俺が目を覚ますとリサが来ていた。
リサには合鍵を渡しているからこれでもなんら不思議じゃない。
リサ「昨日は楽しかった?」
勇也「なんのことだ?」
リサ「ゆりさんたちとずいぶん楽しそうじゃん」
そこで見せて来たのは俺の光ってるケータイだった。あんまり必要ないと思って無防備で置いていたから名前だけでわかったんだろう。
こればっかりは俺が悪い。
勇也「リサそれじゃあ今日の朝からの練習終わったら遊びに行くか」
リサ「え!行く行く」
たった一言でこれだからなんだか犬?それとも猫かとも思う。
けどやっぱりリサが好きなんだとこういうところで認識させられる。
とりあえずリサを一回返してその後の練習で会うことになった。リサはうちに来たのはいいけどベースもなにも持っていなかった。
俺は朝飯を食べてCiRCLEに向かった。
CiRCLE
俺が行くと既に紗夜と友希那がいた。この2人はやっぱり早い。それに比べてリサとあこはかなりギリギリに来るから紗夜に怒られてばかりだ。こればっかりは大学になっても変わらない。
紗夜「おはようございます。白金さんは宇田川さんを迎えに言ってからくると言ってました」
勇也「また寝坊してるのかあこは…まぁ俺はあんまり気にしないけど。人間眠気には勝てない」
友希那「あなたが言っても説得力がないわ」
勇也「あはは……」
しばらくするとリサが来てそのあとに燐子とあこが来た。用意を始めて練習を始めると思った。
けどまだ始めずに話し始めた。
友希那「今回の対バンライブ、新曲をしたいと思ってるの。実はもう歌詞はできてあるわ。後はみんなの意見を聞くだけよ」
あこ「新曲やりたいです」
リサ「いいんじゃないかな?」
燐子「やり…たいです」
紗夜「やってみましょうか」
そこで曲の題名を見てみるとPASSIONATE ANTHENと書かれていた。これは確か意味は熱烈なロックだったかな?確かそんな意味だったと思う。
友希那にしてはずいぶんな意味だな〜
友希那「それで勇也はどうなの?」
勇也「俺はどっちでもいいよ。だって演奏しないし。みんながやりたいと思うならやるべきだと思う」
友希那「ならしましょう、けどこれから練習きつくなるわよ」
その言葉で怯む人はいなくみんな覚悟は決まってるという顔だった。
みんなが既存曲の練習の間に俺は作詞と譜面作りしていた。
もう既に歌詞ができているから後はそんなに大変じゃない。人によってはかなり大変という人もいるが俺は特に苦に感じることはない。
そのまま作業を続けて1時間ほどで9割がたできた。そこでみんなも休憩してとりあえず友希那と紗夜に見てもらった。
友希那「いいわね」
紗夜「そうですね。まさか1時間ほどでここまでしてくるなんて思いもしませんでしたけど」
勇也「あははありがとう。けど演奏しないとわからないからまた後でよろしく」
そこで部屋の扉が開きだれかと思うとまりなさんだった。
まりな「勇也くん今大丈夫?」
勇也「大丈夫ですよ。こっちも一通り終わりましたから」
俺は友希那にアイコンタクトを取ってから部屋から出た。
出るとそこにはグリグリのメンバーがいた。
ゆり「昨日はありがとうね」
勇也「どうしたんですか?僕は用事あるんですけど…」
まりな「ごめんね。用事はグリグリのことなんだ」
まりなさんは申し訳なさそうにしている。横でゆりは少し笑っているがここで怒るのも申し訳ない。
俺はRoseliaに一言入れてグリグリの方に行った。
Glitter Green
俺が入るとみんな軽くチューニングしたり準備し始めた。その姿はR oseliaと遜色なくやっぱりここも真剣にしているのがわかった。
そこから一曲目が始まり、二曲目が始まり三曲目で終わった。
七菜「どうだったかしら?」
勇也「うーん。僕がこれ言ってもいいのかな?」
ゆり「いいって。何か気になることあった?」
勇也「それじゃあまずはドラムその場のテンション強い。キーボードは周りの音を聞きすぎて一瞬自分の音を見失ったね。ベースも同様に一瞬キーボードが見失った瞬間に同じく見失った。
最後にギター、ボーカルは所々のミスが目立ったよ。何かに緊張してるのかな?」
そういうと全員がポカンとして俺の方を見ていた。その直後にみんながこっちに来た。
ひなこ「すごいよー、まさかそこまで当てられるとは」
リィ「やっぱりすごい。想像以上だよ」
七菜「流石の一言です。やっぱり」
ゆり「うん。これなら」
勇也「嫌ですよ。何いうかわかりました」
ゆり「ありゃばれた?なんでーお願い」
勇也「もう既に3つのバンドのマネージャーしてるんでちょっと厳しいです」
ひなこ「そんなこと言わないでおねがーい」
そう言ってひなこさんは頭をくしゃくしゃして来る。やっぱり前の時から思ってたけどこの人グリグリの中で一番ヤバい人だ。周りで七菜はもう手をつけられないみたいな顔してるし、リィさんは混ざろうとしてるし、ゆりはなんか見て笑いをこらえてるからだれも止められない。
しばらくされてるとまたまりなさんが入って来て見た途端に驚きながらも話し始めた。
まりな「勇也くん。Roseliaが歌聞いて欲しいって呼んでるよ」
勇也「あ、わかりました。ありがとうございます」
まりなさんはそこで出て行きみんなも納得したように離れてくれた。
そこからはまた移動して、俺はRoseliaの方に向かった。
中に入るとこれから演奏開始というところで俺は座って聞くことにした。
そこからは新曲の演奏に入った。
聞いてると何個かやっぱりミスがあった。まぁ人間だから見た直後に合わせて行くなんてできるの天才だけだから仕方ない。
演奏は終わりみんながこっちの方を見て来たので俺は言った。
友希那「どうだったかしら?」
勇也「うーん。1回目にしてはレベル高いよ。けどやっぱりミスが目立つな〜」
紗夜「どこですか!?」
勇也「まずはドラムのミスだな。サビの部分でミスが目立ったよ。その次はベースだね。ドラムにつられそうになっていて、途中遅れるところが何個かあったよ」
リサ「あちゃ〜やっぱり」
勇也「キーボードは一番から二番にかけて少しミスがあったね。それとギターもミスがあったよ。それにもう少しこの曲に関しては激しくいってもいいと思う。最後にボーカルはうん、家に帰ってから俺のとこ来て、夜にだよ。その時に言うよ」
友希那は少し膨れているが「わかったわ」と了承してくれた。そこで練習は終わり俺たちは部屋から出た。その時にグリグリのメンバーと鉢合わせした。
ゆり「あ、勇也くん。今日暇?」
勇也「いえ、全く。これから遊びに行くんで」
ゆり「そっかー残念。また今度ね」
そう言うとみんなは出て行き後ろからリサが背中に顔を埋めてそのまま軽く叩いて来た。
勇也「ごめん。リサ」
リサ「なんで勇也が謝ってるのさ。あたしが」
勇也「それより早く行こ。時間がなくなる」
俺たちはCiRCLEから出てそのまま家に帰った。リサは一度帰ってから着替えてうちに来ると言っていた。俺は軽く風呂に入ってから準備してゴロゴロしていた。
そのまま時間が過ぎ2時頃にリサはやって来た。
リサ「お待たせ!」
勇也「それじゃあ行くか」
俺たちは車に乗りそのまま発進した。どこに行くかは決まってないからそのまま進んでいった。
リサ「ならこのままドライブしない?いい季節だし海まで行って見てもいいと思うんだ」
勇也「そうしよっか」
俺はアクセルを踏み、そのまま車を走らせた。途中でエアコンを切り、窓を開けて行くと車の速度で風が気持ちいいぐらいに入ってくる。
そしてしばらく車を走らせると潮の匂いが少しして来て、右にはもう海岸が見えていた。
けどここに来るまでかなり時間が経っていたからもう日が落ちかけている。
リサ「海岸に行かない?」
勇也「いいよ。行ってみるか」
俺は車を止めてリサと一緒に海岸に向かった。
もう人も帰り始めてほとんどいなかった。海岸沿いを貸し切りにしているみたいだった。俺とリサは2人で誰もいなくなった海岸に座った。
リサ「こうして2人きりも久しぶりだね」
勇也「確かにずいぶん久しぶりだな」
リサ「勇也はずっと構ってくれなかったもんな〜」
リサは少し嫌味ったらしく言ってきたが実際その通りだから何も言えない。
俺は何も言えずに黙ってるとリサがもたれかかってきた。
リサ「冗談だよ♪勇也が忙しいのは知ってるし、しっかりあたしのことを考えてくれてるのもわかってるから」
勇也「ありがとう」
リサを引き寄せると肩に乗り、リサは顔をグリグリしてきた。ウェーブのかかった髪がちょうど俺の顔に当たってこそばい。リサはしばらくして俺を押し倒してきた。
リサ「こういう場所も好きだよ。ありがとう勇也」
勇也「俺の方こそありがとう。それにわるかった」
俺たちは唇を合わせていた。その時のキスは少ししょっぱい感じがした。
「あとがきのコーナー」
「ちょっと勇也も言ってよ」
「なんでだよ」
「それにしても最近の作者さん機嫌悪いよね!」
作者「うるせぇーーーー今絶賛不機嫌なんだよ!せっかく赤になった「うるせぇ」勇也くん強すぎ」ガクッ
「勇也はもーやりすぎだよ」
「けどリサもびっくりしてたじゃん」
「そうだけど……」
「それで次回予告は?作者さん?」
「勇也がノックアウトしたから返事ないよ」
「はーそれじゃあ次回は対バンライブまたまた賞品は俺!?だ」
「あーあたしもいうつもりだったのに」
「長くなるから終わるぞー」
作者「俺はなんのために出てきたんだ?」
高校時代のことか大人になってからか?
-
高校時代のいろんなイベント
-
大人になってからのイベント