先に言っておきますがかなり話が飛びます。
この話もかなり飛んでますが…
俺たちが優勝してからはしばらくは大変だった。勧誘ばかりで学校にも来た。おかげでそういうことにも疎い奴にまでバレて質問責めにあい、おちおち学校生活もままならなかった。
そんな日々が過ぎてなんとかみんなの興味もなくなってきたようでやっと収まった。
「はぁー」
「ため息つくと幸せが逃げるよ〜」
「ため息で逃げる幸せならいらないよ」
「相変わらず勇也は勇也だねー」
「リサこそ変わってないじゃないか」
「むー」
そんな感じで俺にもたれてきたがリサは中身こそさほど変わっていないが見た目は変わったと思う。高校の時は必ずしていたポニーテールも大学に入ってからはほとんどしてないし、している時といえばバンドの時ぐらいだ。前に理由を聞くと髪を下ろしている方が落ち着きがあるように見えるらしいが正直なところどっちも似合っているからいいと思うが、リサがそう思うならと特には止めることもなかった。
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全くあの2人は学校だというのに……
頭を抱えるのは友希那だった。校舎から2人がイチャイチャしているのが見えた。私たちはもう見慣れているからあれだけれど側から見たらすごいカップルね。
「湊さんどうしたんですか?窓を見てため息なんて」
「紗夜、またあの2人のことよ」
「あぁ、あれはもう仕方ないと思いますよ。今井さんも勇也さんも相思相愛でもかなりのところだと思うので」
「まぁあの2人はここまで安心するまで色々あったせいもあるとは思うのだけれど」
本当にあの2人の周りは色々あった。勇也も勇也で自分がらみのことも多かったし、なにより私の知らない過去絡みが多かった。そう考えるとゆっくりするのはわかるのだけれどなぜ学校でするのかしら?
家まで我慢すればいいものを……
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あたしは勇也に最近甘えてばかりだ。けれどそれを誰も注意しないし何より勇也が許容してくれるからついつい甘えちゃう。今日もまた甘えていた。するとふと友希那と目があってついつい友希那はため息をついているのがわかった。
そして口が家まで我慢しなさいといっているのがわかったのですぐに離れた
「ん、リサどうかしたのか?」
「い、いや〜ここが学校だってこと思い出して」
「そっか」
あー恥ずかしい。友希那に見られてたなんて。後でなんて言われることやら。恥ずかしい、絶対バンド練習の時に何か言われるよ。
それとは別に勇也たちは最近バンド練習はしていない。それよりもいろんなところを興花と回ってるみたいだ。
あたしがいるときは一緒にいてくれるんだけどバンド練習やあたしたちが寝ている時は結構出ていたりする。そのせいで勇也の顔には時々疲れが見て取れる。
そこであたしのケータイがなり、あたしはその場から離れた。
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リサがその場から離れて俺は一気に眠気が来た。ここ最近はろくに寝てないからこのベンチでも眠れそうだ。眠たくなってきて目が落ち始めた時に俺のケータイもなった。
「んぁ、興花どしたの?」
「眠そうだね勇也。今日は夜からだよ」
「そりゃ眠いよ。けどやると決めたからな。わかったまた夜に」
「うん、今日でかなり詰めるから。だいぶ後は楽になるよ」
「りょーかい」
俺はそこでケータイを切り、少しだけ目を瞑った。その間だけでもすごい気持ちよくなってきて想像以上に深く眠れた。
起きて違和感を感じた。俺は確か座って眠ったはずなのに俺が倒れて寝ていた。その違和感の先には今ここにいるはずのない人がいた。
「やっほー。久しぶり」
「な、なんでここに!?」
「さっき帰ってきたんだよ。そしてりみのいる大学に来て見たら君が寝てたからついついね」
「それにしてもこっちに帰ってきてるなんて思いもしませんでしたよ。他のメンバーも?」
「うん、みんなは一旦家に顔だしてから来るみたいだよ」
「そうですか。それより頭から手を離してくれませんかね!?ゆりさん」
「えー、いやだよ。君の髪すっごいさらさら。女の子よりさらさらだもん」
このまま話していても埒があかないと思いちょっとずれてそのまま起き上がった。そこから少し話して今までのことやこれからのことを聞いた。特にGlitter Greenのこれからを知っておきたかった。
これからグリグリはみんなのやりたいことをしつつバンドは続けるそうだ。そんなこんなであっという間に時間が過ぎて俺は時間になったので家に帰り車で移動した。
グリグリもバンド続けるなら誘ってもいいかもしれない。そんなことを考えて移動して目的地に着いた。
「あ、勇也」
「興花、どう進捗状況は?」
「うーん、7割ってとこかな。あとは根回しの方もできてるけどこっちはあんまり心配しなくてもいいかも」
「まぁ確かに、大物ぞろいだから」
「まぁそれもこれも全部勇也のここにかかってるんだけど」
そういいながら俺の唇に触れてきた。あんまりにも近かったのでたじろいだがそれ以上は何もせずに出て行った。少し放心状態になったが、元に戻り、これからのことを考える。やりたいことはあるが興花の言う通り口が大事と言うのは最もだ。
「はぁ、これからが大変だな。ますます」
俺は誰もいないフロアで1人呟いて帰っていった。帰って家に入るとリサが飯の用意をしていた。
「おつかれ勇也。もうちょっとで出来るから待ってて」
「俺も手伝うよ。やってもらいっぱなしは性に合わない」
そういい隣に行き一緒に作った。とは言ってもほとんど作り終わっていたから盛り合わせたぐらいだけど……
そのまま机に持って行き一緒に食べた。最近はこんな感じだ。大学に入ってからリサが両親を説得をしてほとんどここで暮らしている。
「勇也、今年はFWF出ないの?」
「あれ?俺言ってたっけ?」
「わかるよ、なんとなくだけど。勇也今何かはわからないけどすごい忙しそうだもん。それが大事なことも」
「あはは、リサには敵わないな。今年は出ないよ」
「そっか、私も少し寂しいけど仕方ない。そのかわりまた今度埋め合わせはしてよね!」
「はいはい、必ず」
俺は飯を食べ終わり、リサも食べ終わって片付けを済ませて早く寝ることにした。ちなみに寝る部屋はリサの両親からの要望でなぜか一緒の部屋に同じベッドだ。
寝るときは背中を向けて寝るか向き合って寝るしかない。背中を向けた場合はリサが俺を抱き枕代わりにして寝るし、向き合ったらしばらく顔を見て恥ずかしがるから中々眠れない。
「勇也、あたしは勇也がなにしてもついていくからね」
「ああ、ありがと」
俺はそのまま意識を手放した。
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勇也がここ最近すっごい忙しいのは知ってる。あたしも手伝ってあげたいけどここ最近の勇也はなんだか遠くに行っちゃそうで怖い。だから一歩を踏み出せずにこうして傷つかない言葉を発しているに過ぎない。
そろそろ次のFWFの予選もあるらしいがあたし達Roseliaは前回の結果もあり本戦からの出場だ。今度こそ優勝すると友希那は意気込んでいた。けれど勇也が出ないと知ったらどんな反応をするんだろう。多分怒ると思う。勇也にはそんな気がなくても友希那は元々あの2人に勝つことも目標にしていたから激怒すると思う。
「はぁ、あたしがもっとうまく話せたらいいのに」
あたしはどうしようもないことを1人で悩んでそのまま眠った。
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朝起きるとFWFからの参加申請が来ていた。これは前回優勝した俺たちとRoseliaはこれがきて参加するなら無条件で本戦からの参加になるらしい。もちろん今回は俺たちは参加しない。俺は紙を破こうとしたがなぜか手が止まってそのまま紙をしまった。そこから少し体を伸ばして朝飯を作ってリサが起きるのを待っているとそんなに時間かからずすぐにやってきた。
「おはよリサ」
「おはよう勇也、また任せちゃってごめんね」
「気にしなくていいよ、俺もそこまで苦じゃないし」
俺たちは朝飯を食べて大学に向かった。
新作は今のところ燐子が多いです。
この物語が終わり次第アンケートを終わるのでまだの方はお願いします
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