Secret Cherry Blossom 作:OCEAN☆S
あの事件が片付いて一週間が経った。
警察に事情聴取をされたり、学校に今回の事件のことを話したりしてなかなか忙しかったが、夏休みに入ってようやく落ち着くことが出来た…。
ふと時計を見ると、既に夜の7時半を回っていた…。
もうこんな時間だったのか…どうりで腹が減ってる訳か…冷蔵庫の買い置きは…。
あ、そう言えば最近買い物に行っていなかったんだ…仕方ないか、近くにコンビニあるしそこに買いに行けば…。
ピンポーン♪
誰だろう…こんな時間に。
「はーい、あれ?梨子?」
「こんばんは、こんな夜にごめんね?」
「うぅん、大丈夫だよ。どうしたの?」
「えっと…そのね…」
梨子がモジモジしながら話す…一体どうしたんだろう?
「その…やっぱりこの前のことが怖くて…1人だと落ち着かないっていうか…」
「…やっぱり怖かった?」
「あんな事…されちゃったらね…。」
やっぱりちょっと泣きそうな顔をしているのが分かる…それほどあの男に恐怖を植え付けられたってことなんだろう…。
あの日以来スマホを新品に変えて、電話番号、メールアドレス、全ての個人情報を新しく更新をしたらしい。
ウイルス対策のフィルタリングもかけたらしいけど、あのことが気になってスマホを全くいじらなくなったという…。
「…大丈夫さ。」
「え?」
梨子の震えている手を握る…。
「でも…柚くんは怖くなかったの?もし、あの男にまだ他の仲間がいるかもしれないのに…」
「…怖くないよ。」
「…どうして?」
「大好きな人が俺のすぐそばにいる…絶対に誰にも渡さないって思えばそんなヤツら全然怖くなんかないさ。」
「柚くん……ちょっとイタい。」
「えぇ~…今絶対決まった…!って思ったのに……」
「うそうそ…ありがとね♪」
ニコッと梨子が笑顔を見せてくれた。
「で、ホントの用事はなんなの?」
「え?」
「わざわざ家にまで来るってことは他にも用事があるんじゃないの?」
「う、うん…あのね…」
「なるほど…父親は出張、母親は友達に会いに行って、今は1人なのか…。やっぱり…寂しい?」
「……」コクッ
梨子が無言で頷く。
「俺、一人暮らしなんだけど、よかったら上がる?夜飯が無いから今からコンビニ行こうかとも思っているんだけど。」
「うん…行きたい♪」
.•*¨*•.¸¸♬ .•*¨*•.¸¸♬ .•*¨*•.¸¸♬
柚くんと一緒にコンビニへ行って、一緒にご飯も食べられて、今日はとても幸せ…それに…。
好きな人と二人きりで同じ部屋…なんだかドキドキする♡
「梨子はお風呂どうする?先に入る?」
「…一緒」
「へ?」
「一緒がいい…なんてだめ?」
「…う、うん。別にいいけど。」
言っちゃった…で、でも、柚くんとはもう恋人同士…だし、これくらいのことは…。
「梨子?」
「ひゃっ!ひゃいっ!?」
「お風呂…こっちの部屋だよ?」
「あ…ちょ、ちょっとまって。着替え…持ってこなくちゃ…。」
………
…………
……………
「さ、先に…入ってて…後ちゃんとタオルは巻いたままよ?」
「わかってるよ~」
柚くんがお風呂に入った後に私も服を脱いで、家から持ってきたタオルを体に巻く…。
「お、お邪魔しま~す…」ドキドキ
「いらっしゃい~…」
「……」
「……」
お互いに沈黙の間が続く…。
「…ジロジロ見ないでよ///」
「ご、ごめん…」
「か、体洗う時は…後ろ向いててね?」
「う、うん…。」
ど、どうしよう…自分からお風呂入ろうって誘ったのに…こんなに恥ずかしいなんて思わなかったよぉ…。
~♢♢~
チャプ…
お互いに体を洗い終わったので、もう一度湯船に浸かる…。
「梨子ってさ、肌…白くて綺麗だよね。」
「そ、そうかな…?」
いつもと違って下ろした髪の毛…タオルの上から見えるさこつ…少しのぼせて赤くなってる顔…。
普段は清楚な顔をしているのに、お風呂に入っただけでこんなにも色気が増すなんて…。
「柚くん…ずっと胸元ばっかり見てる。」
「ご、ごめん…バレてた?」
梨子が俺のそばに近づく…
「……」チュッ
「……!?」
梨子が首元に吸い付けるようにキスをする…。
「…顔赤いよ?」
「そっちだって…」
俺も首元にキスをする。
「あ…♡」
梨子の反応…恥ずかしそうにしてるのに、体が反応してて可愛い…。
「…ゆ、柚くん。やっぱり続きはお風呂上がってからにしよ?」
「う、うん…」
どうしよう…いつもの自分を見失っている気がする。
to be continued…