不良共が艦これの世界で艦息(かんむす)になりました 作:鯣伊賀耕作
それではさっそくどうぞ!
死亡届
俺の名前は鮫崎慎二(こうさきしんじ)、高校3年。
世間一般で言う不良だった。
そして俺はその不良軍団「タイガーシャーク」のリーダーだった。
しかし、名前からは想像しにくいが、良い方の不良達の集まりだった。
誰かがボコボコにされているのを見かけたり聞いたりしたら、仲間とその現場に向かって、殴っている輩共を返り討ちに合わせたり、困っている女子供を助けたり・・・と言ったような感じだった。
返り討ちにした輩共には「鮫」と呼ばれたな・・・。
まぁそんな過去の事は今はどうでもいい。
それは何故かって?
答えは簡単だ・・・
俺は死んだ。
それ以上でもそれ以下でもねぇ・・・
死因は俺たちのグループがヤクザに目をつけられちまったんだ。
夜中に俺たちのチームのメンバー全員が港の倉庫に呼び出された。
そこで殴り合いの乱闘が始まったのさ・・・
最初こそは殴り合いで済んでいたが、段々ただの殺し合いに成り果てたのさ。
俺は、親友5人と共にヤクザのトップ5人と戦った。
俺たちタイガーシャークとヤクザグループ幸前組(さちまえぐみ)の殺し合いは、多大な死傷者を出しながら、一応タイガーシャークの勝利で何とか終わった。
しかしトップと戦っていた俺たち5人は勿論、ほかの俺の部下たちも、出血が酷く、まともに動ける奴は、下っ端の奴等だけだったぜ。
しかも動けるとは言ってもそいつらも軽傷だが怪我をしていたぜ・・・可哀想に・・・。
そしてそいつらは泣きながら俺の所へ集まってくるんだ、「兄貴~死なないでくだせぇ~」って。
まったく可愛い奴等だったぜ、思い出しただけで泣けてくるぜ。
それだけ心配してくれたんだから。
しかし現実は非情であった。
俺の親友4人は次々と死んじまった。
俺の意識も朦朧としてきて、その可愛い下っ端たちに言った。
「お前達、この訳のわからない争いのせいで仲間が多く死んだ・・・普通にまともに生きていればこんなことはなかった筈だ・・・だからよぉお前達・・・これをもってタイガーシャークは・・・解散だ・・・お前達・・・まだ人生は長い・・・だからぁ・・・まだ・・・やり直・・・せる・・・ぜ・・・・だから・・・よぉ・・・明日からは・・・まとも・・・に・・・生き・・・ろ・・・俺・・・達の・・・ぶ・・・ん・・・まぁ・・・」
『『『『兄貴ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!』』』』
俺は可愛い部下たちの叫び声と、パトカーのサイレンの音を聞きながら意識を手放したんだぜ。
そして今、俺はよくわからない空間にいるんだが・・・。
周りは真っ暗だ・・・。
ここが俗に言う天国って奴か?
それにしては寂しすぎる。
周りには真っ暗な空間しかねぇし、光が当たってるわけじゃねぇのに何故か体ははっきりと見えるぜ・・・。
何よりさっきから地面との設置感がまるで無い。
それどころか重力すら感じ無ぇぜ・・・
きもちわりぃ・・・
あぁ・・・こんな地獄みてぇな空間・・・早く出てぇなぁ・・・。
俺がそう思った瞬間、目の前の空間から光の点が見え、それが急激に近づいてきた。
目の前が真っ白になって思わず目を伏せた。
そして目を開けた瞬間、目の前には美しい女性が俺の目を覗き込んでいた・・・
「おはよう自称不良少年!目は覚めたか?」
俺はそれに対して急激な怒りがこみ上げてきた
やはり難しい!
もう少し文才があればいいんですが
次回 美女の正体は!?