死するべき者共の悪足掻き 作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ
第二章は、彼らの過去を綴っていこうと思います。
まぁ蓮がメインですけど…
彼らは何の為に生まれて、何の為に壊されて、
何の為に、人を辞めさせられたのか…………
どうでも良いと思ってくれても良いですが、こんなにも苦しんでるって事は、理解してもらいたいです。
前置きが長すぎ?
寧ろ前章の方が長いと思いますけど、
それは置いといて、
第二章をどうぞ。
哀しく憎き闇の心に囚われ
ー第二章 [Super Nova]ー
ー【哀しく憎しき闇の心に囚われ】ー
お前らは、生きてる感覚が感じるのか?
良いよなぁ、[生きてる]って。
俺だって生きてる限り精一杯生きたいさ。
でも、
俺はもう、
人間を辞めた…………。
だからその生きてる感じが、分からない。
愛されてるのも聞くが、
俺はどんな想いで育てられたんだ?
俺の母さん、
父さん、
ダメだ。どれを見返しても、愛してもらえた記憶が全くない。もしかしたら初めから愛など無かったのかもしれない。
しかしそれならばこんな疑問が出てきた。
俺は何故、日向にリグと同じ、
[生きてるんだ?]
~ ~数年前 ~ ~
俺はふとこんなことを思った。
これは誰もが知ってる実験だ。
とある王が、赤ん坊達を二パターンに分けて育てた。
一つは愛情を注いで育児をする。
もう一つは愛情はなく、必要最低限の世話をして実験をした。その結果、
テキトーに世話をして、愛情が全く無い状態で育った赤ん坊達は、一歳を迎える事なく、全員死亡。
結論を言えば、
赤ん坊は愛されなければ、何を食べさせても、その子らは、一年を経たずして消えるのだ。
だが、俺達は誰にも愛されず、認められず、殺されてるのだ。そんな俺たちが、何故まだ生きている?
その疑念が消えずに残っている。
俺達は生まれた時から、
[生きるも死も許されぬ呪い]にかけられたのか?
そうでなければ生き残ったデータは限りなく少ない、
あの実験の説明とつじつまが合わない。
俺はこの呪いを解く為に、様々な古文書を手に取った。
そして、このページをめくった時を境に、
全部を恨むようになり、死の淵へ追いやった奴らへの復讐心が、さらに強まった。
「この術式は人間だけが発動でき、本気で憎んでる人間を捧げることで、唱えかたによって様々だが、人ならざる者へと変えることができる。永久に愛や望みを託されないようになる。
だが、これはあまりに危険な為、禁忌術となって封じられた。」
「何だよ、何だよ!!これ!!」
俺の体が、気付いた時には、一部分が、機械のようになって、それからは、みんなごちゃごちゃになって行った。
「何故お前が生きている。手前らがあの時死んでくれれば、生なけりゃ!!女を俺だけのものにできたのに!!!このカスが!!!」
俺たちは日に日に俺たち自身が失われた。
さらに皮肉なことに、俺達に味方するやつなんか、
誰一人いなかった。寧ろ、一団となって俺たちを貶めるときたもんだ。
そして、あの大惨事が起きた。
俺たちを叱りながらも、色々な事を教えてくれたあの人が、
人間に
殺された。
そして、人間どもが今までに犯してきた罪を、今度は俺達に全部押し付けやがった。
この時から俺たちは、
人である事を辞めさせられた……。
しばらくして、、、
こんな事を言うようになって初めて、二人が歪んだことに気づいた。
「バケモノの僕らはバケモノの僕ららしく生きよう?」
「………………ああ…………、」
この時の俺も既に壊れていたのかもしれない。だって俺の魂は完全に凍りついたのだからな。
!!!!!
ったく、こんな記憶、思い出したくねえってのに……、
だが、これほど都合のいいことはない。
「これで心置きなく、
………サヨナラできる…………」
俺はその事だけを皆に伝えて去るつもりだ。
〜side in Roselia〜
『りんりん、レンレン全然ログインしないね。』
「……そう…だね、あこちゃん。」
蓮くんも、私たちのやってるゲームを誘ったら、直ぐに慣れてあっと言う間に上位にランクインする程、上手だった。
その彼が一月前から姿を見せない。
普通なら辞めたと思うのだが、私はそうは考えられない。
『りんりん、レンレンは大丈夫なんだよね?』
あこちゃんが凄く気にかけてくれてる。きっと、お姉さんの氷川さんだって、同じだと思う。
「大丈夫だよあこちゃん。蓮君は忙しくて出来てないだけだよ。」
そしたらあこちゃんは凄く喜んでくれた。
私はそろそろ抜けるね、とあこちゃんに伝えて。ゲームを持って、氷川さんの所に行く事にした。
「ね、ねえ紗夜、蓮って花女の子だよね。学校にも来てないの?」
「………………」
紗夜は何も答えない。やっぱり、蓮は今は紗夜のとこにも来てないんだ。
「紗夜……私達で、蓮を探してみないかしら?」
友季那はそう提案して来た。
紗夜も黙って承諾してくれた。あとは……
「氷川さん!!」
「……白金さん…………」
燐子!!やっぱり蓮は、Roseliaにとって大切なんだね。憧れちゃうなぁ、なんてそんな事を言ってる場合じゃ無かった!!
「分かれて蓮君を探してみませんか?」
「そうね。燐子のいうとおり、その方が効率は良さそうね。」
「蓮はこういった時、海沿いのところによくいるので、海沿いを注意深く探しましょう!!」
そう言って私達は四方向に分かれて蓮を探す事にした。
はあ、はあ、
『リサ、そっちに蓮は居ないのね?』
「うん、よく私達がいってたとこにも、蓮は居なかった!!」
『紗夜の方にも居ないのよね?』
『ええ、白金さん……白金さん?蓮は見つかったのですか?』
『…………あ、……ああ。』
「燐子?」
燐子の様子がおかしい。明らかに何かあるとしか思えない!!
その時、燐子の通信からとてつもない轟音が鳴り響いた。
『ガギャン!!パスッ、ドチャッ!!!』
この音で何かが分かった。何か凄く嫌な予感がする。
私達はそこに蓮がある事を信じ、燐子のある場所に直行した。
ーー数分後ーー
「白金さん、ここの中に蓮が……」
『はい…誰かと一緒にゲームの世界に、入ってったのを見ました。』
誰かと一緒ってところも気になるが、
すぐさまスイッチを入れ、自分達のキャラを作り、精神を電脳世界へと移した。
「燐子!!」
「白金さん!!!?」
「…………れ…………ん?」
何あれ、本当にあの蓮なの?
郁弥さんや海堂さんも、
似たような状態になると聞きましたが、
まさかこれ程までに、変わり果てるのですか!?
酷い!!あまりにこれは無情すぎます!!
「…………………………………………」
蓮はもう人としての意思が全く感じられない。それどころか、私達の想像の遥か上をいく感情が、蓮を支配している。
「………………どうして、どうして来たんです?俺は、ここに居てはならない……そういったはずです。それなのに…………みんなしてくるなんて……俺も…………仲間に出会っちまったのかなあ…………」
何いってるの!私達にとって、貴方は居なくてはならない存在なのよ!!!どうして来た?決まってるじゃない!!!
蓮は私達の光として……
「大切なものも、いずれは誰かに奪われる。
もう…………失った俺は取り戻せないんだよ……お前らの瞳に映っちゃならないんだよ……!!」
「れ、蓮君……」
パァアン!!!!
〜蓮side〜
何故だ……何故か俺の左頬に痺れるような痛みを感じた。
それに、気がつけば湊先輩に、リサさんに燐子先輩。
そして、俺の目の前に、
姉さんがいた。
「貴方と言う人は…!!!私達はとても心配したのよ!?ひょっとしたらもう蓮に会えないんじゃないかって思うと、頭がいっぱいになって……!貴方を見放す姉なんてどこにも居ないわ!!!貴方を信じて待ってる白金さんだっているのよ!?
……それなのに…………何も言わずに急に姿を消しておいて、ここに居てはいけない?
バカなことを言うのも、いい加減にしなさい!!!!!」
!!!
俺を引っ叩いて、泣いて、いつも以上に叱る姉さんが居た。
今、俺は……そうか、俺は久々にこの電脳世界の中で、あこと会うつもりだったんだが、急激に身体が巨大な圧に潰されたように重くなって、誰かが俺を操って姉さん達を連れて来させたんだ。
おまけに今回は、先輩方を苦しめてしまった。余計に思い出したくないものまで、想起させられる。
!!!!!
痛い…何だこの呪いの強さは!??
これは夢などではなく、ちゃんと俺に対する怒りが近づいて来てる。そして、奴は再び現れた。
「よう、まだ地べたを這いつくばってるのか?斎藤……いや、
[氷川蓮]!!」
!!!
俺はこの声を聞いた瞬間、俺は全てを確信し恨みと絶望が、俺の復讐劇において上位の敵。
リグを楽に愛することもせず、愛情はおろか自分の息子に殺意を向け、何度もリグは死んだ。お前の身勝手な行動が、俺たちを壊していった!!なのに奴は未だにヘラヘラしてやがる。あーあ、余計に苛立たせるなあ!!
すると、あのゲス親父は俺の憎しみを感じたのか、俺を蹴り飛ばした。
「んな!?」
「ちょ、ちょっと!!」
「蓮君!大丈夫!?」
みんなして気にかけてくれる。だが今はそれが俺を苦しめてるのだ。
奴は先輩方の方を腫物を見る目で見たのち、
「ほう?蓮、お前今じゃ女連れか?ついにお前は強奪だけじゃなく、強姦までするのか!!!」
は?何言ってんだ?お前が罪を着せたんだよなあ??
湧き出る憎しみが更に増幅した。
「……黙ってろ…………お前のような生きる道を踏み外した悪魔に、とやかく言われる筋合いはないね。俺はお前が非常に、
"邪魔だ"……」
彼女達の知ってる俺は、先輩方に信頼された俺はもう、
“どこにも居ない”…………。
ちょっと気合い入れすぎて、雰囲気出しすぎたら疲れたです。評価、指摘などあればお願いします。ただ、疲れててもまた書かなきゃ……トホホ。
次回
「終わりなき復讐」
よろしくです