暇だったからキルケー怪文書作った   作:茶鹿秀太

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今日は趣向を変えて怪文書プラスssです。
登場キャラに私の嫁がいます。

7/8
日間3位!
あいしてる!


恋愛感度3000倍のキルケー

聞いてくれメディア!

 

遂に完成したんだ!

 

これぞ究極のマジックアイテム、恋心を3000倍にまで増幅させるリンゴさ!

 

よく見ると桃みたいにハート型、或いはお尻型だ!

 

色もすごいぞ! ピンクだぞピンク!

 

このリンゴを食べたらたちまち好きな人への気持ちが溢れて止まらないんだ!

 

これを使って、マスターと……マスターと……っっっ!

 

……………………。

 

………………………………。

 

結婚するっ!!!(豚化ッ!!!)

 

ふぅ……相変わらず自分の才能が怖いよメディア。

 

メディア。

 

顔をこっちに向けなさい。

 

目を逸らさない。

 

なんだい! 一体何が不満だって言うんだい!

 

え、そのリンゴは誰に貰ったって?

 

あぁ。なんだいメディア? 何時ぞやの様に私が騙されているんじゃないかって考えているのかい?

 

はぁーっ、ダメサーヴァント!

 

いいかい? それじゃあ質問するよ?

 

メディアは、いつまでも同じキュケオーンをずっと作りますかぁ?(煽り)

 

違うだろ?

 

好きな人に、合わせるの(決め声)

 

えへへー。

 

メディアはダメな子だなぁ。

 

リンゴ食べる?

 

え、いらない? そんなー。

 

まぁいいさ。このリンゴは何を隠そうあの万能の天才、ダ・ヴィンチに作ってもらったのさ!

 

私が依頼して共作したんだぞ!

 

いいかい、彼、かの、女……?

 

ダ・ヴィンチはこう言った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

なるほど、いいアイデアだ。

 

かつて知恵の実は男女の性愛、つまり思春期を経た恋愛感情を呼び起こしたと解釈された。

 

それをこのダヴィンチちゃん印のリンゴに付与するって寸法なわけだ。

 

なぁに、かの有名な鷹の大魔女のご協力だ。ちょっとした科学と魔術でなんとかしよう。

 

そしてこの仕様、カルデアのリソースを使わないという点が非常にイイ!

 

実に素晴らしい!是非とも協力させてくれたまえ。

 

ただし、作るからにはマスターには迷惑をかけない様に。あぁ見えて疲れてるんだぜあの子は。……全く無茶をする。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ってね。協力してくれたんだよ!

 

……? どうしたんだいメディア。不審そうな顔をして。

 

ダ・ヴィンチがそんな安直に物事を決めるかって?

 

はぁーっ、ダメダメディア。

 

そんなんだからアサシンに背中から刺されそうな顔してるんだよまったく。

 

まぁいいさ。

 

それじゃあ本題だ。

 

メディア。よく聞いてほしい。

 

今から私は……。

 

……。

 

 

 

このリンゴを食べる!

 

 

 

……。

 

……? なんでマスターに食べさせるんだい。

 

よく考えてみなよ。毒の効かない体のマスターがリンゴを食べても意味なかったらどうするんだい。

 

つまり私がリンゴを食べる。

 

……?

 

よく分からないかい?

 

私がリンゴを食べることで恋愛感情が3000倍にもなるんだぞ!!

 

3000倍だぞ3000倍!!

 

つまり今まで素直になれず出来なかったあんな結婚やこんな結婚が出来る可能性が大きくなるんだぞ!

 

え、マスターの気持ちはどうするのかって?

 

……?

 

???

 

え?

 

私大魔女だよ?

 

しかも美しいんだぞ?

 

私はマスターが好きなんだ。

 

頭もポンポンされたんだし責任取って結婚してもらうしか無いじゃないか。

 

じゃあ大丈夫だよな!

 

私のトキメキがこれ以上大きくなるなんて想像するだけで恋心が溢れるよ!

 

え、バカな真似は辞めろって?

 

へんっ! メディアいいかい?

 

恋はなぁ、乗り遅れたら負けなんだよー!!(必死)

 

バグバグむしゃむしゃゴクンげぷー。

 

……。

 

…………!

 

うおおおおおおおおお!!!

 

すごい、これが恋愛感情を3000倍にした私!!!

 

心臓がすごい事になってる!顔も真っ赤だこれ!! やばい、ピグレット、マスターをピグレットにしたい!!

 

今ならいける、マスター、今会いに……。

 

……。

 

……///

 

は、恥ずかしいぃいいいいいいい!!!

 

無理無理無理!!!!

 

マスターの顔を想像しただけで頭が沸騰しそうだ!!!ダメだぁ!!!マスターが好き過ぎて会うのが辛いよぉおおおおお!!!

 

メディア、メディア助けて。

 

恋で過呼吸になった。

 

なんかこう尊さで拝み倒して死にそうなアレが止まらない。

 

3000倍ってすごいぞ!

 

すごい顔がにやけるんだ。マスターとの思い出で走馬灯駆け巡ってる。

 

でも会おうと思うとダメだ。死ぬ。

 

即死する。

 

対マスターガチ恋特攻倍率3000倍だよコレ。

 

無理、会えない。

 

お化粧とかまだ足りない気がする。

 

え、これ以上はケバい?

 

メディア許さないぞ!

 

アレ!なんだろうメディアにもときめいてきた!

 

あーー!!!なんだこれメディアにも恋心を抱いたっていうのかい!?

 

嫌だー!!メディアは嫌だー!!特にリリィとかが嫌だー!!天敵なのにときめくなんて嫌だー!!

 

寄るなメディア! 私を見るな!!

 

あー!マスター好きぃいい!!!!(悲鳴)

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

深夜

マスターのマイルームに一人のサーヴァントが現れた。

 

「おや、ぐっすり眠っている様子だ。

 

どうやらいつもの君のガチ恋メンバーはいない様だね。

 

結構。

 

まぁコレで私の計画通りと言ったところか。天才だからね。これくらい当然さ」

 

マスターの眠る側に腰掛けたのは、レオナルド・ダ・ヴィンチ。ダヴィンチちゃんと呼ばれるサーヴァントで、今回恋愛感情を3000倍にするリンゴを作った元凶だ。

 

「君のことが好きなサーヴァントにリンゴを配って食べさせたら、みんな悶えて自室にこもってしまった。

 

当然。知恵の実は思春期への成長を基にしてあり、恥じらいという感情を覚えたキッカケを神話にしたものだ。

 

それを基にしたリンゴなんて、恋心というより恥じらいを増倍させたようなもの。

 

しかも鷹の大魔女キルケーの協力も得たんだ。

 

これくらい当然の結果だった。お陰でマスターは一人の時間を得ることが出来て、しっかりと休めることが出来たわけだ。しかし……」

 

ダヴィンチちゃんは俯く。

 

「君には苦労を掛けてばかりだ。

 

君は頑張ってくれたんだ。

 

だから報われてもいいはずだ。

 

でも、世界とそれを取り巻く環境がそれを許さない。

 

あぁ、サーヴァントなんて一夜の夢の様な存在なんだ。

 

君が望むなら、そうだね。……もう逃げてもいいんだって。なにもかもかなぐり捨てて日常に戻っていいんだって、体を張ってその願いを叶えよう。

 

でも、君はそうじゃないんだろう?

 

……分かってるさ。真正面から全部受け止めて、心も体もボロボロ。

 

……万能の天才といえど、そんなことし続けるなんて難しいんだぜ。マスター。

 

君は、バカだなぁ。本当に愚かだ。……誰に似たんだか。ホント、バカだなぁ、×××も、君も。

 

……。

 

ふぅ。

 

ごめんごめん。これじゃ私が安眠を妨害しているみたいじゃないか!

 

これはいけない。

 

天才は目的を違えてはいけないんだぜ。

 

……せっかくの長い夜だ。今日くらいは、ゆっくり眠って、元気でみんなと過ごすといい。恋なんて、心にゆとりが無いと出来ないんだからさ。

 

それじゃ。

 

お休み、マイマスター」

 

 

 

ダヴィンチちゃんは部屋を出て行く。

天才の独り言を、マスターはしっかりと聞いていた。

 

 




書いてて思ったけど3000倍ってヤバそう(小並感)
いい感じに忙しくなってきましたので一旦書くのはやめます!
みんなありがとうな!
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