死するべき者共の悪足掻き 作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ
まあ、今回も始まります。
〜リグside〜
僕は今、after growのみんなで、お茶会兼質問責めタイムをしてる。
「それでさー、ひーちゃんがつまづいて、男の人に助けてもらったんだよねー。」
「ちょっとモカちゃん!!からかわないでよ!!リグちゃんがいるのに恥ずかしいからやめてよー!!」
「???」
僕はひまりにこんなことを聞いてみた。
「その人って、仮面を被ってたかな?だとしたら伝えたいことがあるんだけど……」
すると、
「うん!!仮面被ってて顔は分からなかったんだけど、きっと素敵な人なんだろうなー……」
あ、だめだこの人。完全に目が明日の向こう側に向いてるよ…………それにそれって日向君の事なんだけど、
それに全くと言っていいこと気づいてないよ。
……………………ッ!!!!
「?リグ?どうした。具合悪くなったか?」
「……いや、平気だよ……目を瞑れば何とかなるはずだよ。…………」
今のは……何だったんだろう……そう思っていた時、今まででもかなり嫌な奴、出て来てほしくない奴の声が聞こえた。
「オイ、リグ。俺に変われよ。何、ちょっと面白くしてやるだけだ。」
「!!!??」
今の声で、僕の眠りは妨げられた。
今のは間違いない………………
アイツだ……!!!
長年の封印がこんなところで解かれるなんて!!?
〜after grow side〜
……なんか様子が変だ。
普段から苦しそうだったんだが、今回はそれがいつにも増して強くなってる気がする。
すると、
「!!!!?うぐっ!!カハァ!!グ……ズ!ウゴァ!!」
今回のリグ、様子が普通じゃねえな。
「り、リグちゃん!!大丈夫!?やっぱり休んだ方が……」
「ダメ……だ、お前が…………今出たら…………うぐぅ……!!」
何言ってんだ?今出たらダメ?何かやな予感がするな……。
急に静まり返り、
リグも先ほどよりは落ち着いていた。
けど、さっきとは全然違う……誰も知らないリグだった。
「………………リグのやつはこんな奴らと戯れていたのか……ハァ……甚だアイツも醜くなったなぁ……覚えてろ、リグ……お前は俺の為に友達なんか、みんな殺し続けてればいい……」
今、リグの口から信じられないセリフが聞こえた。一体、どうしたの?
リグはひまりの首元を掴んで、
「最低……」
バリィッ!!!
「イヤああ!!?」
リグが日本刀を振り下ろすようにひまりの私服を切り裂いた。
ひまりは必死に胸元を隠して慌てている。
なのに……アイツは…………!!
「クククッ……クカカカカカカカカカ!!!!」
奇妙に笑っていた。
何もできずにいた私達が悔しい。
今度は、つぐみの顔を殴った。それも強く。
こんなリグ、見たことない。リグが私達に近づいてる。
怖い……でも、動けない。
「じゃあな……リグを汚す奴はみんなこうしてくれる……
リグに近づくことは、俺が許さん。
カハハハハハハ!!!
ハァ……アーア面白かったなあ!
またお前らを壊させてくれよ?じゃあな。」
妙に高笑いして、出て行った。
「リグ!!アンタ……!!」
…………頭が白くなって気づかなかったけど、
叫んでたらいつものリグが教室に戻ってた。
「ら、蘭?どうしたの?急に僕を睨んでさ……。」
なんてとぼけてる……
リグ、まさかシラをきるつもり?騙されないから、
〜リグside〜
僕が気が付いた時には蘭だけでなく、みんなして僕を見下げる。
「…………な、何?何か付いてる?」
「お前、わざわざ戻って何しに来たんだよ?」
話が全く読めなかった。
みんなして僕を見る目が普通じゃない。
「ど、どうしたの?今日のみんな、なんか変だよ?」
巴ちゃんが僕の口実に論破してきた。
「変なのはお前だよ…リグ!!
……お前、さっきひまりやつぐに酷いことをしただろ!!」
「!!?」
僕は一瞬だけ、彼女の言っている意味の理解が出来なかった。
僕は本当に何かをしたわけじゃない。それは君たちがわかってるはずだよ!!……こんなことってあって良いのかなぁ……だけどひまりとつぐみちゃんの様子を見る限り、僕がやったというのは、火を見るよりも明らかだ。そうかと思っていてもやはり苦しいな……
「でも、意識が戻った時にはこんな状況で、もうどうしたら良いのさ………うぐっ!!」
僕はいつのまにか、蘭に膝を蹴られた。
「私達を傷つけて知らないフリ?あんたと友達になった私達がバカだったよ……」
そういうと、僕から避けて行く。
なるほどね……
コレが
[僕のあるべき姿]なんだね。まあ、僕らしいといえばらしいけど……
あれ?
どうしたのかな。
そうだ。
僕は彼女らに更に嫌われたんだ。
僕はひどく窶れた気分で家に帰り、何もなかったかのように眠った。
翌日...
僕はのしかかる体を起こし最悪の目覚めを迎えた。
ハァ……また惨めに踊らされるんだろうなぁ……
「ウダウダ言っても始まらない……行こう。」
僕は重い足取りで羽丘女子学園に歩き出した。
………………
「来たよ、あの蛆虫が」
「ホントなんなの?死んでよね。」
やはり、もう噂になってるんだね。酷いよ……
「大丈夫か、リグ。」
誰?蓮くん?でも蓮君は花咲川の方だから……まさか、
「日向…………君?」
「アイツらのことなんざに気に病む必要はない。自分をしっかり保て。」
やっぱり日向君の優しさが、あの人達の心を引き止めるのかな…………。
「俺がアイツらにどう思われてようと、どうだって良い。俺はリグが苦しんでる姿が見たくないんでな……」
ひ、日向君…………//やっぱり友達になれてよかった。
「ふぅ…………」
みんな相変わらず勝手に僕を悪者みたいにしてさ、
ん?
僕の悪者…………!!!
まさか、あれもコレも今までのも、
全部アイツが引き起こしたことだったんだ!!!!
それに気づいた僕は日向君を呼んで、昼休みを迎えた。
「リグ、何かわかったことがあったのか?」
「うん、あの件もアイツが関わってたんだ!!」
日向君は、流石に信じてくれるはず、逆にそうじゃなかったら、それはそれで辛い。
「で、それが分かっても、そのことが奴らに信じてもらわなきゃ元も子もない。」
「うん!!僕、みんなの為に頑張るよ!!」
日向君はアイツらとは違って、
安堵した微笑みを見せてくれた。
〜after grow side〜
クソッ!!!
幼馴染だと思ってたリグがこんなことを平気でしやがって!!
「……………………ハァ、どうしよう。」
「リグちゃん…………どうして?」
「ふみやん……いつからあんな風になっちゃったの?」
確かにモカのいう通り、何がきっかけなんだ?
そこに私は一つ思ったことがある。
「リグを突き放した私がいうのも変だけど、リグの様子が前からおかしかった気が、するんだよな。何かこう、本当にわざとやってるわけじゃなくて、全く別の誰かがリグを操って起こすよう仕向けたか、そんな気がするんだよ……。」
「で、でも巴。もしそうだとしたら、
一体誰がリグちゃんを?」
「そ、それは……」
ひまりがいつになく、痛いところを突いて来る。
正直言って、そこなんだよな。それが親だったらまだ解る。だけどアイツの両親は死んだんだ。その可能性は無い。
「よく分かんないな…」
「まだ何か隠してるのかな……?」
「心配だよ……」
「大丈夫かなー……」
「私、あんなことされちゃったけど、リグちゃんが悪いわけじゃなさそうに思えてきたな……。」
つぐ……つぐもそう思ってたんだな。
「うん、あんな口調は明らかに、
リグじゃなかったしね。」
「モカちゃんもー、
ふみやんとはずっと友達でいたいなあ〜。」
「私もだ!!誰かが苦しんでるなら、
助けるのが友達だからな!!」
「私も、リグちゃんがあんなことをするのが、信じられない。リグちゃんがそんな事をする気持ちが無いもん!!それに、
「俺」なんて言わないし、明らかにリグちゃんを知ってるような言い方だったよ!!」
ひまりの言葉で、私達は一つの道筋へと導いてゆく。
「リグ(ちゃん)に、もう一度会いに行こう!!」
私達は、知り合いに事情を手当たり次第に伝えて、リグともう一度会って、リグの痛みを私達で受け止めるんだ!!
待っていて……リグ…………今…………………………
助けに行くから!!!!!!!
〜to be a continued〜
どうだったですか?今回は話を重くして少しだけ長くしました。
つまんないとは分かりますけども、
ご愛読くださいますようお願いします。
次回
【新たな最高神、蓮VSリグ!?】
お楽しみに……