死するべき者共の悪足掻き   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

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はい、次の話から本物のリグは永久離脱する訳では無いのですが、ちょっとだけ抜けます。




本編どうぞ。


史上最悪の敵は己の影/蘇る心の闇

(circle)

 

 

 

 

 

 

 

まりな「お疲れ様〜!バッチリ撮れてるよ!」

 

 

 

 

 

ジュン「おし、じゃあ早速見学といこうかね。」

 

 

 

 

 

 

蓮「……ああ、何処まで這い上がれるか…楽しみだ。」

 

 

 

 

 

 

そして、例の映像を見てみた……

 

 

 

 

何も違和感もない。現役の頃と全く変わってなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈月「…ん?なんだこれ。」

 

 

 

 

 

そう、映像の最後だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグの映る影が、俺たちと比べても、異様に大きい。

それに、リグがいつにも増して笑い方がおかしい。

 

 

 

 

 

一瞬、ジュンの仕業と踏んだが、

今はジュンもいてそれが出来ない。

ジュンは内部に入って初めてコントロールを得るのだ。

 

 

 

 

 

となると、リグは何者かに操られてるか、

それとも、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一人のリグが今ここにいるか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前者はともかくとして、後者はまずないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あいつに限って、そんな事は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香奈「はァっ!ハァッ!」

 

 

 

 

 

愛斗「ハハハァ………!香奈ァ、お前は俺様を復讐しに来たんだろうが、今の俺様は誰も敵じゃねえ…」

 

 

 

あたしは今、あいつに報いようとしたんだけど、

あの時のあいつとは違って強くなってる。

 

 

 

愛斗「死にな。」Finalvent

 

 

 

 

走り出した途端跳びそのまま蹴りだした。

 

 

 

 

 

香奈「ッ!アァア!!!」

 

 

 

 

後ろには怪物がいる、殺られる!!!!

 

 

 

 

その時だった。

 

 

 

 

 

 

何処からか、黒い龍があたしの横を通り助けた(?)。

 

 

 

 

 

龍が戻った先には、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………………………」

 

 

 

リグだった。

 

 

しかし何故か、どこか恐怖で動けない。

 

 

 

 

 

 

 

愛斗「…!お前…!!!」

 

 

 

 

 

愛斗が復讐相手が蓮の仲間だと気付き激昴し、

殴りかかっても、身を守ることはせず掴みかかり、

明らかに攻撃を抑えてる。

 

 

 

 

リグ?「……………………………………」

 

 

愛斗「ゴフッア!!」

 

 

 

それどころか、5人でかかってもギリギリな愛斗なのに、

リグに完全に押されてる。しかも、

あのリグには憎しみ、絶望と、

リグとは正反対な戦い方だった。

 

 

 

 

 

 

 

正反対…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグ?「………………」Finalvent

 

 

 

 

さっきあたしを助けた黒い龍がリグの周りを飛び、

リグは静かに宙を浮いた。

 

 

そして、黒い火炎に包まれた蹴りを放った。

 

 

 

 

 

その時にあたしは全く違うものを見た。

 

 

 

 

 

(あの黒炎が、あの怪物の動きを封じた!?)

 

 

 

この時に初めて分かった。

 

 

リグ?「……だぁあああああああ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”アイツはリグなんかじゃない”。

 

 

 

 

全くの別物!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(circle前)

 

 

 

 

 

モカ「ねえ、蘭ー。アレって、」

 

 

 

 

 

 

つぐみ「リグちゃん……?」

 

 

 

 

ひまり「…え?え!えええ!?どういう事なの!?なんでリグちゃんがここに居るの!?」

 

 

 

 

 

 

巴「リグが……二人!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグ?「……え、どういう事……?」

 

 

 

みんなが急に変なことを言い出すから、ビックリするよ。

 

 

 

 

 

 

 

蘭「ホントに、リグなの……?」

 

 

 

 

蘭が険しい顔で訊いてくる。そうは言っても、僕は僕なんだけどな、

 

 

 

 

 

巴「これ見ろよ、明らかにお前が居るだろ。なんでそっちから出てきたんだよ…?」

 

 

 

 

リグ?「!!コレって……!」

 

 

 

間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕だ。けど、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにか引っかかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こころ「あら、リグじゃない!!!」

 

 

 

リグ?「こころちゃん。(…面倒なやつが紛れていたか。失敗したな……こんな事なら、粗方こいつのようなやつを消しておくべきだった。だが、標的がこちらから来てくれたからその手間も省けた。)」

 

 

 

 

手を後ろに引いたところに、

 

 

 

 

 

 

掴まれた。

 

 

千聖「……………」

 

 

千聖だ、彼女も感はかなり鋭いようだ。

 

 

 

 

千聖「……何をする気かしら…?

そんな物騒なものを持ち歩いて…………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

奈月「郁弥さん!こんな所にいたんですか。」

 

 

 

 

 

日向「……これはなんの騒ぎだ…?」

 

 

 

 

ジュン「おいおい、お前ら俺たちを聴いてたのか?」

 

 

 

 

 

 

 

蓮「…………お前ら、リグを囲んでどうした…」

 

 

 

 

リグは日向達にすがりついた。

 

 

リグ?「みんな…助けて……僕を苦しめてるんだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

全員「なっ!!!?」

 

 

 

嘘だ。俺達は嘘だと信じたかった。

 

 

しかし、この追い詰められている状況で、嘘とはどうしても考えにくい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有咲「ジュン!コイツの言うこと、信じてるわけじゃねぇよな!?じゃなかったらぶっ飛ばすからな!!」

 

 

 

刹那、

 

 

 

 

日向「……………………」

 

 

日向の方から銃弾が飛んでみんなの横を掠めた。

日向が、あの日向が珍しく本気で睨んでる。

 

 

 

 

 

 

 

千聖「日向。貴方もこの子を守るわけ?」

 

 

 

奈月「千聖ちゃん、いくら何でも……悪ふざけが過ぎるよ……………そんなに面白いのかい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ「れ、蓮!蓮なら、分かって…………くれる訳ないか。」

 

 

 

 

 

 

 

蓮「ああ…………まさかこんなことをするお前らだとは思わなかった。失望したよ。やはり俺たちを無様にたたき落としたいのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

つぐみ「そ、そういう訳じゃ……!!」

 

 

 

 

 

 

いま、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホントに一瞬だけだったけど…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグちゃんが、不気味に笑ってた。

 

 

 

 

あれって、リグちゃんじゃない……

 

明らかに違う雰囲気…………

 

 

 

 

 

 

 

五つのバンドが囲む中、彼だけが笑ってた。

 

 

 

 

 

 

 

つぐみ「いま、リグちゃんの見せる笑い方じゃありませんでした!誰なん……ですか……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員「!!!」

 

 

 

何だと?

 

 

 

 

コイツがリグじゃない?

 

 

 

 

 

花音「じゃ、じゃあ、そこにいる郁弥君は…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグ?「…………フッ……ククククク……」

 

 

 

 

イヴ「な、何がおかしいんですか!」

 

 

 

 

 

 

 

リグ?「いやぁ、もう勝った気でいるなんてな……ククククク…………笑いが止まらねぇ………」

 

 

 

 

 

日向「お前は……いや、まさかとは思ってたが……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈月「よりにもよって……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュン「おいおい、てめえ、何の真似だ…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮「お前……リグじゃないな?」

 

 

 

 

四人は一斉に構える。しかし、彼は未だに平然としている。

 

 

 

 

リグ?「俺はもう、鏡の中の幻などではない……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグ?「俺は存在する……最強のライダーとして……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香奈「みんな!無事!……!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リグ?「変身…!!」

 

 

 

 

 

 

 

腕の甲にカードデッキを通し、

 

 

黒い鏡が重なり合い、やがて彼女たちを前に、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………反逆者の闇がたちはだかる。

 

 

 

 

 

〜to be connected〜




はい、皆さんがお待ちかねの恐るべき
最強ネガライダーの一角、
仮面ライダーリュウガ、出ちゃいました。


果たして、彼女らに勝機はあるのだろうか…










次回






『刻まれた恐怖』

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