バンドリ人生初の恋   作:麒麟@

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意外と人間はいろんな面が見れる

 次の日になって俺たち全員が揃ってかRoseliaの全員が来た。

 

 

「勇也くん。なんでおねーちゃんたちが?」

 

「今日からライブまでの1週間コーチをしてもらう」

 

「聞いたよ〜あたしたちがコーチなんてなんだか変な感じだな〜」

 

「まぁまぁ今日からパートごとに別れて練習。最後には合わせるからよろしく」

 

「へぇ〜それで私はリサ先輩と一緒なんですね」

 

「それじゃあ私は燐子ちゃんと?」

 

「ジブンはあこさんとですね」

 

「そういうこと。それじゃあよろしく」

 

 

 みんなそれぞれの場所に分かれて行っRoseliaのみんなには予めライブハウスを抑えてることを言ってある。俺と友希那は家でやる予定だ。

 

 

「それで私たちはなにをするのかしら?」

 

「うーん?とりあえず一回通しで歌ってみるから聞いてみてくれる?」

 

「わかった」

 

 

 俺は通しで歌った。もちろん本家とは少し違う。友希那みたいに大きくせずにそこは小さくアドリブを入れて歌った。

 

 

「私がアドバイスすることなんてあるのかしら?」

 

「まぁまぁ何か気になったら教えてよ」

 

「わかったわ」

 

 

 そこからも練習をしていくが何にも言われない。そして時間だけが過ぎていき友希那が一言はなった。

 

 

「お腹空いたわ」

 

「コラ!」

 

「なにかしら?」

 

「嘘だろ。放ったのがそれか」

 

「ええ、お腹が空いたもの」

 

 

 俺はみんなに連絡して、食べにくる人は来るように言った。作り始めて少しすると全員やってきた。これは流石に想定外でもう一品作ることにしていくとリサと興花がやってきた。

 

 

「手伝うよ」

 

「あたしもー」

 

 

 2人とも手伝ってくれてあっという間に終わった。みんな食べ終わってから片付けが終わり、今日の練習は最後に合わせて終わりにしようと思っていたらみんながあと少しと言ってなかなか終わらず結局みんなで合わせたのはもう日が落ちてからだった。

 

 みんなで合わせたのをRoseliaのみんなに聞いてもらいもちろん評価もしてもらった。

 リサやあこはなにも言わなかった。けど紗夜、友希那、そして燐子までが言ってきたのは想定外だった。

 

 

「日菜!走り過ぎとあれだけ言ったでしょう」

 

「ごめんなさーい」

 

「勇也あなたもよ。合わせることばかり考えて本気で歌っていたのかしら?」

 

「それは……」

 

「興花さん……アレンジ……入れ過ぎ……です」

 

「あちゃーばれた」

 

「あなた達勇也が集めたメンバーなんでしょう。なら勇也が信じないでどうするのかしら?」

 

「そうだな。ごめん。みんなもう一回合わせてくれるか?」

 

「「「「もちろん」」」」

 

 

 俺たちはそこからみんなでもう一回みんながみんな今持ってる全力でやった。やり切ったと思う。

 

 

「すご」

 

「わぁ〜体がゾクゾクってしました」

 

「ここまでとは」

 

「鳥肌……たちました」

 

「これがあなた達の本気なのね」

 

「本気って聞かれるとそうなのかな?ただ全員が今持てる全力でやったと思う」

 

「そう、ならこのまま本番まで合わせる練習をして」

 

「りょーかい」

 

 

 俺たちはそこで全員がヘトヘトになって少しの間動けなかった。ここまで疲れるって思ってなくて想像以上でみんな倒れ込んだ。

 倒れ込んでいる間に広町さんが口を開いた。

 

 

「そういえば今回だけだけどグループ名決めなくていいんですか〜?」

 

「「「「あ!」」」」

 

 

 全員がそのことを忘れていた。言われるまで思っても見なくてみんな想定外だった。

 

 

「どうしよっか?」

 

「ジブンそういうのを考えるのは苦手で」

 

「じゃあDreamなんてどう?」

 

「興花ちゃんそれナイス!るん!ってくる」

 

「わたしも問題ないよ〜」

 

「ジブンも賛成です」

 

「なら俺たちは今からDreamってことで」

 

「「「「うん!!」」」」

 

 

 みんな納得して俺たちのグループ名が決まった。そしてライブの前日の日。RASが俺の家にやってきた。

 

 

「それでどういう要件で?」

 

「OK、話が早くて助かるわ。投票の方法をどうするか相談よ」

 

「うーんどうする?」

 

「なら提案よ。観客にシールを配ってそれを入り口のホワイトボードに貼ってもらう。それでどうかしら?」

 

「それでいいんじゃない?」

 

「随分余裕ね」

 

「そんなつもりはないけどリラックスはできてるから」

 

「そう、なら話は終わりよ。帰るわよパレオ」

 

「はいチュチュ様」

 

「飯食っていく?今から作るけど?」

 

「what?毒でも盛るつもりかしら?」

 

「失礼なやつだな。ならいいよ」

 

「いただきます」

 

「パァレオ!」

 

「チュチュ様だってパスパレのみんなもよく食べてるって聞きましたよ。食べたくなるじゃないですか?」

 

 

 それどこ情報だと思いながらも俺はキッチンに立った。なにを食べるかわからないけど俺はチャーハンにすることにした。けど具材がなくてなにを入れようか悩んでいるとジャーキーがあった。それを細かく切り一緒に炒めて作った。

 

 

「どうぞ。召し上がれ」

 

「いただきます。チュチュ様もほら」

 

「いただきます」

 

 

 食べるとパレオっていう子は食べ始めるまで早かった。けどチュチュはなかなか食わず結局パレオに食わせてもらってから目の色が変わったように食べ始めた。

 

 

「まぁまぁね」

 

「その割にはがっついてたみたいだけど」

 

「〜〜〜///」

 

「チュチュ様顔真っ赤です」

 

「パァレオ!」

 

「まぁ口にあったなら何より。それじゃあまた明日な」

 

「ええ、ご馳走様」

 

「ご馳走様です」

 

 

 そう言って2人は出て行った。人間見えにくいけど結構いろんな面があるんだなと思った。

 俺たちは夕方に一度集まってもう一度軽く音を合わせて終わった。結局みんな泊まると言って聞かず結局みんなでお泊まりになった。広町さんとこの少しの間にみんなとかなり打ち解けている。

 

 そしてとうとうライブ本番になった。




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