不良共が艦これの世界で艦息(かんむす)になりました   作:鯣伊賀耕作

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や・・・休みをくれぇ・・・ガクッ


第4話 鎮守府

とある世界の広い洋上にボロボロの6人の少女達が海面を滑走していた。

そして6人の少女に囲まれる5人の男たち・・・

しかし、男たちは少女達から砲を向けられていて、どういう状況か分からない。

なぜこうなったのやら・・・

 

 

 

 

 

~数時間前(こんごうside)~

「あなた達には今から鎮守府に来てもらうわ」

「逮捕、みたいな感じか?」

「そうね。そんなところかしら」

「俺らを捕まえてどうするんだ?」

「分からないのです。そのまま逮捕って事もあるのですが・・・」

すると俺ら5人はごくりと唾を飲んだ。

「まぁその先は私達が決める訳じゃないからわからないわ」

「取り敢えず付いてくるのです」

俺たちは6人に囲まれ、彼女らの鎮守府に向けて移動し始めた。

「なぁ、彼女らのトップの人間ってどんな人だろう?」

かがは不安を隠しきれないっと言った表情で俺に聞いてきた。

「さぁな・・・話が通じる人だと良いんだが」

「話が通じない人だったらどうしよう・・・」

「考えたくもないわ・・・」

不安そうないかづちといそゆきを煽るようにそうりゅうが言った。

「研究所に連れて行かれて実験材料にされるとか・・・」

「「ひぃ!」」

「ちょっ、やめんかい!ビビったやないか!」

「無くも無い話を言ったまでだ」

俺達が捕まった身であるにも関わらず、後ろの4人はガヤガヤと騒いでいた。

 

 全く・・・少しは緊張感を持って貰いたいものだ・・・。

 

 

そんな空気のまま航行すること1時間・・・

 

 

「あれ、レーダーに感あり。Unknow目標5、方位060、距離60km」

ふとかがが呟く様に言った。

俺もレーダーを見ると、確かに5つの光点が表示されていた。

しかし、まだ距離が十分あり、目視では見える距離では無い。

「ほんまや。まだだいぶ離れてるけど、こいつら俺らの前横切って行くコースやけどこのままやと数十分後に接触するで!」

「そもそもUnknowとなると・・・敵かもしれないぞ?」

「敵だった場合厄介だ。確認を取ろう」

俺はそう言って前を航行していた雷に話しかけた。

「雷、お前たちの仲間で今日この辺りを航行している奴っているか?」

「うん?・・・たぶん居ないわ。どうしてそんな事聞くの?」

「3時方向から5隻の艦が接近しているだろ?」

すると雷はキョロキョロ辺りを見回した。

バッカ、目視じゃまだ見えるわけ無いだろ。

「どこよ?」

「目視で見えるわけねぇだろ」

「はぁ?大体その艦隊との距離は?」

「距離58kmだ」

それを聞いた他の娘達も驚いていた。

一体お前らどんなレーダー積んでるんだ・・・。

「え・・・58km?」

「信じられないのです」

「本気で言ってるのそれ?」

「ハラショー」

明らかに信用されてないな・・・。

「あぁそうだ。あと数十分で目視距離に入るが、それまでに敵か味方か知りたいのだが・・・」

「・・・ねぇ、あなたの電探が壊れてるんじゃないの?」

電探・・・レーダーの事か?

腹立つな・・・最新鋭艦舐めんな!。

俺はイラつく心を抑えて何とか平常心を保つ。

「壊れてないな。他の奴らも探知してるからな」

そう言うと、いかづちがこちらにグーサインを出した。

「えっと・・・じゃぁ・・・深海凄艦が迫っているって事?」

顔を真っ青にした暁が震えながら聞いてきた。

「・・・取り敢えず東に針路変更よ!」

「「「「了解((なのです)ぽい)!」」」」

 

こうして何とか難を逃れることが出来た。

 

そしてそれから数時間後・・・

 

俺たちは、娘達の基地(鎮守府)があると言う小さな島に着いた。

その頃には日はとっくに落ちており、灯台の明かりが少し眩しかった。

 

俺たちはそのまま港内に侵入していった。

港内はレンガ造りの建物が多く、外灯はガス灯ばかりであった。

「なんや古めかしいな・・・」

「どうやら艦だけでは無く、科学技術も第二次世界大戦レベルのようだ・・・」

「技術開発が遅れているのか?」

「さぁね?もしかしたら年号も昭和だったりして・・・」

そうこうしている内に桟橋が見えてきた。

桟橋には古い軍服に銃を装備した男の姿や、セーラー服や巫女服を纏った女共がヒソヒソ話しながらこちらを見ていた。

・・・ッチ、鬱陶しい・・・。

はたまたイラッとくる心をねじ伏せながら平常心を保った。

その後俺たちはスロープを使って上陸した。

そして、スロープを昇り切ったところにある倉庫に誘導された。

倉庫に入ると前に居る娘共と同じ様な装備が沢山置いてあった。

俺たちは奥へ奥へと誘導され、一番奥にある分厚い鉄扉で隔たれた部屋へと誘導された。

そして雷がこちらへひらりと振り返って言った。

「じゃぁここで艤装を外して」

俺たちは素直に艤装を外した。

だって全員銃向けられてるんだもん・・・。

「外したら私に付いて来て。今から提督のところに案内するわ」

「提督?」

「そう。私たちの頼れる上司。そして優しいお母さんみたいな存在よ」

・・・男じゃないの?」

「男じゃないわよ」

しまった・・・声に出ていた・・・。

そして後ろの4人はこの状況を死んだ魚の様な目で飲み込んでいた。

後ろの四人には銃口を頭の後ろ10cmくらいの所から向けられている為、ヘマを仕出かすと命は無いも同然だ。

・・・可愛そうに・・・。

 

そして俺たちは木製の建物に入り、木で出来た床をコツコツと歩きながら、ただただこの後の待っているであろう拷問について考えていた。

そしてこんな運命に逢わせた女神に何発叩き込もうか考えていた。

そうしている内に、提督が居るという部屋に着いた。

「ここが提督の部屋よ。提督、入るわよ」

雷はドアをノックし、入った。

そして俺たちも後に続いた。

 

 

 

 

中に入ると真っ先に目に入ったのは、よく校長室で見かけるようなデスク。

そしてそのデスクの手前にフカフカのソファが置かれており、ソファに挟まれるようにガラス張りの背の低い机が置いてあった。

 

そして何より目を引かれたのは、窓際に立ち、背中をこちらに向け、白の軍服に身を纏い、軍帽の隙間から黒い後ろ髪を垂らし、白い手袋をつけた手を後ろで組んだ女性の姿だった。

やがてその女性は俺達(後ろの兵士含む)全員が部屋に入った事を感じ取った様にくるりと俺たちの方に向き、俺たちの方へ歩いてきた。

(どうでもいい事だが俺は気づけば仲間の4人に2:2で挟まれていた・・・つまりセンター)

整った顔立ちに、何処と無い幼いその顔はまだ中学生か高校生くらいに見える。

俺よりも5cm位小さいその身長の割には豊かな胸部装甲・・・。

そして、吸い込まれそうなその黒い瞳は、人を魅了するだけの力がありそうな気がした。

 

俺は生まれて初めて人を見て美人だと思った・・・。

 

やがてその女性は、少し釣りあがったほんのり赤みがかった唇を動かした。

 

 

 

 

「やぁ諸君。大和国海軍呉鎮守府へようこそ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、心の底から「え?」って思った・・・

 

 

 

 

 

 




最後の方からこんごう君のお口が悪くなっていってるよぉぉぉ!
(うっせぇな!喧しいぞ耕作!)
はいぃ!すみません!

というわけで次回、連れて来られたこんごう君たちはどうなるのでしょうか?


気長にお待ちください!




では!
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