死するべき者共の悪足掻き 作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ
と見せかけて日向君が主に出てきます。後は、アフロのみんなにリグがちょっとだけ出てきます。
あ、それと彼も出てきます。名前はご想像にお任せです。
尊いアイツと恵みの俺自身
〜日向【仮面ライダーディケイド】side〜
リグ…………校内でも変だったからまさかと思っていたんだが、本当に奴が出るとは誰も思わないだろうな。
「………………ガ……グ…………………ズ………ア……!」
さっきと比べたら、アイツらのおかげで、奴の攻撃による一つ一つの動きが遅くなっている。リグの幼馴染……か…………。
モカ、ひまり、巴、蘭、つぐみ。
俺はお前らを誤解していたようだ。すまなかった。だが、今はもう少しだけ奴の心に語りかけてくれ!!それが出来れば、アイツを戻すことができる!!愛斗の奴はもうこの星には存在していない。だからリグは時間はかかっても、元に戻れるはず!!
すると、彼奴ははこう言ってきた。
「ねえ、リグの兄さん…………まだ、終わってないんじゃないかな……?」
なんだと?そんな訳かがない!!愛斗の奴は消えたんだ!だが、お前の言う通り、リグは未だに苦しんだまま………!!
「『奈月』!!!アイツがイヴ達とを近づけさせるな!!」
「お兄さん、そんなこと……言われなくても!!!」
俺と奈月は、全力で駆け抜けリグを抑えた。
だが、
『何故、お前ら人と言うものは、散る心なんかの為に、
[惨めで無様な姿を見せる]んだ?
俺と一緒に全部を壊すんじゃなかったのか?
邪魔なんだよ、俺の思い通りにならないものは全て!!』
もう手遅れだった。教室で起きたあの悪意と同じだ。やはりそう言うことか……
『アァアア!!』
奴は強烈な蹴りを繰り出し、俺たちはまともに受けて弾き飛ばされて、地面に擦れていく。
蹴り飛ばされた後に来る痛みで、立つこともままならないものの、五人の幼馴染がアイツに近づいていく気がする。
何としても、止めなきゃ………!!
「お前ら…………ヤメ………ロ……」
彼女らは何も答えない。どうやら聞く気はないらしい。だったらせめてこれだけでも、そう念じた俺は蹴られた時に貼り付けたやつを発動した。
「…………!!」
奴が振りほどいて破壊しようにも、
それが出来ないってことは、これは成功って言えばいいかな。
「お前ら!イケェエエエ!!!」
俺は力を出しきり、
幼馴染にゴーサインを盛大に出した。
"頼む!!上手くいってくれ!!!”
〜after glow side〜
日向の奴、言われなくたって!
待っていて……リグ……
〔アンタを必ず、助けて見せるから!!!〕
リグは今動けてない、ここしかチャンスはない!!
するといつの間にか、つぐみが私のやりたかった、ハグをしていた。
「リグちゃん!!」
「リグ!!」
「ふみやんー。」
「リグちゃん!!!!」
みんな……ひょっとして、アイツのことをみんなは……
負けるものか、
私だってアンタを助けるって決めたんだ。
「グ、クソぅ!お前らあ!!!」
リグはまだ必死に足掻いてる。こうなったら、私が。
ギュッ…………
「!!!」
やっぱり、私達の記憶はまだ完全には消えていない、
ヤクソク…………したもんね。
「???」
「リグ。お前はあまり覚えてないかも知んない。けど私達はしっかり覚えてるぜ。」
巴の声が響いた時、リグの様子が落ち着き始めたので、奈月と一緒に、変身を解いておいた。リグを混乱させたく無いからだ。
「私達とお前が初めて出会った事……覚えてるか?
確かあの時、お前虐められてたんだよな。お前はそいつらに上手く言えずにさ、一人でにいなくなろうとしてたよな。そこに私達がお前に手を差し出した。」
「…………ヒトリ……じゃないの?」
「当然だよー、ふみやんは私達の宝物だよー。」
〜日向side〜
お前ら…………
「奈月…」
「お兄さん、彼女達に任せようよ。」
「……ああ…………」
俺は、奈月と彩達を引き連れ、現実世界へと戻ってった。
…………………………
『辛くなったら、俺たちにすがっていい。』
………………
ここは、
間違いない。
俺たちの学校だ。俺たちは見事に帰ってこれたんだ。
「ぅうう……私、もう頭が一杯だよ……」
彩は相変わらずな台詞が飛んでくる。
その後、俺と奈月の二人は、パスパレの質問責めをされたのはまた別のお話……。
「まあ、貴方達二人の関係性は良くわかったわ。」
ハァア…………面倒臭かった。まさか彩とか千聖はまだ分かるが、麻弥に日菜は食いつきがすごかったし、なによりもイヴだ。アイツはとにかく俺たちのことを、知りたがろうとする。確かにイヴは俺の存在に薄々感づいているかも知れない。だが、たったこれだけで俺と奈月の目的を探られる理由になるのか?
すると千聖の奴がとんでもないことを言い出した。
「日向。私達パスパレの事務所で働いて頂戴。これは局長直々の指名です。拒否は認めないわ。」
嫌だ。なぜそんなことをしなくちゃならない。他を当たれ。
「奈月、コイツら……どうかしたみたいだ。帰るぞ。」
「そうそう、奈月君……かしら?貴方も来てもらうわ。勿論、拒否感も黙秘権もないわよ?」
この野郎……満面の笑みでスカウトして来たけど、これ完全に脅迫だよな。なに?何故奈月も一緒なんだよ訳わかめだよ。
「ヒナタさんが来てくれると私、嬉しいです!!」
うん。行こう……即刻向かおう。
イヴの笑顔が、何故か憎めない…………悔しいなぁ。
「その前に、寄りたい店があるんだ。良いかな?」
奈月……good job!!流石俺の相棒。アイツの行きたい店なんて大体想像がつく。
アイツの、蓮の店に行くつもりだろ。
「自分、さっきからお腹が空いていたんですよねー。行きましょうよ。」
「そうだね。私もすっごくルンルンするなぁ!!」
二人も随分賑やかだな。まあひとまず行きますか。
〜『魅了の料亭 SAITO』〜
カラン……
「いらっしゃい………………と、お前らか…それに日菜……お前がここにくるとはな。」
「あ、お兄ちゃん!!怪我は大丈夫なの!?」
「日菜ちゃん、この人の妹なの?」
今までなんだと思ってたんだこいつらは、
「まあ、立ち話もなんだから、座りなよ。」
そういうと、蓮は厨房の方に駆け込んだ。
アイツも繁盛してんだなと思う。
彩達に品書きを見せたのは良いんだが………
「…………………………ジュル……」
日菜が、よだれ垂らして見続けてる。行儀が悪すぎだろ、お前これでも芸能だろ。そんなんでどうする。
このやり取りがある間に、
「お待ちどうさま」
蓮は左手に青い皿に黄色いパスタを、右手には………………名状しがたい得体の知れぬ何かを運んで来た。
「れ、蓮。それは…………何かしら?」
「暗黒魔術の糧と破壊のビュッフェでございます」
おいおい、名前を聞いた瞬間、日菜とイヴを除いた3人ドン引きしてるぞ。まあ、美味いから味の保証はできるんだから、名前がまずありえん、絶対にあの中学生だろ。
だがまずは食す。
………………うん、普通に美味いな。
「流石だな、蓮。評判が良いのも納得出来るぜ。」
「………それはどうも。」
そう言うとまた、カウンターの方に行ってしまった。
すると、イヴが思いがけないことを言って来た。
「ヒナタさん!!ヒナタさんのパスタ、味見させて欲しいです!!」
ちょっと待て。何?人の食べた物を食べたい?やめてくれよ、
「〜♪」
ああ、これ本気だ。
イヴが口を開けてずっと待ってるよ。食べさせてくれってんだろ?
……………………もう頭が割れそうだ。
「……あ、…………あーん……」
「ハムッ…………美味しいです!!それでは私のもあげます!!」
「……え、」
嘘だろ。これは本気で聞いてない!!
「あーんして下さい!!!」
畜生、コイツの笑顔を前にすると全然対抗出来ない!!
「あ、あーん…………///」
「エヘヘ……美味しいですか?」
ああ、素晴らしいよ。蓮のパスタは格段に美味すぎる。だがそれ以上にイヴの味が前に出すぎて、よく分からない。
「あ、ああ…………凄く……美味しい……………よ……////」
ああ!!恥ずかしさのあまりにぶっ倒れそうだよ!!
「良かったです!嬉しいです!!!では、ナツキさんも!!」
やめろおおお!!!奈月にそんなことはやめてくれ!!
アイツ確実に運ばれる!!!
「イヴちゃん。そろそろやめなさい。いくら仲は良くても身分が違うのよ?」
イヴはシュンと落ち込んだ様子で大人しく食べ始めた。
「ご馳走様〜☆」
早っ!!!日菜の奴、もう食べ終えたのかよ!!
まだ運ばれて来てから2分も経ってないぞ!!?よく噛んでるのか!?飲み込んでんじゃねえよ!どこぞの丸いピンクの戦士のように、吸い込むように食ってんじゃねえよ!!!
「……日菜…………おまけだ…………好きなだけ食べろ。」
いや蓮、お前も大概可笑しいぜ。
……にしても、アイツは……元に…………戻れたのかねえ……
「蓮……こいつらを帰したら話したいことがある。」
「丁度いい、俺も早く上がるからな。」
「あら、日向?私達の事務所に行く約束はどうしたの?」
あーあもう嫌な奴が食いついて来た。
蓮、頼んだぞ。
「…悪いな千聖。日向はこれから大事な討論をしなくちゃならない。」
「……そうなの?でも、早く済ませておきなさいよね?」
「ああ、出来るだけそうするよ。
…………白鷺…………千聖…………」
その時一瞬彼女は頬を赤らめていた。
「行きましょ。みんな」
「じゃあね!!お兄ちゃん!!今度、お姉ちゃんも一緒に行くね!!」
日菜のお姉ちゃん……ああ、あの堅物生徒会の人か……
さて、彩達は帰った。とは言え、素直に帰らないだろうから、俺たちは場所を大きく変えた。
『リグ……今の俺には、
お前に恵みを与えることだけしか出来ない…………』
〜to be a continued〜
日向編どうですかね。ちょっと変なところが多いかもです。でも、見てくれると嬉しいです。あ、感想や指摘も募集中ですよ?
次回
『その閉ざされた瞳で、何を見る?』
次もお楽しみに。