死するべき者共の悪足掻き   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

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タイトル通り、誰かが辛い思いをします。

エピソード蓮の最後に彼と激突したあとの話から始まります。



蓮「リグ……お前も」



蘭「あんた、リグを知ってるの?」





蓮「………………誰かな…?」


蘭「………美竹蘭……アンタはリグの友達?」




蓮「…………お前らからしたらそうかもな……」フゥッ


蘭「!あっ、ちょっ!!」





解放せし破壊の力
僕は誰なの?


……………………………………

 

 

 

 

 

 

ここは何処だ?どうして僕はここに居るんだ?

 

 

 

 

 

僕は確か、蓮くんを傷つけて…………

 

 

 

 

 

 

 

 

ダメだ、どうやっても思い出せない。

 

 

 

 

 

ジュンがこの時動いてくれたらいいのだけど、

 

そう甘くはない…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグ「……で、」

 

 

 

 

 

リグ「皆して、どうして視線を僕から外さないのかな……?」

 

 

 

 

 

モカ「だってー、ふみやん逃げるじゃん?モカちゃんは、ふみやんと話したいのにー、ショック〜……」

 

 

 

 

 

 

 

リグ「…………………………」

 

 

 

 

 

 

巴「……なあ、皆……アタシ達が見たあの事件って、ホントにあのジュンってのがやったように見えたか?」

 

 

 

ひまり「…そう言えば、あの悪そうなジュンの目付きじゃなくて、ホントに辛そうだった。」

 

 

つぐみ「じゃ、じゃああの時の事件の犯人って…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……俺達三人が咎人として、

仕立て上げる為のでっち上げ……オレ達は、その罠にあえて引っかかってやったんだ。」

 

 

 

 

 

Aftergrow「日向(さん)!!!」

 

 

 

日向「……リグ…そうか……矢張り、お前は狙われ続けているんだな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

日向は何を言いたいのだろう。狙われ続けてる?

 

 

蘭「……その話…もっと聞かせて。」

 

 

 

 

 

日向「……とはいえ、まずはあの時の騒動の誤解をどうにかしないことには、勝ち目は無い。」

 

 

 

 

 

俺は勢いよく背後を振り向きザマに、

 

 

 

ナイフを五本飛ばし、壁に誰かのブレザーの五箇所に見事綺麗に留まった。

 

 

 

 

 

 

 

モカ「おー、スゴいスゴーイ」パチパチ

 

 

 

蘭「す、スゴい……じゃなくて!!」

 

日向「……?確か、あなたは、蓮と一緒に居た……」

 

 

 

 

 

 

リサ「ちょっとぉ!日向くん?女の子を磔にするのはどうなの?いくら何でも趣味悪いよ!」

 

 

 

日向「……済まない……後ろから何かいたんでな、つい防衛本能が働いたみたいだ。」

 

 

 

 

リサ「……ひーなーたー?ちゃんと顔を合わせなさい!」

 

 

 

 

日向「…………?」

 

 

 

 

 

 

 

日菜「あれー?海堂君じゃん、リグちーは居る?」

 

 

日向「……!!!!」

 

 

 

 

まずい、リサさんに夢中でリグを思いきり忘れていた!

 

 

 

 

日向「リグ!!…………!!!?」

 

 

 

 

何故だ。

 

 

 

何故、

 

 

 

日菜「リグちー?今日来てるんだよね?」

 

 

 

蘭「はい、さっきまで教室で寝ていまし………!」

 

 

 

 

クソっ!

矢張りそういう事だったか!!

 

 

日向「クソっ!!」ダッ

 

 

リサ「あ、ちょっと日向君!?」

 

 

 

日向「これだけは言っておく…………

放課後は商店街を絶対に通るな!!何がなんでもだ!」

 

 

 

 

そう言うと、日向は足早と走り抜けてしまった。

 

 

商店街を通るなって言っても…………誰一人も通らせないのは無理だよー………

 

 

 

 

 

 

それに…あたしも、あの真相を知りたいし、

 

 

 

 

 

「リサさん!ココに日向さんの声が聞こえたんですけど…」

 

 

 

日菜「何かね〜リグちーの話を聞いたら凄く焦って飛び出してっちゃった…。」

 

 

 

「ぇぇえ!!!?」

 

 

 

 

 

リサ「ま、麻弥〜もしかしてさ、蓮もそうなんじゃ……」

 

 

 

 

麻弥「はい、氷川さんのことはよくは知らないですけど、そういう事だと思います。」

 

 

蘭「……そうだったら…いいんですけど……」

 

 

 

 

それが嘘だと信じ、日向とリグなら大丈夫だと信じ、それを考えることをやめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが…彼女達の後悔に変わることも知らずに…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「〜♬」

 

 

 

僕は日向君達と演奏するにあたって、課題曲を流していた。

 

 

 

 

 

 

 

「……?」

 

 

あれ……何か…あの車…見覚えがある…それに………何か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっちに来ている…………?

 

 

 

 

 

「!!!」

 

 

僕はひたすらに道路の脇を沿って走った。

 

 

 

しかし、ドライバーは僕のあとを追うように端に寄ってきたのだ。間違えようがない。

 

 

 

(アイツは僕を確実に!!)

 

 

 

 

そして…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ドガシャーン!!

 

 

 

 

僕は悪意ある運転手に撥ねられ、

遠くに突き飛ばされたのだ。

 

 

それを満足したかのようにそのまま走り去って行った。

 

 

 

轢き逃げだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、僕が目を覚ました時には病院に居たらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あたしの不吉な予感は見事に的中したようだ。

 

 

リグが事故による被害を受けた。

 

 

直ぐに日向が、キズの手当をしてくれたから、

何とか一命を取り留めた。

 

私はモカ達を電話して誘ったら直ぐに向かうそうだ。

 

 

変わりに変わり果てた彼の姿を知らずに…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何とか無事に皆と合流し、リグの病室に向かおうとする前に、二人が病室から出てきたのが見えた。

 

 

 

 

 

蘭「あ、」

 

 

蓮「……………………」

 

奈月「…君らもここに行くのかい?」

 

 

モカ「…何かあったんですかー?」

 

 

 

蓮「…少なくとも今のアイツと会うのは辞めておけ。」

 

 

 

ひまり「………ど、どうしてなんですか…?」

 

 

それは…俺たちだけじゃなく、お前らの為だ。

 

 

 

 

 

 

奈月「………兎に角、後悔するから完全に治るまで「事故にあったんですよね?」…紗夜さん、あなたには伝えていなかったのによく分かったんですね。」

 

 

 

 

…………………え?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮「…姉さん……こいつらの前では話すなってあれほど言っていたのに……!」

 

 

 

 

 

「リグ(ちゃん)!!!」

 

 

 

「!!」

 

 

 

 

 

 

紗夜「蓮。羽沢さん達には会わせたくないって、

何が理由なの。」

 

 

 

蓮「……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

巴「…お前、リグなんだよな……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグ「……君たち…………誰?僕ら、どこかで会ったの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今……聞き間違いかな。

 

 

 

 

 

 

 

今、誰って………いや、冷静になるんだ……

 

 

 

 

 

前にも似たようなことが起きたじゃないか……

 

 

 

 

 

 

 

つぐみ「じゃ、じゃあ…自分の名前は分かる?」

 

 

 

 

「……………名前、僕の……名前?」

 

 

 

 

この反応…あたし達を騙そうとする目じゃない。ホントに戸惑っている。

 

 

 

 

 

 

てことは!!

 

 

 

 

 

 

蘭「……じゃあ…アタシ達と今まで過ごしていたことも…

 

 

 

覚えてない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグ「…………………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は黙って頷いた……ホントに記憶が無いんだ……。

 

 

 

 

 

あれ、なんでだろ…久しぶりに喜ぶ姿を見られると思っていたのに…あの時のあたしみたいな顔をしてる…

 

 

 

 

 

 

涙って、そういう事なんだね…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界はあまりにも非情だ。自分の進みたいことを認めてもらえず、親と権利に押し潰され…そして、壊れていった人の傷を直そうとは思わない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コレが……『死ぬより辛い感覚』………か、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひまり「ら…蘭ちゃん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても痛かった。今までそばに居たことも、一緒に音楽に触れたことも…………

 

 

 

アタシ達と笑いあった事も…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイツは…記憶から全部が消えたんだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひまり「…う…うぅ……ぐずっ…リグちゃん…………」

 

 

 

 

 

 

 

巴「…ひまり…私だって辛いさ。あいつがアタシ達を忘れるわけない。でも、あれは……」

 

 

 

 

 

 

 

モカ「ホントにふみやんは、事故に巻き込まれたのかなー。」

 

 

 

蘭「モカ?」

 

 

 

 

 

モカ「何かー、まだ狙われてるのかなって…」

 

 

 

モカ「それに、ふみやんを轢いた車だって、

捕まってないんだよねー?だったら、次も狙われそうだよー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

いつものんびりしてるモカにしては、

中々珍しくモカの頭は冴えていた。

 

 

 

 

蘭「じゃあさ、アタシ達でリグの記憶を呼び戻したらいいんじゃないかな。」

 

 

 

巴「ああ!忘れたってんなら、また思い出を作ればいい!!」

 

 

 

つぐみ「うん!あの人格だって、話せばわかってくれると思うよ。私、絶対にめげないよ!!」

 

 

 

ひまり「よーし、頑張ろう!えい、えい、おー!」

 

 

 

 

 

 

「…………………」

 

 

 

 

 

 

ひまり「ひっどーい!なんで誰も合わせてくれないの〜!?」

 

 

 

やっぱり、アタシ達はアタシ達で変わってないんだね。

それはちょっとだけ嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグ「………………蘭………ちゃん。」

 

 

 

 

 

僕は殆どの記憶が消えていて分からないけど、

その子だけは頭に残ってて、とても気持ち悪かった。

 

リグ「……(ひょっとして…僕らは…何処かで)……!!!!」

 

 

 

そう考えた途端に、酷く頭痛に苛まれた。

 

 

 

 

 

少し落ち着いた瞬間に、意識が薄れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕なんかが、『喜びを求めるのは間違い』なのかな…。

 

だれか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ダレカタスケテ…………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜to be a connected〜

 

 




はい。
エピソードリグの初っ端からこんなんですいません。

後1.2話辺りに、魔神化リグを出そうと思います。


次もAftergrow視点になります。


次回




『リグじゃない何か』
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