死するべき者共の悪足掻き   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

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倒れた五人はそれぞれのバンドメンバーが病院につれていったものの、彼らの心や瞳は既に汚れきっていた。

そんな醜く儚き生命に、彼女たちはどう受け止めるか。

これはめちゃくちゃに短いです。


意味を成さぬ者とカタチを持たぬ者

りみ「さ、紗綾ちゃん。ジュンくん、大丈夫かな……」

 

 

 

 

有咲「アイツなら、ケロッとした顔で戻ってくるんじゃねえの?」

 

 

 

なんて言っているも、みんなして震えが抑えられていない。

 

 

 

 

ジュン、アタシ達に……何を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悔やんでるわけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イヴ「……………………」

 

日菜「イヴちゃん…大丈夫……な訳ないか。」

 

 

 

千聖「そうね……日向はイヴちゃんを待っているんじゃないかしら?」

 

 

 

 

イヴ「チサトさん…?」

 

 

確かに、日向が今までにどれだけ苦しい思いをしてきたのかは分からない。分かるはずがない。

 

 

 

 

だって、私達は私達でも、

 

 

 

 

 

 

 

 

私達は、日向じゃないのよ。

 

 

 

 

その決定的な現実が、私達パスパレの彩りを消していく。

 

 

 

 

 

麻弥「イヴさん、香奈さんから話したいことがあるみたいです。行きましょう。」

 

 

 

この私に…………話?

 

私のせいでヒナタさんは、変わってしまった。

 

 

 

あの時に聴いた、

 

 

「イヴ、また遊ぼうな。」

 

 

 

「イヴ、ホントに時代劇好きだな…」

 

 

 

「イヴ、俺と関わるのはもう、辞めにしないか?」

 

 

 

時が経つにつれ、徐々に彼は私から離れていきました。

 

私はどこで間違えたのでしょうか。

あの日聴いたヒナタさんの優しかった声も、

今ではもう叶うことすらない。

 

 

『ヒナタさん、私はどうすれば良かったんですか?』

 

 

 

 

 

だが、これに答えるものは、

 

 

 

 

 

誰一人としていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子「蓮くん、今日もログイン……してないね…」

 

 

 

あこ「うん、れんれんはあこたちの事、嫌いになったのかな?」

 

 

 

 

燐子「そ、それは考えすぎだよあこちゃん。」

 

 

 

氷川さん、氷川さんも感じますか…………?

 

 

蓮くんが初めて氷川さんに出会った時、すごく悲しい表情をしていました。

 

 

 

 

氷川さんはこの気持ちをどう、

 

 

受け継いでいきますか?

 

 

 

 

 

 

 

紗夜「蓮……どうして、

 

言って…………くれなかったの…」

 

 

リサ「紗夜、気持ちはわかるよ。でも、お姉ちゃんのそんな弱弱しい姿は見たくないんじゃない?」

 

 

 

 

今井さん、蓮はこれ以上の苦しみがある。

 

でも、これは私達が入っていい領域じゃない。

 

 

 

 

紗夜「蓮…蓮………蓮……!!」

 

 

 

 

気づけば、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は泣いていた。

 

 

 

 

 

友達が悲しむ前で…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぐみ「なっ君、まだ起きないの?こころん。」

 

 

 

こころ「ええ、奈月は大きなショック症状を受けたらしいの。」

 

 

 

 

 

薫「ああ、王子様、私の元に戻っておくれ。」

 

 

 

 

 

ここの三バカは相変わらずっちゃ、相変わらず奈月さんが好きなんだね。

 

でも、私はそれよりももっと辛いものを見てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花音「……ぅぅ、奈月君……ゴメンね、私の……せいで」

 

 

 

 

 

あんなに悲しくて辛そうにしてる花音さんを、

果たして見たことがあるだろうか?

 

 

 

 

 

いや、誰も見た事のない、花音さんの辛き涙。

 

 

美咲「花音さん、奈月さんなら、きっと……ううん、

必ず帰ってきますよ。」

 

 

 

花音「…ふぇ?……美咲……ちゃん…」

 

 

 

 

 

美咲「……だから、その……今は信じるしかないですよ。」

 

 

 

 

 

 

私は、花音さんには喜んでいて欲しかった。

 

 

 

 

花音「ふふふっ、美咲ちゃんってば私と手を繋いで嬉しい?」

 

 

 

 

 

美咲「え?…………あ”…///」

 

 

 

花音さんに言われたことが恥ずかしくて、勢いで手を離してしまった。はぁ、恥ずかしい思いをした上に、花音さんの暖かな手を離してしまった。

 

 

 

まあ、花音さんの喜んでる姿が見れてよかったけど、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、やっぱり、

 

 

奈月君がいてくれなきゃ、私は…嫌だよぅ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蘭「…………!!」

 

 

 

 

 

まただ、また同じところで間違えた。

 

 

ここのところどうにも調子が出ない。

同じところでつまづくとなると、段々と苛立ち始める。

 

 

 

アタシ達には、時間が無いのに………………

 

 

巴「なあ、蘭の奴。リグが休んでからずっとこんな感じだよな。」

 

 

つぐみ「オマケに、遊園地は貸し切りにしてたはずなのに、

皆に情報が回ってるんだよね。」

 

 

 

 

モカ「これはこれは…事件の匂いがしますなぁ〜」

 

 

 

 

 

ひまり「も、モカ〜!急に怖いこと言わないでよー!!」

 

 

 

 

 

どうしよう、このままじゃあ、湊さん達に越えられる。

 

 

 

 

蘭「お願い……リグ…」

 

 

 

 

 

 

つぐみ「リグちゃん、私達どうしたらいいの?」

 

 

 

 

 

 

この問いかけに、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辿り着くゴールは無い。




はい、今回は主人公達はお休みさせて、
彼女達の思いを綴ってみました。
思われる彼らも儚いね。





次回





『絶望の暗雲』
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