死するべき者共の悪足掻き 作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ
それじゃあどうぞ。
ざー……
〜日向side〜
「…………………………」
ココが…………リグを、リグの進む道を崩してった場所……。
……感じる……アイツのあの頃の痛みが、吐き気が止まらない。
俺はそこに少しだけ腰掛けていた。少しでも、アイツの恨みが漏れ出ないように。それがアイツを安らかに出来るなら俺は………まだ良かったのかもしれない。
さて、帰るか…………その時だった。
俺が今一番会ってはならない奴らに、
「ねえねえ、あれって何してるの?」
「あ、ホントだ。きっとあの人も星を眺めてるんだよ。」
「で、でもあの人……どこか似てませんかね?」
「麻弥ちゃん、その人って誰なの?」
「マヤさん、それって、「ヒナタさん」ですよね?」
な、嘘だろ……よりによってアイツらが来たのかよ!!!勘弁してくれよな……。
「本当にそうか分からないんですけど、何処と無く感じが似てるんですよね。日菜さんも気づいてるんじゃないですか?」
「麻弥ちゃん考えすぎだよ〜いくらなんでもそれはないんじゃない?」
日菜は相変わらず俺に対して無関心すぎないかな?
まぁ、どうだっていいか。
俺は帰る支度を済まし跳ねて体を起こした。
これで罪が消えることはないと思えるが……気持ちだけでも取り戻せるならいい……
だが…………アイツらが俺達を拒んだら…………
俺達に、
[明るき明日]は来ない!!
俺は俺達を貶めたアイツらに、絶対の鉄槌を下してやる。
俺は蓮とリグのために戦うって決めたんだ!!そのために強くなったんだ!!
俺は決意を固めた後、再び歩き出した。その時、日菜と誰かがオレを見つめていた気がしたが、今のオレはそれどころではなかった。
……いま、何か殺気立った気がしたが……
オレの読みは半分正しかった。
何とここにいつぞやの怪物が姿を現して今も暴れている。
だがオレはすぐには動くことができなかった。何故なら……
「い、イヤああ!!離して!離してよ!!」
「日菜さん、イヴさん(ちゃん)!!」
!!
なんてカスだ。アイツらを一度ならず二度までも……!!!
「変身!!」
オレはディケイドのカードをベルトに取り付ける。再びあの電子音が鳴り始めた。
【KAMENRIDE DECADE】
そして、日菜とイヴの前に、あの破壊者が再び登場する。
「え!?何あれ!!ドラマの撮影!?」
「カメラマンさんが居ないのにそんな訳ないです!!」
お前ら今になって気づいたか…………遅い。
「ディケイド!!アノオンナドモヲコロサレタクナキャ、オトナシクシロ!!!」
「……だったら……こいつでどうだ!!」
オレはヒーローカードをベルトに読み込む。
【KAMENRIDE KABUTO】
今度は機械のような音を繰り広げ、赤き太陽のカブトムシのヒーローに姿を変えた。
「え?あ、あれ!姿が変わったよ!!どうなってるの!??」
アイツらは未だに混乱してる。だがそれどころじゃない。
【ATTACK RIDE CLOCK UP】
そう聞くと、周りの音が消えた……のではなく、こちらが超時間の中で活動しているだけだ。こいつもどうやら彼らに対抗する術は持ってなくて助かるぜ。さてと、
「決めるか。」
【FINAL ATTACK RIDE KA KA KA KABUTO】
「ディケイドメテオ!!」
そう叫ぶと、彼方から巨大なカブトムシが舞い降りて来た。オレは掴みかかり、怪物めがけて投げた。そうしたら面白い事面白い事、すごく振り回されてやがる。
「ダァリャアアアアア!!!」
【CLOCK OVER】
この瞬間に時が元どおり進み始めた。
降って来たと一緒にパンチをお見舞いした。最後には爆破して消えてったよ……酷く汚い花火だったな。
戦いが終わって帰って変身を解こうと思ったけど、一つだけ誤算があった。
「ま、待ってください!!!
あの、ぜひ私の家に来て、その……
パスパレのメンバーをぱ、パトロールして欲しいんです!!
お願いします!!貴方ほど良い人はいません!!」
「ちょっとイヴちゃん、いくらなんでも誰かもわからない人を…………「分かった、お前さんが望むのなら、オレはそうしよう。」?何ですって?良いのかしら?貴方、見るからに怪しいのだけれど……」
「そ、それにその声って、なんか聞き覚えがあるんですよね……?
!!もしかして!!?」
「どうしたの?麻弥ちゃん!!」
な、コイツ、早くもオレの正体を知ったな!
くそっ、失敗した!!
「あの有名なヒーローショーやってる人っすよね!?」
「………………」
前言撤回、やはりコイツらは非常にポンコツが殆どだ。
助けたオレがバカだったよ。
「………………」
「どうしたんだ。俺の顔が変か?」
イヴは何故か俺の顔をじっと見つめてる。その視線が痛いんだがなあ……。
「わかったわかった。俺がお前の家にまで俺が引率みたいなことをやってやる。だが俺にも守る使命を背負ってるからな。少しくらいは、自分を守れるように強くなるんだ。」
「ハイ!!」
無事みんなを引き連れることに成功。
何かあったら呼べと、ハンドタイプのレバーをそれぞれ手渡し、またどこかで会えると良いな、そう言い立ち去った。
「あ、ありがとうございます!!!」
……
フッ………
こう思ったのは俺だけかもしれんが、
この時のイヴの微笑む姿が本当に美しく感じた。
一方で……
「クカカカ…………
復讐の時が来た…………
待っていろよ、
[郁弥リグ]。
俺がお前を殺し、
俺はお前を手に入れてやる。
奴らからお前を、引き剥がしてやるさ、感謝しなよ?
くははっははは。」
日向はパスパレ、蓮にリグを守る為に戦う事の決意を更に固めた一方で、リグの魂に紅き怨念、つぐみ達に迫り来る脅威。
コイツは何者なのか。果たして彼女達の運命は!?
to be a continued……
え?タイトル詐欺?何言ったんですか?日向も十分復讐心持ってますよ?
まあ、どうでも良いとして、指摘、感想、何でも良いです。何か評価につながるものをください。
次はリグが、メイン視点になります、そこには更なる苦痛が待ってる。
次回[迫り来る絶望の起点]
ではまた。