Secret Cherry Blossom 作:OCEAN☆S
~午後6時~
あと一週間で夏休みか~なんも予定が無いとあんまり楽しみじゃないな…何をして過ごそう?
ベットに横たわって天井を見上げながらぼーっとしているとLINEの通知が来た…。
もしかして、遊びの誘いでも来たのかな?
少しワクワクしながらスマホを覗くと梨子からだった。
『ちょっと時間ある?』
『あるよ、どうしたの?』
すぐに既読をつけてメッセージを送る。
『実は、学校に忘れ物しちゃって…良かったら一緒に取りに行ってくれないかな?』
『それは今すぐ必要なものなの?』
『うん…あれが無いと落ち着かなくて…』
『わかった、じゃあ俺も一緒に行くよ。』
もう一度制服に着替え直して、家を出る…
「あ、柚くん!」
ちょうど梨子も同じタイミングで出てきた。
「ごめんね、わざわざこんな時間に…」
「それは全然構わないけど、俺も必要なの?」
「それは…その…」
「?」
「と、とにかく早く行こう!もう暗くなりかけてるし、柚くんもまだ夕食はまだでしょ!?」
「?う、うん。」
察してよもう…鈍感なんだから。
一応秋葉原の最寄りの学校だ、最初は街が明るく照らしてくれている…けれど、学校に近づくほど、明かりが少しづつ弱くなって言って、あっという間に2人の周辺は闇に包まれた。
「ちょ、ちょっと待って…」
「どうした?」
「柚くんちょっと歩くのが速いよ…」
「え、でも…いつもと同じ速さだと思うけど…?」
「そう…なのかな?」
俺は梨子の手を握って自分の方へ引き寄せる。
少し足がもたついてる…やっぱり梨子の体は少し震えているみたいだ。
「え!?な、何をして…?」
「一緒に歩こう。そうすればきっと楽だよ。」
「ゆ、柚くん…///」
「…ごめんね、梨子が暗いところが苦手だってことに気づいてあげられなくて。」
「べ、別に…怖くなんて…」
「…ほんとかなぁ~?」
俺は自分のスマホのライトをしたから顔に当てる。
「いやあああ!!!もう!バカ!!」
「緊張、ほぐれた?」
「へ…?」
握っていた梨子の手を離す。
「もう、梨子の体は震えてないでしょ?」
「ほんとだ…」
「よし、じゃあ──」
「待って!」
梨子が大きな声を出して引き止める。
「やっぱり…手は握っててください…」
「…うん。」
♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜
俺たちの教室は3階の奥から2番目、エレベーターは無いけど学校がそこまで大きくないので階段で充分だ。
「ねぇ…柚くん」
「どうした?」
「なんか…足音聞こえない?」
1度止まってみて後ろを振り返る…
特に誰もいない…人影も無く、ただ暗闇の廊下が見えるだけだった。
「ほんとに聞こえた?」
「うん…間違いなく。私たちが歩いている時に聞こえて、止まった瞬間に音が止まった感じ。」
「そっか…なんか不気味だね。」
自分の達の教室に入る…電気をつけると、バレてしまうのでスマホで明かりを照らしながら探す。
「引き出しには無い…じゃあ体操服の袋の中に入れたまま…かな?」
「梨子~あったか?」
「ちょっと待って…あ!あったよ!」
「そっか、すぐに見つかってよかったな。」
梨子が嬉しそうにキーホルダーのようなものを握る…探し物はきっとソレなんだろう。
「じゃあ、教員に見つかると面倒だから早く帰るか……ん?梨子?」
「え…どうして…」
さっきまで喜んでいたのに急に梨子の顔が曇る
「何が?」
「体操服…いつも畳んで入れているはずなのに…」
「それは…どういうこと?」
「誰かに漁られた…かも。」
コツ…コツ…
「…!?梨子、こっち!」
「え!?」
梨子を連れて掃除ロッカーの中に逃げ込む…幸い道具は少なかったので人が2人入るのにはちょうどぴったりだ。
「そこのお前!何をしている!」
C組の体育教師の声…廊下でしかっているって事は、梨子が言った通り俺たちを追跡している奴がいたって事…。
「違うんです、教室に忘れ物をしただけなんです。」
「本当か?」
「はい、そうです…」
「だったら、明日の朝に探しなさい。こんな時間に学校に入るのは不審者に扱われてもおかしくはない。」
「す、すみません…」
「それと…」
あの教師は無駄に声がでかいから会話の内容が理解しやすい…相手側の声はあんまり聞こえないけど…
話し方からして恐らく同じクラスの生徒…何回かこの時間帯に学校に忍び込み、梨子の私物で何かをしているのは間違いなさそうだ。
「ゆ、柚くん…///」
フニッ
「梨子…今は静かに。」
あの体育教師が教室の扉を開けた……まずいぞ、梨子の体操服はまだ机に出したままだ。
このままだと、確実に怪しまれる。
「気になったんだが、この体操服は誰のだ?机に出しっぱなしになっているが。」
「分かりません…まだ教室にも入っていないので。」
「私は、お前が教室から出てきたあとではないのかと疑っているのだが?あの机の上に乗っている体操服でなにかしていたんじゃないか?それにお前と同じクラスメイトだろう?分からないってことはないだろう…。」
「………」
早く…早くどこかへ行ってくれ…
「ゆ、柚くん…胸…///」
「な、なに…?聞こえない…。」フニッ
「んぅっ!」ビクッ
「梨子…!?」
やばい…バレたか…?
「…まあいい、とりあえず今後こんなことはないようにしろ。」
バレるかと思ったが、体育教師は生徒に注意して、どこかへ行ったようだ。
「梨子…もう出よう…」
「う、うん…」
体操服も一緒に持ち帰って教室を後にした。
♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜
~自宅前~
「ごめんね、遅くまで付き合わせちゃって。」
「大丈夫だよ、それよりも体操服…」
「うん…とりあえずこの体操服は捨てて、明日で私物は全部持ち帰るようにするわ。」
「まあ…あと一週間で夏休みだし、また何かあったら相談して?」
「ありがとう♪じゃあおやすみ…」
「あぁ、おやすみなさい。」
柚くんと別れ、自分の部屋に戻る。
疲れたからか、帰ってすぐにベットに寄っかかっていた。
(私…なんであの時あんな声を…///)
壁によっかかりながら股を少し開く。
(いつか…柚くんの手がここに来たりしたら…)
下着越しでも分かるくらいにトロトロに濡れている…自分のいつもいじるところをなぞるように触れる…。
体操服を勝手に触られて大変な状況なのに、体がビクビク…と、どんどん熱くなってくる…
もし…あんなに狭い空間で…。はぁ…柚くんいい匂いだったなぁ…
スマホの写真フォルダから柚くんの写真を出す。
ごめんね柚くん…今日の私…最低だ。
「…あっ♡」