」

 

すると次狼の体が青い狼の姿になり、小さな彫像になり、飛んでいった。

 

 

零人のところにガルルセイバーが現れ、手に持つと右腕が青い狼の毛が逆立ったような形状になり、胸部と目が青くなった。

 

「ウ、ガアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

まるで狼のような雄叫びをあげた。

 

「エルフェン族の…力…!」

 

キバが高速でモスに近づき、連続で斬りつけた。

 

モスも剣を振るい対応したがキバのスピードに追いつけず攻撃をもろに受けている。

 

威力に耐えきれず、モスを倒れた。

 

「いくよキバット!」

 

「ガルルバイト!」

 

キバットにガルルセイバーを噛みつかせ、アクティブフォースに流し込み、必殺技を発動する。

ガルルセイバーを構えると空が赤い夜に変わった。

 

「え!夜!?どうなってるの!?」

 

未来ちゃんが後ろで叫んでいる。

 

柄を口にくわえ高く飛び上がり、急降下し、モスを斬りつけ、必殺技のハウリングスラッシュを決めた!

 

モスに狼の模様が浮かび上がり、砕け散ると巨大なドラゴンが現れ、ファンガイアから出た光の玉を食べ何処かへ消えてしまった。

 

零人は変身を解き、翼達へ近づいていった。

 

「大丈夫?みんな怪我してない?」

 

「「「大丈夫((です))」」」

 

「未来ちゃん、怖くなかった?」

 

「怖かったけど、零人さんが守ってくれていたので大丈夫です」

「ところでさっきのは何だったのですか?」

 

「さっきのはね……」

 

未来ちゃんにファンガイアのこと、共存のことを話した。

 

「そうだったんですか……」

 

「未来ちゃんはファンガイアと共存ができると思う?」

 

「たぶん難しいと思います。けど、零人さんならできると思います。だから、私も共存に協力したいです」

 

「ありがとう未来ちゃん」

~零人sideout~

 

 

〜未来side~

零人さんが笑顔でお礼をしてきた。

その瞬間、胸が熱くなった。

 

(もしかして……私、零人さんのこと…)

~未来sideout~

 

〜響side~

(なんだろう?未来が零人さんを見て顔が赤くなったのを見たら、急に胸が痛くなったような?)

~響sideout~

 

~翼・奏side~

((ライバルが増えた(気がする)!)

~翼・奏sideout~

 

 

未来は自分の気持ちに気づき、響はまだ気づかず、翼(近くで)と奏(別の場所で)は何かを悟った。

 

 

暗くなり、自分達の家へ帰り、その夜……

 

「ねえ響……」

 

「ん?なに未来?」

 

「ごめんね…響。私たち、これからは親友で……ライバル、だよ」

 

「へっ?ライバル?」

 

未来は響にライバル宣言をした。




フ「やっとヒロイン四人目を出せた……」
零「それって未来ちゃんのこと?」
フ「それ以外ないでしょ。123人目は翼、奏、響だぞ」
フ「これからも増えるからな」
零「それは置いといて、次回予告」

ネフシュタンの少女
聖遺物と完全聖遺物との差
翼の決断は!?
『次回 第6話 落涙』

フ「次から奏が出るよ~」

零「次回もお楽しみに!!」

無印編の後、G編に入るのですがここでFateを入れたいのですがどんなサーヴァントがいいですか?(敵です)

  • 山の翁
  • ハサン達
  • エミヤ (アサシン)
  • 李書文 (アサシン)
  • その他

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