暇だったからキルケー怪文書作った   作:茶鹿秀太

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BB〜チャンネルぅ〜(←ここすき)


カースト・キューピッド・キュケオーン

聞いてくれメディア!

 

マスターを崇める歌を作るためにバンドを組んだんだ。

 

おいおいメディア、そっちは出口だよ。

 

座って。ほら早く。

 

はーやーく。

 

まぁ確かに話が急すぎたかな。

 

最近思ったんだよ私。

 

宴って歌うと盛り上がるじゃん。

 

神を崇める時も歌とか音楽が流れると神聖な感じがするじゃん。

 

じゃあマスターの歌を作ればすごいこう、どデカイビックウェーブが来るんじゃないかなってさ!!

 

モチロン歌詞にはキュケオーンを含めるし、私との愛を綴ったラヴを語れるだけ語ろうと踏んだんだ。

 

というわけでまずメンバー探しさ。

 

やっぱり歌と演奏がカギだからね。

とりあえず仮設定として私がボーカルってことにしといたんだ。

 

カルデアを彷徨っていたら第1村人発見。

 

やっぱり音楽と言ったらこの人、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトさ。

 

彼には作曲を依頼したんだ。

 

すると「マスターの歌かい? オーケーオーケー! サリエリに頼まないあたりセンスを感じるよ。じゃあ仮歌も作っておこう」ってノリノリだったわけさ。

 

とりあえず要望としてはマスターと私の愛について語ってほしいと言っておいたよ。

 

 

 

次に会ったのはエリザベートだ。コーラス担当を任せようと思ったんだよね。

 

メディア、なんで顔が引きつってるんだい。

 

彼女はアイドルで歌が上手いって聞いてるよ。

 

実際その時は歌声を聞いたことがなかったんだけどね。

 

その後すぐに出会った人もボーカル担当でお願いしたんだけどさ。

 

ネロ・クラウディウスっていう皇帝でね。彼女も歌いたいっていうからコーラス担当にしようと思ったんだ。

 

実際その時は歌声を聞いたことがなかったんだけどね。

 

楽器担当も欲しいなぁと思って、演奏者を探してたんだけど、まさかの逸材がいたよ。

 

メカエリちゃん1号と2号さ。

 

口から楽器の音が出るんだぜ。もう完璧だよ。

 

聞いたことある?口から同時にドミソの音が出てくる瞬間をさ。

 

まぁそれで採用したってわけ。

 

 

もうワクワクが止まらない中、最後に作詞担当を見つけたんだ。

 

このカルデアのマスターは日本人だからね。

 

やっぱり日本語の歌詞が最適かと思ってさ。

 

なんでも仏教に身を投じていて、経文を諳んじられるほど日本語に精通しているそうなんだ。

 

やっぱりこの人しかいないと思ったよ。

 

殺生院キアrちょっとちょっと逃げるなよメディア。

 

 

破綻が見えてるって?

 

まるで破綻してるみたいな言い方じゃないか。

 

え? 勝手にやってろ??

 

ふふ、そういう事を言うんだー。へー。

 

……おや、何かを察したようだね。

 

流石はメディア。私のことをよく理解してるね。

 

はっはっは。

 

メディア。

 

助けて。

 

助けてくれメディア。

 

助けてくれるメディアだけが頼りなんだ。

 

 

時系列を追うとね、実はさっき初リハーサルを行ったんだ。

 

まずアマデウスが言ったんだ。

 

「とりあえず25分の楽曲を作ってみた」ってね。

 

びっくりしたよ。でもそりゃそうか。クラシック畑だもんね。

 

でも仮歌が酷くてさ。

 

歌詞が「マスターの尻を舐めろ」で埋め尽くされてたんだ。

 

なんで25分間お尻を舐めないといけないのさ。

 

そしてコーラス担当と楽器担当。

 

急に「ボーカルやりたい」だよ。全員が。

 

自己主張の塊かよって。

 

そしてトドメにキアラさ。

 

マスターのNTR快楽落ち同人誌っぽい隠語塗れな文章が送られてきた。

 

それを見たアマデウスが「良いねぇそれ!! ここにうんちも混ぜよう!! うんちうんち!! はっはっは!!」と歌詞を全て採用した。

 

というわけで収拾がつかなくなったから面倒くさくなって全員の意見を全部採用したんだ。

 

メインボーカル5人、演奏者なし。最高にロックだったよね。

 

流石に哀れに思ったのかアマデウスはピアノを持ってきてくれた。

 

そして最初に歌ってみた。

 

アマデウスが死んだ。

 

座に帰ったんだ。

 

アマデウスも可哀想だったよ。音痴4人の混ざった合唱さ。

 

メカエリちゃんズは音源の再生は得意だけど自分で歌うのクッソ下手だったんだ。

 

ドミソは同時に出せるのにね。

 

しょうがないなーと思ってたら急にサリエリが飛んできてめっちゃ泣き喚いた。

 

そして楽譜を見て感動して、歌詞を見てゲロ吐いてたよ。

 

この偉大な楽曲を汚したやつは誰だああああって叫んで、キアラに向かって変形して戦いを挑んだんだけど、お腹の穴の中に吸い込まれていって消えたよ。

 

よく聞くとキアラのおへその辺りから「あ、あまでうす、アマデウスぅうう///////!!」って聞こえてきたけど、多分気のせい。

 

しょうがないからもう本番やっちゃおうぜって話になって、とりあえずマスターを呼んだんだ。

 

んでマスターもワクワクしてくれたみたいで、すごいガクガク震えて飛び出したんだ。

 

オイオイそっちじゃないよw ってボーカル全員で引きずって、会場に着いたらコンサートの始まりさ。

 

みんな気持ちを込めて歌ってくれた。

 

一体感を感じながら感じた。

 

そして四小節分だけ歌った後、全員脳震盪になって倒れた。

 

そりゃそうだ。私以外全員音痴だったんだから。

 

マジの脳震盪で倒れた。

 

その瞬間キアラのお腹から「ぺっ」ってサリエリが吹き出た。

 

サリエリは顔を赤らめて「あ、あみゃでうしゅぅうううう//////」と息も絶え絶えだった。

 

地獄絵図だったよ。

 

せめてマスターだけでもと思ってマスターを助けようとしたんだけどさ。

 

実はキアラの目的は私たちの歌で倒れたマスターを介抱すると同時に解放(意味深)することだったらしくてね。

 

この企画の話を聞いて破綻が見えていたから作戦を立てたんだってさ。

 

そして私とキアラの戦いが始まった。新手のCCCさ。

 

一歩間違えたら私もギリシャ式快楽天(意味深)だったよ。

 

一瞬の隙をついてマスターが令呪で私に命じたんだ。

 

過去に渡って自分を助けてって。

 

さてメディア。

 

実は私は二週目のキルケーさ。

 

今からコンサートが始まる。

 

一緒に世界を、大好きなマスターを助けよう!!!!

 

 

 

 

 

え、やだ?

 

マジ?

 

そんなー。

 

 

 

(その後、ボブ、ではなく、エミヤオルタがアンデルセンを人質に取ってキアラを無力化。世界は救われた)




なんでこのシリーズ続いてるのかマジで理解できない(真顔)

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