イベント日は何個もあったのに、それにあった小説も書けず、ダメじゃぁないか。
ヤンデレ小説を執筆するリハビリ作品になり、これから定期的に書ければなと思うのであった。
それは、ある日突然訪れた。
「お前の妹っていつ見ても綺麗だよなぁ」
「あぁ。そりゃ、俺の妹だし、昔から可愛がってきたからな!でた番組やドラマ、映画のBDは全部持ってるから見たければ頼るといい」
「妹さんが出演してんだし、貰えるってだけだろ?」
「馬鹿野郎が!自分で買わなきゃダメだろうが。それで満足してたら、会社に金がいかなくて、千聖を出して貰えなくなるだろうが!」
「俺が悪かったよ。お前のシスコンっぷりは昔からだからな」
「わかれば良いのだよ」
今までに何度も聞いたことのあるセリフだ。俺の妹は白鷺千聖と言い、若いながら何本ものドラマや映画、バラエティなどに引っ張りだこの女優である。
「なのにお前は平凡だよなぁ」
「よしわかった。お前が後輩に告白して撃沈したことをクラス中でバラ撒いてやろう」
これも何度も聞いたことあり、流していたが今回ばかりは癪に触れやがった。
「ちょっ、おま、なんで知って」
「俺の情報網甘く見るなよ」
「ラーメン三郎で昼飯を奢ろう」
「よし契約成立」
と、まぁこんな感じにふざけているのは悪友の名を中村武と言う。特徴は馬鹿ということくらいしかない。
「だったら昼飯は奢りだし、トッピング盛り盛りするか」
「お前、覚えとけよ」
「ほぅ、ならばバラ撒いてやろう。貴様が後輩の宇田川と━━━」
「それ以上言うなァァ!」
「わかればいいんだよ。武くん」
「くそ………まぁ、決まったもんは仕方がない。それより、今日は午前中だけ学校で何するんだっけ?」
「確か、学校からメールがきてて………すまん。スマホ忘れた」
「マジかよ……」
「すまん、家に戻って撮ってくるから先に学校行っててくれや」
「あいよ、遅刻はすんなよ」
「わかってるよ」
さっさと取ってこないと遅刻ギリギリやなと思いながら、歩いてきた道を走って戻って行った。
息を荒らげつつ家に戻ってこれた。時間を見る限り学校へは走り続けなくても遅刻はなさそうだった。この時間は誰もいないから、鍵を使ったら鍵が閉まってしまった。という事は鍵が空いていたことになる。閉め忘れは誰だ?と思いながら玄関を開けると
「千聖…………?」
玄関を開けたところに千聖がたっていた。制服に着替えているところから今から登校する所だろう
「すまん、スマホ忘れて取りに来ただけだから、サボりとかじゃないからな」
「……………スマホってこれ?」
千聖の手にあったのは間違いなく俺のスマホだった
「持ってきてくれたのか、ありが」
「1つ、兄さんに聞きたいことがあるの」
いつもと少し雰囲気が違うように思えた。これも演技の1つなのか、練習なのか
「なんだ?」
「なんで、スマホの中に彩ちゃんの写真ばっかり入ってるの?」
「あっ……………」
今、1番見られてはいけないものを見られてしまった。
「兄さん。私言ったよね。私以外の女の子を見ないでって」
昔から口癖の様に言っている言葉だ。確かに、お兄ちゃんっ子にしようとあの手この手と使った事はあるけど、ここまでになるとは思って無かったんだよ。
「部屋にある本も処分した。近づく女も追い払った。なのに何で私だけを見てくれないの!むかしは何をするのにも私を見ていてくれたのに、なのに何で!」
いや~、ブラコンにしようとは思ってたけど、ここまで酷くなるとは思いもしなかった
「彩の写真が多いのはフォームとかを教えて欲しいって相談されてさ、それで見るために」
これは由々しき事態だ。亜空間物質転送装置で逃げたいくらいに由々しき事態だ。
「彩って呼び捨てにするほど仲が良いんだ……」
「えぇっと………」
「兄さんが可愛いって言ってくれたからオシャレも考えるようにした、兄さんが好きって言うから髪のケアも毎日丁寧にした、兄さんが褒めてくれるから辛い女優も続けてこれた……何をするのにも兄さんが居てくれたからやってこれたのに……」
「これには理由があって、千聖も聞けば」
「もう…無理なの……こうするしか」
最後に見たのは迫り来る刃物だった━━━━━
『本日の午前8時頃、高校生2人の行方不明事件が発生しました。行方不明になっているのは女優の白鷺千聖さんと、その兄の白鷺遊一さんと見られ、玄関に血痕などが残っていたことから警察は誘拐事件と見て捜査を進めています━━━━━』
「今からでも遅くは無い━━━━━ってセリフはダメですからね、兄さん」
「さっさと戻って、結婚しよう千聖って言ったらどうする?」
「兄さんと結婚したい。けど、この国は許してくれない。だから、こうして」
「だからと言って、監禁は無いさ。くっつきたいなら家でも出来るだろうに」
「怖かったの。兄さんを誰かに取られるのは。パスパレの皆と兄さんが会った時は、誰かが一目惚れでもしたらどうしようってずっと考えてた、そしたら彩ちゃんの写真が出てきて」
「それは、悪かったよ。ポーズの練習ってのは本当だ。秘密って言われてはいたんだが『焦ってみんなの足を引っ張らないように立ちポーズとか歌ってる時に手が変にならないように練習したい』って相談受けてたってだけだ」
「そう、だったんだ……………フフ、何だかそう聞くと彩ちゃんらしいな。勘違いしてた私がバカみたい」
「そういう事だ。今なら、ドッキリくらいで何とかなるだろうし」
「うん」
「さてと、帰るか………」
と、思ったが上手く立てなかった。よくある、足が無くなってるとかではない。あるのだが立てなかった。
「千聖………何を」
「ここから逃げないようにってアキレス腱を少し」
まだ、治る見込みはワンチャンあるから良いとして
「これから、治るまでどうするかなぁ。それより、救急車やら呼ばないと…………これからリハビリ生活か」
「兄さんのお世話は全部、私がやるから」
「千聖……ここまで呼んで」
「今回は勘違いで済んだけど、次からは無いからね。兄さんは私だけ見てれば良いし、私だけ居ればいいの」
う~ん、ヤンデレ成分が足りない。ヤンデレが足りない。
ヤンデレ小説読み漁って、成分供給しなきゃダメそうだな。
また、早めに書けるようにしたい。ヤンデレ最高