Secret Cherry Blossom   作:OCEAN☆S

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Twitterで軽くアンケートをとって、今回梨子ちゃんの小説を書くことになりました!

平均1500~2000文字くらいを目安にゆる~く書いていこうかなと思っております。




強い日差しが、カーテンの隙間から差し込んでくる…そうか、もう朝なのか…。

 

たしか、今日は音ノ木坂学院の入学式だった…仕方ない、もう起きないとな。

 

さっさと朝食と身だしなみを終わらせて学校へ向かう。

 

「じゃあ、母さん行ってくるね。」

 

「えぇ、車に気をつけるのよ?」

 

「わかってるって。」

 

 

 

音ノ木坂学院…少し前まで女子高だったと聞く。

学校との距離も近いし、特待生試験で入学金免除になれたからこの学校を選んだ訳だが。

 

 

学校に着いたので、早速自分の名前の書いてある教室に探す…やっぱり元女子高ってだけあって女子と男子の数が全く比例していない。

 

 

やっぱり入学金免除って理由だけでこの学校を選んだのはまずかったかな…まぁでも、始まったことは仕方ないか。

 

 

「1─B」…ここが俺の新しい教室なのか。

 

 

「はーい、それじゃあ全員席についてくださーい」

 

結構早く学校についてしまったかと思ったけど、もう俺以外の生徒はほとんど席についていた。

 

やっぱり女子高だから教員も女なのか…。それにしても周りのほとんどが女の子だからか、なんかいい香りがする…きっと香水かなにかなんだろうな。

 

 

当然自分の席に座れば隣の人もいる、もちろん女の子だ。

 

横をチラッと見てみると、赤みがかった綺麗なロングヘアの女の子だった。

 

俺が視線を向けたからなのか相手も俺の顔を見てきた…。

 

 

「……」ジッ

 

その子は俺の目を見ながら全く視線をそらさないので、逆に俺が目をそらしてしまう。

 

「えっと…何か用?」

 

「あの、もしかして(ゆず)君?」

 

「え…どうして俺の名前を知ってるんだ?」

 

「やっぱり柚くんだ。覚えてない?私、小学生だった頃一緒だった…」

 

「ごめん、小学生だった頃の事よく覚えてないんだ。」

 

「え…そ、そうなんだ…。」

 

 

びゅうっと窓から風が吹き、隣の女の子が少し悲しそうに微笑む。

 

でも、乱れた髪の毛を耳にそっとかける仕草が何だかとてもお淑やかでなんだか素敵だ。

 

よく周りの女子の会話とかで、女の子っぽいねーとか乙女だとか、そんな簡単に褒めるような非では無さそう。

 

 

 

 

「で、君は?」

 

「え?あ、私は桜内梨子。よろしくね♪」

 

「桜内梨子ちゃん…か、やっぱり覚えてないかも。」

 

「え、ちょ、ちょっとっ!」

 

「?」

 

「その…いきなり「ちゃん」付けはやめて…恥ずかしいから…///」

 

「え、あぁ…ごめん桜内さん。」

 

「もぅ…普通に梨子でいいよ。」

 

 

ごほん!

 

「いつまでも喋ってる君!ずっと呼んでるわよ?」

 

 

教師が俺の方を少し睨んでいる…あぁそうか自己紹介か。

 

別に女子校に紛れ込んできた男子なんて誰も興味ないだろうに…ぱっぱと済ませてしまおうかな。

 

 

「え~風早柚(かざはやゆず)って言います。よろしくお願いします。」

 

 

ざわ…ざわ…

 

え?あの人男子だったの?

 

女の子みたい~

 

やっば…襲いたい。

 

 

あれ?思ってたのと反応が違う…まぁ、変に嫌われたりするよりはいいけど…なんか聞いちゃいけないセリフを聞いた気がするのは気のせいだよな?

 

 

 

~~~♢~~~

 

「ただいま~」

 

「おかえり~梨子。学校どうだった?」

 

「うん、普通に良さそうな雰囲気だったよ。」

 

「お友達はできそう?」

 

「ん~慣れたらきっと出来るかな?」

 

 

私はそう言って自分の部屋に入る…

 

やっぱり柚くんは覚えていなかったかぁ…

 

早速小学生だった頃のアルバムを確認してみる。

 

 

えっと…あったあったこの子だ。

 

 

もう小学校の頃の柚くんの顔が女の子にしか見えない…

 

あの時もっとたくさんお話ができたらなぁ…そしたらきっとこのアルバムにも沢山の写真や思い出が作れたかもしれないのに…。

 

ごめんね柚くん。

 

私はそっとアルバムを閉じた。

 

 

~~~♢~~~

 

「ただいま、母さん。」

 

「おかえりなさい柚。学校はどうだった?可愛いお友達はいた?」

 

「まぁ、そりゃあ元女子高なだけあったよ。」

 

「なに照れてんのよ~♪」

 

「別に照れてねえって…それよりも、母さんこれから出かけるの?」

 

「えぇ、夏休みが始まるまでは空いちゃうけどちゃんとした食事をするのよ?」

 

「あぁ、大丈夫だよ。」

 

「あと…目に何かあったらすぐに連絡するのよ?」

 

「…うん。わかってる。」

 

 

そう言って母さんは出かけた…。

 

 

別に…もう俺の目のことなんて気にしなくてもいいのに…。

 

 





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