あたしたちが病院に着くと手術室の前で祈るように待っている友希那がいた。
リサ「友希那…」
友希那「みんな来たのね」
千聖「友希那ちゃん…」
友希那「あなたたちが責任を感じる必要はないわ」
あたしたちはそこから手術室の前で待っていた。
18時から始まった手術も12時間後の6時に終わった。
起きているのはあたしと千聖だけになった。
そこでドアが開き医者が出て来た。
リサ「勇也は、勇也は無事なんですか?」
医者「落ち着いてください。峠は超えました。後で家族の方をお連れしてください。話をしますから」
リサ「わかりました」
あたしと千聖は全員を起こして移動した。
勇也の病室
勇也は四肢のすべてが包帯で巻かれてたくさんの医療機器をつけられていた。
これもあたしのせいなんだと思う。
沙綾「勇也さんは大丈夫ですよ」
日菜「そうだね。勇也くんだもん」
友希那「それじゃあ行ってくるわ」
友希那は話を聞きに行った。
診断室
医者「今回の彼の怪我はかなりのものです。警察から聞いた話によると100kmの自動車にぶつかられたみたいなんです。そのせいで四肢のすべてが折れていていました」
友希那「そんな…」
医者「唯一の救いは内臓が無事だったことです」
友希那「そうですか」
医者「彼のそばにいてあげてください。彼は今生と死の狭間をさまよっています。可能な限りそばで声をかけてあげてください。後最後に1つ。何かしらの後遺症が出てくるかもしれません。可能性の1つですけど」
友希那「ーっ!わかりました」
診断室を出て勇也の部屋に向かった。
病室(リサ)
友希那「あなたたちは一度帰りなさい。昨日からずっとここにいるでしょ。親御さんたちも心配しているわ」
リサ「あたしはここに残るよ!」
千聖「私も残るわ」
友希那「リサはともかく白鷺さんは帰った方がいいわ。女優がそんな状態はひどいでしょう」
千聖は髪はボサボサで目の下にクマができている。
千聖「ここにいさせて欲しいわ」
友希那「別にダメとは行ってないわ。一度家に帰ってもう一度ここに来てあげて」
千聖は納得したようだった。
そこからみんな一度帰り病室にはあたしと友希那になった。
リサ「友希那はさあたしのこと恨んでいないの?」
友希那「本当なら恨んでいるわ。けれどそんなことこの子も望むわけがない。それにリサを恨むなんて間違っているもの」
リサ「そっか」
確かに勇也ならあたしや千聖を恨んだらたとえ誰でもその人を怒ると思う。
しばらくしてあたしは眠ってしまった。
その時は気づいてなかったんだ。
友希那「早く、早く帰って来て勇也」
そこからさらに時間が経ち千聖に日菜、紗夜がやって来た。
そこであたしも目が覚めた。
紗夜「勇也くんは大丈夫なんでしょうか?」
「コンコン」
そこで入って来たのは事故を起こした本人だった。
運転手「失礼します。今回は本当にすいませんでした」
友希那「あなたはこないで!」
リサ「ゆ、友希那!?どうしたの?」
友希那は狂ったようにその人に近づいた。
紗夜「いい加減にしてください!湊さん」
友希那「紗夜…ごめんなさい」
運転手「本当にすいませんでした」
その人は部屋から出て行った。
その日に雄哉は眼を覚ますことなく終わった。
あたしが病室に残り友希那は一度家にあるものを取りに帰った。
そこからさらに一週間経っても勇也は眼を覚ますことはなかった。
病室
あたしと千聖は必ずここに来ている。
友希那は気にしなくていいっていうけど正直のところそんなことできない。
正直この状況を打破できるならなんでもいいから欲しかった。
あたしが右手を千聖が左手を握っていた。
勇也「う…ん。痛い」
リサ「勇也!?」
勇也「うん?え…とどちら様ですか?」
友希那・リサ・千聖「え"!?」
リサ「これって」
千聖「まさか」
友希那「記憶喪失?」
すぐに検査してもらい結果は記憶喪失だった。
再び病室
全員に来てもらった。
勇也「え…とどちらさまですか?というか僕は誰ですか?」
友希那「まずはそこから話した方が良さそうね」
全員の名前を聞いても全く誰か思い出せない。
蘭「ほんとに何も思い出せないんですか?」
勇也「ごめんなさい」
つぐみ「大丈夫ですよ!思い出せるように頑張りましょう」
ひまり「そうですよ。私たちも手伝いますから」
勇也「すいません。お願いします」
麻弥「敬語はやめてください。同い年か年下しかいませんから」
勇也「はい…」
リサ「はいはい。とりあえず各バンドごとに時間作って話してみようか。ここにいるメンバーごとに」
全員「はい!(りょーかい)」
ポピパ・ハロハピ
沙綾「私たちは合同で行くよ」
勇也「はぁ…バンドをやってるんですね」
花音「敬語はなしにして。そこからだよ!」
勇也「は、はい!」
美咲「うーんとりあえず私たちのこと言っとこうか」
花音「それじゃあわたしから。松原花音。花咲川高校2年だよ」
美咲「奥沢美咲。花咲川高校1年です」
沙綾「山吹沙綾。花咲川高校1年です」
勇也「俺は勇也。あれ?上の名前がわからないや」
美咲「湊ですよ。湊 勇也さん」
勇也「うん?確かさっき湊って人がいたような」
花音「友希那ちゃんは勇也くんのお姉ちゃんだよ」
勇也「はい?あんな人が俺のお姉ちゃん?そんなバカな…」
俺は本当にありえないと思っている。
だってあんなにも綺麗な人が俺のお姉ちゃんだなんて。
美咲「そろそろ時間だね。私たちは行くよ」
勇也「うん。ありがとね」
3人は出て行き次のメンバーが入って来た。
パスパレ
日菜「やっほー日菜ちゃんが来たよー」
彩「日菜ちゃん落ち着いて。勇也くんもびっくりしてるから」
日菜「むーわかったよ」
4人入って来たが1人は後ろにいる。
勇也「えっと確か白鷺さんだっけ?なんで入ってこないの?」
千聖「わたしはここでいいわ(正直今の勇也くんを見ることができない)」
麻弥「まぁまぁとりあえず何を話しますか?」
彩「私たちのことも思い出せない?」
勇也「はい。すいません」
麻弥「敬語はやめてください。ここにいる人たちは全員勇也さんと同級生ですから」
勇也「そうなんですか」
日菜「むーやめてってばー」
日菜は俺を叩いて来た。
勇也「い"っでー」
彩「日菜ちゃん!」
日菜「ごめんなさーい。ついいつもの癖で」
勇也「ハァハァ。大丈夫だから」
日菜「ほんとにごめんね」
麻弥「ほんとに大丈夫ですか?」
勇也「大丈夫大丈夫。ところでそこの白鷺さんはなんでそんなにも辛そうな顔をしているの?」
千聖「え!?あれ。なんでかしら」
彩「千聖ちゃんもう我慢しなくていいと思うな」
白鷺さんは泣きながら俺のところに来た。
そして「本当にごめんなさい!謝って済むことじゃないのはわかってる。けど」
勇也「お、落ち着いて。まず話が全く見えないんだけど…」
千聖「あなたが怪我をしたのはわたしのせい。わたしをかばって車にひかれて怪我をして記憶をなくし、生と死の狭間をさまよっていたの。すべて悪いのはわたしなのよ」
勇也「なるほどね。俺は白鷺さんをかばって怪我をしたのか」
千聖「ええ、そうよ。だから許されることじゃないわ」
勇也「ならよかった」
千聖「どうして!?あなたは死ぬかもしれなかったのよ」
勇也「だって俺が怪我したおかげで白鷺さんにけがはなかったんだろ。それに白鷺さんがすごい苦しんだのもわかる。目の下にクマがはっきりとできてるから。多分記憶をなくす前の俺も後悔はしてないよ」
千聖「う…うウワァァァァァァァ」
俺は千聖の頭を動かない手を無理やり動かし撫でた。
そのまま千聖は安心したのか俺の体の上に頭を置き眠っていた。
麻弥「それじゃあそろそろ行きましょうか。勇也さん。千聖さんをお願いしますね」
勇也「わかったよ」
そこで3人は出て行き次の人たちが入って来た。
After glow
部屋に4人の人が入って来た。
ひまり「お邪魔しまーす」
勇也「えっと確か上原さんに、宇田川さん、美竹さん、羽沢さんだったかな?」
巴「敬語はなしでお願いします。それに苗字もやめてください」
勇也「わかった」
蘭「それでなんで白鷺先輩はそこで寝てるんですか?」
勇也「泣き疲れてそしてしんどかったんだと思うよ」
つぐみ「そうなんですか」
勇也「4人はさ事故の現場にいた?」
4人「っ!」
この反応はいたみたいだな。
蘭「どうしてそんなことを聞くんですか?」
勇也「記憶を取り戻したいから」
巴「いましたよ。けれどどこかは言えません」
勇也「なんで?」
ひまり「勇也さんが苦しむのがわかってるからです」
その時は迫力に気圧されて何も言えなかった。
勇也「わかった。変なことを言ってごめん」
つぐみ「それじゃあ私たちも行きますね」
そういいみんな出て行った。
Roselia
紗夜「失礼します」
そう言い3人が入って来た。
そのうちの1人はさっきの千聖と同じように離れたところにいた。
友希那「それで体はどうなの?」
勇也「無理さえしなければなんとでもなるよ」
紗夜「そうですか…」
勇也「ところで彼女はなんでこっちにこないんですか?」
友希那「多分責任を感じてるのよ。リサをかばって怪我したのだから」
勇也「???さっき白鷺さんからも同じことを聞いたんだけどどういうこと?」
俺は全てを聞いた。
俺は2人をかばって怪我をしたらしい。
勇也「よくわかんないけど俺は庇う時よっぽど下手みたいだな。今井さんも白鷺さんも膝に怪我してるし」
リサ「そんなことない!勇也はあたしたちをかばってそんな大怪我をしたんだから…」
勇也「フフ、やっと喋ったな。ずいぶんと喋らなかったからな」
リサ「へ?あっ!」
勇也「今井さんもこっちに来てよ。全員と喋っときたいからさ」
そういうとリサはこっちに来て座っていた。
今井さんもかなり心配しているみたいで目の下のクマがひどい。
勇也「今井さんも少し休みなよ。体壊すよ」
リサ「ううん大丈夫」
勇也「責任感じてるならもういいから。記憶のある頃の俺も必ずそういう。それにその時の俺も思ってるはずだよ。今井さんに体は壊して欲しくないってね」
友希那「勇也のいうとおりだわ。リサあなたは少し休みなさい。あの日からほとんど寝てないでしょう」
リサ「でも…」
俺はまだ合図して紗夜と友希那に部屋を出てもらった。
手でリサを引き寄せ「もう大丈夫だから。体は大事にして」
リサは泣き俺に顔をつけて来た。
そして少し時間が経ち泣き疲れたのかそれとも緊張の糸が切れたのかどっちかはわからないが千聖と同じような感じで寝た。
俺は看護師に頼んで二枚の布団を持って来てもらいかけてもらった。
勇也「すいません」
看護師「いえいえ気にしないでください。それより2人が心配だったんですよ。毎日来てほとんど寝てませんでしたから」
勇也「やっぱり」
看護師「それじゃあ失礼しますね、、ゆっくり寝させてあげてください」
看護師は出て行き気がつくと窓から微かな月明りが部屋を照らしていた。
俺は座っている状態で目を閉じた。
この調子だとかなり長くなりそう。
できるだけ短くします
高校時代のことか大人になってからか?
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