原作主人公とその友人を弄くりまくってしまった。
一応、自己解釈ってあるし、大丈夫ですか?
俺、兵藤一誠はあの時から、無事進級しました!
あれから、色んな意味で地獄が始まった。
奉仕活動って言うのは、美化委員会と風紀委員会の共同でのボランティア活動。後は、風紀委員会活動(付添人あり)別にこれは地獄じゃない。その他だ。
その他は、俺達の煩悩制御の為の滝行。冬は、暗い小部屋での読経。
この、滝行も読経も大した事なさそうだけど、そんな事なかった。
最初、滝行したら足ガクガクで立つ事すらできなかった。
読経は終わったら目の前がぐるんぐるんになったし、慣れる迄本当に辛かった。
エロにすら反応出来なかったくらいだ。
暫くそれ続けてたら、ボクサー体型になって怠くなるし、キツくて止めそうになったし、逃げようって思った。
松田と元浜もそう思ったって言っていた。
逃げようって思えば逃げられたって思う。でも、斉宮、灯は只、俺達に付き合った。灯は俺達に奉仕活動と精神修行に関係無いのに付き合った。
・・・格好良い事じゃ無いけど、灯に負けたくないって思った。そしたら、修行頑張れた。
そもそも、灯は別にエロを否定してはいないんだって。ただ、俺達の所業があんまり過ぎて、自制しろって事らしい。
そのお陰なのか、エロは自制出来て来たとは思う。
「兵藤君、松田君、元浜君。今日は上がりで良いよ」
「あ、はい。これ片付けたら上がります!松田早くそれ入れろって」
「ほれ、三人とも今日の駄賃な」
そう渡されたのは、アクエリ三本。
最近、副委員長さん達からも信頼されて来ていると思う。
委員長さん達に頭下げて帰る事になった。灯から、今日は上がったら帰って良いと言われていたし・・・
「なぁ、今日どうする?」
「見ちゃいます?」
AV・・・見る気分じゃねぇな。
「あー、今日は良いや。気分じゃねぇ」
「なんだよー、付き合いワリーぞ」
「しゃあねぇ、元浜行こうぜ。イッセーまたなー」
二人には悪いけど、AVを見る気分じゃなかった。
多分最近見てる夢のせいだと思う。
滝行とか、読経とかを初めてした時は泥の様に寝てたけど、最近余裕が出て来たみたいで、不思議な夢を見る様になった。
真っ赤なドラゴンの夢。
それもRPGに出てくる様なとびきりカッコいいヤツ。
そのドラゴンが誰かを乗せて空を飛んでいるんだ。
何か話しているけど、かなりペラペラの英語で、聞き取りずらかった。
だけど、雰囲気は分かる。
ドラゴンは誰かをとても大切にしているって言うのが分かった。誰かもドラゴンを大切に思っているのが分かった。
それは、何処と無く神聖な1枚の絵みたいだと思った。
そんな風景を見たら、AVを見れる訳なかった。
そんな事を考えていたら、騒がしい感じがした。路地の所に大学生っぽいヤツ等が女の子の手を掴んでいた。
俺は咄嗟に灯から渡された風紀委員の腕章を、腕に着けた。
いざと言う時、駒王学園風紀委員会の名前出せと言われている。
「おい、その子をはなせ!」
大学生達は、訝しげに俺を見て、腕章を見てぎょっとした。
あいつ等、どんだけ勢力広げてんの?
「駒王の風鬼委員会」
「ちっ行こうぜ」
逃げるように大学生達は立ち去って行く。
・・・うん、この腕章。あんまり使わない様にしよう。・・・何かめちゃくちゃ怖い。
「あ、あの助けて頂いて・・・ありがとうございます!」
絡まれた女の子がお礼を言ってくれた。
ちょっと、いや、かなり照れるし嬉しい。学校じゃ微妙に変態扱いだ・・・。
自業自得だけどな!
・・・だけど、何だろう?この、女の子から何か変な違和感が感じられた。
「あの、是非お礼をしたいのですが・・・」
「へ?あ、いや、大した事じゃ無いんで・・・後、こう言う所って物騒なんで気をつけてください。そんじゃ、失礼します!」
俺は、その子から逃げた。
俺は知らなかった。その子が虫ケラを見る様な目で俺を見ていた事を・・・
「・・・聞いていた話とは、違うのね。ふうん・・・生意気に警戒しているなんて」
「よう、さっきぶり。連れないよなぁ、あんたから誘って来たってのに」
ニヤニヤと逃げた大学生達が女生徒に絡んで行く。
彼等は気がつかない。先程迄の喧騒が消えていた事に。
彼等は気がつかない。その女生徒が彼等を嘲笑っている事を。
「馬鹿な奴ら、あのまま逃げていれば余計なケガしなくてすんだのにね」
突如として、黒い羽が彼等の視界を覆う。
脇腹に、鋭い痛みを感じ彼等は我を忘れる。その叫びを彼女は嘲る。
散々嬲り彼らが虫の息になった頃、飽きた様に飛び去る。
彼女の次の玩具は親切に自分を助けた虫ケラだ。
彼女は嗤う。どう遊んでヤろうか。
彼女は知らない。自分が何の逆鱗に触れ、自分の未来が永劫のどん底に落とされる事を。
「すみません、路地の所で人が三人大怪我しているんです。一応、応急措置程度は・・・、はい、一刻を争うかと・・・はい、自分は駒王学園の風紀委員です」
そう、彼は携帯の通話を切る。
そして、倒れた大学生達の周りに散らばった羽根を拾い上げた。
「これは、堕天使?」
堕天使が、駒王町に入ったと言う話は聞いていなかった。
「委員長が怒らないと良いのですが」
彼は悪魔だ。
敬愛する主が信頼する風紀委員長に、彼を含めた眷族達は、悪魔ではないが風紀委員長を己の主と同等に敬愛していた。
此処最近、三大勢力やらかした事で主を含めた日本側の秩序が疲労困憊に、陥っていた。
元三大勢力側の悪魔として、本当に恥ずかしい限りだ。
「全く、此処の管理者はやる気あるのですかね?侵犯に当たるのに・・・気がつかないなんて・・・まさか、依頼されて初めて知っているとか?・・・だとすれば管理不行き届きに成ります」
丁度、救急隊がやって来て迅速に彼等を運んで行った。
警察も事情を聞きに来た。彼は当たり障り無い様に話した。
結果、不良のいき過ぎた喧嘩と言う事になった。
事情聴取を終わらせた彼は再び携帯を鳴らす。
「委員長。どうも堕天使が許可なくこの地に侵入した様です。はい、被害者は大学生三名。意識不明の重体です」
愚か者が、逆鱗に触れる。
何も知らずに、理解せずに。
某アパート式修行。
精神鍛えるのに最適かなと出してみました。
某アパートの主人公も直感が鋭くなってましたから。