死するべき者共の悪足掻き 作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ
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蘭の不穏を悟って連れられたリグ、父親に過去を告げたもののそこにあるのは、嫌悪ではなく慈愛が込められていた。
それを嬉しく思ったリグに対し、
それを強く憎んで彼女達の存在を邪魔と、
再び認識し始めた青年が、再び姿を見せることとなる。
彼の痛みと絶望を知らしめるために、
彼女達の関係を無に返すために、、、
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ジュン『……くすくすくす……やはり、邪魔者の大切なものをぶっ潰すのは、気分が晴れるよ、』
ジュン『……待っていろ、
すぐさまアイツらから断ち切ってやるよ。
お前には俺がついている。
お前はオマエダケヲミレバイイ…………』
そう言えば、最近、ジュンを見ないな…忙しいのかな?
(お前の魂の裏側にいるぜ、お前の捜し求めていたやつが、)
ひまり「あ、リグちゃん!今日の練習リグちゃんも来るよね!」
ジュン(…………チッ、間の悪い奴が…
だが、纏めて消したほうが効率がいいな…)
リグ「…?あれ、何だろ?ひまりちゃん?いつからそこにいたの?」
ひまり「え、?さっきリグちゃんを練習に誘おうとして話しかけてきたんだよ。」
巴「……なぁリグ。ひょっとして、またなにかされたんじゃないだろうな!」
モカ「トモちん、ふみやん恐がってるよ?」
何故だ?所々で意識が飛んでいきそうなんだが、それと似た感覚がするから………………
ん?
あの時と感覚が……………………………!!!!!
リグ「……あ、あぁ!!」
その感覚だけで、僕はあるひとつの惨劇を再起させた。
_______________もう、辞めてよ………………
『ジュン』…………______________________________
誰かが僕を呼んでいるが、今はそれどころじゃなかった。
僕は走る。彼女達が犠牲になるのを見たくなかった。
アイツが、また突き放す…………
リグ「……ッ!!?」
『よう、少し代わってくれないかな…?』
またあの時の感じた頭痛だ。けどあの時よりも更に直接的に響いている。そこで僕の意識は完全に途絶えた。
(リグ→ジュン)
ふぅ、やっとくたばったか。
ったく、手間かけさせやがって…
まあそれよりも…………あの無能共を消すのが先だな。
「……くすくす……どうなるんだろうねぇ……」
狂気と憎悪の瞳を浮かせたリグが、再び戻って来た。
リグ……どうしたんだろ、何かアタシ達を怖がってどこかに逃げたって聞いたけど、明らかに誰かがアイツを動かしてるようにしか思えない。
だってアイツは……そんなこと、
つぐみ「…リグちゃん。また、何か悩んでるのかな?」
巴「でも、アタシ達を見てすごく怯えてた、なにか悪いことしたか?」
アタシ達を見て怯えてた?そんなはずは……
蘭「!」
いや、一つだけ心当たりがある。ひまりやつぐみに暴行を加えたあいつの顔は、ストレスを発散した後のように笑ってた。
アイツは、アタシ達から完全に関係を無くそうと、
勿論、リグの笑顔とは大きく意味が違っていた。
あいつしかいない!!
バキャッ!!!
『!!!!』
リグ?「………………」
突然扉が勢いよく吹き飛んだから何事かと振り向いたら、リグがいた。
けど、
明らかに様子が違う。まるで獲物を見つけたように鋭く、背中の方からドス黒い気が漏れ出ていて、まるで別人を思い描かせるほどにまで、変わり果てていた。
ジュン「……漸く見つけたぜ…
お前の友達ってのが如何に無情で惨めな無能であるか、
お前自身で認めるがいい。」
モカ「あ、この声はジュンさんではありませんか。」
蘭「……あんた、まだ懲りてなかったんだ。そんなにアタシ達を引き剥がして楽しい訳?」
そんなものが通用するとでも?
楽しさ以外何も無いな。
ジュン「そうだ。てめえらの腐りきった考えを、この俺が壊し、
てめえらとアイツとの記憶を、俺が何度でも奪ってやる。」
奪ってやる………?
じゃああの時、
リグがアタシ達を忘れていたのも全部………
ジュン「てめえらがアイツと関わったからな、
当然の報いだ…………『私達を信じて』だ?
そんなもの、俺がさせる訳無いだろ。リグの目の前を蝿のように飛び回りやがって、目障りなんだよ。
お前らのせいで、コイツはより苦しんでんだよ。」
「!!」
あたしはもう聞いてられなかった。それはみんなも同じだ。
巴「お前なぁ!せっかくアタシ達の絆を取り戻せるところに、邪魔をするなよ!!何でアタシ達とリグを引き離そうとするんだよ!!」
と、巴の怒号が聞こえてくる。
普段怒らない巴だからびっくりする。
でも、あいつは違った。
ジュン「………………
てめえら、『絆を取り戻す』って言ったよな。
つまらない冗談もそこまでにしろ。」
「!!?」
さっきまでの狂気的な笑とは一転し、
憎悪を丸出しにアタシ達に怒りを放っている。
ジュン「てめえらは知らないだろうが、コイツにも唯一信じていた男がいた。あの先生はコイツのことを否定しなかった。」
「…?」
今までにあいつの涙を見てたんだけど、この話は聞いたことがなかった。
ジュン「………あの先生は、指名手配されてるアイツらを決して嫌ったりしなかった。だからあいつらはあの先生が大好きだったんだよ。」
この話を聞く限り、恐らくは過去のリグの話だろうと、アタシ達は真面目になって聞いていた。
ジュン「けど、その先生も…てめえら人間が変な薬を使ったせいで、あいつらの手で殺すしかなかったんだぜ?
いや、正確にはお前ら人間がアイツらを使って遠隔的に殺したんだぞ?」
ジュン「…それであいつらはおかしくなったんだぞ。」
「………………………………」
この話を聞いて静かに頷くものもいれば泣きじゃくるものと様々だ。そして、アイツは決定的なものを突きつけてきた。
ジュン「…あの日から、あいつらはもう…………
『人間を辞めさせられた』。」
「!!!」
やっぱり、みんなが言っていたことは、本当だったんだ。
リグは今までにずっと避けてきたのは、それがもう一度起きることを恐れたから…………
巴「だったら、なんでそれを今まで隠していたんだよ!」
ジュン「コイツの姉に罪を、背負わせたくなかったんだよ。」
??
あたしは、その意味をその時はまだ理解していなかった。
〜to be a connected〜
リグの記憶を全て抜きとったジュンは蘭たちに、
リグの恐れていた過去を告発。
果たして、彼の未来に待っているのは、
希望か、
破壊か……
次回
『イナクナリナサイ』