死するべき者共の悪足掻き 作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ
まだまだ迫り来る刃と、
二つの純悪が対立する。
勝利の女神が微笑むのは、
どちらに!!
(病院前)
???「クフフフフッ、何となく予想はしていたのですが、
こんな素晴らしい世界に居るとは、全く揃いにも揃ってだらしないですねぇ、そんな平和な世界じゃ、
本能も働かないはず………」
???「安心してください、私は他の者共のように下手には殺しませんよ。ゆっくり、じっくり、貴様らに苦痛を浴びせてから息の根を止めて差し上げます…あぁ、考えるだけで震えが止まりませんねぇ………きひひひひひひぃはははははは!!」
モカ「クンクン…この臭い、黒の匂いですなぁ…………」
???「!?だ、誰です!」
巴「そういうお前こそ、先ずは自分が名乗るもんじゃないか?」
アタシ達はリグの力に少しでも添いたくて、
外に出たんだけど、明らかに怪しい動きをする人を見つけた。
それにその喋り方、この病院を確実に狙ってる。
ひまり「い、一体何の用ですか?」
???「子ども?ふふっ、驚いて損しました。」
モカ「そういう仮面をつけてたら、
おにいさんの顔が見えないよ?」
???「!!(クソっ!!勘のいいクソガキだ…始末書にはこいつらのことなんて書かれていないのに、ここまでに勘が鋭いと!!分が悪い!!!)」
巴「仮面を取れない以上、ここを通すわかには行かないんだ。」
???「ハァ、どうです?これで満足でしょう?」
全員「!!!!」
ひまり「ひ、ひ、、、日向先輩!?」
日向?「お前達、そこにいたら、郁弥の見舞いに行けないではないか。」
巴「ど、どうなってるんだ…?」
1名を除いて、目の前の人間に、日向という人物像に多少なりの違和感を感じ取っていた。
明らかに日向とは違う、
日向は奈月ほどに礼儀があるわけじゃない。
それに、リグからは日向はリグって呼んでいた。
身を張ってまで守るべき友達の呼び方を、
間違えるはずがない!!!!
日向?「いつまでそこを通せんぼしているつもりかな?」
蘭「アンタは、、、日向さんなんかじゃない!!!!」
日向?「ッ!!」
ひまり「へ?え?違うの?」
???「このっ、クソガキャアア!!!」
優しさを捨て、完全な狂気で迫り来る。
リグが目を覚ますまで、アタシ達が時間を稼ぐ!!
しかし、やはり肉体的には男性がどうしても上回ってしまう。
???「くくく、アヒャアヒャひャひャひャひャひャ!!
どうした!!さっきの威勢はどうしたあ!!」
一瞬で押し負けてしまい、首元に刃が押し当てられ、
完全に負けだ。
その時だった。
???「ぐぎゃあああああ!!!
腕が!私の大事な腕がァ!!」
今日も満月…………
刺されることは無く、逆にアイツが傷付いてる。
コレって、、、!!!
全員「蓮(さん、君)!!!」
蒼い月に照らされ、顔は見えずとも、
その面影で強力な仲間が来てくれた。
その正義を成す暗殺者が…………
蓮「お前ら、無事か!」
???「チィイイ!!蓮!何故ここがわかった!!」
やれやれ、とうとう俺もここまで墜ちたものだな。
蓮「お前が発していたこの気、大きく漏れ出すぎなんだよ、
もう少し巧みに気を扱え。」
???「グゥうう!!この私をコケにするとは、
お前から真っ先に消して差し上げます!!」
蓮「来いよ、竜司。武器なんざ捨てて掛かってこい…!」
竜司「!!貴様ァああああ!!!」
相手を激高させ、無造作にナイフを振り回すも、
最早そんなもの、、、まるで当たる気がしないぞ?
???「クソっ!クソっ!!!なぜ攻撃が当たらない!!」
蓮「そんな初心が出来ねぇっ、俺が手本を見せてやる。」
蓮の隠し持っていた懐刀を手にし、
目にも留まらぬ速さで一閃。
あいつの付けていた仮面が、
物の見事に真っ二つに切り分けたのだ。
否、木っ端微塵に砕け散っていた。
???「ヒィ!!よ、よくも……!
この俺様の美しい顔に傷を…!!!!」
蓮「お前みたいな奴が俺たちをどう思ってるかは、
どうでもいい。お前らが俺たちに何しようとも、
けどなぁ!!!」
蓮「お前のようなただの強欲者が、俺達の道を壊して、
アイツらにまで手をかけ、アイツらの夢を踏み躙った!!!
価値をその程度にしか見ない奴がな、
アイツらの希望を笑ってんじゃねぇええ!!!!」
なるほどね、リグが大切だって言ってな理由が、何となくわかった気がする。
今一瞬だけ、ドキってなった。
???「だ、だったら!」
奴は誰かを呼ぶサインを出した。
誰だか知らないけど、邪魔をする奴は容赦しない。
そう言っている合間に、その奴は現れた。
???「偽りの名:384DE!!奴らを滅ぼしなさい!!!」
!!!!
その名、聞き覚えがある。それは俺達のかけがえのない大きく大切な友達。
「…………………………」
ひまり「ねえ、アレって!!」
巴「ああ、あの格好は間違いない!」
モカ「あちゃー、一足遅かったかー。」
『海堂…………日向…!!!』
嘘だ………嘘であってほしい…………
だが、あれから発せられる気は完全に日向のものだ、
そう、コイツは、俺の仲間にまで、
手を掛けた…………。
くそ、怒りが強すぎて震えが止まらねぇ…
蓮「…テメェ……俺達の仲間に手ぇ出して、
その仲間を利用し、殺す。てめえのしていることは、
最早人間の敵であり、俺たち紛い物の敵だ!!!」
???「あーひゃひゃひゃひゃひゃ!!!行け!奴をバラバラに切り裂いてしまえ!!」
蓮「!!!」
クソっ!これまでって言うのかよ…………
ザクっ…
『ったく、業。とうとうそこまで腐っちまったか。
俺達はぐれ者もとことん惨めだな。』
このあまりに猟奇的な口調………来たな。
業「ヒィイイイ!!お前は、まさか!!?」
かつては蘭達とぶつかり合って、突き放そうとした……
ジュン「あ?俺のことを知ってんのか?はっ、まあいい」
リグのもうひとつの彼でもあり、
彼こそが伝説にある最高の戦士。
ジュン「どの道、てめぇは死ぬんだからなぁ………?」
【ワイルドジェネシス】が、
ジュン「よぅ、遅くなって悪かったな。お前ら、リグに守るよう頼まれてるんでな、全うさせてもらうぜ。」
俺達の前に再臨した……
〜to be connected〜
暖かい未来のないこの世界に、
苦悩と激情に包まれたこの世界、
貴方は、
どう生き抜きますか?
次回
『初期化』