ハイスクールI×B   作:兵太郎

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今年最後の投稿です!


電撃

チェーンソーを持った双子が、小猫と御坂に突撃を仕掛ける!大きく振られた刃を、二人は最小限の動きで避ける。

「美琴はこの二人をお願いします。私は戦車を!」

小猫は手を床につけ四つん這いになると、両手を使って低い姿勢のまま前に出る。右へ左へ動きながら、敵戦車に迫り行く!

「それくらいの揺さぶりで私が動揺するとお思い?喰らいなさい!」

雪蘭の拳が小猫の顔面目掛けて飛ぶ!それを小猫は首を傾けて避けるが、頰に一筋、線が入った。

「それでも避けた!ならば攻めさせて……っ!?」

雪蘭は放った拳に引っ張られるように、小猫の横をすり抜けて行く。慌てて方向変換する小猫。その背後に、兵士の少女の棍が迫る!

 

「気配を読めば、丸わかりです!」

 

小猫は即座に両脚で棍を掴み、両腕の力を使って勢いよく宙に跳ぶ!思わぬ動き、そして戦車のパワーに兵士の少女から棍が離れる。小猫は空中で棍を両手に持ち変えると、兵士に棍の一撃をお返しする!

脳天に直撃を喰らった兵士は倒れ、足元から光になって消えていく。

『ライザー様の「兵士」、一名リタイア』

 

「あーもーうるさい!アナウンスも聞こえないじゃないの!」

御坂は両手に電気を集め、周りを飛び回る双子のチェーンソーに向かって電撃を飛ばす。

「無駄だよー!この武器は私達の魔力で動いてるんだから!」「電気で壊れたりしないんだから!とっとと切られちゃえー!」

 

大雑把に振られる刃を余裕を持って避けながら、御坂はスカートのポケットから小袋を取り出す。それを双子の片方に投げつけた!

 

「そんなの切っちゃうよ!……ぶわっ!?」

 

切りつけられた小袋、その中から飛び出したのは砂!

 

「掛かったわね!喰らいなさい!!」

 

御坂は砂を被った少女に、電撃の槍を飛ばす!!

 

「させないよ!」

 

が、相方がチェーンソーを間に入れ電撃を受け止める!電撃はチェーンソーにぶつかり霧散し、その間に砂を被った少女はハンカチでそれらを全て拭った!

 

「小細工の目くらましを喰らっても、立ち直るまでもう一人がカバーすればいいんだよ!それが私達のツーマンセル戦法!」

「もう小細工は効かないよ!大人しく切られちゃえー!」

 

またも御坂に刃が迫る。御坂は後ろに真っ直ぐ逃げるが刃はそれを追いかけてくる!御坂は手を伸ばし、双子の顔面に向かって電撃を放ったが、双子はチェーンソーで防御する!

 

「電気がうざったい!その手をぶった切ってあげる!」

 

手に向かうチェーンソー!御坂は腕を引っ込められない!そして手が届き--

 

「えっ!?」「どうして!?」

 

刃の回転がピタリと止まった!!

 

御坂は止まった二つの刃を掴み、重ねる。その瞬間刃が再び動き出し、お互いの刃を削っていく!

 

「さっきあんた達が切った袋は砂鉄入り!それをチェーンソーに浴びせ、電撃で砂を刃の出入り口に固定して、回転を数秒止めさせてもらったわ!」

 

御坂の手元に砂が集まり、剣が形成される!

 

「今までの攻撃で服の端がビリビリなんだから!お返しよ!!」

 

砂鉄の剣で、一閃!双子は同時に光となった。

『ライザー様の「兵士」、二名リタイア』

 

「よし、小猫先輩行くわよ!!」

アナウンスを聞くとすぐに、御坂は外に向かって走る!小猫も組み合っていた雪蘭を力で剥がし、外に全力で走る!

 

「ま、待ちなさい!急にどこに……っ!?」

 

突如鳴り響く轟音!その音源である真上を見た瞬間、雪蘭の視界が光で埋まり……

 

遅れてやってきたゴロゴロという破裂音、それが鳴り止む頃には雷が雪蘭を完全に呑み込んでいた。

 

崩壊していく体育館、それに巻き込まれるギリギリで脱出した発展途上コンビは、拳を合わせる。

 

「さぁ、急いで戻りましょう。もしかしたら上条が抜かれてるかもしれません」

「リアス部長に危機が有ったら大変だし、急ぎましょう!」

 

小猫が一足先に、入り口から飛び出し……

 

 

カチッ、という無機質な音、そして爆発が起きた。

 

 

小猫が空に舞う。その身体が光となって消え行くのを、御坂は何が起きたかわからず呆然と見上げた。

 

「あら残念、二人いたのね。まぁ、あの四人相手に一人で相手出来るような方は、こんな攻撃でやられはしないでしょうしね」

その背に掛かる嘲笑。空中から御坂を見下すのは、ライザーの女王、ユーベルーナ。

御坂が地面に電撃を流すと、体育館の近くから遠くまで、合わせて十数箇所で爆発が起きる。

 

「何よ、こんなに罠ばっかり仕掛けて。そんなに私達が怖かったの?」

 

御坂が睨むとユーベルーナは怖い怖いと口元を扇で隠す。

 

「生き残ったのは幸運だったのかしら?不幸だったのかしら?次はあなたを爆破してあげるわ」

「じょーだん!私がそこから叩き落としてやるわよ!!」

 

 

 

 

 

 




次回、上条アンド木場!

今回も読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
これからもよろしくお願いします!
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