死するべき者共の悪足掻き 作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ
良心を取り戻せるか。
はたまた滅びへと導くか。
あるいは、裏切りの連鎖か………………
香奈「……やっぱり日向……アンタも……皆……」
香奈「……私が、助けてあげるから!」
ジュン「……ジャマハサセナイ……ワガ
…………アルジノタメニ……」
香奈「……もう、マトモに喋れてないじゃない。」
日向「……香………………奈!!?おまえ、何で……」
???「んげげ!!?おまえ、あの小娘!!?どうやって生き延びた!」
香奈「……ない……」
つぐみ「……香奈さん、危険です!辞めてください!」
香奈「…つぐみちゃん、あなたの言いたいことは分かる。でも、
大切な『弟』を、そのままに放っておきたくないの。」
そう言うと、彼女は白い光に包まれ、白い薔薇をなびかせる。
白い装束、白薔薇の剣、深紅の髪も白く染まり、
『白銀の堕天使』
彼女も能力者だった。
???「グッ!コレは、力の源が……この場の空間そのものが、歪んでいく…!!」
蓮「……さっきはよくもやってくれたな…?」
日向「お前が俺たちを傷つけるのなら、」
ジュン「お前だって、
消される覚悟は、
あるんだろうな…?」
???「こ、コレでは我が魔道が使えぬ!!」
奈月「獲物は決して逃さない。」
【KAMEN RIDE BLACK】
【KAMEN RIDE SASWORD】
【KAMEN RIDE DELLTA】
黒装束の者はどうにか逃走を図るものの、三機の仮面戦士に遮られている。
袋のネズミ状態=チェックメイト……だ。
???「……………………」
これで形勢逆転………の筈が…………
五人「……………………ッゥ!!!」
『!!!?』
それぞれ走り寄ってくる。これくらいの傷なんて、
なんともなるのに…………
けど、変だ………………
何故か力が入らない。
能力者は力を出すことで発動することが出来る。
しかし、その力が負荷があまりに大きいものや、少しでも精神を緩めたり、封印されたりでもしたら、
「ただの人間」に成り上がってしまう。
???「……くくくく…………」
巴「な、何がおかしい!!」
???「ただの小娘が、俺様の計画を手伝ってもらえるなんて、光栄な話だぜ。」
リサ「ど、どういう意味?」
???「こういうことを正義っていうんだよ!!」
蓮「!!伏せろぉおおお!!」
奴は姉さんを殺す気だ!!
だったら…………この俺が…………!
蓮「…!!」
日向「!!」
リグ「…ど、どうし…………て……!」
奈月「皆、見ちゃダメだ!!!」
皆は必死に目を瞑ったことで大事には至らなかった。
ただあの人達を除いて………………
目を瞑っても眩しく感じるほどの光、
私は、死んだの?いやらそうだとすれば所々につく液と匂いの説明ができない。
慎重に瞼を開けた。
……それが、後悔だった。
紗夜「!!?」
蓮が、私を庇って…………じゃあこの頬に付いたのって、
間違いなく血だ。それも蓮の血だ。
???「っチィ!!『蓮』の奴……邪魔しやがって…!!」
?何故私達しか知らない蓮を……
蓮「…………もう、辞め……て…………れ」
蓮「…………兄……………貴…」
蓮は姉妹の音を知ること無く、
薄暗い闇の中へと倒れ込んだ。
紗夜・日菜「!!?」
香奈「え?この人が………?」
正直、あたしの頭の中は、既にパンク状態。
氷川姉妹が仲が悪いのは有名な所だが、
蓮とお兄さんが仲が悪いなんて聞いたことがない。
寧ろ、良くしてもらってる。
でも、あの時、あの事件の時蓮を庇って……死んだはず……
考えれば考えるほど、謎が大きくなる。
蓮兄「……レ…………ん…?」
蓮の名前に反応した……
コレはまだ完全には操られてはいないという事ね、
だったら………………
香奈「皆!!あたしに力を貸して!!」
皆は急な事に動揺したものの、直ぐに承諾。
強く念じ始めた。
流石に25人分の気持ちが加われば、十分だと思う。
よし_______________
香奈「……コレで……行ける!!」
蓮兄「……来い。綺麗に殺してやる。」
五人の前に立ちはだかる強大な闇と、
五人を救う為に煌めく宝玉………
今、ぶつかる…………
香奈「…………ッゥ!!」
蓮兄「ほらオラどうしたぁ!!さっきの威勢はどこに行きやがった!!」
香奈「クゥッ!!」
いくら私があの子が嫌いでも、
私は、貴方を…………………………
『お願い…………』
ココは、、どこかで…………
蓮兄「蓮、立てるか?」
蓮「!あ、あ……兄………………貴!!?」
蓮兄「お前はまだやり直せる。お前には、紗夜に日菜が居るだろ。あいつらの期待に応えるためには、もう分かってるよな?」
そう言うと、兄貴は俺に指輪を受け取ったのだ。
蓮「…………嗚呼!!」
答えはもう、決まってる。
蓮「…CHANGE!!」
COME ON A Phantom!
香奈「!!」
蓮兄「……死に損ないが、」
蓮「己は、まだ守るものを守れていない。
その状態で逝くには拙者には早すぎたようだ……」
日菜「お、お兄ちゃん……!」
紗夜「ホントに、、、
蓮…………強くなったわね。」
今の彼には、迷いそのものを断ち切った忍者ロボットとして、
日菜と紗夜を守る為の懐刀として、
蓮は再び立ち上がった。
蓮「…そなたの悪行、裁きに値する。
その罪、しかとその身に受けるがいい!!」
蓮兄「………いいぜ、てめぇがその気なら…」
蓮兄「本気で壊してやるぜ!!」
両者共に、凄まじい闘志をぶつけ合った。
それはもう、身体が持たない程に、、
紗夜「………ッ」
私はこんなので良いのか。
良いはずもない。日菜を独りでに嫌って、蓮をも妬んで、
お姉ちゃんらしい事を何一つしてやれなかった。
日菜には日菜の悩みだってある。
蓮だって蓮だけの苦痛がある。
でも、それを何もしないでいれば、
本当に二人を失ってしまう……
そんなのはお姉ちゃん…………耐えられない。
つぐみ「紗夜さん、
蓮さんならきっと答えてくれると思います!」
リサ「そうだね。紗夜、蓮ならきっと大丈夫。
少しは蓮を信じよ? ね?」
二人とも、ホントにずるい二人です。
蓮……………………お姉ちゃんの事、
嫌いにならないでください……!
蓮「グゥ!!」
蓮兄「…死ね。」
香奈「!てぇえやあああああ!!!」
蓮「!?香奈!」
蓮は殺される。
そこを香奈が……
香奈「蓮!あんた、紗夜ちゃんと日菜ちゃんを
置いていくつもり!?そんなの私が認めないよ!!」
蓮兄「あ、あ……ガ……」
一気に彼の気が消え去り、そのまま前に倒れ込んだ。
巴と薫が持つも、それでも大変だった。
でも、、、
蓮「…………………………ッ!!」
この子が間違いなく辛い思いをしてる。
彼も無事じゃないんだから。
日菜「お兄ちゃん!!」
日菜が呼び込むもそれが届くことは無かった。
神経ごと衝撃を受けたからである。
香奈「皆……このコ達を、病院にまで連れて行ってくれるかな?」
?
最初は伝えたいものがわからなかったものの、
彼女の放つ圧力もあり、それの理解を早めたのだ。
様々な思いが一つになり、彼らを病院に連れて行った。
五人の仲は、
既に歪んでいるとも知らずに…………
日向「…………ッ!」
この異質的な匂い、目を開けると白い空間、
この隔たれた点滴。
俺達は、もう一度ココに…………
……連れ戻された…
蓮「………………」
今日は皆に会いたいとは思わなかった。
会ったとしても、気を使わせてしまいそうで、
燐子先輩にリサさん、姉さんは特にな……
蓮「……」
こいつらに愛されて羨ましがるお前ら……
実際俺はそんな高い身分になったつもりは無い。
アイツらが望んでこうなっただけだ。
勘違いするなよ?
奈月「……ハァ」
まただ。もうこれで何回目だろう…
皆にちゃんとお礼も言えてないのに、
嫌われてるんだろうなぁ、
特に美咲ちゃんと花音ちゃんから、
避けられるのは、辛いな。
ジュン「クソッ!こうなったのもあいつらのせいだ!
コイツら変なことをしなけりゃ平気だったのに!!」
いや、分かってるはずなのに、本能のせいで罪を投げかけているってことぐらいは…………
俺たちの世界は俺達が守るって言ったはずなのに……
これじゃ逆戻りしてるだけじゃねえかよ。
ジュン「ハァ…イライラするなぁ!!」
リグ「………う、う……うう…」
僕のせいだ。
僕の心が弱いせいで、僕は…
皆は…!!傷ついていくんだ……
助けたいと思っていても、実際は枷でしか無かったんだ。
リグ「…………グズッ……うぅ…………ッ…!」
僕は、この何も無い空間の中で、ひとり泣いていた。
〜to be connected〜
はい、バトルは一瞬で終わらしました。ここあんまり重要じゃないから。
次は、ちゃんと仲を取り戻せるのか。
そして、彼女たちの心境はいかに、
次回
『意味を成さぬ者とカタチを持たぬ者』