俺が目を覚ますと2人ともまだ寝ていた。
よほど疲れていたみたいだ。
リサ「う…ん勇也?」
勇也「起きたか?ずいぶん疲れてたみたいだな」
リサは真っ赤になって飛び起きた。
その声で千聖も目が覚めた。
「ぐぅ〜」
俺の腹からなった。
リサ「勇也お腹空いてるの?」
勇也「ちょっとな」
リサ「ちょっと待ってて」
リサはすぐに病室を出て何処かに行った。
勇也「どこに行ったんだろう?」
千聖「少し待ってて。そしたらわかるから」
しばらくするとリサが息を切らしながら病室に入って来た。
勇也「ど、どうしたの?今井さん」
リサ「はいこれ」
渡されたものを開けると綺麗なお弁当だった。
見た感じと全然違うイメージにびっくりした。
ただ開けるのはできても箸を持てない。
リサ「あ、そうだった。はいあーん」
リサが食べさせてくれてなんとか食べ終わった。
途中から心臓の音がやばかったのは内緒だな。
勇也「ありがとリサ。助かったよ。腹減って死ぬところだわ」
リサ「ううん気にしないで」
リサと千聖はやっぱり責任を感じてるみたいだった。
勇也「うーんそうだなー責任感じてるなら頼みたいことがあるんだけどいい?」
千聖「なんでもいいわ。言ってちょうだい」
勇也「俺と友達であってくれ。このままでも記憶が戻っても」
リサ「勇也〜それは頼みでもないよ。あたしたちそれに昨日きたみんなはこれからも勇也の友達だから」
勇也「そっかよかった」
そこからは俺がリサと千聖を一度帰らした。
あの2人かなり疲れているので家に帰ったほうがいいと思ったからだ。
そこからしばらくすると美咲たちがやってきた。
美咲「失礼します」
来たのは美咲、花音、沙綾、それに千聖がやってきた。
勇也「おいおい千聖。俺は家で寝てゆっくりして欲しかったんだけど?」
千聖「もう休んだわ」
そうは言っても足元も少し無理して立っているし、何より顔色が良くない。
勇也「はぁ。奥沢さんちょっと車椅子貸してもらえます?」
美咲「はい。これでいいんですか?」
そういい近くの車椅子を広げて貸してくれた。
勇也「ベッドを開けたからそこで寝て。頼みじゃないよ強制」
千聖「だから私は大丈夫よ!」
花音「千聖ちゃん無理してるよ。顔色本当に悪いもん」
沙綾「そうですよ。少し休んでください」
千聖「花音に沙綾ちゃんにも言われるとは思わなかったわ。勇也くん少しベッドを借りるわね」
勇也「好きに使ってくれ」
千聖はベッドに入り目を瞑っていたがすぐに眠った。
勇也「俺たちは場所を移動しようか」
俺は手で車椅子を動かそうとしても動かない。
美咲「押しますから無理しないでください」
勇也「ごめん」
俺は押してもらいこの病院の屋上に向かった。
屋上
屋上にはたくさんの洗濯物がありあまり良い場所とは言えなかった。
花音「勇也くんありがとう」
勇也「なんのこと?俺なにもしてないよ」
花音「千聖ちゃんのことだよ。私だけだったら多分聞いてくれなかったと思うんだよ」
勇也「それなら別にいいよ」
しばらく無言が続き美咲がそれを破った。
美咲「そうだった。これを見て欲しいんですよ」
そう言いだされたのは写真だった。
おそらくプールで撮った写真だと思う。
しばらく見ているとなんだか懐かしい。
勇也「っ!!」
その時に激しい頭痛が襲ってきた。
沙綾「勇也さん!?大丈夫ですか?」
勇也「大丈夫。それよりこの時のこともうすこし教えてくれ」
3人ともすこし悩んだような顔で言ってくれた。
プールにはあの時のメンバーだけじゃなくてもっと多くのメンバーで行ったこと。
その時にどんなことをしたのかを教えてくれた。
そのを聞いている内にまた頭痛が襲ってきてなんだか思い出せそうな感じがした。
勇也「いてて。なんだか思い出せそうなんだけどな」
美咲「もう今日はこれくらいにしましょう。勇也さんがしんどいです」
美咲だけじゃなくて沙綾と花音もそうして欲しいような顔だったので諦めた。
勇也「そろそろ部屋に帰るか」
沙綾に押してもらって部屋に帰った。
千聖はすでに起きておりその日はみんな帰っていった。
そこから1ヶ月半後
医師「それじゃあ取るよ」
勇也「はい」
俺はギブスを取ってもらった。
医師「全くどういう体をしているんだから。1ヶ月半で治るなんてね」
勇也「けどこの後のリハビリが大変なんですよね?」
医師「なにしろ1日に限られた時間しかできないからね。それなりにかかると思った方がいいよ」
もう動くんだけどな。
俺は手を動かして見た。
勇也「わかりました」
俺は部屋を出て病室に戻った。
病室
そこには千聖、リサ、紗夜、友希那がいた。
この1ヶ月半でかなりのことを教えられた。
勇也「毎日来なくていいよ。リサと千聖は毎日なんだから体壊すよ」
リサ「ついついきちゃうんだよねー」
なんだろ。リサのことを見ていると心臓が苦しい。
友希那「それでどうなの?もうギブスは取れたようだけど」
勇也「今からはリハビリだけだよ。そんなにかからない」
千聖「そう…それじゃあ合同修学旅行には来れるのね」
勇也「合同修学旅行?」
紗夜「私たち花咲川と勇也さんたち羽丘で合同で修学旅行になったんです」
勇也「またどうしてそんなことに?」
千聖「それは前に勇也くんが前に花咲川に体験で来た時にうちの理事長が気に入っちゃったのよ」
勇也「それは嬉しいな」
リサ「そういえば記憶を取り戻すには印象が強いことを見せればいいって聞いたよ」
急に話を変えてきた。
千聖「それならいいものがあるわよ」
そういい千聖が出したのはDVDだった。
それを見るとみんなのバンド映像が流れ始めた。
そこには今までにあった全員が写っていた。
みんなの演奏は力強く楽しそうな感じだった。
バンドにより音を外しているところもあったが…
そしてRoseliaというグループとパスパレのというグループで新曲が流れると俺の頭に激痛が走った。
勇也「っう!この曲は」
友希那「勇也!?大丈夫」
勇也「ああ、この曲は誰が作った?」
紗夜「それは勇也さんが作ってくれました」
千聖「私たちの曲も同様にあなたが作ってくれたわ」
勇也「そうだ。俺は確か曲を合宿…で」
そこで俺は意識が落ちた。
目を覚ますと心配そうに姉さんたちが見守っている。
勇也「どうしたの?姉さんまで不安そうな顔をして」
全員「?!!」
友希那「もしかして記憶が戻ったの?」
勇也「??何言ってるの俺は俺だよ」
友希那「勇也!」
姉さんはそういい飛びついてきた。
リサ「それじゃああたしたちのこともわかるの?」
勇也「??リサに千聖、紗夜だろ。リサボケたのか?」
リサ「勇也…」
千聖「勇也くん…」
2人は泣き出した。
正直なところよく覚えていない。
勇也「はいはい泣かないでくれ。俺がショックだよ。自分自身でやったことだから気にしないでくれ」
姉さんはいまだに離れてくれない。
リサ「勇也ありがとう。おかげで助かったよ」
勇也「ああ、それならよかった。みんなそろそろ時間だよ。帰ったほうがいいんじゃない?」
けれどそこから誰も動こうとはしなかった。
勇也「もうどこにもいかないよ。だから休んできてくれ。俺のために体を壊すのはやめてくれよ」
渋々みんなは帰っていった。
俺は全てを思い出しその日は眠った。
次の日からのリハビリはかなりきつかった。
想像以上に体が動かないし、何より足が動かない。
きついがみんなに心配をかけないと思うとなんとかやり切れた。
そのまま時間は過ぎついに俺は退院の日を迎えた。
その日は全員が迎えに来てくれた。
蘭「けどまさかバンドのことで思い出すなんて思いもしませんでしたよ」
勇也「よくよく考えてみれば当然なんだよな」
麻弥「どういうことですか?」
勇也「だってさ今ここにいるメンバーを繋いでこんな風にしたのはバンドなんだからそれで思い出してもなんら不思議じゃない」
俺はみんなと一度自宅に帰った。
自宅
久しぶりに帰って来ても何も変わっていない。
勇也「たまには何か作るか。何がいい?」
モカ「中華でお願いしまーす」
ひまり「甘いもので」
日菜「なんでもいいよー」
勇也「すげぇバラバラだな。けど作るわ」
俺はそこから久しぶりにキッチンに立ちそこから調理を始めた。
みんなの要望を全て作ると久しぶりすぎてしんどい。
俺はソファーに倒れこんだ。
千聖「勇也くん!?大丈夫」
勇也「千聖心配しすぎだよ〜。ただ久しぶりに作ってしんどくなっただけだから」
リサ「それを心配してるんだよ」
勇也「返す言葉もない。少し寝るよ。また起こし…て」
俺はすぐに眠ってしまった。
その時にされている会話などもちろん聞けるわけがない。
リビング
千聖「勇也くんにあの話どうするの?」
紗夜「そうですね。合同ライブ。しかも勇也くんは参加って」
リサ「なかなか難しいよね〜」
モカ「モカちゃんたちも行きたいです〜」
日菜「あははそれは無理だよー、、だって修学旅行でやるんだもん」
蘭「修学旅行でやるんですか!?」
友希那「両理事長からの頼みは断れないわ」
その話はしばらく続き1時間ほど経った。
そこで勇也の携帯が鳴り勇也は目を覚ました。
勇也「はい。わかりました。誰でもいいんですか?」
俺は電話を切りみんなの方を向いた。
勇也「うーんリサ頼みあるんだけど…」
リサ「なになに。聞いちゃうよー」
勇也「それじゃあ俺と京都行かない?」
全員「えーー!」
リサ「ちょっとまって。話が全然わからない。どういうこと?」
勇也「それが前に料理対決した時に向こうの大物が俺の料理を食べたい!ってなったらしいんだけど俺しばらく入院してたからな。そこで今の電話で今回の仕事でお願いしますって来たんだよ。それで1人パートナーを連れて行けるってことになったからリサに頼みたいんだよ」
ひまり「それって私たちじゃダメなんですか?」
勇也「いや一番料理できるのリサだからお願いしたいな〜って思ったんだけど」
全員が少し膨れていた。
リサ「あたしでいいの?」
勇也「リサに頼みたいんだよ」
リサは顔を真っ赤にして下を向いてわかったと返事をくれた。
出発は3日後だ。
いよいよあの場面が来るかも?です。
前の時と行く人が変わってます
高校時代のことか大人になってからか?
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高校時代のいろんなイベント
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大人になってからのイベント