死するべき者共の悪足掻き   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

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激突!!悪意と狂気に満ちた偽善VS悲劇を物語った悪の救済者

俺は今、非常に苛立っている。

それを少し遡ろうか……

 

 

 

 

 

 

 

 

紗夜「…蓮……!どうして、あれほど使わないで、って言ったのに……!!」

 

 

燐子「氷、氷川さん………蓮君が強いのは分かるのですけど、あの二人からも凄い気が……」

 

 

 

 

 

紗夜「ええ、華彩さんに奈月さんは、とても高い能力を持ってるとみなさんから聞いていますので、恐らく大丈夫だと思います。」

 

 

 

 

 

千聖「…花音。奈月を見てどうしたの。そんなにあの子が気になるのかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女は「ふえぇ」と、千聖は「あの鈍感の何がいいのかしら…」と自然に呟いて、二人の声に少しだけ、安心はした。

 

 

 

 

花音「だ、だって、奈月君ってば私が悪い人達に囲まれてた時に助けてくれたんだよ。」

 

 

 

彼女は親友に、私と話していたことをそのまま伝えていた。しかし、花音は「でも」と、何か言いたげな感じでこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花音「郁弥君も、日向くんも、氷川君も、ジュン君も、それに………奈月くんでさえも、悪者にされてるんでしょ?みんなはそれをど、どう思ってるの?」

 

 

 

 

燐子「わ、私はそんなのは、良くないと思っています……」

 

 

 

 

 

 

千聖「でも、これが現実………悲しい限りね。私達はそうでなくても、あの人たちからしたらそう見られてるのかもしれないわ。」

 

 

 

 

私は、そんな2人の今にもつらそうな顔を、ただただ見ていることしか出来なかった。私は日菜と蓮のことを拒んできたけれど、それは才能の差があまりに開きすぎていたから、そのせいで段々と家族とも距離を取り始めたのだ。自分と比べられることが怖かったから……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、今は違う。日向にだって感じている辛さや痛みだってある。蓮だって周りの理想を押し付けられ壊され、少なくとも私と違う苦しみを味わってきている。

 

 

 

花音「私…奈月くんのところに行ってくる…!やっぱり心配だよ……また一人で痛い思いをしてるのを見たくないよ。」

 

 

彼女が教室から駆け出していくと、自然と、何故か導かれるように私達もあとを追っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、テメェらいい加減に倒れろや。悪は俺たちに裁かれるべきなんだよ!」

 

 

ジュン「グゥッ………!クソ……っタレが……!」

 

 

 

状況は極めて不利だ。やはり一筋縄ではいかない状態にまで超強化されている。あのジュンを苦しめてる以上、俺達の勝率は………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「テメェらが俺に勝つ方法も理由も無い。無様に俺に処刑されればよかったものを……っ。」

 

 

 

 

 

奈月「まだ…………勝率は…確定…………して………ない!

僕は!

 

 

 

こんな所で、大切なものを守れてない今、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は……っ、死ねないィぃぃぃぃ!!!!」

 

 

 

 

 

 

傷だらけになってもなお立ち上がる奈月だったが、

すると、あのクソ親父はなかなか倒れない奈月に、怒りの矛先が向いたのか、奈月の方に歩いてきた。俺は今、うつ伏せの状態のまま両手両足を楔で打ち込まれていて、動ける状態ではない。ハハッ、情けねぇなぁ…………オレって。

 

 

あの男がとった行動が、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

非情であり、屈辱だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「奈月、死の決闘だ!」

 

 

 

 

 

「!!!」

 

 

 

 

 

死の決闘………それは奈月の手がけた世界において、あってはならないルール。正式な対戦とは外れており、

勝負する時に人質という名の賞品を決め、

相手を常に、一方的に、不利な状況に立たせて不正に勝利を得る戦闘。まさに悪魔のサドンデスゲーム。

それをここでもやらせようとしているのだ。

この禁忌のルールを利用して、プレイヤーを死の淵にさらし出す。俺のクソ親父もその極悪非道なプレイヤーの1人だ。

 

 

 

蓮「おい、親父ィ!!お前まさか他の奴らにも危害を加えようってのかよ、どこまでも腐りきりやがった野郎だなァ!!」

 

 

「その死の決闘の賞品だが、あの水髪の女だァ!!!」

 

 

 

 

その生死の手綱を任せられたのが、

花音だ。

 

 

花音「ふ、ふえええ!!?わ、私……ですか?」

 

奈月「………花音ちゃんに手を出すな…。」

 

 

 

「ふっ、嫌だったらサッサと受けて戦う事だな。」

 

 

 

ジュン「テメェ…ッ!!そんな女を支配したいならよ、もっと方法を考えろよ!ッぁああ!!」

 

 

 

「作り物のてめえが、人間様の言葉を口にするんじゃねえ。」

 

 

 

そう言うと、親父は奈月を死の戦場に立たせ、倒れたジュンの腕を強く踏みつけた。一騎討ちという名のデスゲームに。

(これ、踏んでる奴が女だったらいいなあって思ってる君ら、

興奮してる場合じゃないよ。最低最悪なやつに屈辱的なことされて嬉しくはないよ。余程のマゾでない限り………)

ホントに、誰に言ってるんだろうか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紗夜「お願い…!誰か…………助けて…。」

 

 

 

 

 

 

「…………残念だが誰も助けは来ない。来たところですぐさま返り討ちにしてくれるわ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、海堂……いや、奈月……今度こそテメェの死に様を拝ませろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

そして、二人の宣言とともに、

 

 

 

 

命の奪い合うゲームが始まった。

 

松原花音を利用して、自分に逆らう女性を屈服させるという欲望の為ならば、いかなる手段も迷わない最凶の男、『斎藤昇馬』

 

 

 

 

 

 

 

 

松原花音率いるハロー、ハッピーワールド!!のメンバーとして、彼女たちの支えとなる為に、他人の罵声も凌ぐ。

みんなにも笑顔で接する、彼女たちのバンドのモットーにふさわしい彼、時空を駆ける戦士の意思を持ち、守り続ける『海堂奈月』

 

 

 

この二つの魂が、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『決闘!!!!』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生命のカウントダウンの刻を進めていった……。

 

 

 

 

〜to be connected〜




はい、どうですか?この膨大すぎる欲を抱えた現代社会。
それに抗う彼らの勇姿、書いてる自分が一番身に染みましたね。今度はあのカードゲームのネタを使うつもりですね。











次回



『奈月死す!?恐るべき「ヘルデュエル」!!悪に塗れた闇のゲーム』
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