話が行き詰まったのと、成績のせいでなかなか書けないストレスでついやってしまいました……。ですが他二作も続けます。何年かかろうと書き逃げだけはしないつもりです!
「○○の世界に行きたい」──漫画やアニメを見て、そう思った事の無い人はいないのではないだろうか。
この退屈な日常から抜けだし、見知った物語の世界で新たな生活を送る。考えたオリジナルの能力や技を駆使して、憧れたあのキャラクターの友として、敵として共に過ごし、自らも物語の一員としてストーリーを動かしていくのだ。……そして僕は、どうやらそんな夢のような展開に恵まれたらしい。
「つまり、どこか物語の世界に転生すればいいんですね?」
「うむ、その通りじゃ。」
僕の言葉に、仙人みたいなお爺さんが頷く。
「しかし、本当にすまなかった。儂のミスでお主を死なせてしまうとは……」
「いえ、仕方ないですよ。誰にだってミスは有ります。僕だってこの間、信号待ちの車に自転車で追突しちやったばかりですし。そう御自分を責めないでください」
そう。どうやら僕は、目の前のご老人……神様のミスで死亡してしまったらしい。そしてミスを処理するためにテンプレの神様転生をすることになったのだ(トリップも可)。
正直、その事に不満はない。むしろ大歓迎だ。生前は地味で、成績もうまく上がらずに二次元へ逃避していた僕からすれば、その憧れた世界に行けるなんて幸せ以外の何物でもない。残した家族のことは心残りだが、神様曰く優遇してくれるとのこと。最早なにも未練はない。
「あの、それで転生のことなんですが……」
「おお、そうじゃ。話し忘れたことがあった。転生にあたってなんじゃが、物語の世界ならどこでもいいのは勿論、いくつか願いを叶えてやろう。」
おおっ、これまたテンプレのチート能力授与式!それなら世界をどこにするか……。よし、決めた!いつも妄想してたあれを実現しよう!
「決まったかの?」
「はい。まず、行く世界は『灼眼のシャナ』にしてください。転生ではなく、トリップでお願いします」
「ふむ。よいぞ。では願いはどうするのじゃ?」
「まず、僕をトーチにしてください。そしてオリジナルの宝具のミステスにしてほしいんです」
「かまわんぞ。ではどんな宝具にするんじゃ?」
「紅世の徒やフレイムヘイズの炎を保存して、その力を使える物でお願いします」
「よし、わかった。後は年代と場所をどうする?」
「年代は『都喰らい』が起こる前、場所はその近辺でお願いします」
「いいじゃろう。願いはそれで終わりかの?」
「はい。構いません」
「そうか。では、良い人生をな」
そう言うと、僕の後ろに扉が現れた。
「それを通れば望みの世界じゃ。……達者での」
「はい。色々ありがとうございました!」
「ほっほ、なに、元は儂のミスじゃ。礼には及ばん」
「それでもですよ。……では、行きます!」
そして僕は、扉を開いた。
駄文(つд`)